ワンコのケージどこに置く問題

みなさん、こんにちは!
引っ越し族の夫とおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

さて、本日は久しぶりにワンコが絡む問題について考えてみたいと思っています。
近頃は、犬を飼うといっても外で飼っているおうちは随分減ったように見受けられます。
数年前、台風のとき、Twitterで「犬をしまえ」というタグが流行ったのを記憶しています。これは外飼いの犬は危ないから家に入れて!という注意喚起のタグでしたが、このようなタグがトレンド入りするように、ここ最近、日本における気候、気象状況は外で犬を飼うのには難しい状況になっているように感じられます。
また、北海道においてはエアコンがなくてもなんとか夏場も生活ができた、というお宅が多かったのに、ここ数年はエアコンがないときつい、なんてニュースを見たりするくらい、涼しいと言われる土地でさえ、暑さを感じるくらいの気温上昇が起こっています。
それらの状況を思うと、屋外よりも屋内で犬を飼うというご家庭が増えるのも当然な気がします。
実際、東京都福祉保健局が行った飼育実態調査の概要、という資料にて、屋内で飼われている犬の割合は87%という調査結果が記されていました。
参考:東京都福祉保健局 飼育実態調査の概要(平成29年度)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kankyo/aigo/horeishiryou/siryou.files/29shiikujittai_2.pdf

都心部になればなるほど集合住宅も増えますし、集合住宅での飼育となると屋内で飼うことが当たり前となりますから、東京都での実施調査でこの数字が出るのは納得です。

と、前置きが長くなりましたが、屋内で犬を飼うことが当たり前となった今、犬にとっても快適な住まい環境を作ってあげることは、一緒に暮らす者として外せない心得となります。
では、どんな住環境が犬にとって快適なのか。
現在、犬とはコンパニオンアニマル、伴侶的動物としてとらえるようになってきています。犬を人と同等の大切な存在と考える動きですね。では人と同じ生活が犬にとって快適なのか? そんなことはないんですよね……。
犬にとっても常に人と一緒では肩が凝って仕方ないわけで……。
そこで活躍するのが犬にとってのパーソナルスペースにもなり得る存在、ケージなのです。

ケージとは! 朔によって四方、天井を覆ったもの! 我が家にもあります。ちなみに我が家のケージは天井も取り外しができるようになっています。
ケージを嫌がる子もいると聞きますが、うちの子はそういうことはなく、「ハウス」と言うとわりとすんなり入ってくれます。思ったより快適みたい。

ただこのケージ、まあまあ大きいんですよ。うちの子はチワワですが横1m、縦80cmはあるかなあ。だから引っ越すたびに置く場所に悩みます。
そもそもどこだったら彼にとっても私たちにとってもベストポジションになるのか、そこがいまいちわからない。

ということで本日は、犬と上手に暮らすために犬用のケージをどこに設置するのが良いか、考えていきたいと思います。

ワンコ



1. まず絶対避けた方がいい場所を調べてみた!

まずこのお話をする前に、ケージについてちょっとお話させていただきます。
ペットショップなどで犬がいる場所を見ると、ケージ内にトイレも設置されていますよね。なので、家に犬を迎えたとき、ケージの中にトイレを設置する方もいらっしゃると思います。事実、私もそうしています。
ただこれは、あまり良くないそうで、子犬のうちはトイレと寝床を間違えて粗相してしまう、ということもあったり、そもそも犬は寝床の傍に排泄をしたがらない、という習性があるとかで、ケージとトイレはできるだけ離すことが大切だそうです。
しかし……どうなのでしょうね……。うちの子が特殊なのか、トイレがケージ内に設置してありますが、あまり気にせず中でくつろいでいるように見えます。だからもしかしたら個体差によるところはあるのかもしれません。が、一般的にはトイレとケージは別々にした方が、犬にとっては快適だそう。うちの子もトイレは場所ではなく、トイレの給水シートの材質で覚えているようなので模様替えを検討しようと思い始めました。

と、我が家の話はともかく。
そういうわけで、ケージとトイレというのは分けておく方が良いようです。

では、トイレとケージ別々という前提で考え、ケージを置かない方がいい場所を調べてみたところ、以下のような場所だとわかりました。

① トイレの傍
② 人通りの多い場所
③ 寂しい場所
④ 直射日光、エアコンの風が当たる場所
一つずつ見てみましょう!

①  トイレの傍

このトイレ、とは、犬用のトイレのことです。
先程お話した通り、犬とは排泄を自分の寝床の傍でしたくないもの。だからケージも必然的にトイレから離れた場所がベストということになります。
これはなんだかわかります。
人間でもそうですよね。トイレの横で就寝したくはないです。香りとか、音とか、いろいろ。まあ……夜中に必ずトイレに起きるのであればこの限りではないと思いますが……。

②  人通りの多い場所

人通りの多い場所。主に廊下や、ドアの近く、トイレ、お風呂の前、玄関の脇などはあまり良くないようです。
理由はやはりケージは犬にとってのプライベートスペースであるためです。あまり周りががちゃがちゃすると落ち着いて過ごせませんものね。
試しに我が家の人通りが多いスペース、まあ、人通りといっても我が家の場合は夫と私しかいないわけですが、その二人がよく通る場所、トイレ前とキッチン、玄関前に犬の目線でしゃがんでみました。
その状態で夫が歩き回るところを眺める・・・。
・・・実感しました。この場所が落ち着かない理由を。
私たちにとってみればただ通行するだけなのですが、犬の目線だと結構な威圧感なのですね。人が前を行き過ぎていくのは。
漫画「進撃の巨人」にて巨人が迫って来る感じと言ったらおわかりいただけるかもしれません・・・。人と犬は大きさも全然違うし、犬はとかく人より敏感です。振動だって、香りだって気になって仕方なくて当然。となれば、人が動き回るような場所にリラックススペースを設置するのはやはり適さないでしょうね。
ちなみに台所もあまり良くないと思われます。人が忙しく立ち働く場所で落ち着かないのもありますし、台所は香りも強いです。さらにいうなら油や水などを使う場所は危険も伴います。なにかのはずみで犬の上に熱い料理がかかったら……なんて想像しただけでぞっとします。
また、犬にも良くありませんが、犬の毛などが台所に舞うような状態は衛生的とはいえません。人にもあまり良くないという意味では台所近辺も避けるべきスペースといえますよね。

③  寂しい場所

犬は群れで生活する動物だ、といいます。それはなんとなく見ているとわかります。我が家のおじいさんチワワにとって私も夫も共に暮らす仲間であり、群れだと認識していることがその行動から読み取れるからです。たとえば、リビングで私は本を読み、夫がテレビを見る、というように別々のことをしているときでさえ、うちの犬は私と夫の間に挟まりたがります。どうやら人の気配がすると落ち着くらしいのです。それはもう寝ようと寝室へ向かうときも同じで、彼はリビングで爆睡していても私たちが移動すると共に寝室へついてきます。群れで行動する、これは確かなようです。
そんな群れる習性のある犬にとって、寂しい場所にくつろぎスペースであるケージを置かれたらどうなるでしょうか。
よくうさぎはひとりにすると死んじゃう、なんて言いますが、犬もそうなのではないかと感じます。事実夫も私も外出し、数時間後、帰宅したときの狂喜乱舞の様子といったら普段のクールなイメージはどこへいったの?!あれは全部演技?!と驚くほどに踊り狂い、まとわりつきます。それくらい孤独は犬にとって耐えがたいものであり、ストレスを感じることのようなのです。
と考えると、寂しい場所。たとえば、犬専用の部屋を作ってそこにケージを置く、とか、必要なときにしか訪れない場所、浴室やトイレ、洗面台の傍など、落ち着いて犬と関わることができないリラックススペースではない場所にケージを置くことは、犬にとって幸福ではないと考えられます。

ワンコ2

④ 直射日光、エアコンの風が当たる場所

犬とは人と違って汗をかかないので暑さ寒さに強く見えてしまいがち。
けれどこれって逆なんですよね。人は汗をかくことで体温調節ができるけれど、犬には人ほどの汗腺はないため、体温調節が人より大変なのです。だから人以上に犬の住環境において、温度変化は重視しなければなりません。
そう考えると直射日光が当たる場所やエアコンの風が直で当たる場所はもってのほか。
うちの犬の話ですがあの子はひなたぼっこが大好きで、放っておくと窓際で長々と伸びて爆睡してしまうのです。ちょっと気になって体を触ってみるとまあまあ熱い!大変!と思うこともあります。体温調節が苦手というのはもしかしたら体温の変化に人より敏感ではないという意味なのかも、と我が家の犬を見ていると不安になります。そう考えるとケージの位置も犬が体温調節をうまくできず体調を崩す要因がない場所にしないといけないなと感じます。

置かない方がいい場所を考えていくことでおのずとケージを設置するのに適した場所が見えてきたような!
ようはこれって・・・人がリラックスできる場所と同じ場所に置くべき、ということなんですよね。
そう考えるとやっぱり置く部屋はリビングで、しかも窓際ではなく、ドアから遠い壁際がベストとなるように思います。
ケージは大きくて幅も取るからおける場所を、と考えてしまいやすいですが、置ける場所、というよりは置くべき場所を考えて設置することが大切だなあ、と感じました。

ワンコ3



2. 風水的にケージはどこがいいのか調べてみた!

なんとなく置いちゃいけない場所はわかったものの、一応風水方面からもみてみましょう!
まず、調べてみて驚きました。
犬って風水的に火の気を持つ動物だそうです。火! ファイヤー! そう聞かされつつ我が家の犬を見ます。
お昼寝をしています。あまり火の感がない(笑)動かざること山のごとしって感じですが(笑)
けれど、風水学上は火の気を持つらしく、そんな火の気は人気運、社交運をつかさどるそうです。
ということは人気運や社交運が舞い込んできそうな場所にケージを置けば・・・玄関?!と思ったのですがそれはNGらしい!
玄関に犬関連のものを置くと逆に入ってきた良い運をすべて跳ね返してしまうそうな!強すぎるということのようですね。
だから人の集まるリビングに犬関連のものは置く方が良い、とされています。
確かに聞いたことがあります。干支の置物を玄関に飾るのは良いが、犬だけは飾ってはならないと。番犬の役割を犬が果たしてしまい、良いものも悪いものもすべて追い払うと・・・。
そういえば思い当たるような気もします。以前、うちのチワワと二人で暮らしていたとき、ケージの置き場所を玄関の正面にしていたのです。
あの年は本当に大変なことが重なった記憶があります。祖父母が相次いで亡くなったり、仕事でミスしたり、彼氏と別れたり・・・。すべてがケージのせいとは限りませんし、偶然かもしれませんが、良くないといわれるものをあえて試す度胸は私にはない!
そもそも玄関の傍はうちのおじいさんチワワもゆっくり過ごせないでしょうからね・・・。
ということで玄関には絶対に置かず、人の集まるリビングへケージを置こうと風水観点からも決意しました!
皆様ももしケージを置く場所に迷われたらリビングがオススメですよ♪

ワンコ4



3. 終わりに

家を作るとき、探すとき。
自分がそこでどんな形で暮らすようになるのか。内見のときシミュレーションされると思います。
キッチンの位置。ソファーをここにおいたら暖かいかな、テレビはここで眩しくない?などなど。
同時にペットのこともやっぱり考えますよね。ここで本当にうちの子はのんびり過ごせるかな。ストレスたまったりしないかな。とかとか。
家というものは家族の誰が妥協しても我慢しても良くないと私は思います。もちろんすべての条件が合致する家はなかなか見つからないし、難しい部分ではありますが、それでもできる限り家族皆が納得できる形の状態の家を選ぶことが大切です。
特に、犬の場合、人と違って口が利けません。ですから人が犬のことを知り、犬の気持ちになって住環境についても検討していく必要があるなあ、と今回、この記事を書きながら改めて感じました。
・・・ってどうしても我が家には犬がいるので犬ネタが多くなりますが、最近は犬より猫を飼われるご家庭の方が増えているようですね。
猫にとって快適な住まいとはどんなものなのか。それもまた気になります。
その辺りはまた別の記事で調べてみたいなあ、などと思いますので、よろしければ今後ともお付き合いいただければ幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

ワンコ5






コメント


認証コード3213

コメントは管理者の承認後に表示されます。