生き方から住み方を考える

皆様、こんにちは!
主婦ライターのヤマダです。

ここ数か月の世界情勢を見ると、不安ばかりが大きくなってしまい、テレビやスマホなど、情報源から遠ざかりたくなってしまいます。なんというか、安心して暮らせる時代はいずこ……と言いたくなりますよね。
そんな不安な情勢の中、幼馴染のAちゃんと話をする機会がありまして。
そのAちゃんからこんな話を聞きました。
「金利が上がっちゃうと住宅ローン、利息が大変なことになるから、残ってたローン、全額一括返済した! ローンはなくなったけど、貯金も空っぽ。また頑張らなきゃ!」
思い切ったな! と思ったけれど、賢いと感じました。住む場所という衣食住の中でももっともコストがかかる部分をクリアにできれば大きな安心に繋がりますものね。
金利の変動に敏感に反応し、ローンを一括返済する方は実際増えているようです。住宅にかかるローンはすべて支払い終えれば、資産として住宅が手元に残るわけですから、先々の利息について考えることは大切ですよね。
「家は財産になるからねー。子どもに残してあげたいんだよねー」
しみじみと言われ、なんだかこちらまで胸が熱くなりました。
そうなんですよね。子どもがいる場合、家は一代で終わりじゃない。財産として残してもいける。
でもじゃあ子どもがいない家庭だったらどうなんだろう?
多分、ベストな道はまた違うんですよね。
Aちゃんとの会話により思ったのは、生き方に合わせた住まいの選び方とはどんなものか、ということでした。
持ち家か、賃貸か。それとも?
ということで今日は、生き方から見た住まいの選び方について、考えてみたいと思います。

生き方



1. 一戸建て、分譲マンションなど、家を持つのに向いているのはこんな人

一戸建て、分譲マンションなど、自分の持ち物として家を持つことにはどんなメリットがあるのでしょうか?

考えられるのは以下ですね。

・老後の住居確保
・資産として活用可能
・自分好みの住まいへカスタマイズ可能

ひとつずつ見てみましょう。

・老後の住居確保

歳を重ねてからの契約は賃貸物件においては難しいといわれています。定年を迎え、収入が減ったことによって賃料が払えなくなるリスクや、孤独死などが警戒され、審査が厳しくなるためのようです。世知辛い……と思いますが、オーナーさまからしたら切実なところではあるのかもしれませんね……。
なので、歳を取ってからの住まいの確保というのは、老後の生活設計の上で絶対に考えておかねばならない重大事。
しかしこれが持ち家なら、不要な悩みです。
将来における心理的安心を、持ち家は与えてくれるといえますね。

生き方2

・資産として活用可能

物件は住むだけではなく、貸したり、売却したりといったことが可能な資産になります。家賃を払い続けたとしても自分のものにはならない賃貸とは違い、払ったら払った分だけ、ちゃんと自分のものとして使える。物件を持っていることで安心感も得られるようになる。そして、あまり考えたくないことではありますが、自分がいなくなった後、残された家族に財産として残せるものにもなります。
調べてみると、不動産投資はここ数年の地価の上昇もあって好調なようです。若い方の間でも早いうちに不動産を持ち、売る、貸すなど資産として活用する動きが見られるとか。将来年金がもらえるのか、老後がどうなっていくのか見通しが不透明なことも不動産投資への注目が高まる一因のようですね。

生き方3

・自分好みの住まいへカスタマイズ可能

賃貸契約をした経験がある方はご存じでしょう。賃貸物件には多くの制約があります。大まかなところはそれほど変わらないと思いますが、以前、こんな制約がある物件に住みました。
「留守のときは飼い犬をケージに入れて出かけること」。
そこはペット可の物件で、私はチワワと暮らしていて。
ペット可とはいえ、壁や床に粗相されれば染みになったり臭いが染みついたりしてしまいます。また、なにかのはずみで犬が脱走してしまったら近隣住民に迷惑がかかることもそうですし、犬自身も危険にさらされる。それを思ってのルールだったのでしょう。ただ、うちのチワワには結構ストレスだったようで……。
賃貸物件だとそうした独自のルールがあり、それに従わなければなりません。当然ながら自分好みのクロスに張り変えるなど、使いやすいようにリフォームもできません。(物件によっては融通が利く場合がないわけではありませんけれどもそうした物件はかなりまれかと……)
しかし持ち家なら制約はありません。自分と家族の思い通りに設備を整えられるし、変更もできる。住まいを自分色に染められる! 実に魅力的です。

ただ半面、持ち家だからこその苦労はあります。
それは、住み始めたらそうそう簡単に引っ越しはできないということ。
そしてもうひとつ。メンテナンスはすべて、自分で行わなければならないということ。
持ち家と賃貸は自営業と会社員に似ているかもしれませんね。
会社員は会社が定めたルールに従わなければなりません。こうしたい、と思うことがあっても会社の意志に添わないことはなかなかできない。ただ会社という大きな組織の中にいることで、雑多な事務手続きや万一のときの対処など、業務以外のことを考えないでいられるという利点もあります。
以上のことから、持ち家が向いている人は以下のタイプの人と考えられます。

・将来の安心がほしい人
・自分だけの城を自由に作りたい人
・家が建つその土地を愛し、これからも地域と密着して生きていきたい人
・子どもや親族に財産として不動産を残したいと考えている人

守る者がある人は違う、などといいますが、家を持つというのは自分と自分の大事な人を守ることにも繋がるのかもしれませんね。



2. 賃貸物件が向いているのはこんな人

さて、続いて取り上げたいのは、賃貸物件について。
まずは持ち家のときと同様、メリットを考えてみましょう。

・住む場所を気軽に変えられる
・建物のメンテナンスを自分でしなくてもよい
・有事の際、管理会社、オーナーが守ってくれる
・固定資産税の支払いがない

ひとつずつ見てみましょう!

・住む場所を気軽に変えられる
今、暑い時期なのでホラー映画や怪談の放送が増えていますよね。そうした番組を見ていると引っ越し先の部屋で怪異が……という展開が実に多いのです。
考えたくないですけれども、購入した物件で万一、ホラー映画みたいな怪現象が起きたら……? 購入コストもかかっているし、そうそう簡単には引っ越しできません。
しかしこれが賃貸だと話が変わってきます。部屋に合わなければ引っ越せばいい。もちろん引っ越し代だって敷金礼金だって馬鹿にはなりませんが、それでも物件購入のコストに比べれば初期費用は安価です。
「引っ越したい」と思ったとき、気軽に引っ越せる。その気軽さこそが賃貸物件の最大の魅力かもしれませんね。

生き方4

・建物のメンテナンスを自分でしなくてもよい

持ち家のデメリット部分でもお話しましたが、借主に責任がある事象でない限り、賃貸物件では家の不備、老朽化を借主が気にする必要はありません。対処責任はすべて貸主側にあります。たとえば、軒下にハチの巣ができてしまったとしましょう。賃貸なら管理会社に電話をして管理会社が代理で駆除業者を探し、駆除までしてくれ、費用もかからずに済みます。
「そろそろ築年数経ってきたし、外壁塗装し直さないと……」といったことだって心配する必要はないわけです。
これってめちゃくちゃ楽ですよね。また費用面でも負担は少ないです。家に不具合が発生したとき、修繕しようとするとまとまった金額の費用がかかるものですが、賃貸物件の場合、借主がその分のお金を捻出する必要はありません。これはある意味エコな暮らし方かも。

・有事の際、管理会社、オーナーが守ってくれる。

人が一番「しんどい」と思う瞬間って、ひとりで全部やらないと、と重圧を感じるときなのではないか、と最近思います。特に住まいに関しては家の修繕に関わる業者の選定に思った以上に時間と手間がかかることもある。雨樋を直したいとリフォーム会社に連絡したら「うちは雨樋専門にやってなくて……」と言われ、もう一体どこに相談したら……と頭を悩ませるケースだって珍しくありません。
しかし賃貸物件の場合、相談できる人が明確なんですよね。かつシンプル。
まずは管理会社、あるいは大家さんへ連絡すればいい。
相談できる場所がはっきりわかっている状況には絶対の安心感があります。

・固定資産税の支払いがない。

資産を持つとそれだけ税金もかかります。この辺り、当然ながら自分で支払い手続きをしなければならないので、税金の負担はもちろん、手続きに関わる手間がかかってきます。「知らなかった」で済まされないのが税金ですからね……。持ち家だからこその頭が痛い問題ですが、賃貸の場合、それがない!

賃貸物件に暮らすことのメリットを列挙して思うのは、実に身軽だ! です。
イニシャルコストを抑えられるし、住む場所にも縛られない。なにかあっても対応は管理会社にお願いできる。
ストレスフリーだなと感じます。なので、

・さまざまな土地に住んでみたい人
・転勤が多い人
・細かな手続きや修繕など管理面での負担なく暮らしたい人

上記のような方にとって賃貸物件は強い味方になってくれそうです!
一方で、持ち家のときにお伝えした通り、老後の住まいの確保や、資産として手元に残らないというデメリットも当然あります。
この辺り、どちらを取るのか。自分の生き方と照らし合わせ、考えていくことが大切ですね。



3. 持ち家でも賃貸でもない、第3の道が向いているのはこんな人

持ち家か賃貸か。
そんなふたつの道しか思いつかなかった私。しかし調べてみて驚きました。
第3の道があるんですよね。近頃は!

それは、家サブスク!

え、ちょっと待ってなにそれ、と最初耳を疑いましたよ。
サブスクとは日額や月額など、定額料金を払うことでサービス提供を受けられるもの。配信サービスなどでおなじみのあれですね!
その家版!
どういうこと? と思って調べてみると、これ、すごい仕組みでした。
定額料金を払うことで、ホテルや旅館、一戸建て、アパート、マンション、シェアハウスなど、サブスク元が提携している物件に暮らすことが可能となるサービスなのです!
サービス提供元の会社によってルールや物件内容はさまざまですが、利用料の中にインターネット料金、光熱費なども含まれる物件があるほか、住民票の場所として使えるサービスもあるよう! 手続きがスマホだけで済む会社も!

生き方5

驚き……!
ウイークリーマンションやマンスリーマンションと内容は近いですが、このサービスは物件の選択肢がマンションに限らず、ホテルや旅館、シェアハウスなど、多岐に渡っていることが魅力。期間も一日からオッケーの場合も。
こうしたサービスが好調な理由は、近年の働き方の変化が大きいようです。
ノートパソコン1台あれば、働く場所を選ばず仕事ができるようになって。コロナ禍を越え、リモートワークの普及し、ノマドワーカーと呼ばれる、好きな場所で仕事をされる方も増えました。それに伴い、特定の住所を持たず、短期間で住所を変えながら暮らす方も増加傾向にあります。
長く住めば住むほど、荷物は増えていくもの。それは物理的にもそうですし、その土地とのしがらみもそうですよね。
しかしサブスクを利用して短期間で暮らす場所を変えられれば、そうしたしがらみに縛られず自由に生きていくことができます。
人生はときに旅にたとえられますが、まさにこの暮らし方は旅そのもの。

・なにかを収集する癖があまりない人
・短期間でできるだけ多くの場所で暮らしてみたい旅好きの人
・ノマドワーカー
・住まいにおける手続きはできるだけシンプルにしたい人

上記のような方と非常に相性がいい住み方といえるのではないでしょうか。
私自身、家サブスク、使ってみたくなってしまいました(笑)



4. 終わりに

今回、この記事を書いて思ったことがあります。
住まいについてそれほど選択肢なんてないと思っていたけれど、実はそうでもないのかもしれないな、と。
一所に住みたいと願うならば、家を買って住めばいい。
一所には住みたいけれど、管理や手続きが大変と思うならば、借りればいい。
そもそも一所に住みたいとは思わない。人生は旅だ、と思えるのならば、サブスクだって。
選択肢は意外とある。
住む側の意識が変わってくると、物件を持つオーナーさまの意識もおのずと変わってきますよね。
物件の活用法が増えてくる。売る、貸す、サブスクとして短期ステイ客を受け入れる。
日本全国空き家問題は今、深刻化しています。継いだとしても家をどうしようと悩む方もこれからますます増えてくることが予想されます。
しかし住み方の多様化によって空き家問題も一部解消の兆しも見えてきたように感じます。
家に縛られる、じゃなくて、家とともに軽やかに生きていく時代になってきたような。
厄介なことも多い日常ですけれども、いざとなればこんな住み方もできる、という選択肢を知っておくことは心の安定にも繋がるのではないか。
なんだか未来が明るく感じます♪

生き方6

ということで! 今回は生き方から選ぶ住み方に焦点を当てさせていただきました。
この記事が少しでも皆様のお役に、あるいは心が軽くなるお手伝いに繋がっていたらこの上ない幸せです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました♪






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