不動産マーケットはそんなに甘くない(木は見たいけど、森は見ず)
ここ最近、僕は売却物件のアピール記事を書きまくっています。
なぜかって?、それは売却を依頼される物件数が極端に増え始めたからです。
もしかして、不景気になった?って思うくらいに。
あ、コーラルの場合、不景気の方が売却受注数が伸びんです。
どうしてって?
それは、売主様は売却する為の経費を一番削りたいから。
不景気だと、仲介手数料っていう経費が一番先に削りたくなる経費になってきますからね。
売主様は、物件売却金額を削るなんて思わないでしょう、だって少しでも高く売りたいって100人の売主様がいたら100人ともそう思うでしょうから。
事実、最近成約率が落ちてきているように感じます。
コーラルのライバル不動産会社のR社もM社もその傾向が有るような。
不動産市況としての森が変化してきているのかもしれません。
しかし売主エンドさんには、コーラルが見えてきた「森」が見えないのです。
目の前の専有部分としてのマンション=「木」だけは見ているのですが。
さて、
さて、売主様から物件販売を任されるってことは、SUUMOやアットホーム、Yahoo!不動産等に掲載する物件のアピール記事を書くということです。
最近は1週間に3件、細かい修正も含めるともっと多くなるかもしれません。
とはいえ、残念なことにすべてがうまくいくわけではありません。というより、、、
だいたいですが、アピール記事3回に1回くらいはヒット、1回はそこそこ、1回は派手にコケる、、、といった具合です。
失敗すれば当然凹むわけですが、でも、それはそれでいいと思っています。
というのも、誰だったか名前は忘れましたが世界屈指のセールスライターでさえも、「大ヒットするのは3回に1回くらいだ」と言っていたからです(確か、、、)
一勝九敗でもOK?
考えてみればそうなんですが、プロ野球の選手でも、打率が3割を越えれば強打者ですよね?
年間通算で3割超えればリーディングヒッターになる可能性さえあるんです。
逆に言えば、残りの7割は失敗しているわけですが、それでも十分なわけです。
昔、ユニクロの柳井会長が書いた本にも「新しいことをやれば10回に9回は失敗する」というようなことが書いてありました。
一勝九敗です。
それでもあのユニクロは成長し続けました。
これは物件のアピール記事でも同じです。
たとえ、10回に9回は失敗したとしても、残りの1回が大成功すればそのインパクトはかなり大きいです。
物件を売却受注してSUUMOやアットホーム、Yahoo!不動産等に掲載する期間を通算3ケ月間として、その中でアピール記事を変更するのが2週間に1回だとしたら、10回は記事変更ができます。
その変更回数を積み重ねることで、売れるアピール記事が出来上がれば、その記事はその後何度出しても同じような結果を生み出してくれるからです。
実際、僕たちが使っている物件アピール記事でも、何年間もほとんど修正することなく成約し続けている記事があります。
しかし、物件は世界に1つしかないことからこの成功したアピール記事でも成約に導けないこともあります。
そう考えると、
アピール記事はとっとと市場に出し、時間とともに変更したほうが良いに決まってます!
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成約率を高めるために、あーだこーだと頭を悩ませながらレターをいじって更新を先延ばしにするより、とっとと更新した方が最終的には良い結果を生みます。
そもそも、そのアピール記事がいいかどうかは、究極のところ掲載して反応を見てみないとわからないからです。
実際に出してみて、お客さんの反応を見る。
失敗したら、何が間違っていたのかを分析し、それをもとに仮説を立て、記事を改善する。
成功したら、なぜうまくいったのかを分析し、それをもっと広げることができないかを考える。
その結果、最終的な成約率も高くなるわけです。
いわゆるPDCAのサイクルです。
とはいえ、これをゆっくりやっていては意味がありません。
PDCAサイクルは高速で回して成果が出るものですから。
例えばアピール記事の成功率が10%だったとしましょう。1ヶ月に1回のセールスレターに変更していたら、3ケ月では成約しないことになってしまいます。10ケ月間で掛かって初めて成約するんです。
こうなったら1勝9敗でもいいとはいえ、こんなことをしていたらもうコーラルに物件売却は任してはくれないでしょう。
では、どうするか?
更新スピードを上げろ!
それはもちろんアピール記事の書くスピードを上げることです。
たとえ成功率が同じ10%でも、1週間に1回変更すれば3ヶ月に1回はヒットします。
しかも、書くスピードを上げることでPDCAのサイクルもより速く回ることになります。
僕が最近アピール記事を書きまくっているのはそういう理由です。もちろん、セールスライターとしてできるだけ失敗はしたくはないのが本音です。毎回大ヒットさせたいのは山々です。
ですが、現実としてそんなことはあり得ません、、、
であれば、あれこれ悩むよりも、そこそこのアピール記事が完成したらとっとと市場に出す。そして、結果にいちいち一喜一憂するよりも、とっととその結果を分析して次に活かす。その方が、結果として成約率も上がると思いませんか?
しかし、更新スピードを上げて成約率を上げても、不動産市場の変化のスピードには追い付けないかもしれないくらい、市場は徐々ですが確実に歩くスピードから走るスピードへ変化し始めています。
みなさん、そのことに気づいていますか?
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