Top / QBlog / 2018-10-27

浴室の色がもたらす効果とリフォーム

夏の暑さも去り、日が沈むのもかなり早くなりましたね。日中は過ごしやすくとも帰宅時は肌寒い日がでてきたと思います。

そんな時、さっと体をシャワーで流すよりも、短時間でも全身ゆっくり温かいお風呂に浸かると気持ちいいですね。
 
そんな浴室、せっかくなので少しこだわりを持ちたいと思いませんか?

そこで今回は、『浴室の色がもたらす効果とリフォーム』についてお話ししたいと思います。

・圧倒的人気、王道白系

浴室の色画像5

検索サイトなどで、『マンション 浴室』や『分譲住宅 浴室』と検索すると、8割は必ず大部分が白系の浴室がでてきます。それだけ万人に人気があり、生活に溶け込みやすい色なのでしょう。

また、白は開放感があるので、浴室を広く見せてくれる効果もあります。

浴室が広い、というのは物件にとって大きなアピールポイントのひとつですし、注文住宅の際あれこれ決めていく段階でも、浴室を狭くしたいと思う方は少ないと思います。

足を伸ばして入ることができるサイズのバスタブでなくとも、視覚から入る意識の中に、狭い、という感覚を出しにくい色ともいわれています。

個人的にですが、浴室に窓がある場合は、日中に入浴するには最もおすすめな色だと私は思います。

ふんだんに光を取り込みながら、明るい時間にゆったりとした気持ちでお風呂に浸かるのって、贅沢だなと感じます。

普段仕事に育児に家事に追われるお父さんお母さん、朝早く出勤し夜は終電で帰宅する社会人の方、休日の日中にちょっとしたプチ贅沢はいかがでしょうか?

・リッチかつモダンスタイル、黒やグレー

浴室の色画像3

先ほどと同様、検索サイトで『ホテル 高級 浴室』と検索すると、先ほどのマンションや住宅の時とは真逆で半分以上が黒やグレー、茶色を取り込んだ落ち着いた色合いになっています。

どことなく非日常的な雰囲気が漂うダークカラーは、気持ちを高めるというよりはリラックスに向いているかと思います。

ダークカラーに映える詰め替えボトルやキャンドル、バスグッズもたくさんでているので、他とは違う色合いがいいという人におすすめです。乳白色系のお湯の発色がいいのも魅力的ですね。

しかし、黒は同時に白い水垢などが目立ちやすいという難点もあります。

・癒し系のパステルカラー

優しく柔らかな色合いのパステル系のピンク、水色、グリーン、紫、黄色はどちらかというと女性が好む可愛らしく優しい色合いの浴室になります。

インテリアや詰め替えボトルなどをトータルコーディネートで同色系で揃えるのもありですね。

ただ、こだわりを持ちすぎる故に飽きやすいという傾向もあります。

どちらかというと、DIYでいつもの浴室の雰囲気をちょっと変えたいという時に、こういったパステル系にする人が多いようです。

大体この3種類がベースになってくるかと思います。

そして半数は白とその他の色の2色か3色構成になっているかと思います。

特に、バスタブや床は白系、壁のどこか一面や上下どちらか半分をその他の色という配色にすると、全体的に統一感がありつつ狭く感じない空間作りにつながるのではないかと思います。

また色の他にも、木目模様や人工大理石もあります。

我が家は木正面の鏡や蛇口がある壁が木目調になっていて、そのほかは白っぽいアイボリーです。

脱衣所を含め、部屋全体が白やアイボリーとソフトウォルナットの濃いめな茶色で統一されているので、浴室の木目模様も同じような色になっています。

フローリングや家具、壁紙と統一するのもすっきりしていていいなと思っています。

浴室の色画像1

また、詰め替えボトルやお風呂用椅子などは茶色系で統一しています。

人工大理石は、黒やグレーを中心にした配色の浴室によく見られます。

浴槽を人工大理石にしている場合もありますし、よくあるのは壁を人工大理石と黒やグレーの2色統一し、浴槽は白や薄いグレーにしているパターンです。

ホテルや最近の分譲マンションに多く見受けられるような気がします。

いずれも、モダンかつ非日常的な空間を演出しているのが魅力です。

では、浴室の色や雰囲気を変えたい時、いわゆるリフォームをしたい場合のお値段や方法はどうでしょうか。

まず最初に言いたいことがあります。

壁の張替えなど大掛かりなものは、可能な限り業者さんにお願いしたほうが良いと思います。

なぜなら、私も一度テープ付きの張替えシートを購入してみたのですが、空気が入ってしまいうまく張ることができず、結局張替シートをだめにしてしまったからです。

よっぽど得意だという人は良いのかもしれませんが、私のように出費をケチって自分でやろうというのはおすすめしません。

話が逸れてしまいました。

王道のシートはどうでしょう。

一面色を変えることができるので、変えたなあという実感も印象もガラッとかわります。

こちは防かび加工や防水加工がされている浴室専用のシートで、色だけではなく模様が入ったものやタイルのような凸凹加工がされているものもあります。

ネット通販やホームセンターでも買うことができるので、実際にどんなものなのか確認してから購入することもできます。

費用は、一般的な浴室で3万円弱というところでしょうか。

業者さんにお願いすると20万円前後です。

ユニットバスの場合はもっとお安くなり10万円程度でしょう。

もちろん自分で希望したものを使いたい、という場合もできますが、その際は業者さんときちんと打ち合わせの際に購入したいと思っているものなど相談のうえで決めましょう。

素人が独断で買った場合、長さが足りなかったり実は特殊な道具をひとつ使わなくてはならないというトラブルが起きるので注意が必要です。

また、自分で張り替える場合は、シートを貼る前にきちんと掃除をしておかないと、シートの下でかびが発生する原因にもなりかねません。

空気が入らないように貼るのも大変です。

お洒落かつレトロなタイルも人気です。

浴室の色画像4

DIYや住宅関連の雑誌にも、たびたびタイル張りのお洒落な浴室がでてきます。

タイルはかわいい色や鮮やかな色、なによりタイル独特の光沢がとても綺麗です。

タイルも今は100円均一のお店などで販売されていますし、一枚100円以下のもっと安いものもたくさん売っています。

全面の場合は10万円以下で塗装用の道具一式などそろえることができます。

業者さんにお願いすると、張替の場合は15万円程度でできます。

古くなっているタイルをはがし、今あるタイルの裏側を綺麗にしてから再利用するので、もし完全に全て新しいものにする場合はもう少し予算をみていただくことになります。

どちらもリフォームにかかる期間は2、3日です。

なので、週末や連休中などある程度まとまったお休みの時にお願いするのがベターでしょう。

タイル張替の場合はリフォーム終了後翌日から入浴ができ、シートの場合はその日中に中良くできるので、そこの違いも注意が必要です。

ちょっとおしゃれに、木を使った加工をすることもできます。

旅館のようなお風呂になりますね。

こちらも普通の木ではなく、防水や防カビ加工がされているものです。

もちろんユニットバスでも対応できますし、全面でなくとも一部替えるだけでもだいぶ印象が変わるので、リフォーム業者さんやハウスメーカーのリフォーム例を見てイメージを固めておくのもいいですね。

なんにせよ、自分でかえる場合も業者さんにお願いする場合も、見切り発車は禁物です。

身近になってきたDIYですが、業者さんにお願いした方が安全な場合もありますね。

毎日のようにお世話になるものだから、プロにお願いしたい。

毎日のようにお世話になるものだから、自分で手をかけたい。

どちらも間違いではありません。

リラックスしたい、特別な空間にしたい、自分のこだわりがつまった空間にしたいなど色々考えがあるかと思いますが、できることなら失敗することなくリフォームしたいですね。

浴室の色画像2

予算やDIYの腕前、ご家族がいる場合は話し合って決めて、素敵な浴室にしてみましょう。



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