住宅を有利に買う時期はいつが良いのか?
家は一生ものとして買う。
昨今、この言葉はもう過去のこととなってしまった感があります。
東京などの都市部では、すでに車が売れていないように、家=住宅を買わず一生賃貸でも良いと考えている人が増えています。
ただ、それでも買う人にとって家は、一生のうちで最大の大きな買い物となるため、十分に考慮して買うことになります。
では、買うタイミングはいつが良いのか?
実は人それぞれですが、多くの場合は結婚や出産などを期になるようです。
最近は親からの資金援助で購入を決断された方も多くおられます。
ここでは、家を買うタイミングについて自分の生活の中でどの時期が一番適しているか税金面から見てみたいと思います。。
☛ 家を買うに良い時期とは(家族構成から見た場合)
☛ 女性のマンション購入時に気をつけることとは
税の改正
今、平成27年の税制改正大綱で、最大1000万円だった住宅資金贈与の非課税枠を上げ、期限も平成31年6月まで延長となっています。
これは落ち込んでいる住宅市場を刺激するのがねらいでしたが、見事にその狙いは当たった今の住宅活況状況となっています。
平成27年中は1500万円でしたが、平成28年1月から9月は1200万円に引き下げ、平成29年4月の消費再増税前の駆け込み需要を抑えるためで、住宅は増税の半年前に契約すれば引き渡しが平成29年4月以降でも旧税率が適用されています。
有る一定の条件を満たした住宅の贈与非課税 最大3000万円に
新築住宅は税制面から
今(平成28年4月~平成28年9月迄)は
買うに不利な時期でした。
理由は、平成28年10月には3000万円へ引き上げ、その後平成29年10月から徐々に縮小させ、平成31年6月末まで使えるようになっています。
以上から、家=住宅を買う時期は今(平成28年4月~平成28年9月)では有りません。
ずばり、平成28年10月から平成29年9月までの間です。
この時期に購入すれば、最大3000万円まで住宅贈与非課税枠が使えるからです。使える要件さえ満たしていればこの最大3000万円まで住宅贈与非課税枠はとても大きな自己資金になるわけですから、是非利用すべきですね。
尚、消費税率10%が適用される住宅購入者の平成28年10月から平成29年9月までの非課税枠については一般住宅では2,500万円となります。
※ある一定の要件とは、良質な住宅用家屋(耐震・エコ住宅)です。良質な住宅用家屋の範囲にはバリアフリー住宅、エコ住宅(一次エネルギー消費量等級4以上の住宅)は入ります。
一般住宅に係る非課税枠は 700万円 となります。
但し、ある一定の要件を満たさない一般住宅(個人所有の中古住宅はここに含まれます。)に係る非課税枠は 700万円 となります。
中古住宅の購入時期はいつが良いか
平成28年10月から以降が良い時期です。
理由は、新築住宅が多く売りに出る時期となり、結果中古住宅需要は弱くなるからです。
備考
改正前は、贈与を受けた時期によって適用される非課税枠が決まっていましたが、改正後は、住宅用家屋の取得等に係る契約の締結時期によって決まります。
東日本大震災の被災者については、非課税枠(良質な住宅用家屋:1,500万円、一般住宅:1,000万円)を平成31年6月末まで継続しいぇいます。
住宅取得等資金に係る相続時精算課税の特例(贈与者の年齢が60歳未満の場合でも相続時精算課税の適用が可能)についても、平成31年6月末まで継続します。
財務省 平成27年度税制改正HPから転用
リンク
☛ 財務省 平成27年度税制改正HP 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置の延長・拡充ページへ
☛ 購入時に役に立つサイト
☛ 購入お役立ち情報と豆知識
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