腰痛に優しい家とは!

みなさん、こんにちは!
腰痛持ちの夫とおじいさんながらまだまだ元気いっぱいのおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

以前、「集合住宅における玄関の話」の記事でもお話したことがあるのですが、私の夫は腰がものすごく弱いです。
年に数回、「うっ・・・・」と呻いて動かなくなることがあります。ぎっくり腰とはどうやらくせになってしまうらしく、一度やると何度でも繰り返してしまうもののようで・・・。

そんな彼がある日、ぽつりと言いました。

「家の中って、腰痛持ちにとっては危険がいっぱいなんだよ・・・・」と。

危険がいっぱい?!

私はあまり腰痛にならないので危険を家の中で感じたこともないのだけれど、夫にとっては違ったのか!とその言葉を聞いて驚いてしまいました。

同じ家に暮らす家族にとって危険がいっぱいなんていうのは、望ましい状態では断じてありません。

ということで本日は、腰痛を持っている方にとってどんな状態だと辛いのか、腰に優しい家とはどんなものか、を考えてみたいと思います!

腰痛



1. 腰痛の原因とは

今回腰痛について調べてみて驚いたのは、腰痛になぜなるのか、その原因が特定できない確率がなんと、85%というところ!
つまり、ちゃんと理由がわかる腰痛とは、15%しかないということになります。
そう聞くと、なんかすごい大病なんじゃないかと不安になってしまう・・・。
と震えながら調べてみると、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎の骨折といった直接腰椎に関わるもののほか、腎臓や子宮に関わる疾患、がんを原因とするものもあることがわかりました。
腰痛がくせになっている夫に私は結構冷たかったのですが、これはいかん、と思わされました。
皆さまももし、腰痛が続く場合は、「腰痛くらい」と思わず、一度病院を受診されることをお勧めします。腰痛も体からの異常信号ですからね。

と、腰痛を軽く見てはいけない、というのも大切なポイントですが、もう一つ、先ほどお話した通り、腰痛は原因がわからないものの方が多く、原因がわからないままにくせになってしまうこともあるということです。

夫の場合ですが、彼も病院を受診したものの、腰痛の元はわかりませんでした。ただ、特定のある動きをすると腰痛のスイッチが入ってしまうことはわかりました。
特定の動き、それは、「中腰で物を取ろうとする」「腰を捻って物を取ろうとする」の二つです。

いや・・・まあ、「物を取ろうとする」は余分かもしれません。「中腰になる」「腰を捻る」だけでもいいかもと思いつつ、「物を取ろうとする」まで書いたのは、ほぼ100%の確率でなにか物を取ろうとしたときに彼が腰痛を発症していることが気になりまして・・・。
彼にとっては不自然な姿勢を取らないと取れないような場所に取りたい物がいろいろ置いてあるということなのではないのか?と思ったからなのです。

ちなみに腰痛に陥る要因の一つとして「同じ姿勢で長時間いること」が挙げられます。
筋肉が凝り固まった状態でいきなり動くことで腰痛を引き起こしてしまっている、ということなのですね。
やっぱり普段から運動をきちんとすることが腰痛予防には必要といえそうです。
ストレスも腰痛の要因になるそうですから、運動をすることでストレス解消もできますものね。

・・・と話がそれましたが、普段から同じ姿勢でいることが多く、凝り固まった状態の体の方、まあ、うちの夫のような状態の方にしてみれば、家の中は危険地帯と思われてしまう要素は確かにあるのかもしれません。

腰痛2

ということで、夫にリサーチした、腰痛持ちにしてみるとかなりしんどい、家の中のトラップをお話していきたいと思います。



2. 腰痛の大敵 低すぎる流し台 長すぎる調理台

腰痛持ちにとって中腰は絶対にNG(らしい)。
うちの夫の場合ですが、彼にとって現在の我が家の流し台はまさに罠だそうです。
特に米を研ぐときがマックスで辛いらしい。
実際、お米を研いでもらっている夫を背後から観察すると、腰に負担がないよう、両足を大きく広げて立って米を研いでいます。この姿勢が中腰にならなくていいらしい・・・。
最初目撃したときは何事かと思いましたけれど。

彼がこの姿勢をする理由は流し台が低いから、らしいのです。

ためしに我が家の流し台の天板が床からどれくらの高さにあるのか、測ってみました。

80mでした。

これが一般的なのかどうなのか、気になったので調べてみたところ、キッチンの床から天板までの高さについて、身長に応じたベストな高さを求める公式が存在することがわかりました。
その公式とは。

身長÷2+5cm

とのこと。

この公式に当てはめて手始めに自分の身長でベストな高さを算出してみます。
すると。

152cm÷2+5cm=81cm

おおっと!私ですら、我が家の流し台は1cm低い!!!
うちの夫の場合も考えてみましょうか。

165cm÷2+5cm=87.5cm

おおう・・・。だからか!だからあれほどに腰が辛そうなのか!
わりとよく見るタイプは85cmのよう。85cmなら私も夫もぎりぎり許容範囲かなという感じですね。

なお、腰痛持ちの夫に言わせてみると、流し台の奥行があり過ぎるキッチン台も辛いらしいです。
我が家のキッチンは壁にくっついている壁付けI型なんて呼ばれるタイプのキッチンで、奥行きは65cmです。このタイプだとうちの夫もそれほど腰痛を感じず使えるよう。

が、先日夫の実家に帰ったときのこと。
システムキッチンが新しいものに替わっていたのですが、まあ奥行きがあるある!
さすがに義実家で寸法を測りだすわけにもいかないので(いや別にいいのかな?)しっかり測っていないけれど、我が家のものよりプラス30cmはあったのではないかと思います。
その少し広くなったところに電子レンジを置いて義実家では使われていて、夫も滞在中、電子レンジを使用することがありました。しかし、使おうと手を伸ばしたとたん、「うっ・・・」と聞き覚えのある声が!
ぎっくりまではいかなかったものの腰を痛めてしまったのです・・・。
無理に腰を伸ばす体勢も腰痛持ちにはよくないのだと夫が苦しげに言っておりました。

そうしたことを考えると、アイランド型やベニシュラン型のように長辺が壁に接しないタイプによくある、奥行の広いキッチン台は腰痛持ちには向かないのかもしれませんね。

次にお引越しをする際は、高さに加え、奥行きにも注意しながらキッチンを見ていきたいなと思いました。

腰痛3



3. 腰痛の大敵 低すぎる洗面台

さて続いての腰痛持ちの夫の敵! それは低すぎる洗面台!!
腰痛持ちにとって、洗面台に屈みこみ、顔を洗うという動作は苦行らしいです。

「そこそこ高さがあるやつならいいんだよ・・・。でもうちの洗面台、なんか低いじゃん。だからこうしないと顔を洗うとき、腰を余計に屈めないといけなくてきついんだよ・・・」

と、言いながら夫は顔を洗います。
両足を前後に開き今にも駆けだしそうな前傾姿勢で!

最初このポーズを見たときは「筋トレ?!」と思ったのですが、前後に足を開いて洗面台に向かうと、頭の高さが普通に立つより下になり、顔を洗うのが楽になるそうです。

この姿勢に行きつく前は、洗面台の前に椅子を置いて座って顔を洗う、という荒業にも挑戦していたのですが、これは逆に不自然に手を伸ばす動作に繋がり、無理に腰が伸びてしまい、かえってよくなかったとか。
キッチン台も奥行きがあるものは腰痛持ちには辛い、と夫は言っておりましたが、あれと同じことが洗面台でも起こり得るということのようですね。

では、低い低いと言われる我が家の洗面台はどれくらいの高さなのか。
実際に計測してみました。

すると。

75cmでした。

台所のときと同じように、身長からベストな洗面台の高さってもしかして算出できるのか?と調べてみると、ありました!公式が!

身長と釣り合っている洗面台の高さとは、

身長÷2

らしいです。

なるほど、この公式でいくと、私は152cm。うん。今の洗面台に不満がないのも当然と頷けます。対する夫は165cm。ベストな洗面台の高さは・・・。82.5cm。
そりゃあ、低いと思うよね・・・と納得です。

ちなみに販売されている洗面台において、顔を洗うボウル(蛇口の下で水を受け止める部分)の高さは選べるようになっているようで、一般的に75cm、80cm、85cmから選べるようになっているタイプが多いです。

我が家だったら、私は75がいいけれど、夫は80というところかなあ。けれど夫の腰痛のことを考えると次は80cmの洗面台がある物件を選びたいなあと感じました。

腰痛4



4. 腰痛の大敵 上がり框の低い玄関

次に腰痛持ちの夫の前に立ちはだかるのは、低すぎる玄関の上がり框です。
マンションだと一軒家と違ってフラットな床が好まれる傾向にあるのか、上がり框の高さが室内と室外、それほど差がないタイプも多いですよね。こ、これどこから室内なん?!と思わせるタイプのものもあるほど。
しかし進み続ける高齢化社会に目を向けるなら、フラットな床は取り入れていくべきものと感じます。足腰が不自由になったとき、または車椅子生活になったとき、段差は本当に危険ですから・・・。

とはいえ!とはいえです。腰痛持ちにとって玄関は恐怖のぎっくりポイントらしいのです。
以前、別の記事「集合住宅における玄関の話」でもお話させていただいたのですが、玄関の上がり框で、夫が中腰で靴を履こうとしてぎっくり・・・ということがあって。

腰痛を持っている方にとって、立った状態から不自然に腰を屈める動作はいつもどきどきだそう。
なので、極力腰を曲げ伸ばしさせないで済むよう、我が家では玄関の上がり框に小さな椅子を一つ置くことにしました。
靴を履くとき、紐を結ぶとき、椅子に一度腰掛けて靴を履く動作をする方が、腰に負担がかからないためです。
上がり框を後から高くする、低くするのは困難ですが、椅子を一脚、上がり框に置くだけで腰痛の発生リスクが軽減するならいいかなあ、と感じまして。
今のところ玄関でのぎっくり腰は起きていません。よろしければぜひ、お試しくださいね!



5. 腰痛の大敵 柔らかすぎるソファー

どうせ座るなら柔らかいソファーがいい。どうせ横になるならふかふかのベッドがいい。
というのが私の考えなのですが、腰痛持ちの夫は違うよう。

「ふかふかは敵だ!」

と言ってはばかりません。
どうやらふかふかだと腰が沈み込み、起きるときに余計な力がかかってしまい、腰を痛めてしまう原因になってしまうようなのです。
ふかふかのビーズタイプのソファーになんて座った日にはもう大変。
そのまま立ち上がるとぐっきりいってしまいそう、ということで、ごろり、と床に一度転がり落ちてから起き上がる、という動作を夫はよくしておりました。
結局のところ、現在はふかふかのビーズソファーは私専用になっております。
新居を構え、リビングにどんなソファーを置くか。すごくわくわくしますよね。
しかし、もしご自身が、またはご家族が腰痛をお持ちの場合、ふかふかのソファーはそれこそ蟻地獄のようにこちらをからめとってきますので、ソファーを選ばれる際は、立ち上がるとき体に負荷のかからない固めのものをお選びいただけたらと思います。

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6. 腰痛の大敵 取りにくいトイレットペーパー

続いての敵はトイレにいます。
トイレといえばトイレットペーパー。このトイレットペーパーを取ろうとしてうちの夫は腰を痛めたことがあります。

基本的にペーパーホルダーというものは便器に座った状態でも取りやすい位置に取り付けてあるものです。
座って取れないような場所にホルダーがあっては困りますものね(笑)

ベストな位置は、床から70cm、便器の先端から10cm先の横の壁にペーパーホルダーの中心がくる場所だそうです。

その情報をもとにうちのトイレのペーパーホルダーをみてみました。
すると・・・・。

高さは70cm。うん、ばっちり。
でも便器からの距離は10cmもない・・・。いやそれどころか、マイナス2cmくらいかも。トイレに座った状態でちょっと後ろに腰を捻ってホルダーからペーパー取る感じになっている・・・・。

これか!腰痛の原因になってしまったのは!

と、ペーパーホルダーの場所を見ていて合点がいきました。

本来なら便座より斜め前方にあるべきペーパーホルダーが若干斜め後方にあることで、毎度毎度腰を捻ってペーパーを取らなければならなくなり、その姿勢が地味に腰を痛めつけ、腰痛を引き起こしていたようなのです。

これは気づきませんでした。

ちなみに、夫が言うには、

「通常使うホルダーもそうだけど、予備のトイレットペーパーが置いてある場所が便器より後ろだと結構きつい」

と、のこと。
立った状態で取るなら問題ないそうですが、便座に腰を下ろした状態で取ろうとすると、これも腰を不自然に回すことになり、腰を痛めてしまいやすいそうです。

我が家は予備のトイレットペーパーを置いた棚が便座の斜め後方にあります・・・。
ここは改善した方がよさそうですね。
トイレに置くスリムな収納ボックスが通販でも各種売られていますから、それらを利用して、腰を不自然に回さなくても取れる位置に予備のトイレっとペーパーは収納しようと思います!

皆さまもお引越しの際は、一度便座に座ってみてトイレットペーパーを取るとき、不自然な姿勢にならないかの確認をしてみてくださいね!



7. 腰痛の大敵 高過ぎるバスタブ

では次の敵。ってどれだけ敵おんねんという感じですが・・・。なんだか申し訳なくなってきた。
次に腰痛持ちを悩ませるのは、高過ぎるバスタブです。

これも夫の言ですが、バスタブに入ろうとするとき、お風呂の床から足を上げてバスタブの壁をまたがないといけませんよね。
あの高さが重要らしいのです。

ということで、さっそく一般的なバスタブの深さを調べてみました。
すると、60〜65cm、とのこと。

深さはまあともかくとして、では、またぐ高さはどれくらいが一般的なのか。
これも調べてみると・・・。
48〜50cmだそうです。

ふむふむ。じゃあ、うちのバスタブはどうだろうと測ってみると・・・。

またぐ高さ55cm!

高っ!

それでか・・・腰が痛いの・・・。

最近は洗い場より低い位置に浴槽の底がくるようなバスタブが一般的ですが、中古の物件ではまだまだ洗い場の高さと浴槽の底の高さが変わらないタイプも多いです。
言い換えれば、腰痛持ちにはちょっと辛いタイプが多い、ともいえるかもしれませんね。

ですので、もしも中古物件を購入する、という場合、なおかつ腰痛持ちの方の場合はバスタブの高さを確認し、将来的にはリフォームも視野に入れて考えてみることが腰痛の悪化を防ぐ手段になり得るかもしれません。

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8. 終わりに

さてさて今回は腰痛持ちの方にとって家の中がどんな状態だと住みにくいのか、腰を痛めない設備とはどんなものか、について考えてみました。
いかがでしたでしょうか?

私は幸いにもそこまで腰痛には悩まされておりませんが、そうはいっても徐々に体の衰えを感じるようになってきました。
年齢と共に骨ももろくなるだろうし、筋を痛めることだってきっとある。
そんなとき、辛くないような家を、と考えたら、今回お話したような、体に優しい高さや物の位置などは念頭に置いて家選び、家作りをしていくべきかもしれません。

家は長く連れ添うもの。
この記事をご覧いただいた皆様が、ご自分の体に優しい家と巡り合えることを心より祈っています!

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