猫が寝ころぶ家

皆さん、こんにちは!
おじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!
先日、サブスクで「チーズスイートホーム」というアニメを観ました。こなみかなた先生原作の漫画をアニメ化したもので、迷子になった子猫を拾った山田家と、山田家によって「チー」と名をつけられた子猫とのハートフルな日常を描いた作品です。(ちなみに『こねこのチー』というタイトルで3Dアニメにもなってます!すごいなチー!)
この作品の見どころは、飼い主となった山田家とチーとの日常の温かさであり、チーが自分のおうちを認識していく過程、チーが自分らしく生きていけるおうちとはなにかが描かれているところかな、と私は感じます。
よく犬は人につく、猫は家につく、などと言いますね。「チーズスイートホーム」を見ていてこの言葉を何度も思い出しました。チーがね、よく迷子になるんですよ。そのたびに言うのです。「チーのおうちどこ?」と。猫にとって家と家族はもうひとまとめに「おうち」なのかな、とその台詞を聞きながら思ったものです。
この感覚は猫と犬、違うものなのか。我が家のチワワを見ながら考えていました。彼は確かに「人」への執着は強そうですが、「家」にはあまり興味がないように思います。私は転勤族の夫と暮らしていますし、独身時代も引っ越しが趣味なの?!と友人に言われるほど引越しを繰り返していましたが、彼は引っ越しをしてもそれほど動揺する様子がありませんでした。トイレの失敗があるかな、と心配もしたものでしたが、それもなく新しい家にもすぐ馴染んでいきました。もちろん、それはうちの子だけかもしれません。犬にも個性があるし、どの子もそうとは限りません。が、もしかしたら犬は家に対しての気持ちはそれほど強くないのかもしれない……。
対して猫はどうなのだろう? 
友人に猫を飼っている子がいて、お引越しをしたときの様子を聞きました。
「うーん。トイレの失敗はしなかったけど、しばらくは落ち着かなかったなあ。あちこち匂いを嗅いで回ってね。猫って縄張り意識が強い動物だから、自分の匂いがなくなって不安に思っていたのかなあ。落ち着くまでちょっと時間はかかったよ」
とのこと。
縄張りかあ。
なるほど……。人間にはわからない感覚……と思ったけれど、いや!ちょっとわかる!と思ったのは、電車通勤をしていたときのこと。できるだけ同じ席、同じスペースにいたいなあと思った感覚。あれと似ている気がします。違うかな?
まあ、縄張りを侵されたからといって激怒はしないけれども、ここが落ち着く! ここは自分の場所! という感覚は共通するものなのかもしれません。
そこでふと思ったのは、猫にとっての落ち着く家ってどんな家なのだろう、ということ。
ということで今日は、猫にとって暮らしやすい家ってどんなもの? について調べてみたいと思います!

猫



1. 猫は動きが三次元だからこそアスレチックが大事!

チーズスイートホームを見ていてもそうですし、友人の家の猫を見ていても思います。
猫の動きって本当に縦横無尽! 犬とは全く違う! と。
しれっと本棚の上で毛づくろいをしている姿を見て、すごいな! と毎回戦きます。
体のばねがもう、人間とは全然違うんですよね。ジャンプしても音がしない。
「この家ではあの子が一番上。物理的にも心理的にも」
とは、猫と暮らす友人の言葉です。
私の勝手なイメージですが、猫は犬よりも動きがのんびりしていて、あまり運動をしない動物なのかと思っていました。しかし調べてみると猫ものんびりゆったりしているようでちゃんと運動をしないとストレスが溜まってしまうようですね。
一日平均、必要な運動時間は20分から30分とか。
けれど犬と違って猫は散歩に連れ出して時間分運動させるということがなかなかしにくいものですよね。だから、猫が住みやすい条件のひとつとして、家の中にいながら自然と運動できるような設備があることが挙げられるようです。
実際、調べてみると、猫と暮らすのに特化したお部屋には壁に登りやすいように、キャットステップという段々が用意されていたり、天井付近の壁に猫用の通り道、キャットウォークが備え付けられいたりも! これなら部屋にいながら運動をしっかりできそう! と思いました。人間でいうところのアスレチック遊具みたいな感じですね。私が猫だったら遊んでみたくなる!
ちなみに、なぜ猫は高いところに登りたがるのか。気になって調べてみたところ、どうやら野生時代の名残らしいです。猫が野生で生きていた時代、敵から身を守るために高いところで生活していた習性があったそう。だから今も、猫は怖いことや嫌なことから逃れたいとき、高いところに登って身を隠すのだとか。確かにそうです! 友達の家に遊びにいったとき、飼い猫ちゃんは一瞬だけ挨拶に来てくれたけれど、あとは本棚の上に登ってこちらをじいっと伺っていました……。
あれは「誰だお前! 悪いことするやつじゃないだろうなあ、見張ってるぞ! 見張ってるからな!」だったんだなあ……、
また、高いところにいることで優位性を示す意味もあるとか。
「自分強いんだぞ〜!」という感じで。
気ままで、自分らしく生きたい猫にとって、高いところは運動不足解消に貢献してくれたり、気持ちを落ち着けてくれたりする大切な場所なんですね。
そういえば、夫がこんなことを言っていました。
「うちの実家で猫と暮らしてたときさ、猫がね、長押の上を行ったり来たりしてたんだよ。あいつすげえなあ、と思ってた」と。
長押とは、日本家屋において壁を囲むようにつけられた化粧板で、ハンガーをかけたりして使うことができるものです。厚みとしては10cm前後が多いよう。細っ! と思ったけれど、猫にとっては楽しすぎる散歩道のようですね! 
猫と暮らすなら日本家屋も案外いいのかも。

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2. 脱走防止は大事

最近思うことがあります。あまり猫を街中で見かけなくなったなあ、と。皆無ではないし、街にもよるかもしれません。しかし外を歩いているのは飼われていない猫、野良猫が多いように思います。
実際のところ、基本的に猫は家の中で飼い、勝手に外に出さないほうがよいとしている飼育書は多いです。自動車事故に遭ってしまう心配もありますし、外に出ることで他の猫や動物などから病をもらってしまこともあるためです。人間にも害が出ることがある蚤が体についてしまうというデメリットもあります。
猫の安全を守るためにはどうしたらよいか。
調べてみると、猫が勝手に表に出ないような設備やグッズを住まいに取り入れることが大事なよう。

・玄関前に朔をつける
・万一、庭に出てしまったとき、飛び出してしまわないよう、隙間を埋めておく
・窓、網戸にロックをつける

猫は頭さえ通ればどこでも入れてしまう、なんていいます。確かにとんでもなく狭いところにも猫はするすると入っている印象があります。ですから柵を設置するなら頭が通らない幅のもの、そして、爪を引っかけてよじ登れないような縦長の柵が効果的らしい!
猫と暮らすことを想定したペット共生型住居だと設備として設置されていることもありますが、後付けする場合は、重量がそれなりにあり、猫が動かせないような置き型タイプの柵を設置するという方法もあるよう。
また、閉じられていたとしても猫のすごいところは自分で開けちゃうところ! チーズスイートホームを見ていて驚いたんですよね。チーは子猫なのに、網戸をするすると開けてお出かけもしていて! 猫って本当に賢い!
チーの幸せは家の外で出会った仲間とも笑い合うことだから、お出かけできるのはよしとしても、家の中しか知らない猫に自由に網戸を開けられてしまうのはまずい!
ということで、窓、網戸にロックがついていて、猫の力では開けられないようにしておくことも大切なようです。

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3. 日当たり大事

雪やこんこん あられやこんこん(中略)
犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる♪
猫にも犬にも個性はあるし、この歌通りではありません。うちの犬は散歩が大好きなのですが、雪のある日、いつも通りに「散歩行こうぜ!」と男前に笑って玄関を出たはいいものの、どっさり積もった雪を見たとたん、
「すみません、帰っていいですか! 散歩行きたいって言ってすんませんでした!」
と部屋に逆戻りしていました。
猫も寒さに強い子はいるのかもしれません。けれど、猫と暮らしている友人に聞いてみると、……わりとこの歌は正しいらしい(笑)
こたつがあるとまあ、出てこないし、日当たりの良い場所で長々と寝そべって「ここは私の場所なので! すみませんけどあっち行ってもらえます?」という顔をされるそう。
猫にとって温かいは栄養素みたいです(笑)
ゆえに、猫が住みやすい、寝ころびたくなる家に日当たりの良さは不可欠!

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ただ、気になる情報も得ました。
1階以上の高さのお部屋で猫を飼う際、バルコニー、また、出窓には注意が必要だとか。
猫は好奇心も旺盛なので出窓にもよく上ります。外を見渡せるバルコニーにも出たがります。しかし、窓の外になにがあるのか、ここがどれくらいの高さにある場所なのか、考えず飛び出してしまい、落下してしまう事故が起きる場合もあるというのです。
猫は人と違って高いところからも飛び下りられるという認識でいたけれど、猫だって突然飛び下りたら対応は難しいですものね……!



4. 大きな音がする場所は不向き

先日、友人の家に遊びに行ったのですが、たまたまその日、友人宅の近くで工事があったようで……。音がすごい!
「人間も参るこの音だからねえ……うちの子たちもあそこにこもって出てこないよ」
そう言って友人が指し示したのは、壁に備え付けられたキャットステップの中程にある巣箱のような箱でした。見ると、確かに音にうんざりしたような顔で猫が丸くなっている……!
聲が嫌いな音ってどうんなものか、調べてみると結構ありました。

・ドライヤー、掃除機の音
・金属が触れ合う音
・犬の鳴き声 人間の大声、甲高い声
などなど……。

だとすると、猫にとって居心地の良い住まいとはこれらの音からある程度遠くに身を置ける場所がある住まいと考えられますね。
とはいえ、猫部屋というものをリビングより遠い部屋に作るのは少し考え物のようです。猫は確かにひとりでそっと身を隠していたいときもあるけれど、人間を厭っているわけではありません。飼い主さんのことも大好きだったりするのです。ですから、着かず離れずの場所に落ち着ける場所を作ってあげることが大事なよう。たとえば、リビングの壁沿いにキャットウォークを作り、人間の頭の上にちょっとこもれる場所を作っておく、なんていう感じだと猫と人の生活圏が重なり過ぎず良いようです。

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5. 清潔な家って大事

猫は実はとっても綺麗好き。汚いところでは用を足したくないそう。
これ、ちょっとわかりますよね。私も汚いトイレに入るのは抵抗があります。猫もきっと同じ思いなのでしょう……。ですから、猫用の猫砂が床にまき散らされていたり、汚れ放題だったりするとトイレに行きたくなくなってしまうんですね。
そうならないためには人間が猫のトイレを清潔に保ちやすい住まい環境であることが大事なようです。
その観点から、人間のトイレの中、あるいは洗面所など、清掃しやすい場所にトイレは設置すると良いとか。
ただ、こうした場所は寒くなりがち。猫はこたつで丸くなる♪と言うくらい寒さに弱い猫にとって、寒い場所で用を足すのは苦行! 結果、我慢してトイレにいかなくなってしまうこともあるそうなので、トイレを置く場所が寒くなり過ぎないようにすることも大事なようです!
ちなみに、トイレの数は猫の頭数プラス1くらいが良いそう。多頭飼いのときは特に、トイレがひとつだけ、というのはよくないみたいです。大勢で使えば使うほど汚れますから、この理屈は納得ですね。



6. 終わりに〜猫が住みやすい家は人も

猫にとって住みやすい家ってどんな家だろうと調べていて感じたのは、猫にとっての心地よいと、人にとっての心地よいは重なる部分が多いな、ということでした。
人間だってベランダやバルコニーに出るのは気持ちよいと感じるけれど、転落の危険がないわけではないから安全設計である必要はあります。また、寒いトイレには行きたくない、綺麗なトイレで用を足したいと思うのも自然なことです。日当たりの良い場所は洗濯物も乾くし、過ごすのにも良い。人寂しいのは嫌だけれど、いつもいつも家族と一緒にいたいかというと、そうともいいきれません。たまにはひとりで考え事を私だってしたい。
違うことがあるとしたら、猫には人が上がれない高さで過ごすことが可能であり、縄張り意識もある、ということ。
猫が爪とぎや、スプレーとよばれる尿をかける行為をするのは縄張りを主張するためマーキングをしているのだとか。それは飼い猫だって同じなので、人間側は猫のそんな縄張り意識を理解したうえで、爪とぎ場所を用意してあげることが必要なのだそうです。特に猫が高い場所で爪とぎをする理由は、高いところであればあるほど自分の力を示せるからといわれています。
人にとっての心地よいことプラス、猫にとって譲れないこと、それを知ったうえで、猫も人もどちらもストレスがかからない家。それこそが猫にとっての寝ころびたくなる家、といえるのかもしれませんね。どちらか一方が強く我慢しなければならない家、というのはどちらにとっても幸せとは言えないですから。
ということで、今日は猫にとっての住みやすい家について考えてみました。
家は誰かが住んでこそ家となるもの。これからも「○○にとって住みやすい家」についても考えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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