売れない要因②「室内状態が悪い」

前回、売却物件が売れない要因を8つ上げましたが、今日は二つ目の「室内状態が悪い」について書いてみたいと思います。

居住中のまま売却する場合で売りずらいのは荷物が多く、雑然としているお部屋です。

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床に荷物が隙間なく置かれていて床がほとんど見えないお部屋。

見学したお客様はどう思いますか?

自分がこれからここに住みたいという気持ちになるでしょうか?
部屋も当然狭く感じられるでしょう。

こういうお部屋は大概、掃除も行き届いていないことが多いものです。

始めにすることは?
荷物は整理して収納するか思いきって処分してまずは床が見えるかたちにしましょう。

その次に掃除です。
物件をみるとその売主様がきれい好きかどうかすぐにわかります。
きれい好きな方は我々が何も言わなくてもきれいな状態を常に保っているので良いのです。

そうでない方も当然いらっしゃいますので、こちらから掃除をしていただくようお願いすることもあります。

掃除機でほこりを取るのはまず第一です。
以外と目に見えるところはきれいになっています。

◎盲点なのが
・部屋の隅
・テレビの配線
・床の巾木に長年のほこり付着している
・重要なのがサッシュ(窓)、網戸、窓枠の溝

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この部分が汚れたままのお部屋が意外と多いです。

見学しに来た人はまず玄関からリビングを見た時に、第一印象を持ちます。
気持ちの良いお部屋だなとか、居心地の良いお部屋だなと感じてもらえれば第一関門突破です。

◎バルコニー
バルコニーを見るために窓をあけたとき窓が汚かったり、網戸が汚いとその瞬間にせっかくの良い印象がなくなってしまいます。

◎トイレ
手洗い水洗やペーパーホルダー、建具の取っ手、建具の上といった細かいところ(多くの方が掃除をしていません)のほこりを拭き取っておけば完璧です。

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そんなところまでと思うかもしれませんが、多くの方が見落としがちなところまできれいになっていると、「この売主さんの住んでいる家だから手入れがきちんとされているので安心かもしれない」と思うものです。

汚い家は逆の考え方をされます。

家を売るということは商品を売ることです!

・掃除もしない状態でお客様に見せる
・荷物を内見のときだけ収納に押し込んでこの収納は開けて見せられない

ということでは、自ら商品価値を下げているようなものです。

◎心地良い家と感じてもらえるよう
・部屋の照明は付け
・室内温度も適温に保ち
・部屋の匂いなども気をつける
 必要に応じて消臭、アロマディフューザーをおく

快適空間を演出できれば完璧です。

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必ず売却価格に反映されます。
意識の高い売主様は、我々が何も言わなくてもこのようなことを実行しています。
そのまま(ありのまま)の状態で勝負するということは、大きな値引き交渉大歓迎と言っているようなものです。

不動産業者の中には、このようなことを
「売主に伝えずそのままで良いです」と言ってご案内している業者もいます。

商品を良く見せるという基本的な部分をやらずにご案内をしても、結局決まらず時間だけが経過していくことになるので、要注意です!

今日は主に居住中で売却する場合の注意点を書きました。
空室物件のリフォームの必要性などの話は別の機会に書きたいと思います。






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