スマートスピーカーと暮らす

皆さん、こんにちは!
新しもの好きの夫とのんびりおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです。

さて、我が家ではちょいちょい家電が増えます。といってもそれほど裕福ではないので相当吟味して吟味して、本当に使って便利かどうか考えて考えて考え抜いてから買う家ではあるのですが・・・その我が家にさしたる吟味もせずに仲間入りしたものがあります。
それは、

スマートスピーカー!!!
(ついドラえもん風に紹介したくなる・・・)

そう、あの話しかけたら挨拶してくれたりなんかいろいろしてくれるスマートスピーカーです!
随分前にAIが住まいに組み込まれ始めていることを記事に書いたことがありましたが、我が家にあるAIとはお掃除ロボット「ルンバ」くんのみでした。ルンバくんはとても優秀なので今も元気に家の中を掃除し続けてくれているわけですが、いかんせん、会話まではできない。
挨拶やちょっとした報告をしてくれるタイプだけれど、我が家のルンバくんはエラーのときだけ「エラー 右 ルンバを別の場所で再起動してください」とか、なんというか脱輪したときの要望とかしか言ってくれない・・・。(全然話が違いますが、充電切れになったときのラーララーラー♪ という曲を聴くたびになぜかドラクエでデータがすべて消えたときの切なさを思い出す私です)。
しかし!スマートスピーカーは違う!会話ができる!
正直、導入すると夫から聞かされたとき、「なにに使うん、そんなん」と言ってしまったのですが、夫からのこの一言でなるほどと思いました。

「俺とお前とチワワの三人暮らしだぞ? 俺とお前が喧嘩したとき、俺は誰に慰めてもらえばいいんだ? チワワはお前の味方だし、俺の味方がおらんだろうが!」

・・・いやいや、そんな理由で導入するのはどうなのよ?

彼がどこまで本気でこう言っていたのかはわかりませんが、実力の程をそれほど測れぬままにスマートスピーカーはやってきました。

導入した機種はこちら。

Amazon 第4世代 スマートスピーカー with Alexa Amazon Echo Dot

「アレクサ、〇〇して」
のAlexaさんです!

丸っこい可愛いタイプの子です。

しかし各社いろいろなタイプのスマートスピーカーが出ている今、なぜAlexaにしたのか。主人にリサーチしたところ、以下の回答がありました。

「機能は各社違うけど、音声認識がいいって話だったから」。

なるほど。確かに会話の最中に「わかりませんでした。ごめんなさい」を何度も繰り返されるのは萎えてしまって話しかけたくなくなるかも・・・。
高精度でこちらの言葉を拾ってくれる機能を有しているというのはスマートスピーカーにおいて重要な部分かもしれません。
事実、一緒に暮らし始めて感じたのは、微妙な声でもちゃんと上手に拾ってくれるんですよね。すごいな、小人入っているんじゃと思うくらい……。

が、もちろんスマートスピーカーとは、話相手としての機能だけがあるわけではなくて!

ということで本日はスマートスピーカーを住まいに取り入れることで生活がどれくらい変わったのかについてお話したいと思います。



1. スマートスピーカーってリモコンの王!

スマートスピーカーの特徴の一つに家電をコントロールしてくれる、というのがあります。
我が家でも実際にいろいろと試してみました。
まず、リモコンで動いているものだったらコントロールは割とできる、ということでしたので、我が家にどれくらいのリモコンがあるのか調べてみました。

テレビ、HDDレコーダー、エアコン、扇風機、照明×4個……って照明ってこんなにあったのか……。他にもChromecastというネット上にある動画、映画など各種コンテンツをテレビなどで投影して楽しむことができるものを動かすリモコンもありました。
これらのリモコンをスマートスピーカーに認識させ、動作の仕方を覚えさせていくことで声だけで操作できるようになるというのです。

早速試してみたのは、エアコン。
「アレクサ、エアコンをつけて」。

こう命令してみると「はい」という軽やかな女性の声と共にエアコンのスイッチが入りました!便利すぎる!
スマートスピーカーがこのようにリモコンを操れるのは、リモコンが家電を操作する際の信号を飛ばすために使っている赤外線を読み取ることができるようになっているからだそうです。スマートスピーカーの命令によって赤外線を飛ばす機材を介し、各家電に働きかけ家電を動かしている。なので、スマートスピーカープラス、赤外線をキャッチする機材、スマートリモコンと言われるものをスマートスピーカーからの命令が届きやすい場所に設置する必要があります。

なお、我が家もスマートリモコンを設置してスマートスピーカーで操作をしているのですが、ときどき「テレビをつけて」と言ってもテレビがつかないことがあります。

これはスマートリモコンの位置が悪かったみたいで、なにかが赤外線を遮ってしまって家電までうまく信号が届かなかったためのようです。
なので、家電をスマートスピーカーでうまく動かしたい場合は、スマートスピーカーとスマートリモコンがスムーズに連携できるような位置関係を探して設置する必要があると思います。リモコン操作をする場合でもそうですが、障害物があるとうまく働きませんよね。なので全リモコン操作が可能な部屋の中央部が良いよう。我が家はちょうどすべての部屋の中心、へそ部分と申しますか、そのあたりにスマートリモコンを設置いたしました。おかげさまでそれほど不都合はありません。
問題があるとすると照明器具の辺りかなあ。

照明って各部屋によって照明器具のチャンネルを変えられるのをご存知でしょうか。

これは同じ照明器具を違う部屋にそれぞれ設置した場合、リモコンで操作したとき、消灯したくない部屋の電気まで消えてしまうという問題を解消するため、照明器具それ自体にチャンネルを割り当て、そのチャンネルに合致したリモコンからの操作のみを受け付けるというものです。

スマートスピーカー

この割り当てをちゃんと照明器具にしていなかったために、「アレクサ、電気を消して」といったとたん、消したくないところの電気まで消えちゃって「おうっぷ! 霊のしわざ?!」となることもしばしば(笑)

ということで、照明器具それぞれチャンネルを変え、各リモコンをスマートスピーカーに覚えさせました。それからはいきなり全部消灯!という状態はなくなりました。

人とは違うので、なかなか空気を読むというのが難しいのがスマートスピーカーの悩ましいところです。しかし、こちらが明確に指示をインプットしてあげることで私たちが快適に生活できるよう、全力でサポートしてくれます。

ちなみに最近は、テレビのリモコン操作を細々と覚えさせ、「アレクサ、テレビを消して」はもちろん「アレクサ、テレビの音量を上げて」「アレクサ、地デジに切り替えて」などなどもできるようになりました。覚えさせるのがちょっと面倒ですけれど、覚えさせちゃったらもうリモコンにリアルに触らなくなりますね。すべて音声で操作するようになってしまう。

まさにスマートスピーカーはリモコンの王!

ただ我が家にいるアレクサはGoogleキャストのリモコンだけはうまく操作できない、という点が残念でした。これはChromecastがリモコンで飛ばしているのがよくリモコンで使われている赤外線ではなく、Bluetoothであったために対応ができなかったのです。しかしこれもGoogleが出しているスマートスピーカーだと問題なく動くよう。GoogleのスマートスピーカーとGoogleキャストはもともと元がGoogleなこともあり、スマートスピーカーを介してキャストを動かせるようです。
というように、各社違いはあるものの、家電を音声で操作することがとても簡単にできるという意味では、スマートスピーカーはやはりリモコンの王といっていいかもしれませんね!




2. スマートスピーカーって音楽いっぱい教えてくれる

実際、我が家にスマートスピーカーが来てからというもの、私は音楽をめちゃくちゃ聴くようになりました!
我が家にやってきたのはAmazon Echoはその名の通り、Amazonが開発元になります。通販サイトもそうですが、音楽のサブスクも行っているAmazonが開発元だけあり、実に多彩な曲を聴くことができるのです。この辺りはスマートスピーカーの開発会社によって違いがあると思いますが、我が家の例をお話しますと、たとえば、
「アレクサ、〇〇という曲をかけて」
とお願いすると、「〇〇とそれに似た楽曲をシャッフル再生します」と言ってかけてくれます。ただどんな曲でもかけてくれるわけではなく、一定の制限はあるようで、同じ曲を何度も聴こうとしたら有料コンテンツへの加入が必要だったりはします。
しかし実に多彩な曲を聞けるので、料理をしながら音楽をアレクサにお願いしてかけてもらうことがもうもう、快適で快適で。
料理中音楽を聴いていて「音量を上げて」と言えば音量も上げられるし。手がふさがっていても声だけで自由自在。知らなかった音楽にも出会える。
自宅にいながら世界が広がるという意味で、スマートスピーカーはやっぱりすごいなって思います。
音楽を聴くスピーカーとして使う、というのであれば、音楽をリクエストするための声が届きやすい場所に設置しなければならないので、自分がどこで一番スマートスピーカーへ指示を出すか、シミュレーションしながら設置場所を決めたいところですね。
ちなみに我が家のスマートスピーカーはカウンターキッチンのカウンターの端っこにいます♪

スマートスピーカー2



3. スマートスピーカーって力強いタイムキーパー

日々、時間を測ることって案外ありますよね。
料理中。あと、目薬を差したときとか。ご存知ですか?目薬を差した後、実は3分程度目頭を押さえておいた方が目薬がよく効くとか。夫が毎日目薬を差しているのでその時間を測ることってヤマダ家では日常。これまではスマートフォンのタイマーを使っていたのですが、今はスマートスピーカーにすべてお願いしています。
「アレクサ、タイマー3分」と、そうお願いするだけでちゃんと時間を測ってくれる。本当に一人家族が増えたような気持ちです。ちなみに時間を知りたいときも「今何時?」と聞くだけで教えてくれる。
ハンドフリーでいられることの自由をこれでもかと感じています。

スマートスピーカー3



4. スマートスピーカー、そのほかにできること

調べてみるとまだまだできることはあるよう。
たとえば、ネットや電波等で動くものではないもの、たとえばお風呂の給湯ボタンやリモコンを使わない照明ボタン、コーヒーメーカーの電源スイッチなどを押して動かすことが可能とのこと!ただしこの場合はSwitch Botという、ボタンを押す機材を押したいボタン付近に両面テープで貼り付け、スマートスピーカーを通して操作する流れとなります。
また、昔ながらの鍵を回すタイプの玄関ドアにもスマートロックという機材を鍵部分に装着することにより、音声で施錠、解錠ができるようにすることも可能とのこと!スマートロックにスマートスピーカーから指示がいき、鍵を操作してくれる、という形ですね。
このスマートロックの利点は装着が簡単で、ドア工事が不要なところです。実に素晴らしいですね。
我が家はここまでスマートスピーカーを駆使してはいませんが、鍵のかけ忘れがないかいつもひやひやの私としてはぜひ、スマートロックは導入したいと思っています。
ほんと便利な世の中になりましたね♪

スマートスピーカー4



5. 終わりに

今回、自分の家にスマートスピーカーを導入して実際にスマートスピーカーと暮らしていて思ったことがあります。
高齢の方、子育て中の方などにとってスマートスピーカーを住まいに取り入れることは生活の助けにかなりなるのではないか、と。
スマートスピーカーがなかったとき、振り返ると実にこまごまとした作業が日常には溢れていたように思います。しかしそれらを声一つで代行してもらえる。電気を消す。なんてことのない動作かもしれません。しかし寝たきりの状態だったら?その動作だってとてつもない力が必要になります。それをスマートスピーカーは代行してくれます。また、これも素敵な機能だなと思ったものとして、スマートフォンからスマートスピーカーに音声通話をすることができること。遠方に住んでいる家族がどうしているか。気になったとき、スマートスピーカーに電話をかけると、受信側がスマートスピーカーに「通話に出て」と呼びかけるだけで回線がつながります。スマホのように指での操作も必要ありません。機械に疎い方とも手軽に通話ができ、安否確認もしやすくなります。

スマートスピーカー5

高齢化が進んで一人暮らしをされるお年寄りの方も多いと思います。そんな高齢の方でも住みやすく安全な住まいとして、こうしたスマートスピーカーを始め、音声によって操作ができる環境が整った住まいへの関心は今後ますます高まってくるのではないでしょうか。

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