家が片付く収納ってどんなの?

皆さん、こんにちは!
転勤族の夫とおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

我が家はお引越しが多い家。引っ越し回数もそこそこ増えましたので、さすがにいろいろ慣れてきたと思いつつ・・・いつも!いつも悩ましいのがここなのです!

収納、どう使うのがベストなんだ?!という部分。

そうなんです。引っ越せば当然間取りも変わってきます。間取りが変われば収納の位置も広さも変わります。
そのたびに思い知らされるのです!自分の片付け能力のなさを(笑)
この片付け能力のなさは先天的なものかもしれませんが、少し思ったのはお部屋探しの際、収納についてもっと深く考えてお部屋探しをすべきだったのではないか、という点です。
ということで、今日はお部屋探しの際、どんな収納がついていると使いやすくて片付きやすいか、それを考えてみたいと思います。

収納



1. 悩ましの玄関

玄関にしまう物といえば? やっぱり靴だったり手回り品だったり、最近の状況だとマスクだったりしますよね。
だからお部屋探しの際、確認するのは靴箱の大きさだったりします。
でも私はうっかり者なのでパッと見て「うん、前より広くなっている。これならたくさん入りそう!」と以前の住まいと比べて靴箱の広さをついつい判断してしまいます。
これがいつも失敗だって思う!
なぜならば、実際に靴を入れてみると「あれ? 思ったより物ぎちぎちじゃない?」と思うことが実に多いからです。
前より広がっているような?と感じているにもかかわらず、です。
なぜか。
それは、自分が把握しているよりも靴箱に入れる靴は増えていたりするから。
それと……男性の靴と女性の靴の入る量は同じではない、ということをいつも!内見のときに忘れているから。
たとえば、直近の内見でも靴箱を開けた際、
「うん、これなら全部の段に四足ずつは入るからうちにある靴全部入るね!」なんて思っていたのです!けれど実際入れてみたら、確かに私の靴は四足入るけれど、夫の靴は三足しか入らない!
さらにいうなら、丈の高い靴、ブーツ類が意外と多くて折らないと入らなかったりする!
これだと靴が可哀想・・・。ちゃんと入る高さの段は必要ですよね・・・。

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敗因は自分の持っている靴の量や内容をきちんと把握せず、靴箱をさらっと眺める程度で内見を終えてしまっているからなのですよね。結果、どうにも靴箱に収まらない靴は別の収納に入れることになり、なかなか履いてもらえないということに繋がり・・・。
なので、片付く収納を!という観点で玄関の靴箱を見るなら、以下の行動が必要と考えます。

・今持っている靴の量、内容を数値として把握。
・引っ越し前の靴箱の写真を撮っておき、内見している靴箱と比べてみる

こうした取り組みがあれば、失敗は少ないかなあなどと感じています。
また、玄関にしまいたい物って靴だけじゃないことを忘れちゃいけない、とも思いました。
そう、玄関周りに置かれる物として、以下のような物がありますよね。

・傘
・ほうき
・靴ベラ 靴のお手入れグッズ

これらの物は部屋の中に置くにはちょっと抵抗がある物だったり、不便だったりする物たちです。
部屋に置くには抵抗がある物。これらをうまく収納するにはどうしたら良いか。
一番良いのは、玄関スペースの隣に土足で出入りできるようなシューズクローゼットが備え付けられていることなのではないか、と私は思います。単なる靴脱ぎ場としてとらえるのではなく、家に上げたくない物を一気に入れておけるような倉庫ポジションの場所があること。これはすごく家が片付くし物も落ち着いて定住できます。
スーツケースとかベビーカーなんかだと外から帰って来ると車輪がどろどろで家の中に上げるのを毎回躊躇するものですが、土足で大丈夫のシューズクローゼットがあればそこに置いておくことだってできます。キャンプ用品なんかもいいですよね。
家の中って見回してみると、部屋に置くのはちょっと・・・って物が案外あります。そうした物を一手に収納できる場所が確保されている家は片付く家であり、デキる家だなあなんて感じました。



2. 台所にしまう物ってどれくらいある?

悩まし玄関に引き続き思います。台所も十分、悩ましポイントだと。

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なぜなら台所に収納したい物って細かい物が実に多いから!
お引越しをすると決めて荷造りをしていて驚愕したのはその荷物の多さでしたから・・・。
食器、なべ、フライパンといったぱっと思いつく物はもちろん、カトラリーや計量スプーン、キッチンスケール、ラップ、キッチンペーパー、料理本、布巾、油、調味料、洗剤、スポンジ、万一Gが出た時の退治用スプレーまで!!!
食器棚やら流し下の収納やらを引っ張り出して箱詰めしながら震えました。こんなにもこまごまとした物をどう収納するのが良いのかと。
これまで私は部屋探しの内見やモデルルームを見に行ったときなど、台所のどこをみるかって収納よりもついつい、キッチンのスタイリッシュさとか、食洗機がついているかとか、そういったことを見てしまっていました。しかし真に見るべきはもしかしたら収納だったのかもしれない。
今使っている台所を想像し、「キッチンスケールはここに入るだろうか」「ここにラップを今は置いているけれど、このキッチンを使うならラップはここ? 料理していて取りづらくないかな」と物を主軸に考えることが大事だったのかもと思ったりします。
そうして今ある物たちの置き場が落ち着かないと、キッチンにおける大切な場所、料理をするために必要なスペースが取れなくなってしまうからです。
実際のところ、うまく収納しきれなかった物たちが調理台の上に溢れ、作業を阻害してしまうことも珍しくありません。
なので、玄関でも言っておりましたが、内見の際は以下の準備が必要かもと感じています。

・今持っている物の量、内容を数値として把握。
・引っ越し前のキッチンの写真を撮っておき、内見しているキッチンと比べてみる

それに加え、以下も必要ですね。

・料理時の動線に沿った形で収納されているかを検証。

そうなのです。玄関よりも台所は動線が重要視されるべき場所。
料理は時間との闘いでもあります。一つの工程を行いながら別の工程を並行して行うことも日常茶飯事です。ですから、
「計量スプーンと調味料の棚が遠い!」とか「水がはねた!布巾どこ?」となるような収納場所では意味がないことになります。
動線の傍に収納あり。これが台所収納においてもっとも大切な部分かもしれません。
ラップは電子レンジの近くに、布巾は流しのそばに、おたまやフライ返しはコンロのそばに、というように。
もう一点、台所を見るうえでついつい忘れてしまいそうになることがあります。
それは水切り籠についてです。
お皿を洗った後、置いておくための水切り籠。
「食洗機があればいらないのでは?」とも思います。が!必ずしも食洗機で毎回お皿を洗うわけではないのですよね。少量なら自分で洗った方が早い。
そうなったとき、ちょっと洗った物をどこに置いておくのかというと水切り籠だったりします。この水切り籠のことを内見のときはついつい忘れてしまうことが多くて実際に引っ越してから「水切り籠どこ置こう……」となることも私は多いです。
ですので、内見時に、ついつい忘れがちになる水切り籠の行先を考えることってすごく大事だなあと思いました。
ちなみに、今まで住んで来た家の中でこれはいい!と思ったのは、水切り籠の置き場所を考えて、流しの一部に可動式の台が付属していた台所です。シンクのすぐ横につけられた台で、広く流しを使いたいときは立ててしまっておくことができ、お皿を洗うときや水切り籠を普段置いておく場所として使うときは出して使える。
こうした状況によって使い分けができる台があるというのも片づけを後押ししてくれる存在になるように感じます。
さらにちなみに!最近内見していて思ったのですが、アイランドキッチンってとてもおしゃれですが、キッチン台自身の収納力はどうしても壁付型キッチンには劣るなという感じが・・・。
アイランドキッチンのすっきりして見えるという魅力から考えると天井から吊戸棚を作るというのもなんかなあ、という感じなので仕方ないかもしれません。が、そこをカバーできるように収納力万全のパントリー(食品保管庫)をキッチン台の背後に完備した物件も多いです。自分の体のサイズを考えると壁一面の棚の一番上はほぼ使わなくなりそうと思う気持ちがあるので悩ましいところですが、台所においては普段使う物とめったに使わない物があることも事実。
物の使用頻度を考えて配置していける、という意味では壁一面の収納というのも使いやすいのかもしれません。



3. 掃除機の仕舞い場所としてトイレってあり?

トイレに物を置く。
私にはそういう発想はこれまでありませんでした。しかし、物件によってはトイレがものすごく広い物件もあったりしますよね。実際、現在の私の家がまさにそれで広々としていてちょっとした棚くらいなら置けそうな広さがあります。
考えてみると長くモデルルーム巡りをしてきていますがトイレってだんだん広くなってきていますよね。トイレの役割といえば用を足すではあるけれど、同時に一人でゆったりするということに重きを置かれるようになってきているような。
とはいえ、この広さ、もったいない!と思う気持ちはあり、そしてそれは設計士さんもそうなのか、トイレの中に収納を設ける物件は実に多いです。たとえば、トイレの壁面に手洗い場を作りその下にしっかり物入れが作られていたり。便器の横にスペースが空いていればそこに物を置けるよう棚が作られていたり。
以前見たモデルルームにインテリアの一つとして掃除機が置かれていた物件がありました。トイレに掃除機?!と大層驚いたのですが、掃除機といえばどこに置けばいいのか悩ましい物でもあることは確か。ないと困る物ですが存在感があるのでふっと目をやると視界にぐいぐい入ってくる物でもあるんですよね。
その掃除機をトイレにというのは案外良い方法だなとすごく感じました。しかもトイレでゆったりしているときに視界に入ってがちゃがちゃするのを避けるためなのか、視線の先ではなく、便器の斜め後方の壁面にスペースを作りそこに掃除機を置いていたのです。無駄なスペースが生まれやすいトイレだからこそのアイディアだなあと感じました。
収納といえばリビングや寝室、キッチンという印象だったけれど、トイレのように一つの用事を済ますだけのための場所にこそ設けていくべきなのかもしれませんね。

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4. おもちゃたちの行き先

引越しをする際、どの部屋に運ぶかわかりやすいよう、色違いのガムテープを使って梱包をしました。赤が書斎、青が寝室、白がリビング、と。
そうしていて一番どの部屋の荷物が多いのか、箱数を調べたところ、白が実に多くて。
しかも開けてみて思います。リビングにあった物ってなんて雑多な物ばかりなのかと。
書斎なら本が多いですし、寝室なら寝具や服といった系統がある程度あります。しかしリビングは違う!
クッションもあるし、日々の薬もあるし、テレビのリモコンや雑誌やゲーム機や。
形も大きさもばらばらの物が開けても開けても箱から出てくる。
それらを一つずつ収納していくのですが、中でもどこに入れるか迷う物として「おもちゃ」がありました。うちは主人が無類のおもちゃ好きで、ゲーム機を始め、将棋やボードゲームがごろごろ出てきたのです。
こういう物の仕舞い場所に実に困りました!
考えてみれば、リビングって備え付け収納少ないような。寝室や書斎のような部屋にはついていることが多いけれど、リビングはやはりお客様がいらっしゃることも多いからか収納にスペースを割かれている物件が少なく感じます。私自身、内見のときも収納よりもリビング自体の広さや日当たりなど居心地を重視して見ている気がします。しかしリビングだって結構物が多くなる場所。そう考えるとリビング独自の収納がついている家ってすごく貴重だなと感じました。
また、後から自分で収納家具を置く場合も、広さを邪魔しない壁一面を収納にできるような壁面収納タイプを選ぶなど、リビングは他の部屋よりも広さを重んじて収納を選ぶことが大切なように感じます。
さらに言うならリビングは他の部屋よりも見せる収納が重要かもしれません。リビングに溢れそうなボードゲームなども見せる収納で飾ることでお好きな方には喜んでもらえるし、友達が来たとき話題作りに繋がることも、楽しい空気を作る役に立ってくれることもあります。
リビングは自分たちだけの場所ではない、そんな意識がしやすい収納。それがリビングが片付く収納なのかもしれませんね。

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5. 洗面所周りって意外と

続いて着目したのは洗面所周り。

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洗面所周りって収納少ない!という印象、ありませんでしょうか。
私は結構あります。人2人、犬1匹の家庭ではありますが、身づくろいをするにはそれなりの物が必要であり、それらこまごまとした物を収納するには洗面所はもともとの容量が小さいような・・・。
ただ、モデルルームをめぐっていて思ったのですが、そんな悩みを持つ人が多いからなのか、最近は大きな収納力を持たせた洗面台も多いみたい!
洗い場の下に収納があるのはもちろんのこと、鏡の両脇、鏡の中にもばっちり収納できるようになっています。しかも空間がドーンとあるのではなく、小分けにできるような棚があるなど工夫が施された物も多いです。
空間がドーンとあってそれを自分でカスタマイズするのも悪くはないけれど、棚が複数ある形であれば、「この段は私の」「ここは夫の」と各人の所有物を分けて入れておくことも可能になります。
あと、いいな!と思ったのは、ドライヤーをかけて置いておけるようなフックがすでに用意されていた洗面所です。ドライヤーってしまう場所に結構困る物だと思うのですよ。そのドライヤーに定位置を作り、あえて出して置くというのは意外とありだなと感じました。
毎日使う洗面所だからどうしても散らかりがちになるのですが、「ここにこれを置く」という意志を感じる収納だとすっきり片付いてみえるなあと。
また、洗面所は空間が多い場所でもあります。たとえば、壁と洗面台の横に細い隙間が空いていたり、洗濯機の上が空いていたり。
最近はさまざまなサイズの家具が販売されていますので、隙間をどう使うかを考えることでも収納力は上がるなあと思いました。
すっきり収納できる洗面所とは、どうしてもできてしまう空間をうまく使っていて、なおかつ、なにを入れるか想像しやすい収納がついているものかもしれません。



6. 終わりに

片付けが超絶苦手な私にとって、収納とはまさに相棒です。
しかしいつもついつい詰め込んでしまって相棒のお腹をいっぱいにさせてしまいます。
私に住まれる物件の収納達はいつも肥満気味だ、なんて思ったりします。
今回、片付けがしやすい収納ってどんなものかを改めて考えていきましたが、本当に必要な物はなにか、不要な物をため込んでいないか、収納の広さ関係なく、住む側がそれを考えてから初めてどんな収納が良いか、考えるべきではあるのですよね。
つまり、断捨離!

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それが難しい!
ただ……三年使わない物は多分六年後も使わないわけで。収納術の本でも書いてありますよね。一定の期間使わない物はもう使わないと判断し処分すべき、と。
食べ物と同じようにすべての物に対し、賞味期限を意識することってすっきりと片づけをするための第一歩なのかもしれません。
私と収納が相棒であるように、物と収納もまたそう。
使いやすい場所に入れられ、戻され、繰り返し使われる。
刀と鞘のように。
なのですべての収納において、広さよりもここになにをどのように入れるのか、想定してシミュレーションしていくことってとても大切なんだなあ、と今回この記事を書きながら感じました。
ということで、今日もお付き合いいただきありがとうございました!
また次回の記事でお目に書かれれば幸いです。






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