二世帯マンションについて考えてみた

みなさん、こんにちは!
モデルルーム巡りが趣味の主婦、ヤマダです!
前述の通り、私はモデルルームを巡るのがとても好きです。そんな私が最近気になっているのは、「二世帯マンション」。
そもそも二世帯で住むといえば一戸建てのイメージが強いけれど、都市部ではなかなか一戸建てを持つことは難しいですよね。そんなお悩みを解決してくれる二世帯マンションに興味津々なのです。
単身タイプ、ファミリータイプ等、マンションっていろいろあるけれど、二世帯、複数世帯に特化したお部屋というとどんなものなのか。あるいは、購入したマンションを二世帯で住みやすくリフォームした間取りとしてどんなものがあるのか。
ということで、今日は二世帯マンションについて考えてみたいと思います!

二世帯



1. そもそも二世帯マンションとはどんなものか?

以前、「近居について考えてみた」で二世帯での暮らしにおける近居という住み方について調べてみました。
近居とは、同じ家屋内ではないけれど、生活県内に居を構えてなにかあったときサポートしやすい場所に住んだ状態、のことのようです。二世帯マンションはその観点において、「近居」という暮らし方に一番近いものになると思われます。
ちなみに二世帯住宅についての種類についてもそのとき調べておりました。

完全分離タイプ
玄関、浴室、キッチンなど設備が分離しており、世帯ごとに生活スタイルを守って暮らせるタイプ。

一部共用タイプ
共用する設備と分離する設備が混ざったタイプ。
玄関とリビングは別、お風呂は共用や、逆にダイニングは共用、お風呂は別、など。

共用タイプ
メインとなる設備を共用するタイプ。ただ、場合によってはメインのキッチンにプラスしてサブキッチンを作るという場合もあるよう。

ただ、上記のタイプ別に考えながら二世帯マンションの情報や、リフォーム事例などをみていると、一戸建ての二世帯住宅のように、水回りの設備を複数用意し、ひとつの部屋の中で完全に分離する、というスタイルは、まったくないわけではないにせよ、難しい部分はあるようです。
では、二世帯マンションとはどんな形態のものなのかというと、以下のものが出てきました。
 
① 隣同士の部屋で暮らすタイプ。中には内壁に扉を設け、行き来できるタイプも
② 部屋数多め。同じ部屋の中で暮らす完全同居タイプ
③ メゾネットマンションに二世帯で暮らすタイプ

それぞれ、どんな住み方が可能なのか!考えてみました!

① 隣同士の部屋で暮らすタイプ。中には内壁に扉を設け、行き来できるタイプも

この状態は上記の二世帯住宅のタイプでいうと「完全分離タイプ」になりますね。隣同士の部屋ということであれば、もうそもそもが別の家、ということになりますから、水回りもリビングもそれぞれに備わっており、お互いのプライバシーはしっかり守れます。
以前、実家に暮らしていたとき、思ったことがあります。友人を招く際、両親の都合も確認しなくちゃいけなくて面倒だなあ、と。話している内容も聞こえちゃうし、訪ねてきてくれた友人も絶対気を使うし。逆もまたしかりですよね。友人を招く際、親も子ども世帯の都合を考慮しなければいけなくなりますものね。このことを考えて思い出すのは、自分が子どもだったときです。親のお客様って子どもからするとちょっと怖かったりします。お客様がいらっしゃると、挨拶だけしてあとは二階で息を潜めているような、そんな子供だった私がもし、マンションというフラットな環境において一緒に住んでいたとしたら、どこで息を潜めればいいかわからず窒息しそうです(笑)
ただ、隣の部屋にただ住むとなると、家族の状態が見えづらくなるともいえます。実際のところ、今、私は集合住宅に暮らしていますが、お隣の方がどんな生活をしているのか、見えませんし、聞こえませんものね。家族でない隣人ならそれでこそですが、家族となるとまったく見えないというのも不安があります。
そんなときに良いなあ、と思ったのは、隣同士の部屋の接した壁に行き来ができる扉が設置されたタイプのマンションもあるということ。
これなら、この扉を開け放しておけば、普段から異音も聞き逃さずにいられます。なにかあればすぐ駆けつけることもできますし、お互いの生活を守りたければ扉を閉めておけばいい。
自分達の暮らし方、状態によって選べるという意味で、この内扉があるタイプは優れた間取りだなあと感じました。

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② 部屋数多め。同じ部屋の中で暮らす完全同居タイプ 

私の場合、親とは食べるものも眠るタイミングも、テレビの好みだって合わなくなってきているし、完全に分離した方がお互いストレスなく暮らせそうと思うところも多いのですが、それも父や母が今、健康でいてくれるからです。もしも体に不調が出てきたら、ちょっとした段差で怪我をしたり、お風呂で滑ってしまったり、と普通の生活をしていても不安要素が出てきます。自分も親も永遠に変わらないわけじゃない。その意味では、できれば同居しておくべきかもしれないとは思います。とはいえ、プライベート空間もやはりほしい!
そんなとき、部屋数が多めの物件は助かるなあと思います。
ドラマ「こたつのない家」にて、お父さんが転がりこんできたとき、どこで寝てもらうかでもめるシーンがありました。共用部分は譲り合って使えばいいにせよ、それぞれ自分の時間が持てるプライベートルームもちゃんと確保できないとストレスが溜まります。そう考えると、たとえば、両親、夫婦、子どもひとりで暮らすならば、最低でも三部屋はないと厳しいですよね。
二世帯で同居可能なマンションだと、プライバシーの面も考慮した部屋数が多いお部屋が多いので、その部分では安心して暮らせますね。
ただ、お互いが使える共用スペースへの動線についてもよくよく考えなくてはならないと思います。たとえば、お年を召した方の場合、夜にトイレに起きることも多くなってきます。そうなったとき、プライベートスペースである寝室がトイレよりも遠い場所であると、非常に不便です。また、トイレの近くに寝室を構えていた他の家族がトイレに起きた人の音で頻繁に目覚めてしまう、という生活習慣の違いによるすれ違いも出てしまいやすくなるかも。実はうちの夫が最近、夜中によくトイレに起きるようになってきたのです。私は眠りが深いほうなのであまり気になりませんが、トイレの近くに部屋を構えていたらやっぱり気になるだろうなあ、と予想されます。このタイプのお部屋にもし住むとなるなら、動線についても検討して検討するべきですね。

③ メゾネットマンションに二世帯で暮らすタイプ

メゾネットとは集合住宅において、複数階をひとつの世帯の住まいとして使えるタイプのお部屋になります。内階段によって上階、下階へと移動できるので、一戸建ての住宅のように使うことも可能です。
調べてみるとメゾネットタイプに二世帯で住む場合、住み方にもいろいろあって、一階を親世帯、二階を子世帯のように分ける方法のほか、縦にわけて住むタイプもあるようです。階段を真ん中に縦に分ける感じで!この場合だと、完全分離型で暮らすことも可能そう。
なにより……メゾネットは、おしゃれ!
現金な私としてはついついそういうところにも目がいってしまいます(笑)
他にもいいなあ、と思う点として騒音に悩まされる心配が少ないという点。確かにフラットなタイプのマンションに住むと、上階の足音が気になって仕方ないということもありますが、縦割りタイプならそれも少ないですよね! 一戸建てとほぼ同じ感覚でいられるのがすごく魅力だな、と感じます。まあ、下階に親世帯が、上階に子世帯がというように横割で住むとなると、下階に住む側が足音や声に騒音を感じる、ということもあるかもしれませんが、それは一戸建てでも同じことが言えますよね。他人の立てる騒音よりは家族の発する者の方が気にならない……かも?



2. マンションだからこそのメリットとは?

二世帯住宅といえば一戸建てのイメージが強い、と先にも述べさせていただいておりましたが、じゃあ一戸建てではなくマンションで暮らすことにどんなメリットがあるのか。
考えてみました。

① 徒歩圏内で買い物ができるような街中に住みやすい
② 庭木の手入れなどの管理にかける労力が少なくて済む
③ 一戸建てより売却はしやすい

ひとつずつ見てみましょう!

① 徒歩圏内で買い物ができるような街中に住みやすい

一戸建ての住宅を建てるとなると相応の土地が必要になります。必然的に都市部よりも遠い場所に購入ということになります。そうなると大変なのが通勤や通学……。けれどマンションなら選択肢が増えるんですよね。確かに二世帯に特化した設備があるマンションとなると数は減るけれど、隣同士の部屋を買って住むという形態ならば物件数もぐっと増えますし、都市部から離れずに暮らせます。都市部のよいところは買い物に便利というところ。高齢ドライバーの事故も増えているこのごろ、私も今、少し悩んでいます。親の運転免許の返納時期をいつにしてもらうか……。でも徒歩圏内で買い物ができるような場所にある二世帯マンションで共に暮らすことができればこの心配はなくなります。これはものすごいメリットですよね。

② 庭木の手入れなどの管理にかける労力が少なくて済む

ここ!ここも大きいと感じます。母がよくこんな台詞を漏らしているのです。
「抜いても抜いても草がすぐ生えてくる……」
「ひとつ直したらまた別のところ壊れるし。大変」
マンションであれば、共用部分については管理組合が修理をしてくれます。たとえば、マンションのエントランス部分。植え込みに草が生えても基本的には管理組合が処理をしてくれる部分です。でも持ち家となると敷地内に生えた草は自分で抜くなり絶やすなりしなければなりません。これは本当に大変……。
その大変な部分をマンションなら気にしないでいられる。高齢になればなるほど家の管理は大変になっていくことを思うと、一軒家で暮らすことより、マンションで暮らす方が楽かもと感じました。

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③ 一戸建てより売却しやすい
一戸建ての二世帯住宅の場合、そもそも需要が少ないそうです。元の住人の希望に沿って建てられているためにどうしても使いにくさが出てしまって、購入に繋がりにくいよう。
調べてみていて思いました。戸建ての二世帯住宅とは自転車みたいだなあと。自転車も他の人から譲り受けて乗ると、乗り癖がついていて乗りにくいですよね。二世帯住宅は特に癖が強いということかも。その点、二世帯マンションだと一戸建てタイプよりは癖が少ないようなのです。マンションだと、一戸建てほど思い切った間取りにはしにくいですからね。また、一戸建てはもともとの建築コストが高額なために、売却しても買い手がつきにくい現状にあるようです。その意味でも、二世帯マンションの方が後々のことも考えやすい住宅形態といえるのかもしれませんね。

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反対にマンションだからこそのデメリットもありそう……。調べてみるとこんなことがでてきました。

・マンション暮らしに馴染めないこともある。

私の両親の場合、うんと若いころに団地住まいをしたこともあるようですが、ほぼほぼ一軒家での暮らしをしていました。そうなってくると、マンションで今から暮らすのは難しいかもなあと感じます。まず、隣人の立てる音が気になってしまいそうだし、今の土地を離れて街中で一から生活をしていく、というのはなかなかハードルが高いかも。



3. 終わりに

今回、二世帯マンションというものについて調べていて思いました。一戸建てだとひとつの家屋の中で閉じた関係になってしまいそうだけれど、マンションという集合住宅にて二世帯で暮らすことで、他の方の暮らし方に触れる機会も多くなって利点も多いのかもと。
住む方の性格にもよるとは思いますが、住まいの形態によって親も子も楽しく暮らせたらいいなあ、と感じます。

さてさて、今日は二世帯マンションについて調べてみました。これからも増えていくのでは、と思われる二世帯マンション。大きな買い物となる住宅のひとつの選択肢として、これからのライフスタイルを考え、二世帯マンションでの暮らしというものも選択肢のひとつに入れてみるというのはいかがでしょうか?

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