のび太くんの家の住みやすそうな点、ちょっと不便そうと思った点

みなさん、こんにちは!
アニメや漫画大好き主婦、ヤマダです!

さて、実は先日とある本を買いました。

タイトルは、
「名作マンガの間取り」著者:影山明仁 氏

この本、実に面白くて。有名な漫画のキャラクターが住む家がどんな間取りなのか、漫画から推察し製図してくださっているんですね。

興味がある方はぜひお読みいただければと思うのですが、この中で私が気になったのが「ドラえもん」の家。

まあ、ドラえもんの家、というよりはのび太くんの家、野比家の家というのが正確でしょうが、この間取りを眺めながら、ドラえもんの映画を観ておりました。

私、昔からドラえもんが大好きで!特に映画のドラえもんはほんっとうに好き過ぎて。子どものころ、VHSが擦り切れる(やばい!年齢がばれる?!いまさらか(笑))のではないかというほど繰り返し観て、母に、

「あんた! 何回観るの! 台詞の暗記でもしてんの?!」

と青筋立てて怒られるほどでした。

そんな私にとっての心のオアシスともいうべき映画の中、繰り返し舞台となるのがのび太くんの家で。

観るたびに思ったものです。

なんて温かそうな家なのかと。

おしゃれでも現代的な家でもないけれど、住んでいる人それぞれがくつろいで実にゆったり暮らしているように見えて。そりゃあのび太くんが日がな一日昼寝したくなるわけだよね、なんて思ったりして(笑)

一方で、これは住んだら大変そう、という部分も見えたりして。

不動産の記事を書かせていただけるようになったからでしょうか。
昔は気にならなかったことが今は気になります(笑)

ということで!今日はのび太くんの家、ここが住みやすそう、ここはちょっと不便かも、を考えてみたいな、と思います。

のび太1



1. そもそもドラえもんとは

いや、これいらないか?!と思いつつ。
ドラえもんについて触れないわけにはいかない!

ドラえもんとは、藤子・F・不二雄先生による漫画で、1969年から1996年にかけて漫画誌発表された人気作品です。

・・・・って1969年!改めて調べて衝撃が走りました。私より年上だった・・・。

しかしそれほど昔からあるドラえもんですがのび太くんの家はいつ見てもそれほど変化は感じられませんね。
まあそれはそうか。一軒家ですしそう簡単に住み替えもできませんものね。それにしても架空の世界で住まいに対して違和感を覚えさせず、整合性のある家を描き続けられた藤子・F・不二雄先生!やはり偉大だと感じます。

ちなみにのび太くんの家、野比家の住所ってご存知ですか?

調べたところ、

東京都練馬区月見台すすきヶ原

とのこと。

これは実際にはない住所らしいです。

都内なのは知っていましたが、練馬区だったとは。調べてみるといろいろと面白いことがわかってきてとても楽しいですね。



2. のび太くんの家の周辺環境

のび太くんの家の周りにある特徴的なものといえば以下かな、と感じます。

・空き地(土管がある)
・裏山(小山だが、木々も多く、動植物も多数生息している)
・川(多奈川という陸橋がかかった巨大河川。広大な河原がある。架空の川のよう)
これだけ書いただけでも思ったのですが、子どもが遊びたくなる環境ですね。

外で遊ぶ子どもが減った、なんて話も確かにありますが、私の今住んでいるところは山沿いの小さな町で、緑も多く、整備された公園もあるような場所です。
そこでは子どもたちがまあ、元気に遊んでいます。
昔ほど泥だらけになって駆けまわるということは減ったのでしょうけれど、子どもたちはまだまだ外遊びが大好きなようです。

ちなみにリクルートが発表したSUUMO住みたい街ランキング2022 首都圏版にて、脚光を浴びた街があります。

千葉県の「流山おおたかの森」駅です。

ここは2020年には49位、2021年には39位だったのが、今年なんと16位にまでジャンプアップした街です。

参考URL
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2022/0303_10032.html

この街の魅力がなんなのか調べてみると、つくばエクスプレスにて30分ほどで都心に出られる立地の良さに加え、駅前に商業施設が集中していることで用事がいっぺんに住む便利さ、自治体全体で子育てを支援している子育て世帯にとっての住みやすさ、そしてそして、自然豊かな環境が挙げられています。

自然豊か! まさにドラえもんたちの住むすすきヶ原に通じる部分ではないでしょうか!

のび太くんたちがのびのび暮らせている理由も、家が建つ土地が大らかで自然もある街だからなのかもしれません。

のび太くん2



3. のび太くんの家は昼寝に最適?!

さてさて、家の外のことはひとまず置いておいて。
家の中について考えましょう。

のび太くん、家、で連想できる言葉、私はやっぱり、「昼寝」かな(笑)

寝る子は育つなどと申しますが、のび太くんは実によく昼寝をしていますよね。ころんと転がってすやすやと。

あの数秒で眠れるところ、憧れます(笑)

しかしなぜこれほどに簡単に昼寝ができるのか。自分に置き換えて考えてみると、のび太くんの家がなんとも昼寝に適した構造であることが関係しているように思われます。

我が家と比べて考えてみましょう。

私は眠りたいと思ったとき、あれほど無防備に床に転がって眠るだろうか。

否。なぜなら、床が硬くて眠りにくいから。

そう! のび太くんの家は畳なのです!!

以前、畳の魅力について「ワンコ飼いにとって畳は敵なのか?」という記事にてお話いたしましたが、畳は弾力性があり、床よりも柔らかく体を受け止めてくれます。
この柔らかさがあるからこそ、昼寝もすんなりできてしまうわけですね。
また寝転がったとき清涼感を感じられるのも畳ならではですね。

のび太くん3

また、漫画やアニメで見ていると、のび太くんの家は窓がとても多いのですよね。
のび太くんの部屋も、窓が二か所設けられています。勉強机の前に一つ、勉強机を正面に見て左手側にもう一つ。
一部屋に対し窓が二か所以上ある方が、風の通りは断然よくなります。のび太くんがすやすや眠れるのもこの風通しが大きく関係しているのではないかな、と感じます。
少し蒸し暑い時期でも、風通しが良いと意外と快適に過ごせますものね、



4. のび太くんの家の庭は地味に広い!

また、のび太くんの家といえば、ちょくちょく出てくる庭!
あの庭、すごく素敵ですね。濡れ縁がついていたし、木も植えられていたし!
物干し台を置いてもまだ余るほど広さもあって!
というか、もしかしたらかなり広いのかもしれない。
確か、映画「のび太と鉄人兵団」にて巨大ロボットの部品を庭に集めようにしたとき、巨大な部品をわんさか庭に置けていましたからね。
あれは相当広さがないと厳しいはず。

しかし、都内にそんな広さの庭。のび太くんの家って実は結構裕福なんじゃ・・・。

と、のび太くんの家がなぜにそんな広いのか、は置いておいて庭に話を戻しましょう。
あれだけの広さの庭があれば、子どもは十分走り回れそうですし、ガーデニングも可能。いや、もしかしたら小さな畑くらいならいけるかも。
羨ましい!
あと、野比家はぐるりと周囲を塀で囲っていますから、外から庭を覗かれる心配もなさそうです。庭に洗濯物をもりもり干しても安心ですね。
家と外の中間部に位置する庭において注意すべき点として、やはり目隠しが設置されているか、があります。
開放的なのはいいけれど、あまりにオープン過ぎて外との境界が曖昧になってしまうと、簡単に覗かれてしまいます。それではゆったり過ごせませんものね。
その点でいえば、野比家の庭は外でありながらも家の一部として自由に過ごせる素晴らしい庭だと思います。

のび太くん4



5. 不便な点もちらほらと

さて、ここまでのび太くんの家の素晴らしさを見てきましたが、そうはいってもやはり昭和の建物。
今みるとやや不便かも?と思う部分も見受けられます。

① ダイニングキッチンと居間が離れている問題
② 玄関から台所が遠い問題
③ のび太くんがおねしょをしたときのお布団干すのが大変問題

一つずつみてみましょう。

① ダイニングキッチンと居間が離れている問題
のび太くんの家ではテレビを見ながらご飯食べないんですよね。おそらくキッチンにテレビがない。
パパは新聞を読みながらご飯を食べてたまにママに叱られている。のび太くんとドラえもんはご飯を食べることに熱中している。
ある意味、健全かもしれません。
が!私はテレビを見ながらご飯を食べたい!!

また、テレビがある居間にいて飲み物がほしくなったとき、キッチンまで行くのに廊下を通ってキッチンまで行って戻って来る、というのが若干面倒臭い(笑)

私のようにだらしない人間にとってみると、「食事をする場所は食事をする場所」「テレビを見る場所はテレビを見る場所」と分けられているような作りはちょっと不便かな〜と思います。

一方で、野比家の仲の良さは、テレビを見ずに食事中の会話を重視できるというこの造りがあるからこそなのでは、とも思えます。

② 台所が玄関から遠い問題

主婦目線で見たとき、実は一番気になったのが台所の位置です。
どうも見ていると、玄関の真反対、廊下の突き当りに台所があるようなのですよね。そうなるとですよ? 大荷物抱えて台所まで家の中を結構進まないといけない。

それちょっと大変だな〜と。
勝手口を台所に設置する関係もあるのかもしれませんが、私の実家も台所が玄関から一番離れた場所にありました。なので買ってきたものを運ぶのがまあ、大変でした。

そう考えるとのび太くんのママもいつも大変だなあ、なんて感じます。
あ、でも玄関じゃなくて勝手口から出入りしてるのかな? それならまあ楽かもだけど。

けれどやっぱり、お部屋を買ったり、家を建てたりする際は台所が玄関から近い方が便利なのではないかな、と感じます。

③ のび太くんがおねしょをしたときのお布団干すのが大変問題

気になっていたのです。野比家の二階にはベランダなくない?!と。
ベランダどころか、布団を干せる布団掛けもないように見える。
となるとですよ? ときどきおねしょをしてしまうのび太くんはどうしたらいいのでしょう?
そう!庭に干すしかない!
二階から布団を抱えて居間を通り庭に出る。
これはなかなかに重労働です。ママが腰痛に悩んでしまいそうだ・・・。
実際、のび太くんがおねしょをした布団を庭に干しているシーンも漫画にありました。
これは大変だと感じます。

まあ、今は布団乾燥機もかなり性能が良いものも多いですから、どうしても大変なら布団乾燥機を取り入れればいいのかもしれませんが。

私などは日光消毒に絶大な信頼を抱いているので、布団が干せないのは嫌だなあ、と感じてしまいます。

また、根本的な話ではあるのですが、のび太くんの家は家族全員畳の上に布団を敷いて眠るお宅です。毎日布団を上げ下ろしするのってなかなか大変ですよね。共働き世帯だと朝は慌しいですから、全面畳敷きは大変かなあ、などと感じてしまいます。

そう考えると、のび太くんはぐーたらということになっていますが、文句を言わず毎日布団を上げ下ろしいているので実はとても勤勉なのかもなどと思えてきたりして(笑)

いずれにしても、家事負担はやや多く感じられるところがあるのが、のび太くんの家の弱点のようですね。

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6. のび太くんの家に学ぶ

改めてのび太くんの家について考えてみると、やはり昭和の時代に建てられたこともあり、現代のライフスタイルには合わない部分があると言わざるを得ません。
しかし、一方で現代でも取り入れたら暮らしにプラスに働きそうな部分もたくさんありました。

・子どもたちが遊びやすい周辺環境
・畳敷きの部屋がある
・風や光を意識した窓の配置である
・家の外部スペース(庭)が広い

また、デメリットとして挙げておりましたが、

・ダイニングでテレビが見られない

も、家族間のコミュニケーションを重視したいならむしろプラスに働くかもしれません。

のび太くんの家そのままに住むことは難しい部分もあるかもしれませんが、昭和建築だからこその良さもたくさんありますし、リフォームやリノベーションによってカスタマイズすることも今や珍しいことではなくなってきています。
昔からある良きものを引き継ぎ、かつ、現代風にアレンジしてより良い形へ変えていく。
それもまた、味があって良いのではないでしょうか。

ということで今回はのび太くんの家に焦点を絞って家について考えてみたのですがいかがでしたでしょうか?
やってみて自身はとても楽しかったので、また気になる家を見つけたらお話させていただけたらなあ、などと考えています。

どうぞその際はお付き合いいただければ幸いです。

今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!




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