地域差から見た住宅とインフラ

今日のyahoo記事に、
[日本列島を襲う「水道管破裂」 老朽化の波が押し寄せる]という記事を見つけました。
内容を要約すると、日本の全水道管の1割超が「耐用年数」オーバーでいつ破損し給水がダウンするかわからないとのこと。

この記事によれば、日本各地に張り巡らされた水道管は延べ約66万キロに達していて、地球を16.5周できるほどの長さとなる。そのうちの12%にあたる延べ約8万キロが耐用年数を超えているという。
(厚生労働省や日本水道協会のデータから)

しかも2013年度の統計によると、導水管など水道事業の基幹を成す「管路」だけで、2万5000件の破損事故が起き、そのうち千葉、静岡、愛知、岡山、広島、福岡、鹿児島の計7県はいずれも1000件を超えていというからびっくりな数字があります。

今回の熊本地震で大打撃を受けた南阿蘇村。
地震で被害を受けた熊本県南阿蘇村は、「水の生まれる里」とも呼ばれ、村内の至る所で地下水が湧き出す。約4割の家庭で断水が続くが、自然の恵みが被災者の生活を支えているとのこと。

もし首都圏で熊本地震のような大災害が発生したらどうなるのか、発生しなくても水道管が首都圏内千葉県のように年間1000件を超えて発生している現状が物語っているインフラ整備負担の現状はどうなるのか。
今、地方自治体の財政破綻が懸念されている記事が平成18 年12 月27 日付けの日経新聞で出ていましたが、全国の市のうち、約1割が自治体の事実上の倒産にあたる「財政再建団体」転落への懸念を抱いていることが日本経済新聞の調べでわかったとのこと。
これから先、日本は人口減少・少子高齢化が起こっていて、行政にの財政は窮することは明白な状況です。
また、生活する地域によりそのコスト差も当然に起こるでしょう。

首都圏で「財政非常事態宣言」を発表している市
東久留米市、国立市(東京都)、久喜市(埼玉県)、川崎市、相模原市(神奈川県)、

首都圏で「財政非常事態宣言」を発表している市
習志野市、富津市(千葉県)、志木市(埼玉県)、日野市(東京都)

【生活コストの地域差】日本経済新聞の記事から。
日本経済新聞社は全国の市と東京23 区における公共料金や福祉、教育など住民向け政策の実情を探ろうと「行政サービス調査」を実施。
調査期間は2006 年夏から秋にかけて、30 項目にわたる回答を集計し、地方自治体ごとに独自に得点化してみた。
総合ランキング1位は東京都千代田区。高齢者福祉や教育分野で独自助成政策が充実しており、公共料金も相対的に低い。首都圏以外では愛知県豊田市の13 位が最高だった。
百位以内では東京都が36 市区で最も多く、埼玉県(20 市)、愛知県と大阪府がそれぞれ7市で続いた。主要都市では名古屋が36 位で、大阪が65 位。政令指定都市で最低となった
水道料金で7.3 倍、保育料4.7 倍、介護保険料2.7 倍・・・・。どこに住むかで負担は全く異なる。教育や医療の面でも格差は鮮明だ。国や地方の行政改革において、こうした「生活コスト」の地域差をどう考えるかが今後の大きな焦点となるのは間違いない。

また、地方都市で高層マンションの建設が相次いでいる。
東京では地価上昇、マンション価格上昇などで都心の用地取得が難しくなり、マンションブームは都心から高尾市などの郊外に移りつつある。これに対して7年ぶりに新築マンションの建設が発表された秋田市など地価下落の続く地方では、県庁所在地など中核都市の中心部で高層マンションの建設が増えている。住民が郊外を撤退して中心部に移住するよう誘導する地方自治体もあり、地方での都心回帰は今後も続く可能性が高い。
ただ地方ではまだ一戸建て居住が圧倒的に多い。だが、戸建ての場合、戸締まりや庭の手入れに加え、寒冷地では冬の除雪の負担も重い。高齢者には、医療施設が近く、車を運転せずに暮らせる中心部の魅力がます。こうしたことから最近は地方でも郊外の戸建て
住宅から中心部のマンションへの移住が増えている。
こうした自治体の動きは広がりそうだ。改正中心市街地活性化法が施行され、自治体は今後、今までのように「郊外開発も中心市街地の活性化も」という両狙いができなくなり、街づくりを「郊外開発型」か「中心市街地活性化型」のどちらか明確にする必要があるためだ。
郊外で住宅が増え、市街化地域が広がれば、上下水道や道路、学校など社会インフラ整備の負担もかかる。人口増が期待できた時代は良かったが、人口が減少し税収増も見込めない今後、インフラの維持管理費を考えると、市街化に歯止めをかけ、郊外から撤退することなど、人口減と財政窮乏化で縮小を迫られる行政にどう対応するかは日本の自治体に共通した課題なのです。

首都圏でも人口減と財政窮乏化で縮小を迫られる行政がありことは上記の記事で明らかです。

さて、私たちはこの状況の中、どこに住まうのか?
自分の目でちゃんと確認する必要があるのではないでしょうか。




日本列島を襲う「水道管破裂」 老朽化の波が押し寄せる
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6199742

水道老朽化で水濁る過疎地の現実 超高齢化、再整備の地元負担重く
(2016年4月13日午前7時20分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/93353.html

水道代、地域格差10倍 老朽化・人口減、各地で値上げ
http://www.asahi.com/articles/ASH8Y41JTH8YULZU001.html

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