Top / QBlog / 2018-04-07

今を生きるということ

私は「随所作主 」(ずいしょさくしゅ)という禅の言葉が好きです。

この「随所作主 」とは、

いつどこにあっても、如何なる場合でも何もの にも束縛されず、

主体性をもって真実の自己として行動し、 力の限り生きていくならば、

何ごとにおいても、いつ如何なるところにおいても、

真実を把握出来、いかなる外界の渦に巻き込まれたり、翻弄されるようなことは無い。

という意味なのですが、

昨日もこの「随所作主 」を我が家のトイレで読んでいました。

なぜトイレなのかというと、そこに日めくりカレンダーの『まいにち、修造!』というカレンダーが有るからなのです。

その『まいにち、修造!』というカレンダーには、

「周囲の言葉や目の前の出来事に惑わされず、自分主体で人生を生きる」という禅集の教えと共に、「あるがまま」を生きること。そのあるがままとは、自分の思いをしっかり伝え、相手の思いもきちんと尊重する。
そんなあるがままに生きることが、本当のよい人間関係に繋がることだ。って松岡修造さんは解されています。

今日は、先ほど、このサイト内の記事「不動産売却時査定に利用する査定サイトを進める広告サイトの存在」を新たにアップしました。
その中のことなのですが、今こそ、この「随所作主 」は活かされると思えるのです。

「随所作主には後に続く言葉が有ります。それが 立処皆真」

どんな意味かというと、

今いる環境に愚痴をこぼしたり、置かれた境遇を悲観的に考えたり、出来ない理由を探すことは、誰もが簡単にできることです。

しかし、そんなことを言っていても、何も変わりません。

マンションや一戸建ての売却が難しくなってきている環境を、嘆き悲しんだところで何ら変わらないのです。

愚痴っぽく、周りのせいにしていても、ネガティブな気持ちに取り込まれ、自己効力感を失い、鈍い痛みを伴うだけなのです。

不動産屋に売却を任せたはいいけど、しかし、一向に売れる気配が無い。
「不動産屋さんよ、あんた、売れるって言ったじゃないか!」と言葉を荒げても何ら意味ないばかりか、その効果は反面となり不動産業者は更に売る方法を出してこないばかりか、価格下げの提案ばかりを言ってくるかもしれません。

しかし、そんな環境の中でも自分にしかできないことがあります。

それが、『今いる場所(随所)において、自分が出来ることに、ただただ集中する』ということ。

相手は変わりません。会社の中でとても力の小さい担当者の力量など知れたものなのですから、支店長や、その上の役員の売り上げ至上主義的な圧力や環境の中では変えようがないのです。

しかし、あなただけは今を変えることができるはずです。

あなたのできることだけが、今、なかなか成約できない売却環境を変えうることができ、そして、自分で自分の人生を切り開くことになる、それこそが重要な姿勢なのだということなのです

「時は金なり!」と言います。

もう待ったなしな状況の中、あなたはいつ、どこで自分のために動くのですか?

あなたのことを助けることができるのは、他の人ではなく、他ならぬあなたしかいないのです。

わがままではなく、あるがままの自分で自分の思いをしっかり相手に伝え、

相手の思いもきちんと尊重する、そんなあるがままに生きることは、本当のよい人間関係を作り、ひいては、良き結果となる選択をすることとなるものなのです。



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