VS 鳥

皆さん、こんにちは!
転勤族の夫とおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

さて、今日のテーマは鳥。
鳥といってもいろいろいますよね。ウグイスみたいな季節感のある子から、スズメやカラス、ハトなど都市部でも見かける子から。
今日お話したいのは市街地にいる子たちのお話です。
私は子どものころセキセイインコを飼っていたこともあって、結構鳥が好きです。セキセイインコは言葉を教えると、いや、教えなくても自然と覚えて人の真似をしたりしますよね。そういうところがなんか愛しいなあと。彼らは人語の意味までは理解していないとは思うのですが、それでも意思の疎通ができている気がして、鍵っ子だった当時の私の心を随分慰めてくれたものでした。
鳥は非常に頭が良い。共に暮らしていた経験から得た私の結論です。
しかし、野鳥については仲良くするといってもなかなかに難しいのが現実で……。
実際、こんなことがありました。
おじいさんチワワと私が共に散歩をしていると、頭の上から落ちてきたのは……!
フン!
チワワには虫よけ用にと服を着せて歩いていたのですが、その服の背中にべったりと!
おのれなにやつ!と見上げた先、目が合ったのは一羽のカラスでした!
……しかし、怒るのもよくない。彼らは彼らの生活をしているだけです。それをとやかく言うのはあんまりだ。そう思ったのですが次の日も、私たちが通ろうとしたらぽた!と!
今度は直撃されませんでした!ふふ!避けてやったぜ!……というのは冗談で単に外れただけなのですが(笑)
ただこのように、特定の人や物、場所に狙ってフンを落とすなんてことがカラスはあるらしいのです。
そしてカラスと並んで市街地において問題とされるのがハト!
ハトは平和の象徴などと申します。私もこれまでそれほどハトを苦手と思ったことはありませんでした。けれど集合住宅に住むようになり、ちょっとハトへの見方が変わったきたのです……。
ということで今日は、ハトなど市街地に生息する鳥の被害と集合住宅での対策方法などを調べてみました。

鳥



1. 集合住宅における鳥害とは

鳥好きの自分としては「鳥害」と書くとなんだか切なくなってしまいますが、そんな悠長なことを言っていられないくらい鳥害は人間の生活を脅かすもので……。
主な害としては以下が挙げられます。

・鳴き声がうるさい
・フン、羽による被害
・家庭菜園、花壇を荒らされる
・ゴミ捨て場を荒らされる

などなど。
鳴き声がうるさい。これはね……。実際ありますよね。巣がある場所だと鳥が鈴なりになっていてもうすごい声!
そもそも鳥はどんなところに巣を作るのか。私、あまりよく知らなかったのですが、調べてみたところ、木の上や草むらの中、人の住居の屋根の下、家屋と家屋の間にある隙間、信号機の上などなどに作るらしいのです。
どこにでも作れちゃうんですね!鳥、すごくない?!
って思わず尊敬してしまうくらい、鳥はいろんなところに巣を作ることができます。でもやっぱり鳥の巣といえば木の上。と思うのはそれだけ木の中から聞こえてくる鳥の声がとにかくすごいから!
以前住んでいた家が、山が臨めるような場所にあって、その分、木も多かったのです。特に私の家の傍には大きな木があって鳥がもう!めっちゃ鳴く!とにかく鳴く!どれだけおんねん!とちょっと引くくらいに鳥がいて大合唱するのです(笑)鳴きだす時間はわりと夕方が多かったかな。なんでかな、と調べてみると、鳥の生活スタイルって種類にもよりますが、日の出から日没の少し前までに活動をするタイプが多いようなのですね。つまり朝から働きに出て夕方戻って来るという人間に近い生活をしているということです。となると、夕方のあの大騒ぎは、仕事から帰ってきた大家族が巣で集い、夕飯時にわしゃわしゃしているということかもしれません。人間は大家族で一家団欒というのも珍しくなってきたけれど、鳥はそれがまだあるのかなあ、なんて妄想してしまいました。
ただ、それだけ集まるとフンも羽もそれぞれ出てしまい、人の生活を脅かす衛生問題になってしまいます。時々ニュースにもなっていますよね。大量のフンにより町が汚されてしまう、ということが。中でもハトについては鳥害の代表格としてよくテレビにも出てきます。
フンはついたものをそのままにしておくと、金属を腐食させてしまいます。車にハトのフンがついたままにしておくことで、とれなくなり塗装が傷むなんてこともあるよう……。同じことがマンションのベランダの手すりでも起こりやすく、手すりが金属だったりするとそこが錆びてしまうこともあるようです。
また、鳥に家庭菜園を荒らされる問題。
家庭菜園といえば一軒家に住む人がするもの、と少し前なら思っていたけれど、最近は集合住宅で野菜を育てることも珍しくありません。先日見たドラマでもアパートのベランダで主人公の女性がミニトマトを栽培していました。というように、集合住宅においても鳥の襲来による家庭菜園荒らしは他人事ではないんですよね。鳥側の目線で考えたら、最高だなと思ってしまいます。だってご飯をたくさん食べられる場所がむき出しで並んでいるわけですものね。たまりませんね。
そして他の記事でもお話ししたことがありますが、鳥によるゴミ捨て場荒らし。これも深刻な問題になっています。ただ調べていて驚いたことがひとつ。ゴミ捨て場を荒らすのは基本的にカラスであり、ハトはあまりしないということ。カラスは雑食、なんでも食べちゃう鳥ですが、ハトは植物の種や穀類、豆類なんかを食べる鳥であるためです。というか……衝撃だったのが、ハトにとってカラスは天敵であるという事実です。カラスってハトを襲うこともあるんですね……。知らなかった……。そりゃあゴミ捨て場にハトはそうそう近づかないでしょうね。私がハトなら絶対行かない。
カラスもハトも、あるいは駅前に大量発生して困る、なんて話題にもなるムクドリも、みんな人間に害をもたらす一面を持つ鳥たちですが、鳥の立場に立って考えると生きていくことそのものが大変で、毎日が壮絶だななどと思ってしまいます。

鳥2



2. なぜハトは集合住宅のベランダに現れるのか

前章の通り、家庭菜園をする家庭が多いことも理由のひとつでしょうね。けれど植物を育てていない家のベランダにもハトはやってきます。なぜか。
これは前章でも触れたことなのですが、集合住宅のベランダは天敵から身を隠しやすい環境が多いからなのだとか。
そもそもハトというのは高い木の上や岩の影など、目立たない場所に巣を作る習性があるそうです。そう聞いてなるほど!と思いました。
確かに集合住宅のベランダってあんまり多くの人や動物の目にさらされないですよね。1階だとね、そういうわけにはいかないのですが、2階以上になるとベランダの柵の向こうがどうなっているのか、はっきりとは見えません。いわゆる死角が生まれるというやつです。ハトにとって天敵となるカラスや猫からもベランダの内側は見えづらくなります。そりゃあベランダに居つきたくもなりますよね。
中でもハトが思わず巣を作りたくなるようなベランダ環境として以下が考えられるそうです。

・人の出入りがないベランダ
・物が雑然と置かれた物置ベランダ
・昼夜逆転生活の人の家のベランダ

これらはすべてひとつの理由のもとに導き出された結論です。すなわち「脅かされることなくゆっくり過ごせる環境である」ということ。
人の出入りがないベランダ、住人がいない部屋のベランダはハトに狙われやすいそう。無人の部屋ってカーテンかかってないですよね。そうすると部屋の中が丸見えになってしまい、お? 人いない? ベランダに巣を作っても気づかれない? 極楽じゃない? 的な思考により、ハトが居ついてしまうのですね。見ていないようでいろんなことを見ている! 昼夜逆転生活の人の家のベランダが狙われやすいのもそこで、昼夜逆転している、ということは、昼間は寝ているので、部屋の住人がベランダに出ることがあまりありません。そもそもですがベランダに出る理由ってなんだろうって考えると、
・洗濯物を干す
・ちょっと部屋の中ではなく外で息抜き
・喫煙のため(マンションによってはベランダでの喫煙を禁じているところも多いですが)
・ベランダの植物への水やり
・ベランダ掃除
くらいかな?でもこれって喫煙とか、外の空気を吸いたいとき以外はまあ、夜よりも昼の行動だと思います。実際、昔自分が昼夜逆転、というか、仕事が忙しすぎて深夜に帰宅するという生活を送っていたころ、ベランダに出たり窓を開けたりってほぼなかったんですよね。不衛生かつ不健康って思うけど、ベランダを意識したこと少なかったなあ……。
ハトからしたら「いるけどいない人」みたいなそんな感じで済みやすいベランダ認定したくなるのもまあわかります。
あと物がたくさん置かれたベランダにハトが居つくというのもこれも非常に理にかなった行動で、物が多ければ死角が増える。死角が増えれば身を隠せる。安心安心、とそういうことのよう。
ハト賢いな〜、と思うし、それだけ生きていくことって大変なんだなと感じたりします。
ただ……大変なのね、で放置しておくわけにはやっぱりいかないんですよね……。

鳥3



3. 対策方法

ということで、ハト等の鳥がマンションに寄りつかないようにする方法も調べてみました。

・エサやり状況を確認
・ベランダの窓にはCD、目玉など鳥の嫌がる鳥避けグッズを
・どうにもならないときは鳥よけフェンス設置

意味なく鳥がやってくる、ということはなく、鳥には鳥なりの理由があります。野生で生きる鳥にとって、安全と食事。それが確保されていることこそ重大事。探し回らなくてもエサが食べられる環境であれば、居つくのは当たり前ということなのです。
つまり、ハトが居ついてしまう原因を作る方がご近所にいないか、それを知っておくことも大切ということになります。ちなみに動物愛護法により、野鳥への餌やりなどによって周辺環境に夥しい被害が出た場合、都道県知事に申し立てすると、原因を作っている方へ指導してもらうことも可能ではあるよう。市区町村によっては条例によって明確に餌やり行為を禁止しているところもあるので、自分が住んでいる場所はどうなのか、確認しておかねばですね。・・・とまた話が逸れてしまったけれど、もしもハトなど鳥による被害を自分の家が被った場合は、エサやりをしている方がいないか確認すること、いた場合は自分で談判せず、市区町村にまずは相談することが大事ですね。
エサやりなど、そうしたことはなさそうなのに鳥が来る!の場合は、自分の部屋のベランダに鳥を寄せ付けない対策をする必要があると思います。
すなわちあれです!ベランダに吊るしておく、鳥避けグッズを使うという方法!
調べてみて驚きました!鳥避けグッズってめっちゃあるんですね!
まず代表的なものとして目玉風船。これは文字通り目玉っぽい印刷を施された風船で、人間でも見ててちょっとどきっとする(笑)視線に弱いってやつでしょうか。確かにこれはちょっとあったら嫌だな。(←なに目線だ、ヤマダ)。
他にはキラキラテープ、CD板といった七色に光るもの。

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これはね、見たことあるんです!近所の家でめいいっぱいこれをベランダに下げている家があって。まだ鳥避けグッズのこと知らないときだったのでベランダがすっごく光っていて「何事?!」と驚いたのです。人でもこれくらいびっくりするんだからまあ、効果はありそうですね。ただ……私も数日見たら慣れちゃったんですけど、鳥もそうらしいです。こうした鳥を寄せ付けないグッズ、田んぼにいる案山子もそうですけれど、一定期間経つと鳥も慣れて怖がらなくなってしまうんですって。だから使うならば、鳥が来始めたな〜と思ってすぐの頃が良いようです。
「ここは怖い家!」と思ってもらえて来なくなることもあるようなので。
一番効果があるとされるのはやっぱり鳥避けネットやボード。こうしたものでベランダを覆い、そもそも鳥が入れないようにする、というものです。もうこれは最終手段でしょうね。

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4. 終わりに

僕らはみんな生きている、という歌があるように、鳥だって生きているんだ、と思ったらあんまり嫌いたくない気持ちになります。できるものなら上手に共存していきたいな、とも。ただどうしても違う種である以上、わかりあえないところもあってそこが難しいですよね。だから私は内見するとき、鳥の痕跡がその住宅の周りにないか、かなり気にして探します。ちょっと止まり木がわりにベランダに来るくらいではなく、常駐しているレベルだと痕跡はかなりはっきり残りますから。
なので、ベランダとエントランスは重点的にチェックするようにしています。
内見において、間取りや設備なども大事だけれど、住んでいるのが私たち人だけなのか、鳥もこの家の、建屋の敷地を住居として認定していないか、それを見極めることも大事だなあ、と今回この記事を書きながら感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました!次回の記事でまたお目にかかれましたら幸いです。






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