自宅を手放したくない

ここ最近、住宅ローンの支払いが出来ないので、親族間売買をしたいというご相談が増えてきています。

◎住宅ローンの支払いが出来ない理由
・コロナで収入が減ってしまった
・病気で仕事が出来なくなった

このケースでは、親のローンを子供が引き継ぐという目的で親族間売買を希望されることが多いのですが、金融機関の融資を取り付けるのが、結構難しいわけです。

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融資を取り付けることが出来ない場合、一般売却をするという選択肢を選べば解決出来るケースは結構多いのですが、自宅を手放すということに大きな抵抗を感じてなかなか行動に踏み切れず、自宅を手放すことなく、とれる解決方法を相談されてくるわけです。

手放したくない理由
・住み慣れた我が家に対する愛着、思い出
・親から引き継いだもの
など心情的な理由によるものがほとんどです。

この心情を汲み取った方法として、リースバックというものがあり、最近CMで色々な会社がやり始めています。

業者に自宅を売却して、賃料を支払って住み続けるというものですが、リースバックによる売却金額は当然、通常売却よりも安い金額で売却することになります。

尚且つ決して安くない賃料を支払うことになります。
損得で考えれば、間違いなく、普通に売却したほうが特です。

心情的な判断でリースバックを選択することを否定するつもりはないですが、冷静に判断すれば、どちらを選択すべきかの答えは明らかです。

自分自身も自宅を売却したことはありますが、確かに寂しいものです。
でも引っ越し業者が荷物を積み込んで、家具や生活に必要なものがすべてなくなった状態になった瞬間にそこは『我が家』ではなくなり、ただの『空間』になります。
そして引っ越した先がまた『我が家』になるんだと思います。

画像の説明


家は生活するための基盤になるものではありますが、最も重要なことは毎日の生活をしていけることで、家を守るために神経をすり減らし、さらに生活が厳しくなるのでは、本末転倒です。

『何が一番大切なことか』を考えた選択をして頂けることを願います。

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