隠し部屋の魅力

みなさん、こんにちは!
毒舌夫とおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

私はここでよくうちの旦那さんのことを毒舌、毒舌と書いておりますが、まあ、毒舌ですがまあまあ良い夫でもあります。

たとえば、こうした記事を書く一環でモデルルームへ私が行くとき、あの人もついてきてくれます。
なかなか一人で行くのも気を使いますからね。その点、毒舌だけど弁が立つあの人が一緒だと実に心強い。
なんだかんだいって面倒見が良い人でもあります。

・・・・・ってなんだ!ヤマダのろけか?!と思われるかも。

いえいえ、もちろんそんなことはなく。

どうも聞いてみると、あの人、モデルルームについてくる理由は私が心配だったからじゃなかったようで。


「いつもついてきてくれてありがとう! すっごく助かるよ!」
旦那さん
「いや〜。。別にお前のためでは」

「えΣ(゚д゚lll)ガーン じゃ、じゃあ、なんのために・・・・」
旦那さん
「単純に家見るの楽しいし。なんていうかわくわくするんだよ! モデルルーム!」

「そ、そんなに面白い?」
旦那さん
「面白いだろ?! 隠し部屋っぽい部屋がある家あるんだもん!」

 ・・・・だもんって言ったよ、この人。

目をきらきらさせながらそう言われ、かなり引きながらも私は思い出します。

確かにモデルルームって隠し部屋みたいな部屋があったりする、と(笑)

もちろん忍者屋敷じゃあるまいし、どんでん返しの扉の向こうに部屋がもう一つ!みたいなのはなかなかありません。

しかし、思わぬ形で部屋が目の前に飛び出してくるそんなデザインのお家もモデルルームの中には多いな、と。

それにしてもなんで隠し部屋ってこんなにわくわくするんでしょうね(笑)
うちの旦那みたいに。

ということで今日は隠し部屋の魅力と実際に隠し部屋っぽい部屋を作るとしたら?について考えてみたいと思います。

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1. 隠し部屋といえば

隠し部屋と言われて最初に思い浮かべるのは、エジプトギザの大ピラミッド、クフ王のピラミッドともいわれるピラミッドにあった隠し部屋ですね。
2017年11月に発見されたその隠し部屋は、なんと人工衛星を利用したスキャニングで発見されました。ただどこの部屋とも通路とも繋がっていない状態の部屋ということで、なんの目的で作られたのかは今もって調査中とのこと。
もう、こういうの聞くだけでわくわくしちゃいますよね!

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日本だと広島県福山市の桝屋清右衛門宅が有名かもしれません。
ここはあの坂本龍馬が、いろは丸事件(1867年、いろは丸という伊予国大洲藩が所有し、坂本龍馬率いる海援隊が借用していた蒸気船が、瀬戸内海沖で紀州藩所有の明光丸と衝突し沈没した事件)の際、滞在したとされる商家で、令和の今はギャラリーとして営業されています。
この桝屋清右衛門宅の天井裏、ここになんと隠し部屋があったというのです。
今は公開されていますが、1989年に発見されるまではそこに部屋があるなんて知られていなかったとか!
まさに隠し部屋!

そう、やはり隠し部屋の醍醐味は、「そんなところに部屋?!」なんですよね。

ただ、実際、今までたくさんお引越しをしてきて思いましたが、隠し部屋がある家なんてあんまり見たことがない(笑)

隠し部屋といえば我が家の旦那のようにわくわくするのになぜ隠し部屋がないのか。
その理由を考えてみました。



2. 一般的な住宅に隠し部屋が見られない理由

一般的な住宅において、隠し部屋が設けられていない理由。
それは以下が考えられます。

① 作る必要性がない
② 使いにくい
③ 売ろうとしたとき売りにくい

一つずつみてみましょう。

① 作る必要がない

もう身も蓋もありませんね(笑)
そもそもですが隠し部屋をなぜ作るのか。なぜ隠し部屋が必要なのかから考えてみましょう。

一つには身を隠すため。
龍馬の場合を例に挙げると、龍馬は当時から政治的な要人であり、命を狙われる危険を負っていました。その彼であればこそ、隠し部屋も必要だったのでしょう。
だがしかし!現代において命を狙われるような人はそうそういない。(いないと信じたい)。
そうなってくると隠し部屋なんて必要なのか?の話になります。
しかし、一方、こうも考えられます。
見られたくないものがあるから隠しておきたい。ゆえに隠し部屋がほしい。
確かにこれはありそうです。だがなぜだろう、こう書くとどうもきな臭く思えて仕方ない(笑)
これもまたそこまでヤバいものを隠したいと思う人がそうそういるものだろうか。(できればいないでほしい)。
などということから、そもそも隠し部屋を作ってまで隠れたい、隠したいというものがないゆえに隠し部屋をあえて作る、隠し部屋のある家にあえて住むというニーズが少ないと考えられます。

② 使いにくい

第二に使いにくいという難点があります。
私もこうした住宅の記事を書くようになってこれまでより住宅を見る目が厳しくなってきましたが、やはり住宅ってデザイン性よりも使いやすさ、住みやすさが大事なんですよね。
部屋同士の連絡がスムーズか。目的のために使いやすい設計になっているか、というように。
しかし隠し部屋はそもそも隠されているので部屋同士の連携なんて関係ない。他の部屋からは隔絶された一種異端の存在になるわけですものね。
そうなってくると、隠す、隠れる目的で作るのではない以上、使いにくいことこの上ない。他の部屋からは行きにくいし、扉の位置がわかりにくく見えにくいというデメリットもあります。
想像してみたのですが、掃除もしにくそうですね(笑)
そうなってくるとよっぽどの目的がない限り、隠し部屋はいらないな〜なんて主婦的には思ってしまいます(笑)

③ 売ろうとしたとき売りにくい

たとえばですが、中古物件を購入しようと思ったとします。
内見に行きます。そこで「ここは隠し部屋になっています」と案内されたら?
まあ、「うお!面白い!」とは思うんです。多分。ただ・・・私だけでしょうか。気になるんですよ。その隠し部屋がなにに使われていたのかが!
だって普通におうちを建てるとき、隠し部屋を作ろう!って発想、なかなかわきませんもの。きっとなんらかの目的で作られたのだと思うのです。
その目的がむちゃくちゃ気になる!
・・・・というのは私の主観でしかないのですが、まあ、ちょっと考えちゃうんですよね。よからぬことを。
実際のところ、あんまりにも元の住民の色が濃く残っている住宅は売れにくい傾向もあるよう。何事もほどほど、標準が一番良きなのかもしれません。
そうなってくると、隠し部屋という個性が強いパワールームがある住宅を売るのは、なかなか大変ということになります。人生において住み替えはもはや珍しいことでもなくなってきた現代において、ちょっとくせのある家というのは手放すとき厄介かもしれませんね。

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3. それでも隠し部屋に憧れる

隠し部屋を作ること、住むことはちょっとデメリット多めかな?などと思ったのですが、ここで旦那さんから物言いが入りました。

「お前の記事にはロマンが足りない!」と。

「作るのはどうなんだ、という意見ばかりで作った場合のメリットがまるで反映されていない。それはあまりにもフェアじゃないだろう!」
と。

なるほど。確かに基本的に私はメリットデメリットどちらも考えないと気が済まないタイプではあります。
ということで隠し部屋を設けるメリットも考えてみました!

① 冒険心がくすぐられる
② 急な来客があったとき、散らかった居間の荷物を放り込む場所として活用できる
③ 売りたいときあえて隠し部屋をチャームポイントにできる

はい!このあたりでしょうか!一つずつみてみましょう♪

① 冒険心がくすぐられる

これはもう言うまでもない(笑)うちの旦那さんがまさにこれで、モデルルームに見学に行ったときも、旅行でホテルや旅館に泊まったときも、とにかくまず屋内を全部探索しないと気が済まないんですよ。で、ちょっと不思議な雰囲気の扉があったりするともう大興奮!
「うわ!なんだろう!あの部屋!」って。いい歳をしたおじさんがはしゃいで(笑)
でも、年齢を経てもついつい興奮しちゃうくらい、隠し部屋ってなんだか心が躍るんですよね。ミステリーでもそうですが、謎って隠れているから面白い。その謎を探し出して中身を検めるのがもう楽しいし、わくわくする。
隠し部屋はミステリーみたいなものかもしれません。
日常でありながら非日常が見えるもの。
そうした冒険心や好奇心は日常生活ではなかなか味わえませんが、自宅にちょっと他の家とは違う部屋が一部屋あったら?
これはわくわくするかも(笑)
そこを自分仕様に染めていくのも、秘密基地を作っていくようで楽しいですよね♪

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② 急な来客があったとき、散らかった居間の荷物を放り込む場所として活用できる
これは・・・。主婦目線で(笑)
お客様には綺麗な姿だけを見ていてほしいという見栄っ張りな私にとって、隠し部屋の使い方としてはこれ以上ないくらい素敵な使い方だと感じています。
え? 寝室とかにぽいっと放り込むのじゃだめかって?
だめじゃないんですけどね・・・。たまにいるのですよ。「ここの部屋はなに?」って容赦なく家中の部屋を見て回ろうとする方が(笑)
我が家を訪問してくれて楽しんでくださっているのは良いのですが、見られたら困るがらくたが積み上がっている部屋を見られると、見た方も「あ・・・ごめん」という妙な空気になるという(笑)
けれど!もしも隠し部屋があったら?!余分なものは隠し部屋に隠れているから、それ以外の場所は見られても恥ずかしくないし、見てしまった方も気まずくならない!一石二鳥!
なので、主婦である私としては隠し部屋があったら、来客時にいらないものを放り込む部屋に絶対使います(笑)

③ 売りたいときあえて隠し部屋をチャームポイントにできる

前章で隠し部屋なんてあるとデメリットになる、とお話しておりましたが、逆にメリットとして隠し部屋にスポットを当てるという手もあります。
たとえば、隠し部屋を少し改造してシアタールームにする、ラック類を多く取り付け、趣味のものをコレクトできる仕様にするなど、隠し部屋が実はこんな素敵なホビー部屋に!という形で見せるやり方です。
事実、モデルルームを見ていても思うのですが、ホビー関係の部屋を備えた物件、結構あるのです。天井高が低い屋根裏部屋にシアタールームを設けたり、小さな書斎を設けたり。
階段がわかりにくい場所にある物件もあって、さながら秘密基地みたい!
そういう物件を内見した際、家中を見た後、一番印象的だった部屋はどこかを思い返してみると、その隠れたホビー部屋だったりするんですよね。
なので、売り出すときに隠し部屋をあえて際立たせることで、魅力ある物件として価値が出ることもあると思われます。ここは売り出してくださる業者さんのお力も借りつつ、アピール次第のところもあると思いますが!(コーラル様なら上手に売ってくれるはず!)



4. 隠し部屋を実際に後付けしたいと思ったら?

とはいえ、今隠し部屋が自宅にない以上、隠し部屋の話なんて延々聞いても仕方ないよね、と思われるかもしれません。

いやいや!意外とできるかも!
ということで、隠し部屋を後付けする方法を考えてみました!

・扉を差し替える
・部屋をラックなどで間仕切り
・押入れを改造

ネットで調べたところ、隠し部屋と言えば扉!と扉をカスタマイズされている例がたくさんありました。
おうち時間が増えたことも影響しているのでしょうか。DIYに取り組んでおられる方が実に多かった。
扉の切れ目が部屋のこちら側から見えないよう、壁の色を変えてみたり、逆に木目が多い壁紙に変えるなどして向こう側に部屋があることがわからないようにするやり方です。
本棚に見えるフェイクウォールを貼るというのも効果的かもしれませんね!

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さすがにドアを取りかえるのは大がかり・・・と思われる方はラックで間仕切りや押入れを改造するあたりからなら、やりやすいかも!
たとえば、可動式ラックや本棚を押入れの扉が見えなくなるように設置して一見押入れがないように見せ、押入れの一角を書斎のようにしてみるとか。(以前、押入れの天板を机替わりにといった記事を書かせていただきましたが、ラックを間仕切りして押入れ書斎とミックスして使うなど)。特に最近、可動式のクローゼットなども販売されていますので、お手軽に隠し部屋感覚でお部屋を作れます!
我が家も隠し部屋作ってみようかな!



5. 終わりに

いかがでしたでしょうか。
隠し部屋って調べてみる前は忍者屋敷くらいしか思いつかなかったのですが、住宅に取り入れてみるのも悪くないかなあ、なんて思えてきました(笑)
とりあえずは部屋を間仕切りして隠し部屋っぽくしてみようかなあ。
あとは扉にフェイクウォールを貼ってみたり!
なんだかわくわくしてきました!

とはいえ、いろいろ調べていて思ったのは、やはり賃貸だとカスタマイズするにもやれることは限られるなあ、ということ。
大きな買い物ではあるけれど、思い切って住宅を購入し、自分好みに改良していくというのもまた楽しいかもしれませんね。
転勤族なので我が家はまだまだ仮住まいですが・・・。
しかし夢を持つことはいいことだ!

ということで、本日は隠し部屋についてお話しました。
これからも不動産のなぜ?どういうこと?これってどういう意味?などに突撃していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!








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