インターホンについて調べてみた

皆さん、こんにちは!
通販好きの夫とおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

さてさて、冒頭の挨拶にておじいさんチワワと暮らす、と話しておりますが、そんなおじいさんチワワについてちょっとだけ話をさせてください。
うちのおじいさんチワワには苦手なものがいくつかあります。

一つは雷。
地震雷火事おやじ、などと怖いものを代表して言われておりますが、うちのおじいさんチワワもご多分に洩れず雷が大の苦手。普段はクールぶってつんとしておりますが、雷が鳴るとどうにも落ち着かないのか、私の膝の上を上ったり下りたりし続けます。雷が鳴っている間ずっと。踏み台昇降運動みたいに。
そんな姿を見ると守ってやらねば、と思うのですが、彼からすると守ってやらねば!の対象はこちらの方のようでとある音に異常な反応を示します。
それがインターホンです。

「ぴんぽーん!」

あの音が聞こえた瞬間の彼を見る度に私は本当に驚きます。普段は「わしも歳をとったわ。日向でぬくぬくがなによりの幸せじゃ。ヤマダよ、頑張って働け。そしてうまいものをわしに食わせるがよい」くらいの貫禄で窓辺に寝そべり、日がな一日ぼんやりしているのに!
ひとたびあの音が鳴るとそれまでのだらだらと伸びきっていた体が嘘のように跳ね上がり、玄関へ向かって猛ダッシュします!
さながら「なにやつじゃ! 我が城に攻め入ろうとする不届きものは! わしが成敗してくれるわ!」と言いながら刀をふりかざす若武者のような顔で玄関に向かって吠えまくる!
彼にとってお客様の訪れを知らせるインターホンの音は戦の開始を高らかに告げるほら貝の音のようなものなのか。
しかし家を守ろうとする小さな背中を見る度、ああ、本当になんと愛おしい存在だろうと目尻が下がってしまう。

・・・とまたも前置きが長くなってしまいました。しかしそんな具合でおじいさんチワワにとっては警戒すべき音でありつつも、私にとってはなんだか愛おしさを再確認する音にもなるインターホン。

まあもちろん、インターホンが存在する理由はチワワを奮い立たせるためでも、私にチワワへの愛を思い出させるためでもなく、来客が来た時に知らせてくれる呼び鈴として存在するわけで……。

と考えていてふと思ったのです。
そもそもインターホンっていつからあったのだろう、と。そもそもインターホンが今の形になった理由ってなにかな、とかとか。

ということで本日はインターホンについて調べてみたいと思います!

インターホン



1. インターホンの歴史 インターホンを導入するようになった理由

とっかかりとしていつも通り、インターホンの定義について辞書で調べてみました。

インターホンとは
交換台を通さず,同一建物内の各室間などの連絡に用いられる有線電話装置。スピーカーをマイクロホン兼用とし,押ボタン操作により送話と受話を切り換える方式が一般的。身近な例では,玄関先に設けたインターホンを通し,屋内の居間・マンション室内で外部来訪者の用件を聞くなどに使用。
引用:コトバンク 百科事典マイペディア 「インターホン」の意味・わかりやすい解説
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%B3-437611

さすが辞書!実にわかりやすく教えてくれる!とつい感心してしまいました!
私の感覚では、お客様が来たことを知らせつつ、用件も聞けるようにしたものとして力を発揮してくれる、いわば住宅におけるコンシェルジュ的存在、それがインターホンなのではないか、と思ったりしています。不審な人はそこでシャットアウト、的な。
ただもちろん、インターホンって昔からあったわけでは当然ないですよね。
調べてみると、インターホンが出て来る少し前は、来客を知らせるための道具は「呼び鈴」でした。また、ドアノッカーなんていうドアについた把手を握り、がつがつと音を立ててドアを叩くものもありました。

インターホン2

では呼び鈴が出てきたのはいつなのか。どうやら明治以降に呼び鈴は日本にも登場したようです。それまでは戸を直接叩く、声をかけるなどで呼び出すことが主だったとか。確かによほどのお屋敷ではない限り、それで充分事が足りるだろうことは映画などを見ていても感じますね。
ちなみに、ドアに鈴をつけ、ドアが開くたびに鳴るようにするというようなものではなく、電池式の呼び鈴については明治、大正のころにはすでに存在していたようです。
「電鈴」と言う言葉が大正時代に書かれた書籍にも記述がみられることからもう電池式のものは使われていたことがわかります。
もっともそれも大きなお屋敷での導入が主流で一般家庭では普及していなかったみたいです。

では、一般家庭で呼び鈴が普及し始めたのはいつからなのか。
調べてみると1950年代ごろ、ちょうど高度経済成長のころ、ブザー式のものが出てくるようになりました。「ブー」とボタンを押すと鳴るタイプのものです。
確かに私が子ども時代にはこのタイプがついていたお宅もまだ多かったように思います。このブザータイプのものを経て、ドアチャイムという言葉が生まれ、チャイムの名にふさわしく「ピンポン」と鳴るタイプのものが出てきます。これもまた馴染み深いですね。

インターホン3

ちなみにこのドアチャイムには種類が二つあります。

・機械式
機械式とはボタンを押すことで電流が流れ、「ピン」「ポン」と二つの音が鳴るように設計されたドアチャイムです

・電源方式
電源から電気を取って起動するものです。ピンポン以外の音や音楽を鳴らすタイプのものもあります。

これらの変遷を経てインターホンは誕生します。
明治より前であれば錠前を使って家の鍵を閉めることもまれだったけれど、現在では鍵を掛けず就寝しているご家庭の方がまれなはず。それくらい防犯が必要な時代になってしまったともいえます。
ですから来客を知らせるだけの役目を負っていたドアチャイムから、相手の顔、声などを確認できるようなモニターインターホンへと進化したのは防犯意識の高まりからして当然の流れだったのかもしれません。
モニターにより顔を確認できるモニターインターホンがあることで、いきなりドアを開けるというリスクを冒さなくても済みますものね。



2. インターホンは意外と雷に弱い

さてさて、さまざまな形態を経て我々の生活に入ってきたインターホン。
いまやあるのが当たり前でないと不便どころか不安にもなりますよね。
しかし、昔のドアノッカーやドアに付けた鈴などと違い、現代のインターホンを動かす力は電気。その電気だからこそのトラブルに見舞われることもあります。
そう!電気の大敵といったら雷!
インターホンの故障の原因として経年劣化なども挙げられますが、落雷も立派な故障の原因の一つなのです!

インターホン4

雷が故障の原因となるのは、落雷によって強い電圧、電流が一気に電気機器に流れるためです。この強い電圧、電流を雷サージといいます。
この雷サージには直撃雷、誘導雷、逆流雷など種類があるそうで、直撃雷は言葉通り、その建物自体に落ちるもの、誘導雷は近くに落ちた雷の発した電流が配管などを伝わって家の中に入ってしまうもの、逆流雷は近くの建物の避雷針などから逸れた雷が家の中へ流れてきてしまうもの。電流が入ってくるのは同じですが、入り方がそれぞれに異なります。
雷は自然現象ゆえ、なかなか食い止めるのは難しいものです。電気機器が壊れたらもう運が悪かったと修理するしか……なのですがちょっと待って!
インターホンって修理するにしてもその動力となる電気をどうとっているかで修理業者にお願いするか、自分で交換できるかが変わるらしいのです!

・電源直結式
・電源コード式
・乾電池式

上記三つの内、電源直結式というのは壁に配線が来ていてインターホンと直結しているタイプです。このタイプは自分では工事ができません。電気工事士の資格がないと非常に危険。修理業者に連絡が必要ですね。

インターホン5

電気コード式はインターホンから電気コードが出ていて取り外しができるタイプです。これは修理は自分ではできないかもしれませんが、外すことはたやすいので交換は楽かも。
乾電池式も言葉通り乾電池から動力をもらって動いているのでこちらも交換はわりとお手軽にできそうです。
とはいえ、壊れた翌日にぱぱっと直せればいいけれど、どうしてもインターホンが壊れたままの状態になることはあるわけで……。
事実、以前住んでいた部屋でも突然インターホンが通じなくなり、焦って修理を頼んだことがあります。このときは部屋側の機材も玄関先の来客の方に押していただく側も故障しており結局交換することとなりました……。
壊れている間はとにかく不便でした。ボタンを押してもチャイムが鳴らないとなると、業者の方が荷物を届けに来てくださっても反応できないし、鳴っていないとわかった業者の方にもドアを叩いてもらったり声をかけてもらったりして来訪を伝えてもらわねばならず……。
自分が不便もありますが来てくださった方に不便をおかけするのは本当に申し訳ないですよね。仕方ないのでドアに「インターホン故障中。申し訳ありませんがドアをノックしてください」と貼り紙をして過ごしましたが、調べてみるとこういう貼り紙をするのも危ないらしいです。強盗目的の人がインターホンを通さずに侵入が可能と判断する材料になってしまうこともあるようで……。なので、もしインターホンが故障しているときに来客を招き入れなければならない場合はドアチェーンをした状態でまずはドアを開けるなど対策が必要ですね。



3. インターホンって勝手に鳴ることもあるらしい

子どものころ、ピンポンダッシュ、なんて悪戯をする同級生がいました。チャイムを押した直後ダッシュで逃げる、というあれです。あの頃は「子どもの悪戯」で片付けられるところもあったけれど今も昔もあれは絶対だめ。
鳴らされた側はめちゃくちゃ驚くし、嫌な気持ちになりますものね。
ただそうした人為的なことではなくインターホンって勝手に鳴ることもあるようです。
原因を調べてみるといくつか出てきました

・インターホン内(玄関側)の配線の劣化によるトラブル
・インターホン内(玄関側)の結露
・虫

ほえええ!と驚きました。
インターホンの来客側の機器って場所によっては雨曝しなんですよね。寒さ暑さもダイレクトに来てしまう。そう考えると機器トラブルが起こらない可能性の方がもしかしたら少ないのでは、などと思ってしまいます。
また、稀ですが内部に虫が入り込んだことによるトラブルで鳴ることもあるらしいです。
こうしたトラブルは自分でインターホンを取り外し、内部を乾かす、埃を取るなどで直すこともできなくはないよう。ですが、やはり電気に関わる部分なので不安な場合は専門の業者に一度相談することが大切かなと感じました。
それに虫が内部に入り込んだことで故障もあるかも、なんて聞いたら恐ろしくて絶対中開けられない!(←そこ?!)我が家は夫も虫が大の苦手でGですら私が戦わされますからね……。とてもではないですがなにが出てくるかわらかないものを開けられません。

と、虫はともかく!話を戻しましょう。
このようにさまざまな理由で突然インターホンが鳴ることもあるようですが、先日テレビ番組でカラスがインターホンを鳴らす様子が放送されていました。
一時期ありましたよね。東京で駅の切符売り場に陣取ってICカードを取っていくカラスのお話が……。
カラスは賢いし遊び好き。相当レアなケースとは思いますがインターホンに興味を持ってしまったら勝手に鳴らされるようになることもないとはいえない。
いずれにしてもなぜインターホンが勝手に鳴ってしまうのか。その原因を突き止めるためにも室内側のモニターをよく確認し、対処していく必要がありますね。



4. 終わりに

昔友人の一人から「インターホンのボタンに埃が積もっているかいないかでその人が人に対してどう接する人なのかわかる」なんて持論を展開されたことがあります。いやいやそんなところで人づきあいまで言及されてもねえ、と思っていたのですが、今回インターホンを調べていて案外核心を突いているのかも?と思った部分もあります。
インターホンはあるのが当たり前。けれど外と内を繋ぐ大切な架け橋となる部分です。自宅に到着したお客様が最初に触れるインターホンの呼び出しボタンが汚れていたら、あまりにも失礼だし、歓迎されていないのかも、とお客様に感じさせてしまうこともあるかもしれません。
そう思うと、いつも意識の外についつい置いておきがちのインターホンについても常日頃から掃除や正常に動いているかの点検はしておくべきですね。

ということで!本日はインターホンについてお話いたしました!
今後もなんとなく使っているけれど実は大切な設備など、幅広くお話できたらと思いますのでぜひご覧いただけたらと思います!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!






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