小学校の隣に住むということ

みなさん、こんにちは!
引っ越し族の夫とおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

実は引っ越しが決まり物件を探していてこれぞ!という物件に出会いました!
設備も駅からの距離も申し分なし。夫の職場までも歩いて行ける。
物件においてなにを重視するかは人それぞれ違うと思いますが私は特に日当たりを大事にしております。その部分においてもまったく問題なし!
寒い日の内見にも関わらず、その部屋では寒さを一切感じずむしろ暖かくすらあったことから、案内してくれた不動産業者の方より、「この寒さでこれほど暖かく感じられる部屋というのはそれだけ日当たりに優れた部屋という証明にもなりますね」と言ってもらえるほど。実際、その言葉通り、燦燦と陽光が降り注いでおりました。
まさに申し分なし。ただ夫だけは浮かない顔をしており・・・。


「どうしたの? この物件良くない?」

「いいんだけどさあ……。気になる施設が家の真横にある」

「施設?」

一瞬きょとんでしたが、夫がなにを気にしているのかはすぐ見当がつきました。

小学校!!!

確かに内見しにいったときも子どもたちの元気な声が響いておりました。
私は特に気にならないけれど夫は不規則な仕事のこともあり、昼間眠っていることも。それで気になったようです。
言われてみればその部分は気になるかなあ。
とはいえ、小学校の近くに住むからこその良い部分もあるのでは、と思うのです。
ということで、本日は小学校の近くに住むからこそのメリット、デメリットを、実際に小学校の近くに実家がある友人にリサーチしつつ考えてみたいと思います!

小学校



1. 小学校の近くに住むからこそのメリット

小学校の近くに住むメリット。
リサーチしてみると以下を挙げてくれました。

① 緊急時の避難所に学校はなることが多く、避難時短時間で行ける
② 治安が良い場所が多い
③ 子どもの通学時間が短時間で済む

では一つずつみてみたいと思います。

① 緊急所の避難所に学校はなることが多く、避難時短時間で行ける

なるほどという感じです。確かにこの部分のメリットは大きい。
実際、物件紹介をしてもらったときに不動産業者の方に見せていただいたハザードマップを見て納得でした。
自然災害が発生したとき、どれほどの影響が出るものなのか、避難するならばどこへ避難するべきなのか、そうした私たちの身の安全を守るための指針ともなるハザードマップにおいて、多くの小学校は避難所として指定されているのです。私たちが内見にいった物件の隣にあった小学校も指定避難所となっておりました。
自然災害が起きたとき、学校が避難所に指定されるのは、建物が頑強であること、広いこと、大勢の人を受け入れることが可能なこと、施設内で食事を作る施設があることが挙げられます。またそもそも学校というのは周辺住民にも広く認知されている施設であることから、避難しやすい場所であるという理由もあるようです。
確かに、災害に直面したとき、そうした施設が近くにあってくれることは心強いなあ、と感じます。災害が起きて避難所へ行くまでの道で事故に巻き込まれるというケースがあることからも、避難所は近いほうが安心と思います。
これは大きな利点ですね!

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② 治安が良い場所が多い

これも納得です!
学校というのは学校だけで閉じているものではなく、地域の住民の皆さんとも繋がって大きな輪のように子どもたちを見守ってくれる場所ですよね。たとえば、朝、登下校を見守る地域住民の活動によって子どもたちの安全が守られているのもそうですが、周辺を走る車も学校が近いということでより安全を意識してくれていると感じられます。これは交通安全の観点からだけではなく、防犯においても同じことがいえます。周りの視線が感じられる場所であえて悪事を働こうという人も少ないでしょうからね。
悪事を働く人が少なくなれば、それだけ治安は良くなる、ということになるので、学校の周辺に住むというのは大いなるメリットと感じます。
空き巣被害というものも悲しいかな、なかなかなくならない現代の日本ですが、その空き巣が嫌う一番のものとは人の目といいます。であれば、普段留守がちな人ほど、学校の近くに住む方が安心と言えるのかもしれませんね。

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③ 子どもの通学時間が短時間で済む

②と重複する部分もありますが、お子さんのいらっしゃるご家庭であれば、これは最重要項目といえると思います。家を選ぶ場合、職場までの距離や、買い物のしやすさ、駅までの距離、人通りなどなど周辺環境は気になるところですが、お子さんが毎日、楽しく学校へ通えるように、学校へ行くのが億劫にならない距離に家を構えることって大事ですものね。
愚痴になっちゃいますが、子どものころ、私の実家から小学校がもうすごく!遠かったのです。徒歩25分はかかりました。たまたま学区と学区の境に実家が位置していたためにそうなったのですが、徒歩25分はしんどかった!
特に帰宅途中、トイレに行きたくなったときが地獄でした。学校へ引き返すにも遠い、家へ向かうにも遠い。くらくらしながらトイレを求めて走った記憶が今も色濃く残っています。
登下校時の子どもの安全もさることながら、トイレを始め、歩いている最中での子どもの健康のことを考えるとやはり学校の近くに住むことって大事ですよね。特にここ数年は夏になると熱中症を常に気にしなければならないほど、命の危険を伴う気温も珍しくなくなってきました。
当たり前に学校に通う。それすら当たり前とはいえない状況が起こり始めている今だからこそ、学校までの距離を考えて住まいは選ばないといけないかもしれませんね。

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2. 小学校の近くに住むからこそのデメリット

さて、メリットたくさんですが、デメリットはないのか。
これもリサーチしてきました!

① 子どもたちの声、チャイムの音などが気になる
② 家の周りで井戸端会議がある
③ 行事の際、渋滞が起こる

一つずつみてみましょう。

① 子どもたちの声、チャイムの音などが気になる

これは夫も言っていました。確かに……内見に行ったとき、ちょうど学校が休憩時間だったようでお子さんたちの楽し気な声が聞こえておりました。
まあ私は気にならないけれど、夜勤で帰ってきてこれから眠りにつこうというタイミングだとちょっと気になってしまうかも……と感じます。
それとチャイムですね。家で仕事をしている身としてはチャイムの音は定期的に鳴る、いわば時計のようなものなので、「おっと、もう12時か。そろそろ昼ごはんにしようかな」「おっとそろそろ3時か、洗濯物取り込まなきゃな」と時間を意識させてくれるのでいいなあ、とも思っていたのですが、確かにキンコンカンコンしょっちゅう鳴られることが気にかかることだってあるでしょう。夫の言うこともまあ、わかる気もします。
お仕事が不規則で眠る時間が昼間になるような方だと、小学校に限らず学校の周りに住むのはなかなか悩ましいところもあるかもしれませんね。

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② 家の周りで井戸端会議がある

リサーチさせてくれた友人の実家の近くには小学校があって、学校帰りの子どもたちが彼女の家の駐車場の片隅で集まってわいわい話していることも多かったそう。またお子さんだけではなく、親御さん同士も一緒にその場で集まって交流されることもあったそうで、友人曰く、「地味に会話の内容が気になる(笑)」と言っておりました。
まあ、みんなで集まって楽しんでお話されている姿はほほえましくもあるのですが、駐車場の片隅で、ということだったので、車を出すのにかなり気を使ったという話を友人は聞かせてくれました。
学校の傍でもちょっと立ち止まって話ができそうだな、というスポットに見えなければ必ずしも同じ状態にはならないと思いますが、家の外に誰かがいて長時間お話をしているというのは正直気になりますよね。

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③ 行事の際、渋滞が起きる

車でないと移動が難しい、車が移動手段として当たり前の場合、小学校でなんらかの行事があると車でつい来てしまう方も多いとか。実際、友人が言っていたのは、運動会、発表会などがあるとカメラを持参した親御さんが車でやってきてそのために普段はほとんど混雑もない道路が渋滞したり、あるいは路上駐車をされたりで困惑することもあったそう。
こうしたトラブルを避けるため、行事がある際、車で来ることを規制する学校もあると思い
ますが、それでも歩行者が増えれば狭い道路では渋滞になることもあります。
そういう意味で行事のときは普段よりも車の運転がしにくくなるという影響はあるようです。

なるほど!
言われてみればこれまでは小学校に通う側だったからあまり近隣の家のことにまで気を配ることができていなかったけれど、そこに住むとなるとなにかと悩ましいこともあるようですね……。



3. デメリットがメリットに変えられることも

デメリットの項目を見ていてふと思いました。
音に関する難点が多く挙げられているな、と。
ただ少し思ったこともあります。
今度、住もうと考えている小学校近くの家に内見に行ったとき。思ったのです。
部屋に入って窓を閉めてしまうと驚くほど音が響いてこないな、と。
聞いてみると、音を気にされる方も多いとかでその物件の窓が防音仕様の窓に変えられていたそうなのです。
特に今回内見に行ったのはハウスメーカーさんの中でもそうした防音技術などにも注力されている会社さんが手掛けた建物だったらしく、壁も従来のメーカーのものより分厚く作られているとのこと。
必ずしもすべての物件がそうということではないのですが、音が気になるとされる場所はそれを見越して防音も考えて作られていることも多いので、そうしたことを考えると一概に学校の傍だから音が・・・と言い切らず、設備などをしっかり確認して判断することも大切かなあと感じました。
また、行事についてもデメリットになるのでは、と思ったことがメリットに転じるかもと思われることを友人が教えてくれました。友人が言うには、「阿波踊りと同じ原理ね!」とのこと。
はて、阿波踊り?と首を傾げる私に、友人はこう言っていました。
「躍るか見るか、どっちがいいか、ってなったら一緒に踊っちゃった方がいって感じってこと。なんかね、学校でバザーとかあることもあるのよ。そういう自分達も参加できそうな行事には自分も参加しちゃうと一緒になって楽しめるなあって思う。学校の近くに住んでないとなかなか覗いてみようかなって気持ちになれないしね」
これまた地域ごとに状況は違うかもしれませんが、学校というものは親と子、先生、だけで成り立つものではなく地域の住民にも支えられているものですよね。うちのように子供のいない家だと関わっていくのは難しいなと思う部分ではあるのですが、地域住民にも門戸を開いてくれる行事であれば積極的に参加してみることで、学校の近くではない物件とは違った楽しみ方をその土地ですることもできるのではと感じています。



4. 終わりに

家族構成、ライフスタイルによって、同じ環境でもそれをメリットが多い、と考えるか、デメリットが気になる、ととらえるかそれぞれだとは思います。
その辺りのバランスを考えて家は選ばなきゃなと思うのですが一つ、ワンコを連れての今回の引っ越しで学校の傍だといいなあ、と思ったこともあります。
ずばり。子どもたちにワンコはもてもてである。
もちろんすべてのお子さんがそうではありませんが、うちのおじいさんチワワを連れて学校の近くを歩くと、ほぼ100%の確率で子どもたちに呼び止められ、「撫でていいですか!」もしくは「可愛い!」と言われます。
うちのおじいさんチワワもまんざらではなさそうです。チワワ目線で言うならば、「学校の近くはたくさんの子どもたちに可愛いと言ってもらえるからメリット多くてよいのう!ふぉっふぉ!」ということになるのかもしれません。
住宅選びにおいて住宅自体の設備、間取りなどはもちろん重要ですが、周辺環境においてもやっぱり快適な生活を送るためには住んだ場合を細かくシミュレーションする必要があるなあ、と今回感じました。
今後も「ここの傍に住むとどんなメリットが?」というような住まい情報についても取り上げていけたらなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!次の記事でもお目にかかれたら幸いです!






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