売買の成功も起業の成功も基は同じ
前回から続きます。↓↓
父の数回の起業はそのすべてを我流でやってうまくいきませんでした。
その結果、父はもう起業なんかするもんじゃないと思ったそうです。
しかし、コーラルの買取の話が舞い込みました。一応そのことを母に相談したそうですが、このとき父は買い取るつもりはなかったそうです。
失敗の連続ではそうする判断もあるでしょう。
しかし、母は買い取ることを決めました。
父がやらないなら母が社長としてコーラルを運営することに決めたそうです。
しかし、母がコーラルを買い取る時、父は反対したと言います。しかし母は失敗してばかりの父の言うことに聞く耳を持たなかったとのこと。
母言わく、「自分は何もできないから、はじめから初心なので会社運営やマーケティング、セールスのすべてをその道の成功者に学ぼう」と決め、父にもそのようにしなさいと言ったそうです。
母はとても素直でなんでもすぐ吸収する性格なところがあります。
母とは、井上正子代表のことです。
ここでちょっとだけ母のことを書きますが、代表はあまり家庭環境が良かったとは言えない環境で育ったそうです。
中学生15歳のとき、母の母（祖母）がガンで長期入院を繰り返していました。母21歳の時に他界したそうですが、入退院を繰り返していたそうです。
母は長女で、下に7歳、歳の離れた妹がいるのですが、その妹の面倒も母が親代わりに見ていたそうです。
母は可能なら看護師になりたかったそうですが、その夢を諦め、高校も進学校へ進むのは諦め、自宅から近い就職にとても有利なアルバイトも許可されている県立高校に進学して、アルバイト生活を送ったそうです。当然祖父は祖母の治療代を負担しなければならないので、母は家のこと、自分のこと、妹のこと、その他火事全てを担ったいたとのことでした。
そして祖母の入院にも度々面会に行き、看病をしていたそうです。
妹の小学校卒業式も、中学校の入学、卒業式も、高校の入学、卒業式も全て祖母の代わりに出席してきたそうです。
その妹も
高校を卒業して社会人になったとき、母は、ふと何か自分でやってみたいと思ったそうです。（このときは小料理屋をやりたかったらしいのですが、）
しかし、父と出会い結婚してしまいました。
理由は、わたしがお腹に出来たから!(^^)!
で、家庭に入って父の起業をそっと見守っていたそうです。でも父は失敗し続けました。アホですね(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
その結果、父は愛知県田原市トヨタの工場で期間工として出稼ぎに行きました。
でも、夢を諦めきれない父は、すぐ東京の帰ってきて、不動産屋に勤め始めました。
しかも、十分な給料をいただき、もう起業はいいやって思ってその時の状態に満足していたそうです。
しかし、
母は、夢を諦めていなかったのでしょう。
コーラルを買ってしまって母が社長として運営することを決断したのですから。
このとき、父は決めたそうです。もう後がないから、初心に戻って初めからやり直そうって。またコーラルを運営ではあくまで裏方で頑張ろうと。
もう一つも決断しました。もう二度と失敗しなくないので成功している人の考えをインストールすることを。
母はとても素直で頑張り屋ですが、しかし、大学にも行けず勉学に勤しむこともしたことがなかったので、まずは成功者の見様見真似で会社運営するしかなかったのです。
その結果、父も母もある著名な50億円企業の社長の教えに耳を傾けたのです。
その社長はまだ若いのに、若くして一代で50億円企業を従え、いまだに売上高を更新し続けているのです。
その教えに耳を傾けるほうが成功には近道と考えたのです。
その時、その50億社長の言われた言葉は 『私もそうしたように、あなたの常識は全て捨てなさい。こころからまっさらになり成功への近道を真似しなさい、』
でした。
つまり、「えっ、なんでこんなことするの？、わたしならこうする。って考えを全て捨てなさい、あなたが成功したいなら学校や今までの起業で得た知識は全部捨てなさい」
でした。
言い換えれば、全部真似しなさい！、と言われたようなものです。
とにかく自分の考えは挟まずに、「全てイエス」と答えて、実行することでした。
当然、言われた通りにしましたが、これがすごく良かったです。
事業成功者の”成功する当たり前”がインストールされ、そのおかげで結果が出るようになりました。
一代で起業した会社を50億円売り上げを数年も続け、まだまだ売り上げを更新し続けている人になると、一般の普通の人とは当たり前の基準が全然違うといいます。
また実際全く違うそうです。
しかし、多くの人がなかなか自分を捨てられません。
今までやってきた自負があるし、自分にはできないかも？という不安もあります。
大人数のセミナーや受け身の教材で学ぶと、やり方は学べますが、自分の考えや経験、知識で判断しています。
経験がないのに、自分一人で勉強してがんばろうと思うと時間ばかりがかかり、大変です。
もし、いちいち自分の考えを言って、反論して、自己流をしていたらそう早く結果が出なかったでしょう。
しかも、自己流で事故を起こす人がとても多いです。
その結果、なかなか結果が出ず、結局、「自分には才能がない」と諦めてしまいます。過去の父のように。
でも、それはあなたに才能がないのではなく、「結果の出ないやり方」が当たり前の基準になっているからなので、そこをまず変えるところから入ると視界は全く違うらしいのです。
僕たちは、今までの経験を通して、自分の価値観、世界観を持っています。
そしてそれを元にして行動しています。
自分の過去経験したことから得た感覚を変えようと思うと、それなりに大変なことです。
しかし、今までのあたりまえな感覚を変えないとこれからは成功しません。
住まいの売却の現場でも、今、成約という結果の出ていない方は、その環境を疑ってみてください。
あなたは何を信じてその環境にいますか？
あなたにとって売却、購入はそう何度もあるものではありません。
しかし、日本での起業と同じで最も失敗したくないことであると思います。
成功するしかないので有れば、必ず成功してほしい！
成功する最も近道は、
「何事も成功するには成功した人の真似をせよ!」とか、
「成功する人たちの共通点は、成功のパターンを発見し、それを活用すること。」とも言われてます。
今、あなたの置かれている状況は、あなたに才能がないのではなく、「結果の出ないやり方」が当たり前の基準になっているからなので、そこをまず変えるところから入ると視界は全く違います。
でもでも、それでも過去経験の無い新しい行動には勇気がいるものです。
選択する勇気も尚更と思います。
であれば、あなたは売却成功した人を、購入でとても満足した人を、言い換えれば、不動産売買で成功した経験をした人を身近にもつことがとても必要なこととなるのです。
売買成功者の真似を今度はあなたがやってみましょう。
その人が経験したこと、行動をそのままあなたにインストールし、同じように行えば、うまくいかないはずがないのです。
うまくいかないとしたら、今の自分が邪魔しているから。
今までの自分を変えるのではなく、その自分は横に置いておいて、新たに成功者の考えと行動をインストールします。
新しい考えや価値観を、素直にそのまま自分にインストールすると決めることで環境は全く変わります。
真似ることは恥ずかしいことではないので、ダントツに結果を出している人をどんどん真似ればいいのです。
自分流でやっていくより、その方が早く成功します。
起業での成功も、不動産売買での成功も、その実は全く同じものです。
井上朝陽
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