今、こたつが密かに人気らしい

みなさん、こんにちは!
ここのところ寒さも厳しくなり、雪が降ったりもして・・・。皆さまは風邪などひかれていませんでしょうか?

私は寒いところがとても苦手なので冬はエアコンを多用してしまうのですが、多用して困るのがやっぱり、乾燥!

素早く室内の空気を暖めてくれるのはいいけど、唇とか顔とかぱりぱりになっちゃうんですよね。肌が弱いので乾燥し過ぎると痒みを感じることも・・・。

ほとほと困りながら友人と冬の寒さと乾燥の話題で話していたところ・・・。

友人のAちゃん
「そしたらさ、もう空気を暖めるのをやめて触れるところを温める方法に変えていこう!」

「触れるところ?」
友人のAちゃん
「そう!頭寒足熱、なんて言うじゃない? だから足元を温める工夫に切り替えれば部屋の乾燥は防げるよ。ホットカーペットとか、こたつとか」

「ホットカーペットはまあ使ってるけど、こたつかあ」
友人Aちゃん
「その顔はこたつをダサいと思ってる顔だな」

「ダサいとは思ってないよ? でも部屋に合わないと思うし、今時こたつねえ」

そう渋る私にAちゃんはにやりと笑ってこう言いました。

友人Aちゃん
「知らないの? 今結構こたつって人気らしいよ。TBSのマツコの知らない世界でもこたつの特集やってたくらいだし」

調べてみると、確かに昨年12月7日にTBS「マツコの知らない世界」にて「再ブーム到来!ノスタルジック&エモい☆進化するこたつの世界」と題してこたつの特集がされておりました。

そこでは私たちが「こたつ」と聞いて最初に思い浮かべるタイプのものだけではない製品が多数紹介されていました。

たとえば、
・一人暮らしにも適したコンパクトサイズのもの
・形が正方形や長方形ではないタイプのユニークなもの
・木の素材を活かしたモダンな雰囲気のもの
・高さ調節ができ、ソファーに座りながらこたつに入れるもの
・布団をかけずに使うタイプのもの

他にもなんと、「着るこたつ」まで紹介されていました!
もはやこたつとはなんなんだ!と言いたくなるくらい(笑)

っていうかこたつの定義すら曖昧になってきたような?
ということで、今日はそもそもこたつって?から始めて、こたつを取り入れるメリット、デメリットを調べていきたいと思います。

こたつ



1. そもそもこたつって?

ってことで新年一発目も辞書で始めましょうか(笑)
辞書でこたつを調べてみました。

“冬季に使用する採暖用具の一つで、熱源の上に木製の櫓(やぐら)を置き、上からふとんをかけ、下半身を中に入れて暖まる。古くは「火燵」とも書き、熱源には炭火を用いたが、近年は電気ごたつが普及している。”

引用:コトバンク 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について
https://kotobank.jp/word/%E3%81%93%E3%81%9F%E3%81%A4-65099

私のよく知るこたつが脳内に浮かんできました。
が、ちょっと気になるのは、今は電気こたつだからいいけれど、こたつってなんか電気がない時代からあるような・・・時代劇でこたつっぽいものを見たような・・・。勘違いかしら。

気になって調べて驚きました。

こたつがいつから使われているのかというと、なんと・・・室町時代かららしいのです!!

室町?!

室町ってええと、足利尊氏が開いた室町幕府のあの室町?!(←日本史苦手な私(-_-;))

実際のところ、いつ、と明確に言えるほどしっかりとこたつの起源はわかっていないようなのですが、その頃は電気などなく(当たり前ですね)辞書で言うところの熱源は囲炉裏からの直火だったようです。

直火!!もうなんか恐怖しか感じません・・・。

一体どうやってこたつとして利用していたかというと、まず囲炉裏で燃える炭を灰で覆い、その上に脚のついた台座を置き、上から着物を掛けてそこに足を入れて使っていたらしいです。
灰で覆うってどういうこと?と私は知らなかったのでこちらも調べてみました。
すると、火の勢いをやわらげ、ゆっくりと炭が燃えるよう調節するために灰で覆うらしいことがわかりました。
今でもアンティーク家具として人気な火鉢は、この灰の特性を活かして使われているようです。
電気のない時代に囲炉裏を熱源にしてこたつを設ける場合、あまりに強すぎる火の上には台を置けません。ですから灰の下に炭を入れ、炎を抑え漏れ出て来る炭の熱だけを楽しめるようにした、ということなのですね。

こたつ2

その後江戸時代になると、囲炉裏の上に櫓(やぐら・木材を組んで作った高い台状のもの)を置き、布団をかけて使う「高ごたつ」と言われる形式のものが出、さらに囲炉裏を床より低い位置に設置し、足を垂らして座れるようにする、今で言う掘りごたつのような形の「腰掛けごたつ」「切りごたつ」というものが出てきます。
ただこれは、囲炉裏に足がかなり近くなるので火傷することも多かったよう。
明治時代になると、座ったとき足が届かない位置に囲炉裏を設置するタイプの腰掛けごたつも出てきました。
現代にもある掘りごたつにかなり近いですね!

こたつはその後も少しずつ進化を続け、火鉢を利用した可動式のこたつも考案されました。火鉢の上に櫓を組んでその上に布団をかけて使う、という形です。
囲炉裏を熱源とする場合と違い、移動できますので、取りたい場所で暖が取れると当時重宝していたようです。

とはいえ、ここまでお聞きいただいて思われたかもしれませんが、熱源が炭火ですと一酸化炭素中毒も心配ですよね・・・
温まるのも命がけに見える・・・。
そう、実際のところこのタイプのこたつでは火傷や火事も多かったようです。
しかし、それも戦後、電気を使ったこたつが普及することで解消。
これまでの熱源を下に取るタイプではなく、台座の天板の裏に熱源を設置することで火傷の心配もなく、楽に移動もできるようになりました。

こたつ3

ちなみに!!
こたつや暖房器具を出す吉日として、江戸時代から伝えられている日があって、それが「亥の子の日」だそう。
これは旧暦10月の最初の亥の日という意味になり、旧暦の考え方になるため、毎年同じ日というわけではありません。
2021年だと11月11日、2022年だと11月6日だとか。

なぜこの日が吉日とされるかというと、亥は干支のイノシシ。イノシシは五行説(万物を水、火、金、木、土に分類する思想。陰陽五行の元となる考え方)において「水」に当たると考えられていたことが理由のよう。こたつのような暖房器具に不可欠な火に対し水を当てることで火事から身を守る意味があったのですね。

あまり気にしていなかったけれど、来年はこうしたことを考えて暖房器具を出してみようかな、なんて思いました。



2. モデルルームを見てみたけれど

話が少しずれてしまいましたが、室町時代という遥か昔から連綿とこたつが受け継がれ、進化していった背景には、日本の気候と建築様式が深く影響していたようです。

ご存知のように昔は日本は和風建築が主流。木材によって建てられてきました。
木材の良いところは風を通しやすく、夏涼しいところ。しかし! 冬は逆に寒いことも・・・。
しかも寒さは足元からしんしんと染みわたって来る・・・・。
ということで足元を温めるこたつが古くから使われるようになった、というわけなのですね。

が!!! モデルルーム巡りをしていて思います。

寒くない!!!!

まったく寒くないんですよね。現代の家って。
まあそれもそのはず、現代の建築様式においては、断熱はほぼマスト。外気に左右されず、室内を快適な温度に保つことはもはや必須といってもいいでしょう。
そうなってくると足元の保温に特化したこたつに執着する必要もなくなってくるわけで・・・。

実際、私が見た限りですが、モデルルームにおいてこたつが設置されているところは数少なかったです。

あったとしても、和室に掘りごたつがあるタイプのところくらいでしょうか・・・。

やはりこたつってもっさりしたイメージもありますし、場所を取るし、お洒落なインテリアには似合わないし・・・。消えていく運命なのか。

そう思っていたのですが、冒頭でお話した通り、今、なぜか密かにこたつが見直されてきているそうな。
その理由を次章にてお話したいと思います。



3. こたつが見直されてきた理由

では、こたつが見直されてきた理由を、こたつのメリットと合わせてお話していきましょう。

こたつのメリット
① 電気代がエアコンよりかからない
② 空気が汚れない・乾燥しない
③ こたつを中心に一家団欒が可能

一つずつみてみましょう!

① 電気代がエアコンよりかからない

今、主要な暖房器具といったらやっぱりエアコンですよね。
広い範囲が暖まるし、温かさを一番実感できる暖房器具でもありますから。
しかし、電気代についても結構かさむのが現実。
実際のところエアコンの方がこたつより電気代がかかる、というのはわりと有名な話です。
製品にもよりますし、使い方によっても差はでますが、1時間あたり10円以上エアコンはこたつより高いようです。
これは大きい。

今年値上げラッシュですものね・・・・。電気代も値上がりという話ですし・・・。
そう考えると電気代を押さえられるこたつはとっても魅力的な暖房器具であり、こたつに注目が集まるのも頷けます。

② 空気が汚れない・乾燥しない

2020年から続いているコロナの影響もあり、換気を心掛け乾燥を防ぐことは、感染対策の一つとして重要視されるようになってきました。
その観点からいっても、エアコンにはいくつかデメリットがあると言わざるを得ません。
たとえば、乾燥について。スイッチを入れればすぐに空気が暖められることは、暖を取るうえでは魅力ですが、乾燥を生み出す元にもなってしまうという意味でデメリットになります。
また、保温性においても、エアコンは空気そのものを暖めるため、換気をすることでせっかく暖めた空気が外に逃げてしまい、寒い部屋に逆戻りしてしまう弱点も持っています。

しかし!こたつは違う!
こたつが温めるのは部屋中の空気ではない!足元のごく限られた空間の空気です。ゆえに部屋全体の換気をしてもその温かさは逃げません。部屋全体の空気に直接アプローチをしないので、乾燥もしません。
また、エアコンやファンヒーターのように空気も汚れません。
特にファンヒーター、私、とても苦手で。
温かくて好きなのですけれども、長くファンヒーターのついた部屋にいると頭痛がしてくるんですよね。おそらく空気中の酸素が少なくなっているせいだと思われるのですが・・・。
ですが!こたつならこの頭痛ともおさらばできるわけで。
しつこいようですが、こたつが温めるのは足元のごくごく限られた空間の空気だけですから。

③ こたつを中心に一家団欒が可能

多分、どの暖房器具よりも一家団欒を感じられるのはこたつでしょう。
なんていうのかこたつって存在感ありますよね。もう見るだけで誘惑されるというか(笑)
あのふかふかの布団に足を入れたいと思ってしまうというか(笑)
なんとなく家族が集まってしまうというか(笑)
こたつの歴史をみていても、これは今に始まった感覚ではないな、と感じます。
そう、特に、熱源が囲炉裏だった時代。
当時の囲炉裏は煮炊きにも暖房器具としても使われていましたから、周りに人がいることは当たり前でした。大家族が囲炉裏を囲んでひしめきあうというように。
その名残がこたつにもあるのではないか、と私は感じています。
さらに言うならこたつって布団で覆われているから、その場で寝ころんで眠りに落ちちゃうこともできたりして。

そうして思い返すのは、少し前。今の家に引っ越す前の我が家での風景です。
そのころはこたつがあったのですが、冬はもう家族の団欒の場所というより、たまり場でした(笑)
一緒に暮らしている年老いたチワワもしっかりこたつに入っていて(ただし真ん中は熱いらしく布団と床の間に挟まるのが彼のお気に入り。ゆえによく踏んでしまい、『わん!(なんばしよっと!)』と叫ばれます)家族全員が頭だけこたつから出ている状態になっていました(笑)
だらしなさの極みです(笑)
けれど、これほどリラックスして楽しめる暖房器具は他にないとも思います。

こたつ4

おうち時間が増えたここ数年は、自宅をいかに快適にするかが注目された数年でもあります。
その意味で、コスト削減が図れ、なおかつ健康にも、コミュニケーションにも力を発揮するこたつが見直され始めたのは自然な流れなのかもしれません。



4. こたつのデメリット

良いとこ盛りだくさんのこたつですが、もちろんデメリットもあります。

・場所を取る
・インテリアに合わない
・だらしない人間ができる

こたつは素敵な暖房器具ですが、存在感が半端ないです。サイズがとにかく大きい。狭い部屋で使うとこたつだけで部屋がいっぱいになっちゃいそうですよね。
また、長い歴史があるからなのか、どうしても和のテイストが強い。ゆえに、近代化が進んだ現在の建築様式だと部屋とマッチせず、こたつを置いたとたん、部屋全体の空気が和の色で染まってしまうという・・・。
これは悩ましいですね。

だらしない人間ができる・・・は我が家だけかもしれませんが、こたつを導入するとこたつから出て活動する時間が大幅に減少する気がします。

こたつから手の届くところにものを配置してずるずると生活する感じに(笑)
これは大いなるデメリットと言えるでしょうね(笑)



5. デメリットは進化で超えられる

メリットデメリットとこたつにもそれぞれありますが、冒頭でお話した通り、最近はこたつのデメリットを払拭するような進化型のこたつも多数あります。

特にインテリアに合わないに関しては、和テイストではない、ポップな色使いのものも多く出てきています。形においても四角や長方形がこたつのスタンダードと考えられていたものが、円形や、角のない柔らかなデザインのものが誕生するなど、選択の幅が広がっています。

こたつ5

ライフスタイルに合わせたこたつも多く、一人暮らしの方にはコンパクトサイズのものが販売されておりますし、リモートワークに適する形として高さ調節が可能な椅子に座って温まれるタイプのものも存在します。
こたつからでなくなる問題も、布団を用いないタイプのこたつを使えば寝ころべませんから解決ですよね。

「椅子」と聞いて思い浮かべる形が人それぞれ違うように、「こたつ」と聞いて思い浮かべる形も変わっていくのかもしれませんね。

こたつ6

このように生活スタイルに応じて進化してきたこたつたちを見て思います。
新しいこと、便利なこと、それはとても素敵なこと。
でも、遥か昔から受け継がれてきたものを、形を変えながら伝え続けていくのもまた素敵だと。
これから時代が進んでもこたつを残していきたいな、と。

皆さまはどのようにお感じになられたでしょうか?

まだまだ寒い日が続きます。これから暖房器具をお考えであれば、ぜひ一度こたつも検討していただけたらな、なんて思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお目にかかれれば幸いです♪






コメント


認証コード3493

コメントは管理者の承認後に表示されます。