カウンターキッチンを使ってみた!

皆さん、こんにちは!
転勤族の夫とおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

我が家はお引越しがとにかく多い家。と言いつつ、三年ほどは一所にいられたのですが、今年に入ってまたお引越しをいたしました。

そしてそこで私はついに!ついに運命的出会いをしました!

そう!カウンターキッチンと!!!

今日はこのカウンターキッチンとはどういうものかを含め、実際に使ってみた感想をお話したいと思います!

カウンターキッチン



1.カウンターキッチンとはどんなものか。

以前「キッチンの選び方 基本編」という記事を書かせていただいたのですが、その際、キッチンには大きく三つに大別できるとお話しました。

・対面型キッチン
 リビング、ダイニング側を向く形で調理台が置かれているタイプ。
 調理台の一辺が壁についているタイプはペニンシュラ型キッチンといってポピュラーな形。
・壁付型キッチン
 リビング、ダイニング側ではなく、壁に体を向ける形で調理台が置かれているタイプ。

カウンターキッチン2

・アイランドキッチン
 対面型キッチンに含まれることもある。島のように調理台が独立した形で設置されたタイプ。

今回、お話させていただくカウンターキッチンは、上記のうち「対面型キッチン」「アイランドキッチン」に入れられるもので、ダイニングと調理台の前、もしくは横にカウンターがある形のものです。
カウンターがある、という意味では同じですが、種類としては以下の二つに分けられるとのこと。

・フルオープンタイプ
・セミオープンタイプ

言葉だけをみるとめっちゃ開けているか、ちょっと開けているか、ということなのか?という感じですね。
実際、まさにその通り!

フルオープンキッチンというのは、調理台に向かい合った状態でどの位置からもリビングダイニングが見られる、言い方を変えるならリビングダイニングから見ても料理をしている方の姿が隠れることなく見える状態のキッチンです。

カウンターキッチン3

反対にセミオープンキッチンというのは、オープンはオープンだけれど、一部壁や柱などで仕切られて見えない部分がある状態のキッチン、ということです。
よく見られるタイプとしてシンクや作業スペースの前には視界を遮る壁を設けず、コンロ前に壁が設置されているタイプです。このタイプのキッチンだとフルオープンタイプと違い、コンロ前で焼き物をしているときなどは、リビングダイニングから調理している方の姿が見えなくなります。

カウンターキッチン4

さて、我が家はというと、このセミオープンキッチンになります!



2.実際に使ってみて感じたメリット

よくカウンターキッチンのメリットは?というと、「家族とコミュニケーションが取りやすくなる」だと聞きます。
実際、これは感じました!

私のこれまでのキッチン歴はすべて「壁付型キッチン」で、料理を作った後、熱々の料理をお盆に乗せてそのまま運ぶか、キッチンの隅に置いた小さな作業用テーブルに料理を移してそこからダイニングテーブル(我が家の場合だとちゃぶ台って感じですが……)へ持っていくという形でした。
しかし、カウンターキッチンの場合、作った料理をひょいっとカウンターに乗せ、そこから運んでもらえる!
この運んでもらえる、というところが大きくて、これまでだと後ろを振り返って「できたよ、持って行って!」「えー、めんどくさい」を背中で聞かないといけなかったのに、カウンターキッチンになると、「できたよ〜持っていって!」と顔を見てお願いができる!
顔を見てきちんとお願いすると案外お手伝いしてくれるものなのですよね!つまり、調理を主にしている側もそうだけれど、その様子が家族にもばっちり見えるので、面倒くさいと言われにくい(笑)これはメリットとして大きい!
あと!私はテレビがめちゃくちゃ好きで。最近はYouTubeの動画もよく見ているのですが、動画をテレビの画像で映しているとキッチンの中からでもばっちり見られるんですよね!これはたまりません。
だって今までは「テレビ見たいけど料理しなきゃ〜」としぶしぶテレビの前から腰を上げてキッチンに向かっていたのに、今はテレビを見ながらキッチンへ移動できる!娯楽と調理を一緒に楽しむことができる!
なんて素晴らしきかな、カウンターキッチン!

また、開放感が出る、というメリットもよく聞きます。ここに関しては、確かにそれもそうかな、と思いました。ただ、我が家のカウンターキッチンの場合、頭上に吊り棚と収納があってそのために、キッチンとリビングの間が開放的に開いている!というよりは窓が開いている!というイメージがあるために、完全なる開放感というところまでは感じられませんでした。これがもしフルオープンタイプだったら絶対に開放的だったと思うのですけれど、セミオープンタイプだとやはり開放感は少し薄れるのかもしれませんね。
ただ!逆に、この窓のような感じが私には妙にわくわく感じられるものでした。表現がおかしいかもしれませんが、城感がある、というか。台所は女性にとって城である、なんて令和の今においては古臭い考えと言われるような言葉ではありますが、キッチンに立って開いた窓から覗くとすこーし自分の部屋を手に入れたような感覚を覚えなくもない。
リビングにいる家族の気配を感じつつちょっとだけプライベート空間(笑)

カウンターキッチン5

この感覚、私だけ?と思ったのですが、友人の家にてセミオープンのカウンターキッチンの中に自分専用のワークデスクを作ってあるのを見て案外、私だけの感覚じゃないのかも、と思ったりしました。

さらにメリットを上げるとすると・・・!やっぱりおしゃれですね(笑)
機能的にも優れた部分は多いカウンターキッチンではありますが、見た目がすっきりしていてリビングダイニングとも自然と馴染むのですよね。台所は料理をするための設備、という合理的な目線ではなく、リビングダイニングを彩る家具や調度のようなファッショナブルなものとして見ることができる。
カウンターキッチンの人気が高い理由はどこにメリットを感じるかによって人それぞれでしょうが、私にとってみればやはり・・・おしゃれだから!は大きかったようです(笑)
カウンターキッチン様を見ているとなんだかテンションが上がって料理も以前よりしたいと思えるようになりました。その意味では、気持ちを上げてくれる、というメリットがカウンターキッチンにはあると言ってもよいかもしれませんね(笑)



3.実際に使ってみて感じたデメリット

ただ憧ればかりでは済まないのがリアルというもので。
実際に使ってみるとデメリットもいくつかあることに気づきました。

一つに臭い問題。
カウンターキッチンはリビングダイニング側に向かって顔を向けた状態で料理をするスタイル。リビングダイニングと区切りが限りなく少ないタイプ。
区切りが少なければそれだけ調理中に出る臭いや音、煙がリビングダイニングにも広がりやすくなります。これは結構デメリットだなと感じました。
魚料理のときは特に(笑)壁付型キッチンでもキッチンとリビングダイニングが繋がっているタイプなら臭いも確かに広がるけれど、なんだかカウンターキッチンの方が広がる気がします。壁付型キッチンよりも調理台の位置がリビングダイニングに近いことが原因なのでしょうね。
そういえば先日、とあるテレビ番組にて台所内の様子がすっきりと見えるようにしようとしたとき、換気扇のレンジフードがあることで視界が遮られてしまうのが気になって、キッチンをセパレートタイプにした、というお宅を紹介していました。つまり、シンクはリビングダイニングに顔を向けて行える形で設置し、コンロを背中側、壁につく形で設置されていたのです。Ⅱのような形になるタイプですね。確かにこうすれば煙や臭いの逃げ道が壁側に寄るようになりますから、我が家のようなリビングやダイニング側に顔を向けてすべての料理工程を行うタイプよりは臭いや煙が広がらないかもしれません。

二つ目。いかんせん、丸見えである!
この話は聞いていたのです。開放感があって孤独にならずリビングとも一体感が感じられていい分、隠したいことも隠せなくなる!という話は!
いや・・・まったくその通りでした(笑)
間取りの問題もあるのかもしれないのですが、我が家の場合、リビングに入るための扉を開けてすぐ左手にキッチンスペースがあるのです。当然カウンターキッチンですからキッチンを覆う壁も扉もありません。まさに丸見え!
自慢ではありませんがヤマダの場合、それほどお片づけは得意ではありません。(本当に自慢にならない・・・)そのため収納下手なところもがっつり通り過ぎざまに見られてしまうという・・・。
もういっそ見えないようにカウンター前に暖簾をしてやろうか!と一瞬思いましたが、いやいや・・・とやめました(笑)
丸見えなのは確かにきついですが、片づけなきゃ!という気持ちが生まれる理由になりますものね!
ただこのごたごたがキッチンの中ではなく、カウンターの上にも現れやすくて・・・。私の片付けできない性格が問題ではなるのですが目の前に台(カウンター)があるとですね、ついついものを置きたくなっちゃうんですよ!
本来、料理の皿の受け渡しなどで使うためのカウンターなのに、キッチンに置くとちょっと邪魔だなと思ったハンドミキサーとか料理本とかを、ちょっと置くだけ、のつもりがついつい置きっぱなしになってしまって、気が付くとカウンターの上がごたついている!ということが結構あって・・・。
もちろんカウンターキッチンを使うすべての方が同じような状態にはならないとは思いますがヤマダのように空いているスペースにはものを置いてしまえ!と思ってしまうタイプの人間にカウンターキッチンはちょっとした罠ですね(笑)
さすがにお客様がいらっしゃるときには片付けるものの、ついついごたついてしまうという意味で私にはデメリットもあるなあと感じられました。

さらに使ってみてこれはちょっとデメリットかも?と思ったのは、水や油がはねる、という問題。
長く壁付型タイプのキッチンを使っていたので感じたことがなかったのですが、カウンターキッチンで炊事をしていると水はねや油はねがリビングにまで及ぶこともあるのです!
我が家のカウンターキッチンはシンクよりカウンターがせり上がっていて手元がカバーされているタイプなので、当初はそこまで水ははねないと思っていたのです。しかし使ってみると、気が付くとカウンターの上が水で濡れていることがよくある!

カウンターキッチン6

しかし本当に厄介なのは油の方ですね。料理しているときはそれほど気が付かなかったけれど、あれなんかカウンターがべたべたしている、とか床も少し油っぽい、なんてことがキッチン周りのリビング側の床でも見られたことがあって・・・。
ただ我が家のキッチンはセミオープンタイプでコンロ前に壁があるので、ちょっとべたついている?くらいで済んでいますが、フルオープンタイプのキッチンを使っている友人によるとオイルガード用のパネルをきちんとコンロ前に設置していてもやっぱり油は気になると言っていました。
こうしてみると壁付型キッチンのように壁に覆われているタイプのキッチンは料理をしていて逃れられない水や油汚れから他の部屋を守っていたのか?!などとちょっと思ってしまったこともまあ、事実です(笑)



4.終わりに

カウンターキッチンの人気はとても高いです。
モデルルームを見に行ってもカウンターキッチンのなんと多いことか、と思います。
やっぱり見た目おしゃれですし、カウンターキッチンって幸せの象徴というイメージが私にはあってずっと憧れでした。
ただ実際に使ってみると良い部分がある一方でちょっと使いにくい、という部分もあるんですよね。それが少し意外でもあり、残念でもあり。まあ、メリットだけしかない、ということはどんなものにもないのでしょうけれども。
とはいえ、デメリットとして挙げさせていただいた「キッチンが丸見えになる」「水はね油はねが気になる」とかがあったおかげで私は前よりキッチン周りを積極的に掃除している、というのもまた事実(笑)
毎日目まぐるしくすぎていくのでそうそうしょっちゅう大掛かりな掃除はできませんが、それでも自ら意識をして掃除に取り組めているというのは今までにはないことで良いことだな、とも感じています。
なにをもってよしとするか。これもまた使ってみないとわからない部分ではあるのですが、今後、お部屋、お家選びの際、キッチンはカウンターキッチンを!と思われている皆様の内見時のシミュレーションに少しでもこの記事がお役に立てればこの上ない幸せです!






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