急行が停まらないからこそ

皆さん、こんにちは!
電車を眺めるのが結構好きな主婦、ヤマダです!

私はもともと中部地方の出身なのですが、東京に縁あって出てきて以来、ずっと思っていることがあります。

関東地方って公共交通機関が素晴らしいね〜!!!!と。

私のいた地方では、電車の本数も良くて20分に1本だったし、車社会なのでバスもあまりないし(1時間1本ないことも結構ある・・・)終電も早いし。

しかし、関東は違います。
都心になればなるほど、5分と開かず電車は来るし、どこへ行くにも交通機関を使えば大抵は辿りつけるし、終電も遅いからぎりぎりまで飲めるし!(来年から繰り上がるようではありますが)。

中でも「急行」「快速」「特急」たちの存在は大きいです。
主要な町まで素晴らしいスピードで辿りつかせてくれる!

そう考えると、急行や快速などが停まらない駅よりも、停まる駅を最寄り駅にしたいなあ、と考えてしまいます。

でも待って?

急行や快速が停まらない「各駅停車」駅の近くに住むことだって、最寄り駅が各駅停車駅だからこその魅力があるよね?

というわけで!実際に、急行や快速が停まらない駅の近くに住んでいたときに感じた、普通駅だからこそのメリット、デメリットをお話していきたいと思います!

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1. 各駅停車駅の町に住むメリット

ではでは!まずは実際に各駅停車駅の町に住んで感じたメリットからお伝えしたいと思います!

① 密ストレスが少ない
② 治安が良い傾向にある
③ 商店街が頑張っている
④ 安い

では1つずつみてみましょう!

① 密ストレスが少ない

今年もっとも人々の関心を集めたもの、それはやっぱり新型コロナウィルスですよね。
このウイルスの拡大に伴い、「密であること」へ注意を払うようになった方は多いと思います。

ただ、人々とできるだけ距離を置くこと。それが難しいのが公共交通機関です。
閉ざされた空間に複数人が詰め込まれて移動するわけですから、不安を感じますよね。

そう考えると、急行や快速が停まるような大型の駅においては、入って来る電車への乗り降りの人数が必然的に多くなります。
密も生まれやすくなります。

対して、各駅停車だとどうでしょう。
もちろん、路線にも時間帯にもよりますが、私の経験からいうと、急行や快速でみられるような混雑状態にはなりにくい傾向があります。

実際、各駅停車の電車の横を急行電車が通り過ぎていくのをよく目にしていたものですが、恐ろしいほどの混雑具合・・・。窓ガラスに顔を押し付けて悶絶している通勤客の様子を、戦きながら眺めたこともしばしば・・・。
あのときほど、「普通電車で良かったかも」と思ったときもありません。

特にここ最近はテレワークも進んでいますから、もともと急行や快速よりも空いている傾向にあった普通電車も、ピーク時より随分、人が減ったと思われます。

どうしても出かけなければならないのならば、できるだけ空いている電車で移動する方が安心です。そういう意味で、各駅停車の駅は見直されてくるのではないでしょうか。

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② 治安が良い傾向にある

各駅停車駅の停まる町は、急行や快速が停まる駅に比べ、犯罪件数は少ない傾向にあります。

理由としてはやはり、人が少ないからでしょう。
急行や快速が停まる駅はそれだけ栄えています。
大型商業施設もたくさんできます。しかしそれだけに、人も多く、争い事も生まれやすいですよね。

警視庁が発表している、東京都内の犯罪発生場所マップを見ても、大型駅の周りの犯罪件数の方が、各駅停車駅の犯罪件数よりも多く発生しています。

実際、私も関東に出てきて20年以上になりますが、その間に厄介ごとに巻き込まれた経験があります。
その経験をした場所は、急行が停まる都内の大型駅でした。友人と話していたら前から来た見知らぬ男性にいきなり平手で頭を叩かれるという・・・。
通行の邪魔だったのか、他になにか原因があったのか。なぜ叩かれたのか理由はわかりませんでしたが、男性はさっさと走っていってしまいそれきりです。
大した怪我もなかったので、「な、なんかどつかれたんだけど!」くらいでこの件は終わりました。
ただ、びっくりし過ぎて涙が出て止まらなかったことは忘れられません。
いや〜、あのときは驚きましたけど、まあ、人が多いと思わぬ事態に巻き込まれる確率も高いということなんでしょうね。

以上のことからも、絶対数が少ない各駅停車駅の町の方が、治安は良いといっても良いのではないでしょうか。

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③ 商店街が頑張っている町が多い

シャッター街なんて言葉がある通り、各駅停車駅の町の中にはさびれたシャッター街も存在します。
が、もちろんそれを良しとしている町ばかりではなくて、大型商業施設がないからこその取り組みとして、お祭りに町全体で力を入れたり、商店街で使えるクーポンを積極的に町民にアピールしたり、と独自性の高い試みをしている商店街も数多くあります。

私のいた町の例だと、なんと、商店街でミスコンをしていました!
ポスターが貼られ、祭りの日に投票をするんです。
他にも町おこし用の歌を商店街で積極的に流し、訪れる人の耳に町を印象付けたりもしていました。
おかげで駅から家に帰る間に耳がその歌一色になってしまい、食事を作りながらついつい口ずさんでしまうという(笑)

そうした試みの一つひとつを見ていると、大型商業施設にはない人情のようなものをとても強く感じます。

現代社会においてはとかく薄れがちな人と人の縁ですが、急行や快速の停まらない小さな町だからこそ、縁とは結べるものなのかもしれませんね。

④ 安い

各駅停車駅の近くに住む最大のメリットはこの「住宅価格の安さ」かもしれません。
急行や快速が停まる駅と、普通電車しか停まらない各駅停車の駅で、賃貸でも分譲でも家の価格を比べると、かなりの差が出ます。
実際、不動産を探していたとき、仲介業者の方に、

「優先順位は価格の安さで!」

と伝えたところ、紹介されたのは各駅停車駅を最寄りとする物件ばかりだった経験があります。

それだけ、移動に対する利便性という部分に価値が生まれやすいということではあるでしょうが、賃貸にせよ分譲にせよ、毎月出ていく固定費、しかも家計の大部分を占める費用です。
ここを押さえて住みたいと思う方は多いのではないでしょうか。

ゆとりを持って暮らせて、人の情も感じられて、しかも安い。
各駅停車駅の町って良いことづくめですね!



2. 各駅停車駅の近くに住むデメリット

物事には良い面、悪い面、どちらもあって然るべき。
良いことだけを言って終わりにしたいけれど、そういうわけにもまいりません。
フェアじゃなくなってしまいますものね。

というわけで、各駅停車駅の近くに住んだ私が感じたデメリットはこちら・・・。

① 移動に時間がかかる
② 駅の周りに店が少ない

はい、やっぱりこの辺りでしょう。
では1つずつ確認してみましょう!

① 移動に時間がかかる

私は以前、JRに接続する私鉄の各駅停車駅を最寄り駅にしていたのですが、JR駅まで出る時間がとにかくかかることに辟易していました。
だって、急行で行けば10分で着けるのに、各駅停車だと倍はかかるんですもの・・・。
まあ、各駅停車の駅の方が、急行が停まる駅より多いわけですから、時間がかかるのもやむを得ません。

しかし・・・急いでいるときに、

「急行列車の通過待ちをします」とか言われて、各駅停車駅で足止めを食らったときにゃ、

「くそ〜!!!また急行様に道譲らなあかんのか!こっちの方が先走ってたのに・・・」

などと理不尽な怒りを感じることも・・・(私だけ?)

そうならないよう、途中から急行電車に乗り換える、という手段もありますが、いかんせん、途中から乗り換えようにも一般的に急行電車は混んでいる!
各駅停車民が乗り込もうにも、すでにぎゅうぎゅうで乗り込めず、悲しい気持ちになることも珍しくありません。

各駅停車の駅を最寄り駅とすると、移動においてしなくていい苦労をすることになりやすい、というのが私の感想です。

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② 駅の周りに店が少ない

これもまあ、やむを得ないかもしれません。
そりゃあ店を出す方だって、人がたくさん来るだろう場所に出したいものです。
急行や快速が停まる駅の近くであれば、当然大勢の人が乗り降りしますから、客足も良くなりますよね。
対して、各駅停車だと、その駅の近くに住む人とか、本当にピンポイントで用事がある人しか来ないことになります。
大幅な客入りは認められないと考えられ、当然、出店は少なくなります。
そうなるとちょっとしたものを買うにも他の町まで足を伸ばさないといけなかったりしますから、結構大変です。

しかも店が少ないと困るのが、夜道の暗さ!
街灯とかコンビニの明かりとかはまああっても、そもそもの店の総数が少ないですから、夜道は心もとないことこの上なし!

女性の一人暮らしにはちょっと向かないかもしれないな、と感じたものです。

多くの路線が乗り入れている駅や、大型駅に急行で直結しているような駅はそれだけで資産価値が上がります。
家や部屋を買って後々売りに出したときの資産価値にも、急行が停まるか否かが大きく関わってくるということですから、駅選びは適当にはやりにくいですね・・・。



3. どんな人だったら住みやすいのか

良いところ、悪いところそれぞれですが、どんな人だったら各駅停車駅の近くが住みやすいか、も考えてみました。

各駅停車駅近くに向いている人
① 車を所有したい人

車を所有するメリットは都心では希薄ですが、それでもここ最近の状況から、車移動へのシフトも多くみられます。
このことからも中古車でもいいから車があると良いな、と考えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、車といえば駐車場が必要。駐車場だって急行や快速が停まるような大型駅の近くでは普通に部屋を借りるのと同程度の金額がかかることも珍しくありません。
対して各駅停車駅の町だと、町の人気度にもよりますが、物件同様、駐車場も安い傾向があります。
そもそも車があれば、主要都市への買い物も電車ではなく車で行くことも可能になります。
移動手段の選択肢を多く持ちたい人には、各駅停車駅近くに住む方が合理的かもしれません。

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各駅停車駅近くに向いている人 
② 健康に気を使いたい人

健康を損なう最大の理由は、ストレスです。
ストレスの原因はさまざまですが、やはり人は人で疲れるケースが実に多いです。

毎朝、改札を通る。電子カードをかざしたら残高が足りず、改札で止められる。まごまごしていると後ろの人に舌打ちをされる・・・。

・・・もうこれだけでストレスですよね。
言っていて私も憂鬱になりました。

そういった意味で、各駅停車駅近くに住む方が快適だと私は感じます。
なにせ急行や快速の停まる駅と違い、人が少ないですから、改札もそこまで混み合いません。当然、舌打ちされる確率も減ります。それだけで実に快適です。

また、大型駅よりも各駅停車駅近くは住宅街になりやすいです。それゆえ、交通騒音や、居酒屋客の騒ぎ声など、いわゆる街特有の喧騒も各駅停車駅近くは少なくなります。
騒音もストレスを増大させる要因になりやすいものですから、急行や快速が停まる駅は避けて、各駅停車駅近くに住む方が健康には良いのではないでしょうか。

各駅停車駅近くに向いている人 
③ 小さなお子さんのいらっしゃる人

お子さんとの移動は大変だと思います。荷物も大きくなりますし、まだ歩けなければベビーカーも押さなければなりませんよね。

その意味で、急行や快速よりも普通電車は使いやすいと思います。
それをひしひしと感じたのは、自分自身の体験からです。

私自身には子供はいません。代わりではないですが、年老いたチワワと暮らしています。ただもう結構なおじいさんなので、ときどき体調を崩してしまい、病院に行くことがあるんですね。そんなときは犬を入れたキャリーバックを持って電車での移動となります。
しかしこの移動がとにかく疲れます。キャリーバックと自分の荷物、ワンコグッズを持っての移動でどうしても大荷物になってしまうからです。

その電車移動の中で唯一、良かったな、と感じたのが、各駅停車駅が最寄り駅だったことなんです。

大荷物でもすぐに乗ることができる。運が良ければ座れる!
もしももっと混んだ電車に乗らなければならなかったら・・・。さすがにげっそりします。

チワワでもこれだけ大変だと感じるくらいですから、お子さんを連れての移動はもっと大変だと想像できます。実際、町で見かけるお母さんたちは大変そうですよね。ベビーカーを押して、たくさん荷物を持って・・・。

そう考えたら、少しでもゆとりを持って電車移動ができる、各駅停車駅近くに住む方が労力の軽減に繋がるのではないかと思います。

また、大型駅と違って、各駅停車駅の方が、犯罪や事故自体は少ない傾向にあります。
お子さんにとっての安全を考える上でも、各駅停車駅の町は住みやすい町かもしれません。

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4. 終わりに

家を選ぶ基準の中で「駅」は重要な要素となります。
家の中だけではなく、外部との交流に関わる部分ですから当然ですよね。
しかし、今年、移動が自粛される事態を迎え、本当に住みやすい家はどんなものかが広く考えられるようになってきました。

便利だから。時間短縮になるから。

もちろん、それも大切なことです。

けれど、暮らし方が変わり始めた今、「きちんと生活する」ことに注目が集まってきています。

なにを基準として物件を選ぶのか。それは各々の心の物差し次第だと思います。
しかし、これまでのように、

「大型駅の近くだから資産価値が上がる」と一概に言えない時代がやってきていることも確かです。

これから先、どんな家だったら自分は健やかに暮らせるのか。
住み替えをするにしても、どんな家に人気が出て来るのか。

判断するのは難しい問題ですが、一生でもっとも大きな買い物です。専門家と相談しながら、ベストな選択をしていただけたらと思います!

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