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神戸市のマンション・一戸建て市況動向レポート

更新日2025-06-20 (金) 14:23:07

兵庫県の中古マンション市況動向レポート

兵庫県の中古マンション成約、販売中在庫、新規販売の各㎡単価推移

ここでは、東日本不動産流通機構(レインズ)から毎月1回発表されるマンション売買市況データを基に、最新の兵庫県の中古マンション成約、販売中在庫、新規販売の各㎡単価推移をわかりやすく図解作成して、最新の市況についてご報告いたします。

マンション売却、マンション購入時の判断材料としてご活用いただければと存じます。

兵庫県のマンション成約推移

兵庫県 成約(マンション)5月

兵庫県の中古マンション成約件数は、2020年1月には327件、2月には529件となっていました。ところが、4~5月にコロナの影響で半減しています。以降は増加を続け2021年3月に604件まで増加し、再び現在まで減少しています。2023年1月の成約件数は330件となりました。

兵庫県のマンション新規売り出し件数推移

兵庫県 新規(マンション)5月

兵庫県の中古マンション新規売り出し件数は2020年以降長期にわたり減少を続けています。2020年1月には2,629件となっていた新規登録件数は、2023年1月には1,511件と大きく減少し、中古マンションを新規に売り出す人が減っていることが分かります。今の状況は中古マンションの売却を考えている方には競合が少ないため売りやすいと言えます。

兵庫県のマンション販売中在庫推移

兵庫県 在庫(マンション)5月

兵庫県の中古マンション在庫状況は、2020年1月には5,277件となっており、2020年5月以降長期にわたり減少が続いていましたが、2022年に入ると増加傾向に転じています。2023年1月の在庫件数は4,880件となりました。

兵庫県のマンション単価推移

兵庫県(マンション1㎡単価)5月

兵庫県の中古マンション成約㎡単価は、2020年1月には29.53万円/㎡となっていましたが、4月にはコロナの影響で下落し26.87万円/㎡まで落ち込んでいます。以降はすぐに回復し、現在に至るまで上昇を続けています。2023年1月の成約㎡単価は34.1万円/㎡となりました。

コーラルからのアドバイス

兵庫県の中古マンション市況についてレインズから発表されるデータを基にご説明いたします。
2020年9月~2021年9月迄、約1年間の兵庫県内の中古マンション平均成約価格は2,278万円となっています。また、平均面積は72.28㎡となっています。3年間での中古マンション成約価格は約10.55%の上昇しています。
兵庫県の3年間の中古マンションの成約件数は、2020年3月には新型コロナウイルス蔓延により一時的に大きく下落していますが、その2か月後の6月には回復し、その後は上がったり下がったりを繰り返しながら、2021年9月現在は3ヶ月連続で減少しています。
一方、成約価格につきましては2020年4月には大きく下落していましたが、その後上下を繰り返しながら2021年9月現在、3ヶ月連続の価格上昇となっています。
マンション価格上昇の要因としては、住宅ローンの最低金利が引き続き更新中であり、購入希望者は増えたにもかかわらず、コロナ禍により中古マンションを新規で売り出す人が減ったため、販売中の在庫が減少しているためと考えられます。

兵庫県の中古マンション市況において、売却価格相場ごとに比較すると、神戸市中央区がトップとなっており、2位には神戸市灘区、3位に西宮市が続いています。
神戸市中央区の中古マンションの価格は3年間で約12.05%上昇しています。築10年・60㎡の中古マンションなら、相場は約3,700万円となっています。神戸市の中心である、中央区は理想的なコンパクトシティで、徒歩圏で生活に必要なものが手に入る利便性の良い区域です。美しい港と山々に囲まれて、街並みも洗練されており人気があります。

神戸市灘区の中古マンションの価格は、3年間で約5.25%上昇していて、築10年・60㎡の中古マンションは約3,200万円の相場となっています。神戸市灘区は、三宮と大阪へのアクセスも良く人気のエリアです。水道筋商店街は、今も活気があり、王子動物園にはパンダやコアラに会いに行くことも出来ます。学校や病院、公園など揃っていて利便性の良さでも人気があります。

西宮市の中古マンション成約価格は、3年間で約9.98%上昇していて、築10年・60㎡の中古マンションの場合は、約3,128万円となっています。西宮市は、兵庫県の南東部にある町で人口は約49万人、南部からは大阪や三宮方面に約15分でアクセス可能という大変便利なエリアです。リクルートが実施している「住みたい街」ランキングでも毎年選ばれていることからも住みやすさを伺い知ることができます。

兵庫県の中古一戸建て市況動向レポート

兵庫県の中古一戸建て成約、販売中在庫、新規販売の各㎡単価推移

ここでは、東日本不動産流通機構(レインズ)から毎月1回発表される中古一戸建て売買市況データを基に、最新の兵庫県の中古一戸建て成約、販売中在庫、新規販売の各㎡単価推移をわかりやすく図解作成して、最新の市況についてご報告いたします。

兵庫県の一戸建て成約推移

兵庫県 成約(戸建)5月

神戸市や兵庫県内の中古戸建成約状況は、2019年の7月には296件となっており増減を繰り返しながら長期的にはやや増加しています。2022年5月の成約件数は284件となりました。

兵庫県の一戸建て販売中在庫推移

兵庫県 在庫(戸建)5月

神戸市や兵庫県の中古戸建在庫状況は、2019年7月には4,409件となっていて、2020年2月まではやや増加傾向で推移していました。ところが、2022年3月以降急激に減少を続け、2020年7月~2022年5月まで24か月の長期間にわたり前年比マイナスで推移しています。このことから、深刻な品薄状態が続いていることが分かります。2022年5月の在庫件数は3,201件まで減少しています。

兵庫県の一戸建て新規売り出し件数推移

兵庫県 新規(戸建)5月

神戸市や兵庫県内の新規売り出し状況は、2019年7月には2,081件となっていて横ばいで推移していましたが、2020年に入ると次第に減少していきます。2020年7月以降は前年比もマイナスとなり新規で住宅を売り出す人が減っていることが分かります。2022年に入ると新規売り出し件数はさらに減少し、2022年5月の新規売り出し件数は850件まで減少しています。

兵庫県の一戸建て単価推移

兵庫県(戸建平均価格)5月

神戸市や兵庫県内の中古戸建平均価格は、2019年の7月には1,954万円となっていました。その後、2020年4~5月にコロナの影響を受け2020年5月には1,834万円まで落ち込みました。しかし6~7月には回復し、以降や上昇傾向で推移しています。2022年5月の成約平均価格は2,172万円となりました。低金利で住宅ローン控除が充実している現在、購入井国は高まっているものの、在庫が品薄状態であることが影響しています。