博多湾に面する九州の玄関口「博多駅」

今回ご紹介するのは、JR九州鹿児島本線「博多駅(はかたえき)」です。
この界隈は多くの企業が支店を出店するなど古くからビジネス街として知られ、多くのオフィスビルや商業ビルが立ち並んでいます。

博多湾に面する九州の玄関口としても全国的に知られており、観光スポットとしても有名です。博多駅の1日あたりの乗車人数は約23万人で、この10年で1.4倍に増加しています。近隣には行政施設やスーパーマーケット、ドラッグストアも充実しており、加速度的に発展を遂げる福岡の中心エリアです。

博多

博多エリアはその名の通り福岡市博多区に位置し、九州の玄関口として現在も発展を続けています。その歴史はさかのぼること8世紀と言われており、鳥が羽を広げているような地形を表した「羽形(はかた)」が由来だと言われています。

博多湾に古くから港を有していたことから貿易の拠点として発展を遂げており、6世紀にはすでに重要な外交拠点として遣唐使や遣隋使などが訪れ、大陸との交流が盛んに行われていました。平安時代に入ると日宋貿易が栄え、さまざまな外来人であふれる国際都市として町が形成されて行きます。1274年の元寇襲来の際に町は一時的に壊滅状況に陥りますが、博多の町は復興をとげますます貿易都市として発展することとなります。

明治時代に入り福岡県が誕生した際には、「博多市」か「福岡市」のどちらを採用するかの投票がおこなわれ、僅差で「福岡市」に決定することになります。その後、新しく誕生した駅名に「博多」が採用されその名を残し現在に至ることになります。

駅周辺はおおむねビジネス街として発展を遂げてきましたが、2011年には「JR博多シティ」が、2016年には「KITTE博多」が誕生するなど商業エリアとしての存在感も高めています。

大型再開発計画「博多コネクティッド」
「天神ビッグバン」に続き、2019年より始まった大型再開発計画である通称「博多コネクティッド」では、博多駅を中心とする約80ヘクタールを耐震性の高い近代ビルへと建て替える構想となっています。

博多エリアでは1963年の博多駅移転時や1975年の山陽新幹線開通時に大規模な再開発を行ってきましたが、築50年を経過している老朽化したビルを現在も多数抱えており、建築基準法上の容積率の問題から建て替えが進んでいませんでした。

再開発計画「博多コネクティッド」により容積率の緩和を行い、2028年までに20棟の建て替えが計画されています。その他にも「コネクティッドボーナス」と称し、福岡市からのPR支援、テナント店舗の紹介、特別融資枠の設定、税制の優遇、交付金の支給を行う内容の建て替え推進策が設けられています。

また、近隣に福岡空港を抱えているエリアのため従来地上50メートル以上の建物は建築することができませんでしたが、制限が地上60メートルに緩和されるなど独自の施策にて再開発の推進が行われています。



交通の要所「博多駅」

福岡市は政令都市の中でも人口増加数、人口増加率ともに1位を誇る、未来に期待された街です。そんな福岡市の中心地として人気の高い博多エリアは増加傾向が著しい人気地域で、その理由は何と言ってもアクセスの良さです。

博多駅にはJR九州鹿児島本線をはじめ山陽新幹線、福岡市営地下鉄が乗り入れており県内外のどこへ行くにも非常に便利です。さらに福岡空港にも地下鉄で2駅、所要時間5分でアクセスでき、2011年には九州新幹線が全線開通していることも含めて県外はもちろん海外へも容易にアクセスすることが可能です。

福岡空港

さらに市内を循環するバスも多数運行されていることに加え大型のバスターミナルが営業していることから九州各地へアクセスすることが可能です。

住環境としては、ジオ・イニシア博多駅前やアメックス博多ワンオーツープレミアム、エグゼ博多コンドミニアム、アーサー博多プレミアムコート、アルファライフ博多プレシャスなどのマンションや住宅地が広がり、住環境としては市内でも上位の高い人気を誇っています。新しい世代と多くの転勤族の人口流入が街の発展に貢献し、ファミリー世帯なら必ず候補にあげられる人気のエリアです。ゆえに直近では、オープンレジデンシア博多住吉(竣工予定2023年9月下旬)やデュオヴェール博多駅(竣工予定2023年7月下旬)などのマンションも新築されます。



福岡市営地下鉄「七隈線」の延伸計画

福岡市営地下鉄「七隈線」は福岡市南西部から中心部天神を結ぶ路線として、2005年3月に開業しました。2005年の路線開業時から、天神からさらに博多へ直通するような延伸計画が立てられており実際に2013年から工事が着工されました。

しかしながら、博多駅前のトンネル工事中に大規模な道路陥没事故が発生した影響から工事が中断してしまいます。その後、順調に工事は進み2023年3月に開業することが決定しています。

「天神南駅」から「博多駅」の間には、櫛田祭りでおなじみの「櫛田神社前駅」が新設され、七隈線沿線の住民が待望していた「博多駅」への直通アクセスが実現することになりました。従来、福岡市南西部からJR博多駅に向かうためには天神にて地下鉄七隈線から地下鉄空港線まで徒歩約10分の乗り換えが必要でしたが、その必要がなくなることになります。路線の延伸自体は1.4キロメートル、所要時間4分の小規模なものでしたがその意義は大きく、路線の利便性は格段に上がり沿線の人気はますます高くなることが予想されます。



博多の守り神「櫛田神社」

福岡市博多の中心にある「櫛田神社(くしだじんじゃ)」ですが、全国的にも有名な博多祇園山笠が奉納される神社としても知られています。奈良時代に建立されたと言われており、1200年以上にわたり博多の守り神として「おくしださん」の名で親しまれてきました。

日本神話に登場する「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」、「素戔嗚尊(すさおのみこと)」、「大幡主命(おおはたぬしのみこと)」の3体が祀られており、商売繁盛や不老長寿のほか、夫婦円満や恋愛成就のご利益もあると言われています。夏のお祭り「博多祇園山笠」では、二週間にわたり開催される最後のフィナーレとしてスタート地点に指定されています。

また、開催期間中にお祭りに来られなかった人のために年間をとおして「飾り山笠」が設置されており、その迫力を間近で楽しむことができます。キャナルシティ博多などの王道の観光スポットからも近いことから、気軽に参拝できることも魅力のひとつです。

櫛田神社

大型複合施設「キャナルシティ博多」

1996年にオープンした大型複合施設「キャナルシティ福岡」はその名の通り河口(キャナル)に位置し、ホテルや劇場も併設した約4300平方メートルの広大な商業施設で毎日多くの人でにぎわっています。

キャナルシティ博多のシンボルとも言える噴水ショー「ダンシングウォーター」は毎日1時間おきに行われており、夜間になると3Dプロジェクションマッピングとともに水と光が競演する「キャナルアクアパノラマ」に変化し、また人気アニメとのコラボレーションも定期的に行われています。

施設内は「シーコート」、「キャナル」、「クリスタルキャニオン」、「スターコート」、「サンプラザステージ」の5つの個性豊かなエリアに分けられており、夏場にはたくさんの子どもが水遊びしている姿を見ることができます。また施設内にある「ラーメンスタジアム」では全国各地のご当地ラーメンを楽しむことができ、博多駅から徒歩10分の距離にあることから気軽に訪れ博多の味を楽しむことができます。

キャナルシティ博多



まとめ

いかがでしたでしょうか?

博多エリアは九州の玄関口として古くから栄えてきた地域ですが、再開発が進むことでより近代的で快適なエリアに生まれ変わろうとしています。また、空港への利便性が抜群に良く県外や海外へも容易にアクセスすることが可能です。

歴史を感じることができる場所や、屋台街をはじめとする地元の味を楽しむスポットも充実していることから、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。






コーラル・売買エージェントが福岡に常駐!

大変お待たせしました!!!
8月から福岡市や久留米市など福岡県でもコーラル売買エージェントが常駐し、直接お会いしての対応が可能となりました!
今までは『地方遠方プラン』のみでの対応でしたが、コーラルの真髄である3つの不動産売却プラン『仲介手数料無料プラン』『仲介手数料1%プラン』『仲介手数料2%プラン』、更にどうしても高く売りたい方向けの『マル秘売却プラン』も選択可能となりました。
また、これまでお手伝いできなかった『不動産購入』も対応可能で、不動産購入時仲介は『仲介手数料無料もしくは仲介手数料1%』と大変お得になります。
※常駐スタッフは、福岡大学出身、その後福岡市の金融機関勤務を経て地元不動産会社に勤務、ゆえに福岡の住宅ローンも熟知していますので気軽にローン関係についても頂けます!

コーラル福岡エージェント
宅建士 坂本 竜一
プロフィール






詳細は、☛福岡市の不動産売却は仲介手数料最大無料 をご参照ください(*^^)v



コメント


認証コード4854

コメントは管理者の承認後に表示されます。