Top / QBlog / 2017-02-12

コーラルからのお願い。こんな不動産業者にご注意を!

who is the illegal





みなさま、こんにちは。コーラル、経営戦略室のごんだです。いつもは、購入者様向けのコーラルのサイトで、ブログを書いていますが、本日はこちらにお邪魔しましたっ。最近はちょくちょくこちらにもお邪魔しております。


日本には、全国で10万社にものぼる不動産会社があるといいます。三井、住友など誰もが知っている大手企業から、コーラルのような中小企業まで。業務も、賃貸、売買、管理など会社によってさまざまです。

今まで住んだり持ったりしていた中古マンションや一戸建てを売りたいという時には、インターネットで情報取集し、まずネットから無料の机上査定をして、不動産業者と接点を持ち、それから対面での訪問査定、不動産業者を選び媒介契約をし、売却活動に入るという流れですね。テレビCMをしているような大手不動産会社以外には絶対依頼したくない、という方や、中古物件の売却を過去に経験なさっている方でひいきの業者がいるような方、地場の不動産会社に任と決めているような方以外は、既に不動産会社を知っていて、会社から選ぶという方は少ないと思います。

多くの方が、売買を委託する会社をインターネット経由で探すといっても、あくまで入口にすぎません。机上査定の後は、オフライン。訪問査定をしたり、契約したりするのは、あくまで対面になります。ネットショッピングのようにいかず、インターネットだけでは完結しないのが、住まいの売却です。

人と人とがダイレクトに関わるからこそ、お付き合いする不動産会社のあり方が非常に大切だと考えています。そこで私からお客様に声を大にして言いたいのが、「こんな不動産会社には気をつけて!」ということです。

つい最近、先月から今月にかけて亀戸本社で話題になったある不動産会社とその営業活動を例に挙げたいと思います。

まず、ちょっと不審な入電がありました

とある地域で、条件が良く、価格も安い物件をお預かりしました。その地域では珍しい駅近の一戸建てでした。

その物件は、売り出し当初から人気で、他社からの問い合わせ電話も多く、1日に5~6件あった日もありました。さすがに人気でしたから、すでに契約の予定が入っているのですが、この物件に困ったことが起きました。

ある日、亀戸本社で仕事をしていたところ、1件の電話が入ってきました。今まで聞いたことのない不動産業者さんからで内容は、「○○町の一戸建てはまだありますか?まだお客様にご紹介可能ですか?」という一般的なものでした。

(不動産業者の仕事として、買主様にご紹介する物件は、契約済みでないかなどを、事前に物件を取り扱う大元の業者に電話するのです。通称、「物件確認」です)

電話主の業者さんが嫌におどおどした様子でしたので気になったのですが、私は、「そちらの物件、ございますよ」とお答えし、先方からは、「お客様へのご紹介、がんばります」とのご挨拶があり、電話はスムーズに終わりました。

(この「ご紹介、がんばります」というのも、業界あるあるフレーズです。物件確認電話の切り際によく言われる定型文のあいさつのようなものです)

そのまた数分後、同じ業者のおそらく同じ方から、まったく同じ内容の電話がありました。おかしいなとは思ったものの、2回とも周囲のガヤガヤが聞こえ、外出先からの電話のようでしたし、忙しすぎでメモするのを忘れるなど何か事情があったのだろうなと思い、そのまま業務に戻りました。

マンション、一戸建ての売り出し、電柱ビラに要注意!

その数日後、物件担当スタッフが内見のお客様をご案内するために、物件に向かったところ、行く道の電信柱に、その物件の見知らぬチラシがありました。あたかも、チラシを作った不動産業者の物件であるような内容のものでした。コーラルではもちろん作成しておりません。

スタッフは、すべてのチラシを回収し、ご案内終了後、電柱ビラ(電信柱に針金などで封筒に入れた物件販売チラシをくくりつけること)について社内で報告しました。電柱ビラは、違法行為で禁止されています。

そのチラシは、物件の写真も実際とは異なっていて、「現地案内・建物説明会」とありましたが、それもコーラルを通さなければできないことです。

チラシを私が確認すると、先日、おどおどした声で立て続けに同じ電話をかけてきたあの業者の名前があったのです。販売スタッフから、記載されていた番号に電話をかけたのですが、応答はありませんでした。

10年前であればこういった違法行為をする業者は多かったとのことです。未だにこのようなことをする同業者がいることに、スタッフ一同憤りを通り越して、がっかりしてしまいました。


敷地内(!)にカラーコーンとチラシ

またまた物件担当スタッフが内見のお客様のご案内で、物件に向かったところ、物件の駐車場にカラーコーンが置かれ、「未公開物件!」と銘打ったチラシが貼られていたそうです。

コーラルは、インターネットでの物件の情報公開、すなわち、広告、宣伝活動を非常に大切にしています。情報を囲い込んだり、お客様を囲い込んだりせず、大手を含む他社との連携も重要視しています。まだまだ小さな会社ですから、他社との連携は大切です。売主様からの特別なご要望がない限り、物件情報を「未公開」にすることはありません。

もちろんチラシは回収しました。再度、チラシに書かれていた会社に電話し、カラーコーンを撤収するようにお伝えし、今回のような行為をやめていただくように伝えました。確認すると「それは確かにうちですね」と平気な様子で開き直っていたそうです。不動産会社を立ち上げて、長い会社でもあったようです。う~ん・・・極端かもしれませんが、ずっと違法な営業活動きたのかもしれないなあ、と思ってしまいました。

もし、この会社に買主様からお問い合わせがあったら、どのように対応したのか疑問でなりませんでした。

今回の学び!こんな不動産業者には気を付けて

2016年8月からコーラルで働いている私は、町中のそこかしこで見かける電柱ビラやカラーコーンチラシが違法だということを、今回初めて知りました。

さらに、今回のケースのように、販売元の不動産会社の許可なくその営業行為をしているという現実もあることを体験しました。

そのようなビラは「駅近○分!」「出物!未公開!」などと非常に魅力的なキャッチコピーがついていて、おもわず「おっ?」「いいなあ~」と覗いてしまうこともあったので、本当に驚きました。

みなさんもこういった営業活動をしている不動産業者は避けてください。

不動産の売買仲介は、その物件を持っている不動産会社以外にも依頼することができます。もし、町中の電柱ビラなどで気になる物件があったとしても、その業者に問い合わせずに、インターネットで検索するなどして、本当にその物件が売り出されているのか確認してから問い合わせることをお勧めします。

売主様からお預かりし、売却活動をしている物件は、大切な商品です。むしろ、住まいにお客様それぞれのストーリーが存在し、それを大切にしたいと考えているコーラルにとっては、単なる商品ですらないと思っています。また、売主様とご相談しながら、売却戦略を練り、打ち出していくことを大切にしていくこと自体が、コーラルのサービス品質です。

ですから、こういった売主様を無視した営業行為をされること自体に、憤りや疑問を感じます。違法行為であるということも重要ですが、それ以前の問題だと思います。


不動産業界に透明性を

ただでさえ、不動産業界は、良いイメージを持たれていない方も多い業界です。コーラルでは、弊社代表メッセージにもあるように「不動産業界に透明性とあたりまえを」という言葉を、大切な企業メッセージとしてとして活動をしています。

自社がそうあろうというだけではなく、業界もそのようにしていきたいという企業姿勢に魅力を感じ、入社したいと思ったのです。

入社し半年がたとうとしている今、だんだん分かってきたことがあるのですが、不動産購入は、単なるお買い物ではありません。人生で一番と言ってもいい程の高額商品であることもさることながら、日々の暮らしをそこで営むようになるということの重みをよく感じます。そこまで、人の人生にかかわる仕事なのだと。

お客様の大切なおうち探しの手伝いをするのですから、誠実なビジネスをしなければならないと思っています。



それではみなさん、またブログでお会いしましょう~。




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