迷っているなら取り入れてみよう!素晴らしき障子の世界!

皆さん、こんにちは!
和も洋もどちらも大好きだけど、やっぱり和がいいね!と和に傾きつつある主婦、ヤマダです!

最近、あれに触れてないなあ。

あれ!

そう!障子!!!
みなさんのお宅には障子はありますか?
我が家には・・・・ありません!!!
(和が良いとか言いつつないんかい!と突っ込まれそう・・・申し訳なし・・・)

けど、いろいろな物件を見ていて気がついたのですが、洋風の物件でも結構障子を取り入れているお宅があるんですよね。

一年ほど前ですが、先輩のAさんの家に遊びに行った際、びっくりしたんですよ!
洋室のお部屋でありながら、立派な障子がはまっていることに!

椿でしょうか。綺麗な赤い花が障子の中央に描かれた見事な障子でした。


「先輩!すごい綺麗ですね!これ、前来たときはなかったですよね?」
Aさん
「そうなの。和モダンぽい部屋にしたくていろいろ探してさあ、この手の障子、やっとみつけたんだよね!見て!火鉢も買っちゃった!」

にこにこして先輩が指し示す方向を見て衝撃を受けました。

火鉢まである!!

Aさん
「ちなみに!その障子、柄物だし、良いお値段したんだから破るなよ〜」

「もちろんですたい!!」

というように、洋室でありながら和風の部屋にチェンジする、または和洋折衷を楽しむ流れは珍しくありません。

私自身、先輩の部屋を見てにわかに障子欲(なんやその欲!)が沸いてきています。

しかし、実家に障子はあったけれど、障子のことなんて実はあんまりよく知らない・・・。

ということで本日は、障子の歴史や種類、障子導入にあたり押さえておきたいメリットデメリットについて調べてみたいと思います!

障子の世界



1. 障子はもともと目隠し用だった!

そもそも障子とはどういうものなのか。

気になったので。まずは障子の歴史を調べてみました。

すると、意外なことがわかりました。

「障子」というものが現在の木枠に和紙を貼ったあの形で認識されたのは、平安時代末期ごろ。
平清盛の邸宅、六波羅泉殿に用いられたものが文献として残っている最初とされています。

じゃあそれ以前において障子はまったく存在していなかったのか、というとそうでもなくて、そもそも障子の概念自体が今とは異なっていました。

現在の形の障子を障子と考える前、障子とは、「障」=「さえぎる」、「子」=「道具」とされており、目隠しのために建てられた衝立や屏風のようなものの総称として使われていたようなのです。
ですから、平安時代の絵巻などでよく見る、高貴な方と謁見に訪れた人との間につるされた、竹で編まれたすだれ=御簾や、床に置いて使う衝立的役割の几帳なども障子と考えられていました。

障子に求められている機能は、目隠しとしての役割が主だった、というわけですね。
(余談ですが、平安時代の家屋は屋根と壁はあるけれど、窓を覆うものがなく、むっちゃ寒かったそう。雨も結構降りこんでいたらしい)。

しかし、現在の形に近づいた障子も細かい細工が可能な工事技術がなく、また、使用する紙が高級であったこともあり、庶民の家には障子は用いられないまま時が過ぎました。
やっと庶民の家にも障子が入るようになったのは江戸時代中期以降とされています。

障子ってそんなに高級品だったのですね・・・。私ったら実家にあった障子を北斗の拳を真似て、「ワタタタタタタ!」ってむっちゃ破いてましたよ・・・・。
室町時代の人とか見たら激怒されそう・・・。すみません!!

さてさて!という感じで障子の歴史を巡ってきましたが、そうして昔から連綿と使われている障子にもさまざまな形態のものがあります。

代表的なものを見てみましょう!

① 水腰障子
木で組まれた枠に全面障子が貼られたタイプ。閉めていると外は見えない。

② 腰付障子
上部が障子、床に近い部分数十センチが板張りになったもの。閉めていると外は見えない。

障子の世界 2

③ 雪見障子
障子の一部にガラスが組み込まれているタイプ。閉めていても外が見える。
部屋の中にいても雪景色が見えるように、という意味合いでこの名前がつけられているそう。

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④ 猫間障子
一枚の障子の中にもう一枚障子があり、可動式で開けられるようになっている。形式はさまざまで、上下に開けられるタイプ、左右に引き開けるタイプなどある。猫が通り抜けできるようにという理由から作られたのが最初と言われ、誕生当初は障子の下部に、障子もガラスもない木枠の穴が設けられ、猫が素通りできるようになっていた。

ほかにも障子の真ん中に額のような枠があってガラスがはまっているタイプがあり、こうしたタイプを額入り障子といいます。

障子の世界 4

うーん、いろいろあるけど・・・。
私が好きなのはやっぱり雪見障子かな〜!
少しでも外が見える方がなんか落ち着きますし、なんだか風流じゃないですか!
やっぱり日本人は春夏秋冬、雪月花、花鳥風月、みたいなものを大事にしているんだなあ、と感じさせる名前ですしね。

と、歴史や現在よく使われている種類なんかをお話してきましたが、少なくなってきたとはいえ、今もなお障子が愛される理由、障子が持つ実はすごいパワーなどを次章でお話したいと思います!



2. 障子のパワー!

障子にどんな力があるのか!
調べてみるとこんなにもありました!!

① 目隠しになる
② 直射日光をシャットアウトしながら柔らかい光だけを届けてくれる
③ 調湿効果に優れ、室内温度を守ってくれる
④ インテリアとして個性がピカイチ!

では一つずつ見てみましょう!

① 目隠しになる

これは前章にも通じる部分ですね!
外から障子が閉められた室内をのぞき見ようとしても、障子はきちんと視界を遮ってくれるので、障子一枚があれば簡単に中を覗くことはできません。
最近のレースのカーテンは簡単に中が覗けないような加工がされているものが多いとはいえ、目隠しとしての年季は障子がやっぱり上!
女性の一人暮らしなど、外からの視線を完全カットしたい方は障子を取り入れてみるのもありかもしれません!

② 直射日光をシャットアウトしながら柔らかい光だけを届けてくれる

障子のすごいところの一つとして、絶妙な光の通し加減があります。
そのまま浴びるにはあまりにも強すぎる太陽光をシャットアウトしてくれるのに、室内を暗くせず、柔らかい光で満たしてくれるのは、障子だからこそできるわざでしょう。
カーテンやブラインドではつりさげた上や横から光が漏れてしまうこともあるけれど、水腰障子のように全面障子張りの場合、直射日光が漏れて中に入ってくる、ということはありませんからね。
またうちの母がよく言っていたのですが、カーテンを昼過ぎまで閉めっぱなしにしておくと、

「なーに、また閉めっぱなしで。辛気臭い。さっさと開けんね」

と、眉を顰められたものですが、障子ならそれもありません。
カーテンとレースカーテン、双方の役割を担っているからこそ、障子は閉めっぱなしが許されるのです!

私みたいなずぼらさんには障子はもしかしたらうってつけかも?

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③ 調湿効果に優れ、室内温度を守ってくれる
以前、「ワンコ飼いにとって畳は敵なのか」の記事にて、畳には調湿効果、つまり湿気が多くなれば吸い、少なくなれば吐き出す、という機能が備わっているとお話しました。

この調湿効果、障子にもあるんです!

なぜなら障子は紙、紙の元は木だから!

木も草も加工され、別の姿になっても呼吸しています。その呼吸が調湿効果を生んでくれるのです。
気温に大きな影響を与える湿度を押さえたり増やしたりが可能な木材を利用しているからこそ、古来の日本の住宅は、夏涼しく、冬暖かいを実現できたのでしょうね。

なので、エアコンの使用量を押さえられる家を探している!ということであれば、畳敷き、かつ障子を採用している住宅を選ばれることをお勧めします!

④ インテリアとして個性がピカイチ!

最近、モデルルームを内見していて思うのは、洋風建築でありながら、和の建材を使っているケースが多くなってきた、ということ。

それも大正時代のような和の中に洋を取り入れた建築、というのではなく、洋の中にさりげなく和を混ぜる、といった試みが多く見られます。

中でも障子は実に良い働きをしています。

たとえば、白壁、フローリングの洋風のダイニングでありながら、庭に面した窓に障子を入れることで、旅先のホテルや旅館のような、なんだか懐かしい空気感を演出できます。こんなに存在感がある素材もなかなかありません。

また前述のように、障子は柔らかな光を部屋全体に広げる力に特化しています。明るい雰囲気を作りたいとの思いから、家の中で一番光が差し込む場所に作られやすいリビングやダイニングに障子を取り入れれば、柔らかい光が部屋全体に広がり、狙った通りの効果を自然に得られるようになります。
なんの変哲もない椅子を置いていたって、障子越しの明かりを浴びるとなんだかおしゃれに見えてしまうくらい、周りの家具のポテンシャルまでも上げてしまう力を障子は持っているのです。
光のマジシャン、と呼んでもいいくらいな!

いろいろな家具を多数そろえて部屋を飾ることも楽しいですが、一つ入れるだけで部屋全体の空気まで変えられる障子は、インテリアとしての実力もピカイチといえるのではないでしょうか。

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3. 障子のデメリット

デメリットといえば・・・。
やっぱりここかな〜。

「破れやすい」。

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正直、障子のある家に引っ越すとなった場合、悩むのはこの部分です。
我が家には子どもはいませんが、ワンコがいます。
しかもおじいさんなのにやたら悪戯好きのワンコが!

この子なら障子の面白さに気がついて前足パンチを繰り出し、破りまくるくらいのことはしそうです。
そう、子どものころの私と同じように。
(全然関係ないですが、なんでワンコって飼い主に似てくるんでしょうね?先日床でワンコと二人で寝転がっていて、ふと気が付いたら、二人とも仰向けで寝ていました・・・)

脱線しましたが、障子はそれくらい破れやすいし、破りたくなるのです。

じゃあ、やっぱり障子は・・・と思ってしまいそうですが、むしろ破れを楽しむ、という考え方もあります。

破れやすい→なら、破れたところを楽しみながら塞げば良い!

というように。

探してみると楽しく破れを補修する商品って案外あるんですよね。
可愛い動物やお花柄の形をシールにして、破れ部分やこれから破れそうな部分に貼って補修できるようなグッズが!

また、破れたのをきっかけに、白一面だった障子紙を柄入りに貼り直してお部屋の雰囲気を一変させる!なんて技も使えます。

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お子さんのいらっしゃるお宅であれば、穴を塞いだり、貼り直したりの作業は工作みたいで、むしろ楽しんでやれます。普段お子さんとなかなか一緒に遊べない親御さんなら、お子さんとの楽しい時間作りにも障子は役立つのではないでしょうか。

ちなみに、障子の破れやすさをウイークポイントと考えるのは作る側も同じのようで、プラスチック製の破れにくい障子というものもすでに販売されています。

破れやすさゆえに障子はちょっと・・・とお考えの方は一度検討されてみてはいかがでしょうか?



4. 終わりに

今回障子の記事を書いていて気づいたことがあります。

障子と万年筆ってなんか似ていることに。

どこがやねん!と言われそうですが比べてみましょう(笑)

一つに、障子は取り入れる住宅も増えてきたとはいえ、やっぱりまだまだマイナーです。
けれどお話してきた通り、おしゃれインテリアとしての実力も兼ね備えています。

万年筆も同じなんですよね。スマホやパソコンを使うのが当たり前になってきて、実際に文字を手書きする機会が減ってきた中、スマホやパソコンでは出せない味が出る、ということで見直されてきています。

二つ目に、手間がかかる。
障子は破れの補修が面倒だし、万年筆もボールペンと違い、インクの補充が大変です。

そして三つ目。大変だからこそ、愛着がわく。
便利なものは世の中にあふれているけれど、手間がかかるからこそ愛着がわく、ということもあります。
特に障子や万年筆のような、前時代のもの、と評されやすいものは、それ自体がすでに現代にはない稀有な個性を持ったものです。
だからこそ、障子は住宅に取り入れられ続け、万年筆は若者の間で密かなブームになるに至ったのではないでしょうか。

便利なだけじゃ、満たされた生活は手に入りません。
そこに確固たる個性がなければ!

なのでもし、これから家をリフォームする、お部屋選びをする際は障子を取り入れてみるのも良いのでは、と私は考えます。

だって障子は、自分だけのチャームポイントを持つ家を作るための手助けを必ずしてくれるでしょうから♪

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