再開発により生まれ変わる街「天神駅」

今回ご紹介するのは、福岡市営地下鉄「天神駅(てんじんえき)」です。

この界隈は九州随一の繁華街として知られ、多くの商業ビルやオフィスビルが立ち並んでいます。エリア北側から南側にかけ約600メートルにわたり巨大な地下街が続いており、ファッションやグルメのお店のほか、近隣には行政施設やスーパーマーケット、ドラッグストアも充実しており現在も発展を続ける福岡の中心エリアです。

天神

天神エリアは福岡市中央区に位置し、「アジアの玄関」として現在も発展を続けています。

その歴史は古く平安時代にまでさかのぼり、当時太宰府に左遷された菅原道真を祭った「水鏡天満宮」があるこのエリアを「天神」と呼ぶようになったと言われています。その後、黒田藩の城下町として栄え明治時代以降に商人の町「博多」とともに発展を続けてきました。

1910年に天神から博多間を結ぶ路面電車が開業したことを皮切りに、福岡県庁や福岡市役所をはじめとした行政機関や行政施設が集約されたことにより現在の天神の姿が形作られます。その後、1924年に天神から久留米市の間で鉄道が運行したことにより、岩田屋や松屋などの百貨店が次々とオープンし商業都市としてのスタートを切ることになります。

その後、太平洋戦争の時代には大空襲により尊大な被害を受けることになりますが、戦後いち早く復興がはじまり1946年には新天町商店街が誕生するなど、さらに多くの商業ビルや施設が建設されました。

福岡市の中心部として行政施設や金融機関、サービス業がエリア内に集中することで現在の発展した都市部としての姿となりました。



大型再開発計画「天神ビッグバン」

2015年より始まった大型再開発計画である通称「天神ビッグバン」ですが、九州随一の繁華街「天神」をアジアの拠点都市とすることを目指し、天神エリア80ヘクタールが対象となる再開発計画です。

従来、福岡市は近郊に福岡空港を抱えていたことから航空法上の規制により高さ67メートル以上の建物を建築することができませんでした。

しかしながら、2014年に国家戦略特区の認可を受けたことにより規制緩和が行われ、対象エリアに限り高さ115メートルまでの建築が可能となりました。それにより、老朽化が進んでいたビルの再建築が進み100メートル規模の高層ビルの建設も進んでいます。

緑化やユニバーサルデザインなどに優れた建物には容積率の緩和などの福岡市のバックアップが受けられることも決定しています。

バックアップの内容は「天神ビッグバンボーナス」と称され、条件を満たすことによりさらなる容積率の緩和や福岡市からのPR支援、テナント店舗の紹介、特別融資枠の設定など多岐にわたり、街の魅力はますます向上することが予想されます。



魅力的なアクセス

福岡市は政令都市の中でも人口増加数、人口増加率ともに1位を誇る、未来に期待された街です。そんな福岡市の中心地として人気の高い天神は増加傾向が著しい人気地域で、その理由は何と言ってもアクセスの良さです。

天神エリアには福岡市営地下鉄の3路線に加え、西日本鉄道大牟田線が乗り入れており県内のどこへ行くにも非常に便利です。

福岡空港

さらに福岡空港にも約11分でアクセスできることから県外はもちろん海外へも容易にアクセスすることが可能です。さらに市内を循環するバスも多数運行されていることに加え大型のバスターミナルが営業していることから九州各地へアクセスすることが可能です。

住環境としては、コモダスパッソ天神やアクロス天神Vタワー、ソピア天神、クリオラベルヴィ天神、ジョイナス天神タワーなどのマンションや住宅地が広がり、住環境としては市内でも上位の高い人気を誇っています。新しい世代と多くの転勤族の人口流入が街の発展に貢献し、ファミリー世帯なら必ず候補にあげられる人気のエリアです。ゆえに直近では、オープンレジデンシア天神今泉やデュオヴェール平尾(竣工予定2023年3月下旬)などのマンションも新築されています。



福岡市営地下鉄「七隈線」の延伸計画

福岡市営地下鉄「七隈線」は福岡市南西部から中心部を結ぶ路線として、2005年3月に開業しました。2005年の路線開業時から、天神からさらに博多へ直通するような延伸計画が立てられており実際に2013年から工事が着工されました。

しかしながら、博多駅前のトンネル工事中に大規模な道路陥没事故が発生した影響から工事が中断してしまいます。その後、順調に工事は進み2023年3月に開業することが決定しています。「天神南駅」から「博多駅」の間には、櫛田祭りでおなじみの「櫛田神社前駅」が新設され、七隈線沿線の住民が待望していた「博多駅」への直通アクセスが実現することになりました。従来、福岡市南西部からJR博多駅に向かうためには天神にて地下鉄七隈線から地下鉄空港線まで徒歩約10分の乗り換えが必要でしたが、その必要がなくなることになります。路線の延伸自体は1.4キロメートル、所要時間4分の小規模なものでしたがその意義は大きく、路線の利便性は格段に上がり沿線の人気はますます高くなることが予想されます。



水鏡天満宮

九州随一の商業都市「天神」の地名の由来となった天神様(菅原道真)を祭る神社であり、左遷された道真が川の水面に映る憔悴した己の姿を見たという歴史ある神社です。

水鏡天満宮

学問の神様「菅原道真」を祭るパワースポットとしても有名で、人気の観光スポットでもあります。近隣には高層ビルやショッピング施設が立ち並んでいますが、境内は静かで落ち着いた空気が流れており、癒しのスポットとしても人気です。

学問の神様を祭る神社として、受験シーズンには県内外から受験生やその家族が参拝に訪れており社務所には学業成就のお守りも販売されています。また、菅原道真は当時牛を好んでいたことから境内には牛をモチーフとしたさまざまな石像「天神様の撫で牛」が安置されています。石像はひとつひとつ表情やポーズが異なっており、その違いを楽しむことも見どころのひとつとなっています。



天神地下街

昭和51年に誕生した天神地下街は天神エリアを南北に全長約600メートルにわたり走る巨大な地下街で、ファッションやグルメをはじめ約150店舗が軒を連ねます。

天神地下街

中世ヨーロッパをイメージした内観は石造り風に再現されており落ち着いた照明も相まって素敵な雰囲気を演出しています。福岡市営地下鉄空港線・貝塚線・七隈線をはじめ西鉄天神高速ターミナルにも直結していることから多くの人が行きかっています。

一日の通行者数は約40万におよび、約420台収容の地下駐車場も併設されていることから毎日多くの人が訪れます。また、地下通路で直接接続されている建物も多く「岩田屋本店」、「福岡三越」、「大丸福岡」、「ミーナ天神」、「ノース天神」、「ソラリアステージ」、「福岡パルコ」などへ天気が悪い日も気にせずショッピングを楽しむことができます。



まとめ

いかがでしたでしょうか?

天神エリアは九州随一の繁華街として古くから栄えてきた地域で、コンパクトにまとまった都市機能を有する人気の高いエリアとなっています。また、福岡市の大きな特徴として空港への利便性が抜群に良く県外や海外へも容易にアクセスすることが可能です。2016年には「世界の住みやすい街ランキング」で第7位にランクインするなど、アジアの玄関口として今後も発展を続けることが予想されます。






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