家の前に〇〇が落ちていた話!

皆様、こんにちは!
お散歩が趣味なのに暑くてここのところさぼり気味な主婦、ヤマダです!

毎日暑いですね……。夏に暑いっていうのはあまりにも芸がないって話になって、もういっそ、「温められてる~」とか「地球今日も頑張ってる」とか言えばいいんじゃない? みたいな話を先日友人としていたのですが、夏が本気を出し過ぎで負けそうです。
が、まあげっそりばかりしていてもしょうがないので熱中症対策をしながら涼しい時間に散歩をするようにもしているのですが、この数日、おかしなことが続いておりまして。
私が経験したちょっと変な話を聞いていただけますでしょうか?

ことの始まりは数日前。いつも通り散歩に出ようと玄関を出たときの話です。
数歩歩いて足裏に違和感を覚えました。靴裏から聞こえてきたのは、くしゃっとなにかがつぶれる不気味な音……。
いやん! なに!
最初はセミの抜け殻かなと思ったのです。でもよくよくみると赤い。
もう赤っていうのが怖過ぎません? よくいいますよね。心霊写真で赤い色が写っているときは霊が怒っているサインとか。
やめてよ、もう、赤とか勘弁してよ、暑いからってリアル怪談はノーサンキューよ(泣)
ぷるぷるしながら確認して……首を傾げました。
これ……エビ? エビの、殻?
どうみても甲殻類の殻なんですよ。
最初に思ったのは、ご近所でエビを食べてその殻をゴミで出すときに落ちたのかな、ということでした。あるいは猫やカラスによって荒らされて運んでこられた、とか。
だとするならばこの一回で終わりのはず。
まったく迷惑な話だぜ、とぷりぷりしながらエビの殻とおぼしきそれを片付けました。ぷりぷりはエビの身だけで十分ですよ、まったく、とかつまんないこと言いながら。
しかし、恐怖はこの日だけでは終わらなかった。
次の日もまた、くしゅん、となにかを踏んづけて……(足元見て歩けよ、私も、って感じなんですが、どうも上ばっかり見て歩くきらいがありまして、とほほ……)
見てみると、またしてもエビ!
ちょ、マジでか! ご近所さん、エビ食べ過ぎじゃないの?!
と怒り狂いながら夫にこの件を初めて話しました。私の話を聞いた夫がまずしたこと。
爆笑。
「いや、エビの殻踏んづけてぷりぷり怒るって(笑) ぷりぷりはエビの身だけでいいって(笑)」

お前はなんで私とおんなじ感想を持ち出してくるんだ、この野郎!

めちゃくちゃむかついたのですが、続いて言われた台詞に戦慄しました。

「でもさ、エビの殻が連日自宅前に捨てられてるってちょっとした事件じゃないか? なんだろ、殻ってところがまた気持ち悪いよな。なんかの儀式だったりして」

儀式?!

「ぎ、ぎ、儀式ってなに。え、なんの……」
「わかんないけど。呪いの? いや、まさかなー。にしてもエビの殻でぷりぷり(笑)」

そのネタ引きずり過ぎだろうが!

まったく頼りにならないうえに腹立つ夫のことは置いておいて。正直、気持ち悪過ぎたので、今日の殻もさっさと片付けることにしよう、いや、私ばっかり片付けるのは癪だからこの爆笑しているこいつに片付けさせよう、と夫をせかして玄関に出たところで彼に言われました。

「お前……これはエビじゃない。多分、ザリガニだ」

ザリガニ!!!

「えっ……ザリガニで呪いの儀式とかできるの……?」
「はあ? 呪いじゃねえよ。これは多分、あれのせい」

あんたが呪いって言ったんでしょうが! と怒り狂いつつも、彼が指さす方向を見てみました。そこにあったのは、用水路。
我が家の前には幅1メートルほどの用水路が通っております。農業用のもののようで冬はまったく水がないものの、今時分は結構な速さの水流が見て取れます。案外きれいな水で川底もばっちり見えるんですが……。改めてまじまじと覗いてみて仰天しました。
いるんですよ! ザリガニが! 普通に泳いでるの! バタフライみたいにのけぞって。
この辺りはまあまあ自然も多いので、ザリガニがいたっておかしくはないのでしょうが、それでもまさか自宅前の用水路をあんなにも元気よくスイミングしているとは思いもしませんでした。
しかしそのザリガニの殻がなぜに家の前にあるのか。
ということで、今日は趣向をちょっと変えて、我が家に起こったザリガニパニックから、ザリガニと住まいについて語らせてください。

家の前に



1.ザリガニについて調べてみた

40代の私が子供だったころと比べて、自然環境はずいぶん変わったと思います。雑木林や田んぼが姿を消し、住宅地に変わっている場所も珍しくありません。昔は実家近くに蛍が見られた林があったのですがそれもなくなっていて。
だから、子供のころは難なく獲ることができたザリガニも今は遠い存在なのだろうな、と漠然と思っていたのです。
しかし、いたんですね。こんな身近に。
昔からの生物が残っていてよかったよかった、と安堵していたのですが、今私が用水路で目にしたザリガニ、調べてみると昔から日本にいたものじゃなかったようなのです。
というのも、現在私たちが多く目にするザリガニ、ザリガニといえば、でイメージするザリガニは「アメリカザリガニ」という種類だそうで、本来日本にはいなかったものらしいのです。(↓アメリカザリガニイメージ)

家の前に2

じゃあ、日本にもともといたザリガニはなにかというと、「ニホンザリガニ」。そのままですね(笑)このニホンザリガニはザリガニといえば、で思い浮かべるアメリカザリガニよりも華奢です。食べるものもアメリカザリガニは肉食よりの雑食なのに比べ、草食よりだそう。住む場所も全国各地に暮らすアメリカザリガニと違い、冷たくきれいな水辺を好むため、北海道、東北といった限られた地域に生息しています。(↓ニホンザリガニイメージ)

家の前に3

しかし、その数も激減していて、現在では販売を目的とした捕獲や売買を禁止されているほど。激減の理由は自然環境の悪化、外来種の生息域拡大などで、ニホンザリガニをもっとも脅かす外来種としてはウチダザリガニという、ジャパン的なネーミングのザリガニが挙げられています。そしてアメリカザリガニもニホンザリガニの脅威となっているよう。
数を減らし続けているニホンザリガニと比べ、外来種であるアメリカザリガニは実に強い。1970年代に日本へやってきた当初、アメリカザリガニは20匹だったそうな。それが今や全国で、ザリガニといえば! で思い浮かべられるほど知名度も増しました。系図を辿ると皆、始まりの20匹にたどり着くというのですからその繁殖力の凄まじさに驚かされます。アメリカザリガニの視点からすればサクセスストーリーですね。
ただここで問題となるのは、彼らの台頭によって水辺の生態系、環境に悪影響が出ているという点です。彼らは雑食であり、なんでもたくましく、おいしくいただきます。ゆえに彼らが生存する水域では水草が食いつくされ、水質汚染が問題視されているとか。雑食ですから、小魚など水辺の生き物も積極的に捕食します。結果、生態系のバランスも崩れてしまいます。
田んぼなどに生息するタガメという昆虫を「水辺のギャング」と呼ぶそうですが、私はアメリカザリガニのことも同じくギャングと呼びたい。
……と、ザリガニについて調べていたら夢中になってしまいましたが、ようするに用水路にザリガニの姿を見かけたからと言って、自然豊か! と喜んでばかりいるわけにもいかないのかも、という印象を受けました。まあ、逆説的に考えれば、彼らだって食べるものがなければ繁殖はできないでしょうから、彼らの姿があるうちはまだ、ここにはまだ自然というものがあると信じられるのかもしれないけれど長期的に見るとやはり心配にもなりますね。

家の前に4



2.ザリガニが殻を脱ぐとき

さて、日本に生息しているザリガニに思いをはせてまいりましたが、話を戻して。なぜに殻だけが自宅前にあったのか。
調べてみるとふたつの可能性が見えてきました。
まずひとつ目。

脱皮をした。

ザリガニは脱皮をします。エビやカニもそうですが、甲殻類は体が大きくなっていくたびに脱皮を繰り返し、どんどん成長していくもので、ザリガニもまたそう。しかしその頻度が半端なかった。なんと子供のうちは数週間に一度のペースで脱皮するとか。それが大きくなり、殻もしっかり固くなってくると、半年から一年に一度へとペースが落ちてきます。しかし、なにせ成長のために行う脱皮。まさに命がけだそうで、うまく殻が脱ぎきれないと息絶えてしまうこともあるよう。潔くするっと全部脱いでしまうタイプの脱皮のようですから、命がけというのも理解できます。
ちなみにザリガニの寿命は種類によっても異なるようですが、アメリカザリガニだと5年程度といわれています。ニホンザリガニだと10年くらいだとか。
その間、何度も何度も脱皮をするわけですよね。命がけで……。そう考えるとちょっと切なさを感じてしまうのは私だけでしょうか。

家の前に5

もしかしたらうちの前に落ちていた殻も脱皮によるものなのかも……? という気もいたしましたが、まるっと脱いだにしてはザリガニの形が残っていない状態だったので、違うかもしれない。そもそもザリガニは水の中や隠れられる石の陰などで脱皮するらしいですから、あんな丸見えの家の前で脱皮するのはやっぱりおかしいですね。

ということでふたつ目の可能性を。
ふたつ目は。
外敵に襲われて捕食され殻だけ残った

もう、この文章だけでなんだか切ない。そして怖い。
ただ、家の前に殻があるってわりとこのケースが多いようです。特に自宅の近くでカラスの姿を見かけることが多いなら、こちらが理由となって殻が家の前に落ちているということになりそう。

家の前に6

言われてみれば、最近うちの周り、カラスが多い気がするのです。よく鳴きかわしていますもの。あれはカラス語で「おい、ここ、ザリガニパラダイスだぜ、おめーも来いよ」「まじでか! ご馳走♪ ご馳走♪」だったのかもしれない。ああ、カラスの言葉がわからなくてよかった。怖過ぎる。
そうなってくると、ザリガニに注意というよりは、VSカラスということで、カラス対策をするべきでしょうね。カラスやハトは強い光を嫌う性質があるので、そこを突いて反射板を吊り下げておくというのもひとつの手だとか。通販サイトを見てみると、鳥よけグッズが数多く販売されていました。中には鷲の形を模したオブジェもあって、それを見ることでカラスに恐れを感じさせ近づかなくさせる、なんて製品まで。なるほど…。

念のため、呪いの儀式でザリガニの殻を使うものがないか…と調べてみましたが、そういったものは調べても出てこなかったので、これは除外しても大丈夫でしょう。ほっ。



3.住まいを選ぶとき水辺だからこその問題も考えよう

実のところ、まだ殻は時折捨てられています。出かけに踏んづけてしまうのが一番きつくて踏んだ日は「今日はアンラッキーデーになりそう……」と簡易占いを勝手に自分でしてしまう始末。
さすがにザリガニを根絶やしにすることはできないし、仕方ないけれど、ザリガニがいるからこそカラスが寄ってもくるわけで……。
こんなとき、住まいを選ぶ初期の段階で私は選択を誤っていたのかも、と思ったりします。
「川っていっても用水路だし、まあ、それほど問題ないっしょ♪」とかるーく思ってしまっていたことが最大の問題だった、と。
水があるところ、生き物がいます。水の惑星地球だからこその宿命であり、むしろ僕らはみんな生きている、友達なんだ、ともいえる状態なわけですが、いかんせん、その水辺の生き物と私たちが常に仲良くできるかというとなかなか難しいのも現実です。
となれば、水の近くに住むことでどんな問題が起こり得るのか、事前によく調べたうえで、その水辺の生き物と仲良く寄り添えるかを自分の胸に問いかけたうえで住まいを選ぶ必要があると言えます。

私の場合、
・用水路に生物がいる可能性を考えていなかった
・生息していたザリガニを狙ってカラスが来る可能性にも気付いていなかった
この二点は完全に誤算でした。
あと……ユスリカという小虫が大量発生することも、用水路のそばに住むまでは知らなかったんですよね……。これも調べていればわかったことで……。

まあ、用水路のそばだからこその良い点もないわけではないのです。
まず、風通しがいい。
日当たりも守られる。
ここはメリットだとは思います。あの用水路がなければ、隣家がもっとこちらに寄って建っていたかもしれない。そうなると今ほど風が家に入らなかったろうなあ、と思いますし、将来的に景観もそれほど変わらないと考えられます。
これは大きなメリットではないでしょうか。

自分にとってどちらが優先すべきことなのか。そのメリットはデメリットを越えるくらい自分にとって大きなものなのか。このあたりを天秤にかけながら住まいを選ぶ必要があるな、と今日もザリガニの殻を片付けながら思いました。

ということで本日のお話はここまで!
これから住まいをお探しの方にとってこの記事が少しでも参考になれば、この上ない幸いです。






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