お部屋探しの際気にしたい駐車場の話

皆さん、こんにちは!
モデルルーム巡りが大好きな主婦、ヤマダです!

私の今住んでいる町は一軒家が多く立ち並ぶ地域で、集合住宅も低層階の建物が多いです。のどかで喧騒とは程遠い静かなここでは春にはウグイスが鳴く声が聞こえます。
散歩するのにも適した穏やかなこの町。
そんな町をぶらぶら歩いていてふと気づいたことがあります。
一軒家のお宅には結構な確率で駐車スペースが設けられているな、と。
確かに集合住宅と違い、一軒家だと賃貸は少なく、自ら建築、あるいは中古物件を購入というように自身の資産になるケースが多いですよね。また売るのもマンションのお部屋を売るよりは少しハードルが高いこともあり、一軒家を持つ=そこに永住する、という可能性が高くなります。長く暮らしていれば、車を購入する機会もめぐってくるかもしれない。そうなったとき、新たにスペースを作るのは困難です。そうした思いもあって最初から駐車スペース込みで家とは建てられるものなのかもしれませんね。また今所有しているのは小型車だからと小型車用のスペースで設計したものの、後々普通車が欲しくなって購入しようとしてこの広さで大丈夫?という問題が出ることも考えられますから、一軒家における駐車スペースについては先々も見越して検討しなければならない部分だと思います。

ん?じゃあ集合住宅だったら?とそこでふと気になりました。

今現在、転勤が多い夫と暮らしていることもあり賃貸住まいの私。車は毎日乗るわけではないこと、維持費のことを考え、カーシェアリングサービスですべて対応してしまっているのですが、そうはいっても永遠に車を買わないのか?というと疑問がわいてきます。
そもそも車もそうだけれど、夫がついに永住を考えたら?長く集合住宅に住んでいることもあり、おそらく住宅購入となったらマンション購入になると思います。その際、集合住宅における駐車スペースってどんなものがあるのか、それも知っておいた方が良いのではないのか。
ということで、今日はもしもマンションを購入する、ということになったとき、駐車場について知っておいた方がいいことを調べてみたいと思います!



1. マンションにおける駐車場の種類

と、駐車場について考えてみたい、と言ったものの、集合住宅の駐車場ってどんなものがあるのか。あまりちゃんと理解できていないので、さっそく調べてみました。
すると、大きく分けて三つのタイプがあることがわかりました!

① 平置き駐車場
② 自走式立体駐車場
③ 機械式立体駐車場

では一つずつ、どんなものでどんなメリット、デメリットがあるのかもみてみましょう!

① 平置き駐車場

簡単にいうと・・・平面にざあっとおけるタイプの駐車場ですね。その駐車場の土地面積によって車の置ける台数が決まるタイプです。
わりとよくあるタイプの駐車場で、低層タイプの集合住宅や店舗ではこのタイプがほとんどなのではないでしょうか?
地面の処理はコンクリートが打たれていたり、砂利が敷き詰められていたりと異なりますが、もっとも身近なタイプの駐車場ですね。
平置き駐車場の最大のメリットはなんといっても駐車しやすく、車に乗り込んでから駐車場を出るまでがもっともスムーズなところ。
また、頭上が自由なことから車高制限がない。極端な話、面積さえ許せばキャンピングカーも駐められるわけです。
駐車場を設置している管理側からしても空き状況の把握、設備点検のしやすさなど、平置き駐車場は実にローコスト、かつ手軽なタイプだといえると思います。
じゃあ、みんな平置きでいいじゃん、と思ってしまいますが、もちろんデメリットもあります。
ずばり駐められる台数が少ない点です。立体と違い、平置き駐車場は上下には駐められません。このため、集合住宅によっては部屋数に対して駐車場が足りないなんてことも……。この辺りは懸念事項ですね。
また、平面で見通しも良いからこそ、集合住宅の関係者以外の人間が侵入しやすくなってしまう危険も高くなります。
無断駐車や車上荒らしなども起こり得ます。
実際、私の住んでいる集合住宅では明らかにマンション住人ではない方が勝手に駐車場に駐車してしまい、車が駐められない、という事態がたびたび起き、管理側から注意の張り紙がされるようになりました。駐車場利用者は利用しないときはコーンを置くなどの対策をするよう促されました。
手軽であるがゆえの問題もある。そういう意味ではマンションを買う場合、平置きでも本当に大丈夫か、周辺環境も注意してみなければならないですね。

駐車場

② 自走式立体駐車場

自走式立体駐車場とは、平置き駐車場が一面だけだったのに対し、二階、三階などを作り、上下で車を駐められるようにした駐車場です。
わかりやすくいうと大規模な商業施設にて、スロープを利用してぐるぐる上っていけるタイプの駐車場があると思いますが、あのタイプですね。
この駐車場の最大のメリットはなんといっても平置きよりもずっと多くの台数を駐められるというところです。そのため住人数の多い大規模なマンションや商業施設での設置が多いようですね。
また場所にもよりますが立体駐車場は屋根があることも多いので(最上階だと屋根はなかったりしますが……)雨に濡れないというメリットもあります。
これはありがたいですよね。買い物にいって大きなものを買って帰って来る。雨がすごく降っている。空だけではなく自分まで泣きたくなります。
ただ駐車場の中を走るので駐車場内での事故が起こりやすいというデメリットがあります。
この部分に関しては自走式、という意味で平置きタイプの駐車場でも同じことはいえるのですが、立体駐車場の場合、下の階から上の階へ、上の階から下の階へスロープを利用します。また柱も多く、死角も多いゆえに事故も起こりやすくなります。
確かに最近、商業施設内の駐車場でも「駐車場内での事故が多発しています。ご注意ください」というアナウンスが流れているのをよく耳にします。
車に乗る以上、事故は常に想定しておくべきですが、自走式立体駐車場では特に注意が必要ですね。

駐車場2

③ 機械式立体駐車場
さて、機械式立体駐車場!
こちらは自走式立体駐車場とは違い、ボタン操作によって機械が車を入出庫してくれるタイプの駐車場ですね。
入庫の際、決まったポイントに車を停車させボタン操作をします。すると機械によって車が自動的に運ばれて所定の場所へ収められるというなんか見ているとわくわくするようなタイプの駐車場ですね!
この機械式駐車場の一番のメリットは、たくさんの車を駐車できること!
自走式だと車が移動するための場所を確保せねばならず、その分駐車スペースも減りますが、機械式にはそれはありません。駐車場内を走らないでいいように機械が全部やってくれますからね。見ていて思うのはあれに近いですね!ミニカーのお店でショーケースの中に区切られてたくさんのミニカーが詰められている。ぎっしりと!あの感じでリアルに車を格納できるので、車を複数所有している方だったら、機械式立体駐車場が備え付けられているタイプの集合住宅を選ぶのも良いかもしれません。
また、機械式立体駐車場の場合も屋根がありますから車が雨にも雪にも傷められることがなくて車にも優しいかも。
おや?機械式、良いこと尽くし?と思っておりましたが、問題もあるようです。
一つに、車のサイズによっては入らない車もあるという点。できるだけ多くの車を格納できるように設計されている機械式立体駐車場ですが、昔はファミリーカーがそれほど普及していなかったことなどから車高のある車は入らない駐車場も多いようなのです。
これは結構痛いですね。お子さんがいらっしゃるご家庭ではファミリーカーを所有している方も多いと思います。お部屋は申し分なくとも駐車場を別途借りなければならないのは不便です……。
内見のときは所有している車のサイズが駐車場に入るかどうかの情報もチェックしたいですね!
もう一点問題なこととして、管理費が高い傾向にあること。機械式駐車場はメンテナンスもしっかりせねばならず、その分駐車場代金もお高めになるようなのです。お財布にかかってくる話なのでここも気になる……。
さらに言うなら、機械式立体駐車場の機械に関連する事故が起こることもあるということ。周りに人がいないかどうかきちんと確認しておかないと痛ましい事故に繋がってしまうこともあるのでこちらも絶対注意が必要です。

駐車場3

調べてみるとそれぞれにメリットデメリットがあるようですね。快適かつ安全に生活するために駐車場の種類を内見時きちんと確認していくべきだなあ、と感じました。



2. マンションならではの駐車場問題

さて、駐車場の種類がわかったところで。
実際のところ、駐車場を選ぶとき気にしておきたいことは他にどんなことがあるのか。
考えてみました。

① 入居者数に対して確保されている駐車場数
② 駐車場の管理状態

一つずつ見てみましょう!

① 入居者数に対して確保されている駐車場数

都心ならそれほど車の台数も必要ないですし、各部屋に対して一台用意されていたら十分かな、と思います。
しかし、中心部から離れた交通機関が不十分な場所にある集合住宅の場合、車がないと生活が不便ですよね。実際のところ、私の住んでいる町も家族の人数×車というご家庭も少なくないです。
そうなってくると各世帯一台分の駐車場では不十分ということになります。
集合住宅によっては車を所有していない世帯の分の駐車場を他の世帯に割り当てる、というケースもありますが、それでも足りなければ自分で近所の駐車場を借りなければならなりません。
ちなみに我が家の今住んでいる集合住宅の場合も、各部屋一台分の駐車場が確保されているのですが、車を所有していない場合は別の部屋に借りてもらうようになっているようです。ただしもし我が家が車を所有するようになった場合は今、我が家の駐車場を使っている方はその場所をあけ渡して別で駐車場を確保してもらうように、という規則があります。
こうした規則がきちんとあるかないかも大事だなあと感じました。明確なルールがないとトラブルになりかねませんものね。

駐車場4

② 駐車場の管理状態

ここも内見の際、よく確認すべきだなと感じています。
たとえば、駐車場に監視カメラはあるか、警備の方の巡回があるか、センサー式の電灯の有無。
どうしてこの辺りを気にしなければならないか、といえば、駐車場は犯罪が起こりやすい場所でもあるためです。
たとえば、車同士の接触による傷。
先日、とあるコインパーキングの前を通りかかったとき、コインパーキングに駐車していた車がハンドルを切り間違えて駐車場入り口の壁に激突する現場を見てしまいました。その方はちゃんと警察にその場で連絡をされていましたが、連絡せずに傷つけてそのまま去ってしまう方も残念ながらいらっしゃると聞きます。
どんな場所だろうと事故が起こる可能性はあります。しかし、駐車場は特に狭い場所に車を入れたり出したりするので操作ミスも起こりやすいんですよね。今回私が目撃したときは壁だったけれどぶつかる相手が隣り合わせた車の可能性もある。
そうならないためには、駐車場として十分ハンドルが切り返せるような広さ、配置になっているかを確認する必要はありますし、万一当て逃げされてしまったときを想定して監視カメラもあってほしいところです。
また、車上荒らしなども駐車場の状態によっては起こり得ます。そうした犯罪の抑止を想定し、人感センサーによって点灯するライトなどがあるかどうか、駐車場に備え付けられた設備に対しても内見のとき確認したいところですね。

駐車場5



終わりに

集合住宅における近隣トラブルにおいて駐車場をめぐるものはかなり多いようです。
それぞれが気持ちよく使うためにルールがあるのですが、それでもそトラブルは起こってしまう。けれど有事の際、きちんと対応してくれる管理組合、管理業者であること。それを入居前に見抜くのは至難の業です。が、いざというとき対応してくれるところはどこなのか、など、内見時に確認してみることは必要だな、と感じました。
憂いなく快適な暮らしができるように、お部屋探しの際はぜひ、駐車場についても注意してみてくださいね!






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