街・探訪(街の魅力)ガイド・・不動産屋が見た街の魅力を伝えたい

江東区の人口・世帯数と傾向について

江東区の人口は、2015年6月12日には50万人を突破してから2017年1月時点では、506,511人と着実に増えています。
全国的に人口が減少局面を迎える中、東京都江東区は異例の人口増を続けているのですが、その実、不動産への影響は出ていて、徐々ではありますが着実に住まいスタイル変化が進んでいるのがわかります。

平成29年はの人口は、506 511で総世帯数は258 160世帯となつています。
1世帯当たりの人員は1.96人と平成24年に2人を切って以降減少しているのです。
また、平成29年の人口構成比は年少人口12.87 生産年齢人口65.63 老年人口21.49(平成24年はとなり、徐々に日本的年齢構成比と同じ老年人口率が上がってきています。

年少人口生産年齢人口老年人口
平成2年16.1974.589.23
平成25年12.3867.6220.00
平成29年12.8765.6321.49


地区別にみると、マンション建設の多い南部地域の人口増が著しいそうで、ここ10年間の豊洲地区では4万8000人弱、75.7%もの増加になっています。

ちなみに23区で最も人口が多いのは世田谷区で約90万8000人、総世帯数467644、続いては練馬区約72万7000人、世帯数360,540、大田区約71万1000人、世帯数379,595、足立区約69万4000人、世帯数334,662  江戸川区約68万4000人、世帯数333,729、杉並区約56万3000人、世帯数313,536、板橋区約55万人、世帯数298,043。そして、最少は約6万人、総世帯数33,645となり、いずれも平成28年1月1日現在(東京都総務局統計部計)となり平成26年4月1日から人口増となっている。しかし、墨田区、荒川区、練馬区、足立区とともに平成29年2月1日においては前月人口数より減っています。

ここにきて、やや人口増に陰りが見えてきたようです。
このことは住まいへどう影響するか考えてみたとき、好まれる間取りへの影響が一番有ると考えられます。
このことを物語るように、平成10年頃取引の主流だった間取り3LDKから、現在は2LDKが好まれるようになってきています。
さて、この先はいったいどのようになることでしょう。


第1回目は、新旧の街を比較してみよう。

面白マップサービスをご紹介します。

不動産業をしていると、時としてとても面白いサービスを見つけることがあります。
今回は、時系列地形図閲覧サイト『今昔マップ on the web』というサービスをご紹介します。

時系列地形図閲覧サイト『今昔マップ on the web』


この『今昔マップ on the web』というものは、100年前の地図と見比べて表示してくれるWebサービス。
例えば、明治以降の新旧の地形図を切り替えながら表示できるサイト。

右側に現在の地図、左側に過去の地図が掲出され、過去の地図を動かすとそれにつれて現在の地図が動き、見ている部分が現在の地図のどこなのかが誰にでも分かるというもの。

1986年当時など年代ごとの古地図と現在のGoogle Mapと見比べることができるんです。

なかなか見やすくしかも比較しやすく出来ています。

埼玉大学教育学部人文地理学研究室 谷謙二先生が作成された、古地図と現在の 地図をリンクさせたとても面白いです。
谷先生は地理学の中でも地理情報システム、人口移動、大都市圏、地理教育などについて研究されています。

国会図書館などに行くと、旧版地図を見ることは出来ますが、しかし今とは大きく変化していることが多く鉄道、道路、地名などが現在と異なるためどこがどこなのか分かりにくく、どこを基準に見たらよいかが判然としないんですが、このWebサービスはそれを簡単に現在の地図と並べて見られるようにしてあるんです。

一度見て頂いたらわかりますが、左側にある古地図に合わせたカーソルが、右側のグーグル地図にも反映しているためホントとても見やすいんです。

あなたの街を確認してみよう『今昔マップ on the web』

100年前の地図もここまで正確に残っているのかと感心しますが現在の地図と比べて表示する事で更に色々と面白い事も分かります。

私の住んでる場所は昔はどんなんだったの?

あの大規模マンションの土地は昔は何?

へ~、昔、あそこってあんな地形してたんだ~。
などなど、

首都圏、関東圏だけでなく、札幌、仙台、東北地方太平洋沿岸、中京、京阪神、広島、福岡・北九州と日本の主要な大都市の明治期以降の地図を現在を比べながら見ることができる、土地勘のない場所で土地、物件探しをする人にはとても役に立ちます。

売却や購入を検討している方に、ぜひ昔の地図と比較して頂ければと思いますね~。

自宅の周りや首都圏などを見てみては如何でしょうか