シロアリがいるかいないか自分でチェックする方法

皆様、こんにちは!
最近、終活について考え始めた主婦、ヤマダです。

のっけから切ないワードを申し訳ないです…。ただ、みんな生きている以上、やがてはおしまいのときが来るわけで……。そうなったとき、人間というのは他の動物よりも面倒ごとが多い生物だとは思うのですよね。死んで土にかえるだけというわけにはいきません。肉体が消えても残ってしまうものは数多くある。
その中でもまあ残すと大変なものとして住宅があります。ヤマダの家でも祖父母の家を今後どうするのか、話題になり始めています。まあまあの日本家屋で築50年ほど。床や柱は見た感じしっかりしているのですが、水回りはガタが来ている印象があります。
全部壊して更地にするという選択もないわけではありませんが、思い出の家ということもあり、将来的に移り住むことも検討しながら最近、この家を見に行く機会が増えています。ちゃんと手をかければ家も私がいなくなった後、誰かの役に立つかもしれませんしね……。
なんて先々のことを考えているのだよ、と先日友人にも語っていたのですが、その友人から衝撃的な言葉を浴びせられました。

「いいと思うけど、もしそうならシロアリとかいないか一度ちゃんと調べたほうがいいかも」

シロアリ…!

言われてぞっとしました。確かに祖父母の家は日本家屋。日本家屋といえば木造。木造といえば……シロアリの大好物……。
ああ、連想ゲームの果てに行きついたワードのなんとおぞましいことか……。
考えていなかったわけではないのです。住まいに関わる記事を書かせていただいているのですから、シロアリ、の四文字を入力したことだってある。
しかし、直視するのが怖いワードでもある……。
ただ、目を逸らし続けるわけにもいきませんよね……。
ということで、今日は木造家屋の天敵、シロアリについて調べてみたいと思います。

シロアリ



1. そもそもシロアリとはなにか

シロアリ、というくらいだから、アリ、アント、なのでしょう……といつものように辞書を調べてみて衝撃を受けました。

“社会生活をする不完全変態の昆虫で,シロアリ目(等翅類)Isopteraの総称。世界中から2050種,日本から16種が知られ,熱帯や亜熱帯に多い。形や生活様式などはアリに似ているがこれとは縁が遠く,ゴキブリに近縁である。”
引用:コトバンク 改訂新版 世界大百科事典 「シロアリ」の意味・わかりやすい解説
https://kotobank.jp/word/%E3%81%97%E3%82%8D%E3%81%82%E3%82%8A-3154854

ええええ! ゴキブリのほうが近いの?! やだなあ、もともと無理無理!な存在でしたが、ゴキブリと近しい子だと知ったらますますちょっと……。
いえいえ、いけませんね。レッテルを貼っては。ゴキブリと近いと言われているだけでイコールゴキブリではない。その証拠にシロアリだってただの害虫じゃないという論文もありました。どうやら多くのシロアリは枯れた木を分解して土に戻す役割を果たす益虫として考えられているようです。なんでしょうね、人間もそうですが一面だけを切り取って善悪、白黒を決めてはいけないと思うけれどシロアリもそうかもしれませんね。
ただ、家を食べてしまう害ある種類ももちろん存在していて、私達が目にする確率が高いのはこの害虫としての種類といえそうです。
ちなみに、私達が普段、シロアリと聞いて連想する家を害するタイプは大きくふたつ、ヤマトシロアリ、イエシロアリの2種類のようで、イエシロアリよりもヤマトシロアリのほうが生息範囲は広いらしい……。

ヤマトシロアリ……日本全国 北海道の一部を除き寒冷地にも生息
イエシロアリ……神奈川より西、温暖かつ沿岸に生息

うーん……。この感じだとよっぽど寒い場所でない限り日本全国どこに逃げてもシロアリはどこかにはいるってことになりませんか……。怖いよう……。

じゃあ、実際にシロアリが家に住んでしまったらどんな被害が出るのか。
すぐに家が倒れるのか……。調べてみましたところ、いきなり家が倒壊するということはないようです。
ただ、目に見えない基礎や柱を徐々に食い散らかしていくため、建材の中身がすかすかになってしまい、耐久力が各段に落ちてしまうそう。そうなるとどうなるのか。
日本は地震大国ですよね。地震が起きたとき、崩れやすいということになります。
すぐにどうなるというわけではないけれど、命の危険もある状態になってしまうということです。

シロアリ2

だめだ。やはり放置してはおけない。
でも、いきなり業者にいるかいないかを判断してもらうのもなんとなくハードルが高い。
そんなときどうしたらいいのか、調べてみました。



2. シロアリがいるかいないか、自分で調べる方法

まず、シロアリがいた場合、いくつかの兆候が見られます。ここではその兆候をひとつずつ挙げてみたいと思います。

⓵ 家の周りに羽アリが飛んでいる。羽が落ちている
② 家の土台部分に茶色い細い筋がある
③ 家の床にたわみ、沈みがある。家のドアや窓が閉まりにくくなっている

ひとつずつみてみましょう。

⓵家の周りに羽アリが飛んでいる

暖かい日が増えてきて、ああ、春、とのほほんとしていたけれど、春といえば虫の繁殖シーズン。シロアリにとってもそうで、彼らは4~7月に活発に活動し、繁殖、集団の形成をするようなのです。だから家の内側ではなく、外側に羽アリがいっぱい飛んでいたらこれは要注意!ということのよう。ちなみに同じく羽を持つアリ、クロアリも飛んでいることがありますが、これはシロアリとは別種であり、建築物に危害を加えるシロアリとの見分け方はその形にあるとのこと。クロアリは体にくびれがあるのとは対照的に、シロアリにはくびれがなく、また羽の大きさもクロアリは羽の大きさが一部大きいのに対し、シロアリはすべての羽が同じ大きさのような。また、シロアリは集団で飛ぶそうなので、固まって飛んでいるアリっぽいなにかがいる!と気づいたらその子はシロアリかも!

② 家の土台部分に茶色い細い筋がある

シロアリ駆除業者のホームページをいくつか拝見しましたが、そこに必ず書いてあるワードがあります。それは、
「蟻道」(ぎどう、と読む)。
これは、光や乾燥が苦手なシロアリが自らを守るため、土や排泄物などを使って床下に作る通り道だそうで、トンネルのようになっていて、この中を通って彼らは移動しているそうです。見た目は茶色い筋のようで、これが家の土台に作られていたら、シロアリが家の中に侵入していると見てほぼ間違いないとのこと。
恐ろしい……と震えると同時に、自らの身を守るためにトンネルまで作っちゃうシロアリの根性に「すごいなお前!」と言いたくなってしまったが……いけない。そんな場合ではありませんね。自分の住む建物にこれがあったらと思うと寒気が止まらないもの……。
とにかく、セルフチェックにおいてかなり信用度が高そうなポイントですので、気になる方はぜひご自宅の周囲をぐるっと回って土台に茶色い筋がつけられていないか、確認してみることをおすすめします! 私も実家、および祖父母宅の周りを廻ってみます。

③ 家の床にたわみ、沈みがある。家のドアや窓が閉まりにくくなっている

正直、シロアリサインとして挙げられているポイントの中でこれが一番どきっとしました。
なぜなら実家も、そして祖父母宅もドアのしまりが年々悪くなってきているからです。
ただ、ドアが閉まらなくなる理由はいくつかあって、一概にドアが閉まらないから即シロアリということではありません。
ちょっと番外編になりますがドアが閉まりにくくなる原因についても調べたのでお話させてくださいね。
ドアが閉まらなくなる理由は大きくみっつ。

ドアの蝶番(ドアと壁を固定している金具)の調子が悪いから。
ドアのラッチ(ドアの建枠についている金具でこの金具がでっぱったり引っ込んだりすることでドアが開閉する)が劣化しているから。
そして、ドア自体の外枠が歪んでいるから。

このうちの蝶番、ラッチの場合は自分でもなんとか修理ができる軽微なドアの異常といえそうですが、3番目のドアの外枠の歪みに関しては厄介。というのも、先のふたつの理由と違い、3番目はドアではなく、家のほうの問題も重なってくるからです。
3番目のドアの外枠の歪みが生じる理由もいくつかに分かれます。

ひとつめは、もともとドア枠が歪んで取り付けられていた。
ふたつめ、外枠が破損してしまっている。
みっつめ。家自体が歪んでしまったがために床や壁にドアがちゃんとはまらなくなってしまっている。

家も古くなってくると、歪んできます。ゆえに、3番目が理由となってドアが閉まらないことだって珍しくありません。実家もこれが原因でしょうね。ただ、この歪みが生じる原因がシロアリによる場合もあることが問題なのです……。
そもそもシロアリは見えない場所で家の壁や柱、土台を食い荒らします。これらがシロアリに食べられてしまうと、家の重さを支えきれなくなり、家が歪むようになります。ドアが閉まらなくなるのも、床が傾いて感じるのもそのせいなのですね。しかも、被害が土台に及んでいるとなると、家に備わっていたはずの耐震性も損なわれることとなり、大きな地震が来た際、家を支えきれず、倒壊してしまうリスクも増してしまいます。
怖いです……。ある意味、ドアが閉まらない、床がたわんでいる、傾いている、といったサインは家からのSOSなのかもしれませんね。その悲鳴をちゃんと聞き届けることが、自分達の身を守ることにも繋がるのだなと感じました。

シロアリ3



3. シロアリ駆除業者を選ぶなら

さて、じゃあ、いるかいないか、セルフチェックはしてみたとはいえ、もし本当にいたとしたら駆除しなければなりません。セルフで駆除できるのかな、と調べてみましたが、できなくはないけれどおすすめしない、というのが一般的な説でした。
理由としては、シロアリ駆除用の薬剤はホームセンターなどで各種売られているものの、どこに散布するのか、また、完全に駆除できたかどうか、そもそも被害がどれほどの範囲に及んでいるか、など判断が非常に難しく、中途半端な駆除をすることでシロアリが逃げてしまい、家の別の場所が食べられる、というように被害が拡大してしまう可能性があるからのようなのです。
餅は餅屋、なんていいますが、シロアリ駆除はシロアリ駆除業者にお願いするのがやはりよさそうだと感じました……。
とはいえ、どんな業者を選んだらいいのか。たまに聞きますよね。駆除業者が悪徳業者で、処置してもらったはずなのに羽アリまだ見るんですけど?!みたいな話……。
床下に潜って確認しないと被害状況を確認することが難しいからこそ、その難しさを突いてこちらに損な契約内容を突き付けてくる業者も確かに存在しているようで……。
ということで、どんな業者さまだったら安心なのか。調べてみました。

⓵見積書の内訳がしっかりしている

一式、などざっくりとではなく、なににどれくらいの費用がかかるのか、詳細に記載してあること。これはシロアリの駆除業者に限らずそうかもしれませんね。こちらはシロアリの素人。だからこそ見積もりに書かれた明細について、それがどんな作業に基づくものなのかをきちんと確認することが大事。こちらが細かく確認してもそれらにちゃんと誠意ある説明ができる業者であるかどうかも、業者選びのポイントといえそうです。

②作業報告書を発行してくれる

駆除前の事前調査においても、本当にいたのかいなかったのか、こちらはわかりません。ですから調査時の写真が入った報告書を見せてくれるかどうかも重要なチェックポイントのようです。
確かに…! 百聞は一見にしかず、じゃないですが、やはり目に見える形でしっかり示してくれる業者さまであれば安心してお任せできそうです。

シロアリ4

③公益社団法人日本しろあり対策協会に加入している 専門資格を有するスタッフが担当してくれる

今回調べていて初めて知ったのですが、シロアリ駆除業者になるのには資格が絶対必要というわけではないようですね。ですが、それは誰でも簡単に駆除できるという意味ではありません。もしそうなら素人である私でも駆除はできるということになりますけれども、前述した通り、シロアリの駆除はシロアリの生態、木材の特性など幅広い知識がなければ、完全駆除が難しいとされています。
必須ではないにせよ、そんなシロアリの知識を備えた人材である証となる資格は存在していて、それが公益社団法人日本しろあり対策協会認定の「しろあり防除施工士」という資格だそう。
なので、業者選びに迷ったらこの資格を有しているスタッフが作業を行ってくれる業者かどうか、企業サイトを確認することもベストな業者選びの一つの指針になりそうです。

④5年間以上の保証付き なおかつアフターフォローとして無料点検も行っている

一度駆除して終了ではないのがシロアリ被害のつらいところ。いなくなった! と喜んでいても再び棲みつかれることもあります。またあまりにも強すぎる薬剤を使うと環境にも悪いという観点から、優しい駆除剤を使うことが推奨されていることもあり、定期メンテナンスは不可欠になります。なので、駆除後もアフターフォローがあること、保証期間が設けられていること、保証期間中は無料で定期点検をしてくれることなどのサービスがあるかどうかも業者選びの重要なポイントのようです。

シロアリ5



4. 終わりに

今回、シロアリについて調べていて思ったこと。よく巨大生物が人の世界に突如として現れ、人家を破壊して大暴れという映画があるではないですか。しかし、シロアリもそれに匹敵する恐ろしさがあるな、と。しかもシロアリのほうが、見えない場所からひたひたと襲ってくる恐怖を描くという意味では、精神的にめちゃくちゃ怖い。シロアリ駆除を近所で行った場合、そのシロアリが自分の家に引っ越してきて被害に遭う、なんて話も調べていて出てきて。「これ完全にホラー映画やん!」となりましたもの……。
まあ、ひたひたと家が食べられて……というじっとりとしたテイストになりますから、ホラー映画にはなかなかならないかもしれませんが、それでもこれほどの恐怖を感じるのはそれが「あり得る」事態だからではないでしょうか。もしかしたら起こるかもしれない。自分の身にも降りかかるかもしれない。この気持ちがあるほうが恐怖はより具体的に心に迫ってくるものですからね……。
それくらいシロアリは身近な存在であり、ホラー映画になりそうなほどの脅威であると感じます。(ちなみに虫ホラーというジャンルは確立していて、アリの大群に襲われるだとか、クモに襲撃されるだとか、いろいろありました。需要あるってことでしょうね。どきどき)
木造家屋にお住まい、あるいはこれから木造家屋にお住まいを検討されている皆さまはぜひぜひご注意を……。

今日も最後までお読みいただき本当にありがとうございました!今後も住まいに関する疑問や、発見など、お話していけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします♪






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