愛しの温水洗浄便座!

皆さん、こんにちは!
転勤族の夫とおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!
さて、今日のテーマは温水洗浄便座。
別名、ウォシュレットや、シャワートイレともいわれますが、ウオシュレットとはTOTO、シャワートイレはINAX(LIXIL)の商標のようです。ということで、今回はまとめて温水洗浄便座という名前でお話しようと思います。
もう駅でも商業施設でも温水洗浄便座が珍しくなくなってきたこの頃。
皆さまは温水洗浄便座にどんな思いをお持ちでしょうか。
当たり前に傍にある存在になりつつある温水洗浄便座について、今日は賃貸物件でも温水洗浄便座に変えられるのか、どんな種類があるのか、変えるときはどんな注意点が?などなど温水洗浄便座について、私の体験を交えてお話させていただければと思います。

温水洗浄便座



1.賃貸物件でも温水洗浄便座はつけられるか。

先日、お引越しをしました。
我が家は転勤族なので賃貸物件を渡り歩いているのですが、今回の物件はまあまあ良き物件でした。
日当たりも良いし、立地も悪くはない。治安も悪くはない。キッチンはカウンターキッチンだし、収納も物を大量に入れることができる大容量タイプがついているし、靴箱の広さもまずまず!築浅で段差も少なめ!お年寄りワンコにも優しい設計です。
だがしかし、だがしかしです!
トイレだけがちょっとだけ悲しかった・・・。
というのも温水洗浄便座ではなかったから(泣)
いえ、別に温水洗浄便座はマストではないのです。当たり前にあるべきものではないのです。
しかし、ここ数年、温水洗浄便座の恩恵を受け続けてきた我が家にとって温水洗浄便座はなくてはならぬ相棒であり、ない生活はもはや苦痛。


「失ってみて初めて気がついたんだ。
 お前の大切さが……。俺は今まで、お前に甘えすぎていたんだな。今になってお前のありがたさに気づくなんて。本当に俺は馬鹿だ。ウォシュ子!!!!」

「・・・・(どしたん)」

と、トイレから戻って来た夫が恋愛ドラマでよくありそうな台詞でミニコントをしてしまうのにも呆れながらも頷けてしまうくらい私、ウォシュ子、もとい、温水洗浄便座に夢中です。
昔はね、温水洗浄便座なんてなくたって不満を抱くことなんてなかったのにどうしたことでしょうか。
お尻を綺麗にしてくれるだけのそんな存在だったはずの温水洗浄便座にすっかり骨抜きにされている・・・。
ただ、嘆いてみたところでついていないものは仕方ありません。しかし、夫は諦めきれなかったようで、物件の管理会社に連絡をし、温水洗浄便座を自分達でつけていいか交渉を始めました。
まさかそこまで温水洗浄便座にご執心だとは思いもよらず、ちょっと面白くなってきちゃったのですが、私としても温水洗浄便座はすでに生活必需品です。夫の行動に感謝しつつ管理会社との交渉を見守りました。
結果、
「退去時、原状復帰してくれれば温水洗浄便座に変えてもらって良いですよ」というお返事が!
ひゃっほー!!!という気持ちです♪
分譲ならば気にせず自分の良いように交換はできるのでしょうが、賃貸はこの辺りが実に難しい。分譲賃貸として購入した物件を賃貸として貸し出す場合は、最初から温水洗浄便座がついている物件だと、借りる側としては大変うれしいなあ、などなど、温水洗浄便座一つにいろいろ思いを馳せつつ、設置に向け、具体的に動き出しました!

温水洗浄便座2



2.温水洗浄便座をつける前に

温水洗浄便座をつけるとは、ただ便座を変えるだけと私は思っていたのですが、実は便座を変えるだけでは済まず、便器丸ごと変えないといけない場合もあるらしく・・・。
ということで、温水洗浄便座に変えたいと思ったら確認しておかなければいけないことを調べてみました。

・コンセントの有無と位置
・便器の種類
・便器のサイズ
・止水栓の種類と位置

一つずつ見てみましょう!

・コンセントの有無と位置
これは確かに確認しておかなければならない大切な部分です!温水洗浄便座といえば電気で便座自体を温めてもいるし、温水にするにも電気は必要。コンセントがないならコンセントを増設する工事が必要になるので賃貸だと取り付けのハードルが上がりそうですね。
またコンセントの位置が遠すぎる場合、ついつい延長コードを使いたくなるのですがトイレは水気も多く結露も心配な場所。部屋をまたいでの延長になればドアにコードが挟まれてショートする危険も考えられるので、やはり温水洗浄便座用にアース線がついたコンセントが便器付近にあるのが一番安全なようです。

温水洗浄便座3

・便器の種類

温水洗浄便座に変えようと思ったとき、便座だけ交換できるのか便器ごと変えないといけないのか、もともとの便器の種類で違うよう。
正直、便器ごと交換となると大事だから頼むからうちのトイレは便座だけ交換で大丈夫なタイプであってくれ!!と願いながら調べたところ・・・。

大丈夫でした!

我が家のトイレは「組み合わせ式トイレ」というやつで、便器と便座とタンクが組み合わさってトイレになっているタイプでした。このタイプだと便座が壊れたら便座を、便器が壊れたら便器を、タンクが壊れたらタンクを・・・と部品ごとの交換が可能だったのです。このため、温水洗浄便座に交換する際も便座だけの交換で済むことがわかりました。

温水洗浄便座4

ということは、便座が独立していないと交換が難しいということになります。
調べてみるとやはり、タンクがないタイプのトイレ「タンクレストイレ」や、タンクと便座、便器が一塊になっている「一体式トイレ」といわれるものなんかは便座だけするっと変えるというのはなかなか難しいよう。
便器の種類なんて考えたことがなかったからこれはかなり驚きましたし、交換にあたってコストが随分変わってくるらしいことも初めて知りました。温水洗浄便座の導入を入居前にすでに検討しているのであれば、便器の種類にも着目しておかねばいけませんね。

・便器のサイズ

調べてみたところ、温水洗浄便座には以下の二種類のサイズがあることがわかりました。

・エロンゲートサイズ(大型サイズ)
・レギュラーサイズ(標準サイズ)

これは便器のサイズに対応したもののようで、温水洗浄便座に変える場合は今使っている便器のサイズを確認することが大切のよう。
エロンゲートサイズの場合、便座全体の長さは470mm、中央部の穴が開いた部分については35.5〜38mm。レギュラーサイズは全体の長さが440mm、中央部の穴が開いた部分については32〜35mm。
随分違いますね・・・。確かにこれだとサイズが合わないものをつけるのは難しそうです。
ちなみにTOTO製の便器ならば、測らなくても品番からサイズを検討できるようです。
詳しくは以下をご覧ください!

https://www.sunrefre.jp/washlet/size/

・止水栓の位置

温水洗浄便座にするためには水を温めなければならない。つまり、どこかからかお尻を洗う用の水を調達せねばならないのです!ということで必要なのがタンクに水を供給する水栓を分岐させる作業。大抵のトイレには「分岐水栓」というものがついている場合が多いみたいなのでそこは大丈夫そう・・・。我が家のトイレもちゃんと分岐できるようになっていました。ただ確認しないといけないのは、止水栓が壁から出ているのか、床から出ているのか。これによって分岐金具というものの取り付け方が変わるためです。付けられるけど付け方が変わるからどのような形で出ているのか確認が必要、という感じですね。

温水洗浄便座5



3.温水洗浄便座の種類とは!

早速どんな温水洗浄便座をつけるか家電量販店へ見に行きました。
まあ、結局のところ賃貸において温水洗浄便座をつけるとなれば、温水洗浄便座自体のお金もつけるための設置費用も借主負担になるわけです。なので、できるだけ安価で性能を良いものをと思っていろいろ見に行き、私は初めて知りました。
温水洗浄便座というものにタイプがあったことを。

どんなタイプがあったか、というと・・・。

・貯湯式
・瞬間式

それぞれの特徴を見てみましょう。

・貯湯式
温水洗浄便座とはその名の通り温水が出るものですよね。じゃあその温水はどのように温められて温水となるのか、というと、貯湯式の場合はタンクが便座についており、便座に内蔵されたタンクによって常に水が温められていて、使うときはそこからお湯が出てお尻を洗ってくれる、というタイプになります。
比較的手ごろな価格で購入できるのがメリットですね!
ただ、タンクがついていることから、タンク分、便座の厚みがあるのでトイレがちょっともっさりして見えること、常にお湯をタンクで温め続けていることから電気代が少し高くなるというデメリットもあるよう・・・。

・瞬間式
瞬間式とは貯湯式に対してお湯をためずに瞬間的にお湯を温めて使用できるタイプです。貯湯式がお湯を温めて保温しておく電気ポットなら、瞬間式は電気ケトルという感じでしょうか。お湯を溜めておかないのでタンクがなく、見た目がコンパクトに見えること、保温しておく電気代が必要ないことなどから年間の電気代が貯湯式より1,000円くらい安くなるものもあるようです。(製品によって異なります)
ただ温水洗浄便座本体の価格はちょっとお高めで貯湯式の二倍近い価格だったりします。

なかなか悩ましいなあ、と思ったのですが、引っ越ししたばかりでなにかと物入りだった我が家は貯湯式を選択しました。ちなみに家電量販店で購入すると設置工事費を上乗せすれば業者の方が温水洗浄便座をつけに来てくれるのですが、その工事費がまあまあお高めなんですよね・・・。私たちが訪れた店舗では7,700円でした。多分、家電量販店の中では安い方だと思います。調べたら10,000円越えるところもあったし・・・。
しかし夫吠える。

「俺がつける!」

おいおい大丈夫か・・・?
もう水浸しの惨状しか思い浮かばなくてプルプル・・・。

めちゃくちゃ不安でしたが、温水洗浄便座を自分で取り付け、その様子を動画でアップしている方や、リフォーム業者さんのような設置のプロがわかりやすく取り付け方を動画配信してくれているので、自分でつけるハードルは案外高くないよう。
動画で説明してくれれば、なんとかいけそうな気がする!

ということで!早速、温水洗浄便座を購入しました!
ネット通販で!
主人のチャレンジャー気質、尊敬です!

金額にして15,000円。

果たしてどうなるのか!と不安に震えていた日曜日。
トイレからは唸り声が響いてきます。

「おおう! 止水栓、下からだとこうなるのか〜!!!」
「トイレ狭い! 肩が肩が外れる!」
「と、取れない・・・」

いやもう、これ、普通にトイレ使えるようになるんかいな、と不安がいっぱい!!!

けれど、二時間後! ついについに!!!

温水洗浄便座に交換完了!!!

とはいえ、しばらくは怖かったので水が落ちて来そうな止水栓の分岐金具下あたりに雑巾を敷いておくようにしました。
幸いなことに交換は成功したようで雑巾が湿ることもなく現在も使えています。

業者の方にお願いしていればこの不安な時間はなかったので、安心をお金で買うというのも正しい選択かもしれないとヒヤヒヤした数日を過ごしてから思いました(笑)



4.終わりに

今回は我が家に温水洗浄便座を導入したお話をさせていただきました。そうして導入して思ったけれど、やっぱり賃貸だといろいろと許可を取ったり便座を退去時まで保管しておいたりと気にしなければならないことが多くて大変だなあ、ということ。
これが持ち家、所有マンションであれば「買った! つける!」くらいの気持ちで良いですよね。温水洗浄便座をつけることも一つのDIYですし。
その意味で持ち家いいなあ、なんて思った出来事でもありました。
ということで今回は温水洗浄便座についてお話しました!
普段なんとなく使っていたけれど、温水洗浄便座もいろいろと調べると面白いものでした。
今後も住まいの中でなにげなく使っているものについていろいろ探ってみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします♪






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