ナメクジがいたのです!!!

皆様、こんにちは!
毛が生えている動物のほうが圧倒的に好きな主婦、ヤマダです。

さて、寒さも厳しい2月のある日の話から今日はさせてください。
その日、今日は玄関前を掃除する日と決めていた私。震えながらいつものようにほうきとちりとりを取り出し、いざ! と玄関の扉を開けたのです。
で、そのとき、なんでしょうね、虫の知らせとでも申しましょうか。ちょっとドアの裏側を見ちゃったのですよ。
そこで、固まりました。
ドアを開けた裏側の地面付近にね、いるんですよ!!! 恐怖の大王が!!!

ナメクジ大王が!!!

最初はなにかゴミかなと思ったのです。眼鏡せずに外出てしまったのでなにかよくわからなくて。でもまあまあ大きいし、気になって眼鏡をかけて戻ってきて、後悔しました。
世の中には見なくていいものが存在する。知らなくていいことだってある。
まさにこれはそれだ、と微動だにしないそれを、上体逸らした状態で眺めながら思っておりました。
ドアの裏側は壁になっていて、その壁の上には浴室の窓があります。ナメクジ大王はちょうどその窓の真下、通気口の下あたりに鎮座しておられます。
「ちょ! ちょ! ちょ!」
人間、苦手なものを目にすると言葉を失うものかもしれない。完全に言葉を失いながら、家の中にいる夫を呼びましたところ、在宅勤務をしていた夫に呆れられました。
「変な鳴き方するなよ。そんな鳴き真似しても鳥寄せなんてできないよ」
うるさい…! そんなことしてないわい! 今夜の夕飯はお前の嫌いな辛いものを鬼のように作ってやる!
と、怒りに震えたもののそれは一瞬。夫のむかつく反応などより問題なことが今、ドアの裏では起きている!
「ナメクジがいるのです!!!」
「ナメクジ~」
なんでしょうね、引いたら豪華景品があたりそうなくじみたいなハッピーな発音で言われてまたイラっとします。
しかし、夫の態度は落ち着いたものでした。
「何匹?」
「……1匹ですが?」
「じゃあ、平気平気。しかも外だろ。俺、家の中に大量発生したことあるもん。大丈夫大丈夫。大げさだよ~。あははは」
・・・待て。大量発生?! 家の中に?!
そんな恐ろしいことがリアルに起こるものでしょうか。そんな経験、私は一切ないのですが。
・・・というか、この家の外にいるナメクジがファーストナメクジとなって我が家に大家族を形成してしまうなんて恐ろしい事態は起こらないでしょうか。
猛烈に不安になりました。
そもそもナメクジとはなんなのだろう。見た目かなり気持ち悪いけれど、人体に悪影響がある存在なのか。
ナメクジくん、私は君を忌み嫌っているけれど、実は君のことを何も知らない。
家の外にただ構えられているだけで、不安で不安でドアも開けられない。
ということで、今日はナメクジが住まいに出たら、について調べてみようと思います。

ナメクジ



1. そもそもナメクジってなに?

そう。あの見た目や粘液の具合から「気持ち悪い生物」という認識はあれど、そもそもナメクジが一体どんな生き物なのか。私はあまりよくわかっていません。
困ったときの辞書頼み。早速調べてみました。

“なめくじなめくぢ【蛞蝓】
〘 名詞 〙
① ナメクジ科コウラナメクジ科等の、殻を持たない陸産腹足類の総称。体長三~一〇センチメートル。体は円筒状で柔らかく、表面は粘液でおおわれる。頭部はカタツムリに似て、二対の触角があり、上方の大触角の先端に目がある。右側の触角の後方に空気呼吸を行なう穴があり、口には歯舌(しぜつ)をそなえる。腹面を収縮させて少しずつ這い、銀色に光る粘液の跡をつける。湿った所を好み、野菜や果実を食害する。雌雄同体で、白色の丸い卵をうむ。入梅時など台所付近にみられ、食塩をかけると浸透圧のため体内の水分を多量に失って縮む。コウラナメクジ科は背面に皿状の殻片を持つ。なめくじら。なめくじり。なめくず。
[初出の実例]「いみじうきたなきもの なめくぢ」(出典:枕草子(10C終)二六三) “
引用:コトバンク 出典は小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
https://kotobank.jp/word/%E8%9B%9E%E8%9D%93-589878#goog_rewarded

もう、辞書に書かれているこのナメクジ紹介文を読むだけでゾワゾワガ止まりませんね……。
驚きなのは、枕草子にナメクジの記載があったらしいこと! なんでしょう、大昔からナメクジはナメクジとして認識され、存在し続けているわけですね。無知だった私はナメクジが貝類になるのだということをわかっていませんでした。お恥ずかしい……。
さらに言うなら、粘液を出して前進することは知っていたものの、この粘液がなに目的で出されるものなのかも知らない。調べてみるとどうやら、乾燥防止、そして体が傷つかないようにするために出しているようです。ナメクジといえば水でできているイメージがありましたが、路上で干からびて、あるいは壁に張り付いたまま動かなくなっている姿を見たことがあります。彼らにとって乾燥は命にかかわる危機なのですね。ある意味、私と同じだ。私も冬の乾燥であちこちぱりぱりで痛いのなんの……ってナメクジとの共通点を探してどうするんだ、私。

ナメクジ2

それにしても湿ったところを好む、とあるのに、なぜ我が家の玄関にいたのか。ナメクジが出没しやすいポイントについても調べてみたのですが、落ち葉の下や石の下など、日陰が多いようです。我が家の玄関には植物もありませんし、風もよく通る。あの子にとっては居心地よくなかったろうに。と思っていたら夫に衝撃的なことを言われました。
「風呂場の窓の下になるじゃん、あそこ。多分、水が垂れてきてるからじゃないの? ちょっと今見たら干からびてきてたけど、あの調子だと夜には復活するかも。ナメクジって夜活動するしね~」
・・・わお……。
ナメクジ、すごいな、と気持ち悪さを忘れて感嘆してしまいました……。
考えてみれば、ナメクジって私達人間の祖先よりも早くからこの地球上に生息していた大先輩ですものね。復活力が尋常じゃなくても不思議ではないかもしれません。
他にも気になるのは、ナメクジとカタツムリの関係。

ナメクジ3

かなり近い種族なのでは……と思ったら、やはりそのようで、彼らは同じ祖先から進化したもののようです。証拠としては、先程引用した辞書にも出てきた、小さな殻をもつ「コウラナメクジ」という種類のナメクジがいることだそうな。ただカタツムリと違い、ナメクジは殻がない分、身軽ですし、カタツムリのように殻を作るためにとカルシウムをがつがつ摂る必要もない。その意味でナメクジのほうが機動力では勝りそうです。ちなみに! 彼らは貝類になるとお話しましたが、貝が貝として認識される最大の理由である殻を退化によって失うことを「ナメクジ化」というらしい! 面白いですね!
と、彼らの生態に驚きつつも、やはり気になるのはナメクジとは放置していて大丈夫な生き物なのかどうか、気持ち悪い見た目なのは置いておいて、実害があるのかないのか。そこが重要ですよね。
調べてみたところ、放置はしないほうが良い!との意見が多数でした。
放置しないほうがいい理由のひとつめ。
植物への被害があるから。ナメクジは草食ではなく、雑食なのでわりとなんでも食べますが、やはり植物が大好物なので、ガーデニングや植木、家庭菜園において、新芽や実を食べ尽くしてしまうのです。丹精込めて育てたものが食い荒らされるのはたまらないですよね……。
放置しないほうがいい理由、ふたつめ。
人体に悪影響がある。というのも、ナメクジは「広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)」という寄生虫を持っていて、これが人体に入り込むと甚大な被害をもたらし、最悪の場合死に至るケースも……。なので、ナメクジを触ったら絶対に綺麗に手洗いを…! というか触らないほうがいいと思う……! 私は触らない!!!
ああ、調べているだけで震えてきました。ただ、そうはいってもナメクジなんて家の外にいるものよね、と思っていたのですが、そう、冒頭で夫が言っていた不穏な言葉が私を震え上がらせ続けています。
――俺、家の中に大量発生したことあるもん。
なんでそんなことになる?!
ということで、詳しく話を聞いてみました。



2. 夫から聞いた恐怖の大量発生の話

それは今から10年以上前のこと。夫は東京でひとり暮らしをしていたのですが、月に一度は実家に帰る生活をしていたそうです。
で、大量発生したというのはその実家でのことだとか。
・・・うそだろ、実家、私も頻繁に行っていたのに! まさかそんなナメクジ事変があったなんて聞いてない!!!
「今はもういないって。全部駆除したもん。多分」
多分ってなんだよ!!!
と、びびりながら話の続きを聞いてみると、発生したのは、夫の部屋で、発見者は夫でした。
その日も夫は東京の自分の家から実家へ帰省しており、夜、いつも通り布団で眠っていたそうです。彼の家は日本家屋であり、彼の部屋にもベッドは置かれていなくて、畳に布団を敷いて眠っていたようなのですが……。
「夜中にさ、気付いちゃったんだよ。部屋の中、歩いてるのを。しかも1匹じゃねえの! あれ? ナメクジの数え方、匹でいいんだっけ? 1にょろ? まあいいや、とにかくいっぱい! しかもまあまあでかいの。10センチ以上はあったんじゃないかなあ」
……もう聞いているだけで恐ろしすぎます。どんなホラー映画よりも怖いと私は感じます。だって部屋の中に大量のナメクジって! 無理無理、絶対無理!
その後、さすがに素手で触るのは無理と思った彼は、割り箸とビニール袋を使って部屋の中を歩いていたナメクジを集め、処理したそうです。
気になるのは発生源。彼の部屋は2階の西側。1階なら外からの侵入も頷けるけれど、2階でしかもそれほど湿り気もなさそうな……と思っていたのですが、そのときはどうやら違ったようで。
「なんかさ、俺の部屋、普段使わないからって母親がユリの花の植木鉢を大量に窓際に並べてたの。ちょうど冬でさあ、ユリは寒いと球根が駄目になっちゃうからって。どうもそれに潜んでたっぽいんだよね」
いや、これ、意外とありそうじゃないですか。お花を思えば、お母さんの対応も当然というか。
ちなみにナメクジは湿った時期にこそ繁殖するそうですが、氷点下でも活動はできるので、冬に顔を見ることも珍しくはないようです。ナメクジ、最強かもしれん……。
それにしても、大切なお花とともにまさかのナメクジまで召喚とは……。恐ろしすぎるエピソードでした。
この夫の話から見えてきた点があります。
すなわち、ナメクジとは普段、植木鉢の裏などに隠れていることが多く、夜に活動をするらしい、と聞いていたけれど、それはリアルにそうだったという点。
侵入させてしまったが最後、増えるものだったという点。しかも、ナメクジって雌雄同体だそうですね。だからどの子も卵を産める。ゆえに繁殖もあっという間……。
うっかり家の中に招き入れたら、夫が体験したような悲劇? 惨劇? に見舞われることも……。
植木鉢の取り扱いにはくれぐれもご注意を。
なお、網戸などの微小な隙間からでもナメクジは入り込むことができるようです。ですので、玄関や窓、網戸の隙間、排水溝など、外と繋がっている場所はテープなどで隙間を塞ぎ、できるだけ乾燥した状態を保つことが大事とか。また、ナメクジが嫌がる成分が含まれた薬剤も市販されていますから、そちらを出入り口となりそうな場所付近に散布することでも侵入を防げるようです。
あと! これ、びっくりしたのですが、コーヒーはナメクジを寄せ付けない効果があるそうです。植木鉢まわりにスプレーしておくだけでも十分忌避効果があるみたい。
やろう。怖いから。

ナメクジ4



3. ナメクジが出てしまったときの対処法

と、予防はしたものの、それでも家の中に出てしまったら?
ここまでのナメクジ情報を鑑みるに、見つけたらさっさとどうにかしないと増えてややこしいことになるのは必至です。となれば、見つけ次第、滅するしかない。
その方法とは!
いくつか対処法をご紹介しますね。

・専用の駆除剤を使用する

やはりね、一番はこれのようです。短時間で効果的に対処できる。
直接、ナメクジに吹きかけることで駆除できるスプレータイプ。まいておいて、ナメクジに食べさせ、駆除するタイプ。製剤が詰まったパッケージを設置してこれまたナメクジに食べさせ退治するタイプ。いろいろありますね。
一番いいな、と思ったのは、水に強く、犬や猫にも害ではない成分でできているタイプで、レビューによると、散布した後、いつの間にかナメクジを見なくなっていた! という声もあったので、理想的かもしれません。
なので、もし庭など外で発生したのなら、このまくタイプで対処し、家の中に出てしまったのなら、直接スプレーで退治するという方法がよさそうです!

・熱湯や塩をかける。砂糖も効果あり
駆除剤など常備していない!というとき、どうしたらよいか。
手軽にできるのは、熱湯をかけるという方法。
ただ、なんでしょうね。私はナメクジ苦手、というかはっきりと恐怖の対象なのですけれども、この字面を見ると若干気の毒になります……。
いやいやしかし情けをかけている場合ではない。熱湯をかけなきゃ。だって怖いんだもん。
気を取り直して話を続けましょう。ナメクジに熱湯が効果的な理由としては、かけることでナメクジの体内のたんぱく質を凝固させられるから。かなり即効性がある対処法のようですね。ただなにせ熱湯なので、自分や家族に火傷のリスクがあること、屋外の場合だと周囲の植物にも影響が出ることがあるため、注意が必要なようです。
続いて、塩。

ナメクジ5

これ、よく聞きますよね。ナメクジが出たら塩をかけろ!と。確かにかけると浸透圧で体内の水分が外に出て縮むので、退治できないことはないらしいのですが、完全に駆除するには、かなりの量をかけないとだめみたいです。砂糖も同じく。縮むけど、駆除には時間も量も必要。だから即効性には乏しいし、育てている植物に塩害が起きる可能性もあるのであまり推奨されない駆除方法のようです。
すぐさまナメクジをどうにかしたいときは熱湯がよさそうだという結論にいたりました……。熱湯か~……。

・ビールに誘い込んで溺死させる。

ビールで溺死って。
これ、でも本当らしいです。なんでもナメクジはビールの酵母の香りが大層お気に召しているようでひき寄せられてくるそうな。ナメクジは夜行性なので、ナメクジがいる場所にビールを満たした器を夜に仕掛けておくことで、自ら罠にかかり、溺れてしまうという……。
なんだかやっぱり気の毒になってきました。引き寄せられてきて溺れてって……。効果はありそうですが実際に試すには度胸が必要ですね。



4. 終わりに

僕らはみんな生きている。みんなみんな友達なんだ。
そう思いつつもどうしても気持ち悪くてそんなでっかい心で受け入れられない存在のひとり、それがナメクジさん。
不意に視界に飛び込んできたとき、ああ、この地球は人間だけのものではないのだなあと改めて思ったりもして。
なんて地球規模で捉えて見たとしても、やはり自分の家族の健康を考えると、野放しにもできませんよね。
駆除することに胸が痛まないわけではないけれど、大事な家族を守るためには非情もやむなし。なので、私は今後、ナメクジが我が家に侵入してきたら全力で駆除しようと心に決めました。ってなんの決意表明(笑)
さてさて! そんなことを言っている間にも終わりの時間になってまいりましたね。全編を通し、ナメクジ怖い! キモイ! に終始してしまった本記事を最後まで、お読みいただき本当にありがとうございました!
家族の健康を、住まいの衛生を守るために必要な知恵や情報を、今後も調べてお知らせしていきたいと思っておりますので、どうぞ次回の記事もよろしくお願いいたします!






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