Top / QBlog / 2016-09-22

風評被害って恐ろしい

自分が所有するマンションを、売買市場に売り出すときの目安って知ってるますか?
マンションや戸建て住宅など不動産には定価と言うものが有りません。
それは世界で1つしかないものだからです。
特にマンションでは新築マンション購入時は同じような間取り、同じ設備を有していたとしても、月日の経過とともにその評価も大きく異なることになります。
また、社会的な背景で上昇するときもあれば、運が悪ければ下落する時だってあります。
時に今は2016年9月22日。
2016年9月10日の(公財)東日本不動産流通機構発表によると、

2016年9月10日の(公財)東日本不動産流通機構発表によると、2016年8月度の首都圏中古マンション成約件数は2,384件(前年同月比1.3%減)と、 再びマイナスになったとのことです。東京都だけで見ると1,200件(同1.3%増)で上昇してますが埼玉県、神奈川県がそれぞれ減少しています。
また、(株)東京カンテイによると、 首都圏における中古マンションの平均価格が3,494万円と前月比+0.6%で、7ヵ月連続の上昇中との発表がされています。

そんな中、東京都が進めている築地市場移転。

築地市場の新しい移転先の豊洲新市場(江東区)に、今、大問題が発生しました。
豊洲新市場の主要施設下で、都が土壌汚染対策に実施したとしていた4・5メートルの盛り土が行われていなかったという問題です。
これが何故問題なのかは専門家に任せるとして、今回、私が問題にしたいのは、東京都の新都知事 小池百合子知事が都の「虚偽」説明を発見したことです。
都はこれまで、築地市場(中央区)の移転先である豊洲新市場(江東区)で、土壌汚染対策として「盛り土」を行ったと説明してきたが、一部で実施されていなかったのです。
これは大問題なのではないでしょうか。
この説明、都の説明に嘘が有り、都知事が小池知事にならなければ隠していましたってことではないでしょうか。
なんと言うことでしょう。
何をどう信用していいのか、わからなくなります。
公共機関である都の発表には間違いがないことが前提で物事は進んでいくことばかりです。
しかし、その土台になることに間違いが有ったら何をどう信じ物事を進めていけばいいのでしょうか。
その結果、とうとうと言うべきか、下記の記事が出ましたね。
9月21日の『夕刊フジ』からです。

豊洲マンション“暴落危機” 風評被害が直撃 資産価値3割減とも…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160921-00000003-ykf-soci

去年の横浜のマンションくい打ち偽装問題の時も一時マンション売買市場では異様な空気が流れました。
これをきっかけとしてマンション価値が落ちてしまうのではないかと言う空気です。
そこは民間問題でしたので、何とか難を逃れましたが、さて今回の豊洲新市場はどうマンション市場に影響するでしょう。

豊洲新市場の今回の問題は、その他に大きな問題(実働経費負担問題など)が有り、その問題をクローズアップさせられないためとしか思えないものです。
言い換えれば、今起こっていることは、ガセネタを基にしたいわれなき豊洲への中傷なのです。
売却・購入を検討している方はしっかりと、状況を見極めま判断しましょう。



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