帽子と仲良くなるために
皆様、こんにちは!
主婦ライター、ヤマダです。
さてさて、今日のテーマは帽子。
帽子について考えるとき、なんだか不思議な気持ちになる私。
だって、帽子はかぶる人とかぶらない人がいる。衣服は社会生活を送る必須アイテムなのに。着用することで社会のルールに従っているというのもそうだけれど、着るものによってその場の空気を作り出すものとしても衣服は重要な役割を果たしていると感じます。けれど帽子はマストではない。少なくとも今、私が生きている社会では必須ではない。衣服同様身に着けるものなのにね、なんて不思議。
まあ、それは現代ではそうだというだけで、日本においても聖徳太子の時代から明治になるまで冠や烏帽子をかぶることが武家や貴族の間では成人男子の証とされていました。そう考えると、現代の文化において帽子が必須アイテムじゃなくなったというだけの話なのでしょうが……。
などなど、帽子について徒然に考えていたのですが、そのきっかけとなった話をさせてくださいね。
事の起こりは今年の正月。夫の実家へ挨拶に行ったときのことでした。
「ねえ、この帽子、使わない?」
お義母さんが取り出してきたのは、涼しそうな夏用のメッシュのハット。
「この間、洋服片づけていて出てきたの。よかったらどう? 私にはもう似合わないと思うから」
そんなことないと思うけどな、と思ったけれど、せっかくでしたのでいただきました。夏用なのでしばらくうちのクローゼットで眠ってもらって然るべきときに……と仕舞おうとして気付いたのです。
これ、仕舞いこんでいて型崩れしないかな、と。
帽子をそれほど身に着けない私からすると、帽子の仕舞い方ってやつがいまいちわからないのですよ。うちにもいくつか帽子があるけれど、まあ無頓着に仕舞っていて……。そういえばしばらくかぶっていない。私の帽子たち、大丈夫だろうか。
不安になって我が家の帽子たちを見て愕然としました。
型崩れしている……。埃もたっぷりかぶっている……。
これ、あれですかね、聖徳太子の時代だったらめちゃくちゃ叱られるやつなんでしょうかね。帽子であって冠ではないから同じ土俵で語るのはどうかとも思うのですけれども。
皆様のお宅では帽子をどう保管されているでしょうか。所有されている帽子の数が多ければ多いほど大変そうですが……。
ということで、我が家の帽子を守るためにも調べてみました。
帽子と仲良くするために住まいでのベストな保管方法について。

1. そもそも帽子ってなんでかぶるのだろう。
帽子について考えていてふと思ったこと。
そもそも帽子ってなんでかぶる人とかぶらない人がいるのだろう、ということ。
好みじゃん、で結論づいてしまうといえばそうなのですが、帽子にはさまざまな用途がありますよね。かつての日本でも、身分を表すために冠や烏帽子を着用していましたし、髪をきちんとまとめることが礼儀という理由で身に着けてもいたようですし。
気になったので手始めに帽子の起源はと調べてみると、古代エジプト、ギリシャ文明までさかのぼることがわかりました。古代エジプトにおいて王はネメスと呼ばれるヘッドドレスを身に着けることで権威や身分の高さを示していたそう。対して庶民は頭巾をかぶっていたとされています。
現代の日本では帽子の種類や色で身分を表すなんてことはしておりませんが、帽子の歴史を見ていると、政治的、文化的背景が浮かび上がってきて実に面白いですね。
さてさて、そのように人に寄り添って続いてきた帽子ですが、現代においてはどんな目的でかぶられているのか。
⓵紫外線から身を守るため、日よけ対策でかぶる
②防寒対策でかぶる
⓷おしゃれ、自己表現のためにかぶる
⓵②に関していえば、帽子は衣服と非常に近い位置づけですね。身を守る目的で着用されている。対して⓷は他と個を明確に分けるためのもののように思われ、少し⓵②とは毛色が違ってみえる。
日よけ目的のつば広の麦わら帽子を冬のおしゃれには使わないので、オールマイティにすべての用途を網羅できる帽子というものも少ないということでしょうか。
とはいえ、⓵②の役目を果たしながらもしっかりと自己表現もできる⓷の意味を持つ帽子というものも存在しますから、すべての用途別に帽子を振り分けられるわけでもない。この辺りがとても興味深いですね。現代の帽子は目的がファジーで。

となると、ひとつ帽子を持っていればすべて事足りるわけじゃないといえそうです。じゃあ、世の人はそれぞれどれくらいの数、帽子を所有しているものなのでしょうか。
知人、友人にリサーチしてみた結果、大体、2~3個くらいが平均のようだとわかりました。なるほど、納得の数字。
自分はどうなんだろう。帽子の数なんて数えたことなかったけど……とクローゼットの中を探ってみて驚きました。
ベレー帽、麦わら帽子、キャップ、キャスケット、ニット×2、お義母さんからいただいた白い夏用帽子……。え、7つもあった!
意外過ぎる結果にのけぞりました。しかもこれ、5つがもらいものっていうね。
しかしそんな帽子たちを並べてみて、衝撃を受けました。
まあまあ型崩れしている(泣)もらいものばっかりなのに!!!
申し訳ない……。
これは是が非でもちゃんとした保管方法を学ばねばなるまい。
ということで、次章にて帽子を住まいのどこで保管するのがよいのか、上手な保管方法を調べてみました!
2. ベストな保管方法
まず、帽子を保管するとき、注意しなければならないポイントはなにか。
それは我が家の帽子たちを見れば明らかです……。
・帽子は臭いやすい
・帽子は型崩れしやすい
・日焼けして色が変わりやすい
そう、我が家の帽子たちはまあ、型崩れしてぺしゃんとなっている……。臭いも、あ、いや、そんな悪臭放つってほどではないですけれども、なんとはなしに香りが……する。
つまるところ、この結果は保管が上手にできていなかったからこそといえそうです……。
では、どんな場所であればこの結果を回避できたのか。

調べてみたのですが、私は根本的に間違っていたようです。
すなわち、帽子を保管するベストな場所はどこなのかと特定の場所を探していたけれど、帽子と仲良く過ごすならば、保管場所は決まった一か所ではなく、状況に合わせて変えていくべきだったのです。
根拠として、先程挙げた帽子に起こりやすいトラブルを振り返ってみましょう。
最初の項目「臭いやすい」について!
帽子とは頭にかぶるもの。頭は汗をかきますよね。夏場なんて髪の間がぐっしょり濡れるほど蒸れます。その蒸れた頭を覆っていたとなれば、帽子だって湿り気を帯びるし、汗や皮脂の臭いが移ってしまうのは必至。その状態の帽子をすぐさま、どこかに押しこめるというのは臭いを増幅させたいとしか思えない所業。←わりとやってた私。
ですから、脱ぎたての帽子はまずしっかり乾かす必要があります。
ということでいったんは吊り下げて乾かすのがベストのようです。風通しの良い場所にフックなどを設け、そこに帽子を吊り下げて風をしっかり通すことで臭いを防げるそうな。
ただ、注意しなければならないのは、吊り下げることで型崩れをしてしまうタイプの帽子もあるということ。ニット帽のような目の粗いタイプの帽子は吊り下げちゃうと伸びてしまうので、風通しの良い場所に平干しが基本のようです。その際、日陰で干すことが大事。日向だと繊維が縮んだり、色があせたりしてしまうから。
あれですね、洗濯表示マーク、ニット帽にもついていますが、しっかり確認することが大切ですね。

ニット帽はだめですが、それ以外の帽子なら、吊り下げて保管すれば乾燥もできるし、臭いも防げるし、吊り下げ保管が帽子にとってはいいのかな、とついつい思ってしまう私。しかし、吊り下げっぱなしというのも帽子にはよくないようです。
なぜなら型崩れしてしまうから。
ということで、次に帽子に起こりやすいトラブル「型崩れ」を防ぐためにどんな場所へ帽子を導いてやるのがよいのか考えてみましょう。
答えは、平面。下げるのではなく帽子を置いて保管ということですね。しかしどこでも置けばいいというものではなく、帽子が長く居心地よく過ごせる環境でなくてはなりません。そう、ちゃんと「通気性」が確保された場所でなければ。
空気が通らない場所に長時間保管すると、カビも発生しやすくなりますし、湿った臭いに侵されてしまいますものね。なおかつ、埃がかからないような場所であることも大切。
条件をクリアする場所はどこなのか。探してみました。
我が家ですとクローゼットの上段、あるいは玄関のお出かけグッズが置かれている棚になりそうです。床に近い場所ですと湿気がたまりやすいそうなので。
で、肝心の型崩れを防止するためにどうしたらよいか。調べてみたところ「同じ型の帽子同士で重ねて保管すること」が重要なようです!

ハットならハット、キャップならキャップでということですね。想像してみると……納得です。ハットの上にキャップを重ねて保管なんてしたら、変な形に帽子のつばが折れたり、くせがついたりしてしまいそうですものね。また、上下も大事なよう。帽子のつば、(帽子用語ではブリムというらしい! ちなみに頭頂部はトップクラウン)が下向きのタイプの帽子は、トップクラウンを上に、ブリムを下にして置くと、自重で形が崩れてしまうそうなのです。だから、逆さにして保管することが大事なのだとか。
ほえー、あんまり考えたことなかった……。
なお、しっかり型崩れを防いで保管したい!というときのマストアイテムは、帽子箱だそう。特に紙製だと通気性を持ちつつ、埃も防げるのでベストなのだとか。

なんかあの箱かさばるし……って捨てがちな私。ちゃんと取っておいて活用せねばと反省です……。通販サイトで調べてみると、帽子箱、たくさん販売されていますね! しかもおしゃれで可愛いタイプが! これ、見える場所、たとえばちょっと背の高い棚の上なんかに置くだけでもインテリアとして映えそう。帽子箱とは帽子を収納しながらお部屋も飾れる凄腕アイテムだったのですね。
ちなみに、帽子箱に帽子を入れて隙間が空いてしまう場合は、そこにニット帽などを詰め込むと、詰め物代わりになって型崩れ防止になるからよいとのこと。なるほど~!!
さて、帽子に起こりやすいトラブル3点目。「日焼け」。
これ経験あります……。うかつに外干ししてしまったら黄ばんでしまったことが……。帽子って紫外線対策としてもかぶるけれど、決して日の光に強いわけではないのですよね。長時間日光を照射されれば傷みもするし、日にも焼ける。だとするならば、かぶっていないときはしっかり日差しから守ってあげないといけませんよね。その意味でも帽子の保管場所は大事。できるだけ直射日光が届かない場所でなければ! となると、前述の帽子箱での保管がやはり最適に思えます。
日が差す壁に吊るして保管というのは帽子にとって優しくない最悪の場所ということになりそうですね。
3. 終わりに
今回、帽子の安住の地はどこなのかと住まいを見回しながら考えていて気付いたことがあります。
形が特殊であり、かさばる帽子というアイテムは非常に仕舞いにくく、収納泣かせではあるけれど、そんな帽子の居場所を考えるというのは、なんだかちょっと贅沢な気持ちになる作業だなあと。映画「花束みたいな恋をした」にて「猫に名前をつけるというのはこの世でもっとも尊いことのひとつである」という台詞がありましたが、帽子の居場所について考えることもまた、日々を丁寧に生きることができている証のようにも思えて。そんなことないでしょうか(笑)
まあ尊いかどうかは別として、帽子ってかぶっていたときの思い出がリンクしやすいファッションアイテムだとは思うのです。'夏の海でかぶっていた麦わら帽子、好きなあの人と初詣にいったときかぶっていたニット帽、紅葉狩りに行ったとき、紅葉の色に合わせて選んだベレー帽みたいに。'そんな思い出に直結しやすいものだからこそ大切に扱ってあげたいなと今回、この記事を書きながら思いました。
「帽子、仕舞いにくくて面倒」そんな思いがもしもこの記事を読んでいただくことで少しでも解消できていたらとてもうれしいです。
今後も住まいに関するちょっとした疑問、生活に役立つ知恵などをお伝えしていけたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします!
