猫と暮らす家

皆さん、こんにちは!
おじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

先日、学生時代の友人のMちゃんとお話をする機会がありました。Mちゃんのお宅は我が家と同じくお子さんがおられない夫婦おふたりのご家庭で、そして、我が家と同じく、夫婦以外の家族と住んでいます。
我が家の家族はおじいさんチワワ。Mちゃんは2匹の猫と暮らしているそうなのです。
Mちゃんとは本当に久しぶりの会話で、猫好きとは聞いていたけれど、猫と同居中とはこのときまでまったく知らず、にゃんこトークで随分盛り上がりました!

そんなMちゃんとの会話でこんな話が出てきたのです。

Mちゃん
「うち、家を10年くらい前に買ってね」

「えー! そうなんだ! マンション?」
Mちゃん
「いや、一戸建て」

「そうなんだ! すごいね!」
Mちゃん
「実はね、ずっと賃貸住まいだったんだけど、賃貸って結構制約多いじゃない?」

言われて私も思い出しました。
私も夫の仕事の関係で賃貸住宅を何個も渡り歩いています。ただ私はチワワと暮らしているのでどうしても条件が厳しくて……。それでもチワワを誰かに預けるという選択はできず、というかしたくなく、物件探しには苦労していました。

まあ、賃貸ですと仕方ないのですよね。永遠にそこに住めるわけではなく、住人の回転もあります。家は住めば住むほど、汚れ古くなっていくもの。人間だけで住んだとしてもそうなのに動物と一緒となると粗相をしてしまう子だっているし、独特の臭いがついてしまうことだってあります。オーナーの立場なら、綺麗な状態で長く保持したいと思うのは当然ですから、必然的に条件だって厳しくなります。

これまでいろいろな物件を見ていて出てきた条件として多いのはやはりペットを飼育することによって生じる汚れや、フローリングなど建材の傷みの修繕に関すること。
また、小型犬の場合ですが、外出時はかならずケージに入れて外出し、部屋で放し飼いにはしないこと、というルールがあった物件もありました。
これも理解はできる。可哀想にも思ったものの、もともと犬は広い場所にひとりぼっちでいるのは寂しさが募るようで狭いところに入っている方が落ち着く、みたいなことを書いている飼育書もありましたから、案外理に適った条件かもしれません。
あと、条件に挙げられているのが、飼育できるペットの種類と頭数です。
小型犬、中型犬くらいまでは大丈夫。大型犬は不可というところが多いですね。
そして……猫。
一般社団法人 ペットフード協会が出されている2022年(令和4年)全国犬猫飼育実態調査 結果によると、犬:705万3千頭、猫:883万7千頭という飼育数が記載されていました。
引用元URL: https://petfood.or.jp/topics/img/221226.pdf

これをみると猫の方が多く飼われているようにみえますね……。しかし実際のところ、賃貸の集合住宅で猫の飼育が可能なところって犬より少ない傾向があるのです。

Mちゃん
「猫で複数飼いとなると物件探し大変なんだよね。だったらもういっそ買っちゃおうかって買ったの。なかなかローン大変だけど」

そう言ってMちゃんは笑っていました。
私は犬とは馴染みが深いけれど猫とは接点がなくこれまで来てしまいました。
ゆえに猫と暮らす場合、住まいにおいてどんなことを注意、配慮すべきなのか知りません。しかし今回、Mちゃんと話していて猫だからこその大変さもあるようだと気づかされました。

ということで今日は猫と暮らす家とはどんな家であるべきなのか。調べてみようと思います。

猫



1. 賃貸物件に猫OK物件が少ない理由

実際、私も物件をいろいろ見て回って犬よりも猫可物件が少ないなあと肌で感じています。猫は不可、と明言されていた賃貸物件もありましたから……。
ただ、犬と猫、なにがそれほど違うんだ? とも思ったりするのです。
同じくもふもふで可愛いのに、と。
けれどこれは私がもふもふ好きだからこそ出て来る言葉であり、オーナーさん側としては物件を綺麗な状態に保ち、次の借主へと繋げることが大事。
物件運用をしている知人に話を訊いたところ、猫はちょっとと思ってしまう理由として以下を挙げてくれました。

① 猫は爪をとぐため、壁やドアなどに傷が残りそう
② 猫は逃走が犬よりもありそう
③ 猫はしつけが難しいと考えられがち

	

① については、なるほどと思います。
確かに犬は爪とぎをしません。犬と猫との最大といってもいい違いかもしれません。ただ、別に猫だって趣味で爪とぎをしているわけではなく、これは猫にとっての生理現象のようなものだそうです。
獲物を獲る本能ゆえに爪をといで新しい爪がちゃんと伸びるようにしているとか。あとストレスを感じたとき、飼い主さんの興味を引きたいときにも爪とぎすることがあるようです。興味を引きたくて爪とぎってなんか可愛い!と思ってしまった!

② については、犬と違って散歩という概念があまりないせいもあるかもしれませんね。夫の兄が猫を飼っていたことがあったのですが、もともと野良だった子で、外にひとりで遊びに行って夕方帰ってくる、みたいな生活をしていたそうです。犬と違ってリードをつけて外に出すのではなく、完全に猫の自由意思によるものです。あの辺りはそこまで開けてはいなくて車もあまり走っていなかったからそうした飼い方も可能ではあると思うけれど、都会だと難しいかなと感じました。交通事故の心配がありますからね。
また、他の猫や動物と接することも増えることから猫の自由意思による外出は病気の感染リスクも高まると考えられます。それぞれの飼い主さんの思いによるところではあるのですが、集合住宅で猫を飼う場合、必ずしも猫好きばかりが集っているわけではないので、猫の意思に任せて外出を許すわけにはいかないとも言えます。必然的に室内飼いが多数派になるとはいえ、猫は家の外に興味を持つ子も多いそうですから、隙あらば外に出ようとする……ということもまあ、ないとはいえません。そうしたことを警戒されて猫不可とするオーナーさんもいらっしゃるでしょうね。

③ についてもうーん。まあ猫にも個性があるから一概にはいえません。しかし犬と比べてマイペース、気ままというイメージは確かにあって、しつけは犬よりも大変なのかな?という印象があります。トイレにしろ、爪とぎにしろ、しつけがちゃんとできていないとなると、臭いや傷など、物件へのダメージがオーナーさん側としては不安になりますからどうしてもハードルは上がりますよね……。
ただ少し疑問なのは猫にしつけをするのはそれほどに難しいのか?というところ。Mちゃんに訊いてみると、そうばかりも言えないそうなのです。
犬のしつけとも同じではありますが、「これをすると嫌なことをされる」という印象を持たせることで、してはいけないところで粗相や爪とぎをしなくなるよう。
もっとも大声でいきなり叱るのは良くないみたいで、飼い主さんに構ってほしくてしてはいけないところで爪とぎをしている、なんてチャーミングな理由でやっている場合だと、「やった!ここで爪とぎとぎしたら相手してくれたぞ!」と逆のベクトルに猫の気持ちが動いてしまうこともあるとか。なんだか理由を聞くと愛しいですね。

猫2

という具合に、猫が不可の理由には猫の性質、猫へのイメージが大きく作用しているらしいことがわかりました。
まあ、敬遠されている家となれば猫だって住みにくいに違いない……。
でもじゃあ、猫にとって住みやすい家ってどんな家なんだろう?
調べてみることにしました!



2. 猫と暮らすために住まいにおいて気を付けること

猫と犬の大きな違い。それを思わせる言葉にこんな言葉があります。

「猫は動きが三次元である」

なんかめっちゃかっこいい言葉だな、なんてのんきに思ってしまうのですが、猫と共に暮らす皆さんにとってこの三次元はまあまあ大変らしいです。
犬と暮らす私も犬が侵入してほしくない場所には手作りのウォールを作っています。設置場所はキッチンの入り口で、網になっていて犬自らでは開けられないようにしてあります。そうしておかないと調理中、うっかり落ちた野菜などを調理台の下で待ち構えられ食べられてしまうからです。猫と暮らす友人に聞いてみたところ、猫も同じでキッチンに興味津々とのこと。
猫は嗅覚が人間の20万倍ともいわれているそうですから、キッチンのように食べ物の匂いが立ち込めた場所があったら気になって気になって仕方ないでしょうね。
で、友人の家で驚かされたのが、猫がね、普通に調理台の上を歩いていたこと。
びっくりしました!いや三次元とは聞いていたけど、ほんと犬とは違って上方向にも注意しないといけないのね!と。
我が家のチワワは悪戯好きです。最近は歳のせいかそれほど大暴れしなくなりましたが、もう少し若いころは箱の中のティッシュを全部引っ張り出すという悪戯なんて日常茶飯事でした。
その悪戯を予防するためにはティッシュをあの子の目に触れないところに隠しておく必要があり、隠し場所は彼が上がれないような高い場所と決めていました。が、猫だとそれが難しいのですよね。高さでの予防だと猫は簡単に飛び上がって目当てのものを見つけてしまう!
なので、猫の場合は犬よりも猫本人が開けられないような収納の工夫が必要になるようです。
たとえばボタンを押しながら回さないと開かない収納とか、爪を引っかける隙間がないようなタイプの引き出しとか。
また、猫にとって高所は運動不足解消、筋力アップ、そして好奇心を満たすために必要な場所でもあるようで、猫が上がれないようにしてしまうというのは猫にとってストレスになってしまいます。高所に上がれる場所、なおかつ安全に下りられるように段々になった収納を壁際に置いて猫用のステップにもできるようにするなど、人と猫が上手に暮らせる空間づくりが重要なようです。
さらに、猫は一日中同じところにいるというわけではなく、自分が心地よい場所を探して過ごすものだそうで、太陽の傾き具合によってくつろぐ場所が違うそうです。冬はぽかぽかを、夏はひんやりをこよなく愛しているとかで。
確かに猫のいる場所って人間も過ごしやすい場所なイメージがありますね。
だから猫と暮らすうえで注意したいのは、日当たりがちゃんと確保されているかということ、また風通しができるような窓がちゃんとあるか、ということ。
内と外を自由に行き来するようなタイプならいざ知らず、完全室内飼いの場合、室内で得られる刺激が猫にとってのすべてになります。ですから一日家にいても猫がストレスを感じないよう、猫にとって大切な日当たりを意識したお部屋を選ぶことって大切だなあと感じました。
そして前章でも出てきた爪とぎの話。犬との最大の違いは三次元の動きと並んで爪とぎだと私は思ったりしているのですが、この爪とぎにはマーキングの意味があるそうな。
ここは自分の縄張りよ!という。だから猫にとって縄張りを主張したくなる場所で爪とぎをするようなのです。そこから考えると、猫が主に生活をする場所にちゃんと爪とぎ用のスペースを設けることが必須ということになりますね。
ちなみに、壁がクロスタイプだと猫の爪によってすぐぼろぼろになっちゃうので、腰壁という腰の部分まで板張りになったタイプの壁になっているとメンテナンスや掃除がしやすいようです。
ただこうして書いていて思いますが、なるほど、確かに賃貸だと難しい部分はあるのかもしれませんね。猫本人の性格もあるだろうから一概には言えないものの、賃貸においては退出時、現状復帰が原則である以上、クロスがぼろぼろになるのでは……などの不安を抱きつつ住むのは大変だと感じます。

猫3

猫の安全を守るため、不在時にケージに入れておく、などという対策は可能のようですが、ケージに入れっぱなしにしておくというのも、ストレスの原因になることもありますし、猫は自分の居心地の良い場所を探して過ごすもの。ケージに入れられているとそれができず、暑かったり寒かったりしたとき、移動して体温調節をする対応を自分でとることができません。
そうしたことを考えると、賃貸だとやはり制約は多くなってしまうのかなあ、という気がいたしますね。

猫4



3. 終わりに

「猫は隠れ家をほしがるのよ」
こう言ったのは、冒頭でおうちを買ったと打ち明けてくれた友人Mちゃん。

猫5

よく話を聞いてみると、猫も静かにリラックスして自分の時間を持ちたいと思う子が多いらしく、猫が入りたがるようなちょっと狭い場所をおうちにあえて作っているそうです。

壁の上のほうにある明り取りの窓の近くへ行けるようにキャットウォークを手作りしたりして。
昔の日本家屋と違い、今の住宅は明るく、開かれたイメージがあります。掃除しやすく死角もなさそうに見えます。もちろん、衛生面を考えたら完全に人間の手が届かないというのはまずいですが、普段、ちょっとこもってゆっくりする、みたいな場所をあえて作ってあげることってとても大切なんだなあ、と話していて感じました。
ひとりでこもって静かに過ごしたい、と考える辺り、人間とも似ていますね。私もそうですが主人も狭くて温かいところが好きでベッドと窓の前の隙間に座ってお茶を飲んでいたりすることもあるから(笑)
可愛いだけで共に暮らすことは犬だろうと猫だろうとできないと思っています。
彼らの生態を知り、彼らにとって住みやすい家とはどんなものか考えて住まいを選ぶことが何より大切だなあと。
一緒に暮らす猫ちゃんたちのために、住まいについて真剣に考えたMちゃんを私はすごく素敵だなあと思いました。
ということで今回は猫と暮らす家について考えてみました。
家は人だけが住むところじゃない。猫には猫の、犬には犬の住みやすさがある。あるいはセキセイインコにだって。
これからも感じた疑問を調べていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!






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