不動産流通推進センター(旧:不動産流通近代化センター)

不動産流通推進センターとは、不動産業の近代化を推進するための組織で、1980(昭和55)年に設立された公益財団法人で、国民生活の安定向上と不動産業の振興に寄与することを目的に、国庫補助と不動産業界などからの出えんによって設立されました。
それ以来、安全・安心な不動産取引を実現する不動産業の発達支援を行い、一般消費者の利益になる事業を行っています。

その主要な業務は、

◆調査・研究
(1)不動産流通の推進に関する調査・研究の実施(不動産流通センター研究所にて実施)
(2)不動産ジャパンの運営(物件情報検索・取引実務情報公開等の総合サイト)
(3)価格査定マニュアルの作成・普及の推進(WEB形式で公開/有償)
(4)指定流通機構制度の支援(REINSシステムの仕様の整備)
(5)不動産取引からの反社会的勢力の排除(連絡協議会の運営)

◆不動産相談
消費者や不動産業者からの不動産取引一般に関する幅広い相談に専門の相談員が応じています。相談内容のうち他の参考となる事例については、Q&A化し、HPで公開なども行っています。

◆教育事業
(1)講習・研修事業(WEBを活用した通信講座の開設他)
①受講生のレベルに応じた多様な研修
②宅地建物取引士の登録に必要な登録実務講習
③取引士試験受験に際して優遇措置が受けられる登録講習
④不動産流通実務検定“スコア“
(2)不動産コンサルティング技能試験・登録事業及び普及活動等
推進センターでは、国土交通省大臣への登録に基づき試験・登録を行っています。
技能試験合格者で登録要件を満たしている方は、「公認不動産コンサルティングマスター」として認定されます。
(3)教育支援事業(講師派遣等)
(4)出版事業
①研修・講習テキスト等の出版
②不動産業に係る各種統計情報「不動産業統計集」等をHPで公開

◆債務保証・助成
不動産業者等が共同で行う事業等に対する金融サポートとして債務保証事業を行っています。
①地域再生等支援事業(地域の再生・振興等の事業を共同で実施する資金)
②協業化事業円滑化事業(不動産の証券化を目的とした特定資産を取得するための資金)

などがあります。

不動産流通推進センター


このように多岐にわたり不動産取引を実現する不動産業の発達支援を行っていますが、一般消費者の利益になる事業としては不動産流通4団体((公社)全国宅地建物取引業協会連合会、(一社)不動産流通経営協会、(公社)全日本不動産協会、(一社)日本住宅建設産業協会が参加する不動産物件の検索サイト「不動産ジャパン」の運営が身近な事業かもしれません。

不動産ジャパン

不動産ジャパンは物件選び(一般消費者向けのコンテンツ)からトラブル対応(不動産業者向けのコンテンツ)まで、幅広く奥行きのある有益で安心・安全な不動産取引をサポートする総合情報サイトです。

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