首都圏の新築マンション平均価格がバブル期超え!

みなさんは、バブル期と聞くとなにを思い浮かべますか?

私は、不動産屋なので不動産の急激なる価格高騰、バブル崩壊とともに訪れた地価の継続的下落と土地資産額の減少です。

さて、日本では不動産購入時によく言われることですが『新築神話』と言うものがあります。

『不動産買うなら新築!』と言った感じです。

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昨今では中古にシフトする方も多くいらっしゃいますが、どうせ買うなら新築が良いと考える方はやはり少なくありません。

さて、この新築マンションが首都圏にて平均価格がバブル期超えと言うのだから不思議です。

今、世界を襲っているコロナウイルス!

日本でも現在は収まってきているもののいつ再蔓延するかわかりません。
実際2020年4月~5月下旬はコロナウイルス蔓延に伴い不動産売買取引はストップ状態でした。
私たち営業マンもこのままの状況が続いたら会社が存続できるのかも危ぶまれていたほどです。
大手不動産仲介会社の営業マンと話しているときもリストラの話まで俄かに騒がれていたと聞いています。
そんな状況から約1年超
日本の不動産市場はガラッと変わりました。
2020年6月以降不動産取引が活発に動き始め今では首都圏の新築マンションはバブル期越えの平均価格です!
これに伴い中古市場も右肩上がりの価格推移となっています。

2021年10月に首都圏で発売された新築マンションの平均価格は、調査した不動産経済研究所によると、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県で先月発売された新築マンションの平均価格は、去年の同じ月より10.1%上昇し、1戸当たり6750万円だそうです。

素直に高すぎやしませんか!!!

これは、バブル期の1990年を超えて、10月としては過去最高だそうです。

地域別では、いずれも去年の同じ月と比べて、
東京23区が11.8%上がって8455万円
神奈川県が11%下がって5101万円
埼玉県が16.7%上がって4698万円
千葉県が4.2%下がって4288万円
東京23区が全体の価格を押し上げる形となっています。
今年は、首都圏で発売された新築マンションの平均価格が1戸当たり7000万円以上になった月もあります。

私には高すぎて買えません(;’’∀’’)

なぜここまでマンション価格は高騰しているのか。
要因は4つあります
1.新型コロナウイルス
2.パワーカップル
3.人手不足
4.建築資材・土地不足

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1「新型コロナウイルス」
未知なるウイルス(コロナウイルス)の影響により、多くの人にとって外出の機会が極端に減りました。
それこそ緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の影響により自宅で過ごす時間が増えたことで、より自宅内で快適に過ごしたい欲求が高まり、持ち家の需要が高まったことが価格高騰の一つとして挙げられています。
確かに2020年6月以降は、新規に不動産を購入されたい希望が一気に増えた感があります。
特に、テレワークが増えているものの地方へ転居されるよりも買い物の利便性や、子どもの進学先の選択肢の多さなどが重視される傾向にあり、東京23区の人気が特に高いとされています。

2.『パワーカップル』
共働きで世帯収入が1,400万円以上の高所得者夫婦のことを指します。
昨今では、パワーカップルが増えていることに加え、日銀の大規模な金融緩和によって超低金利の環境が続き、かつ住宅ローンを組みやすいことも後押しとなりマンション人気の高まりにつながっているとみられます。
さらに、住宅ローン控除を利用することで昨今では年末調整時に住宅ローン借入金利以上の還付を受けられることもあるため、賃料を支払うより買ってしまうことがお得と考える意見が高まっていることも要因の一つです。

3.建設業界の「人手不足」
だれもが知る通り我が国日本は超少子高齢化社会を迎えています。
多くの業界・業種で人手不足が課題となっている昨今、特に建設業は慢性的な人手不足の状況で、従事者数は減少、復興・五輪需要の中で有効求人倍率は上昇傾向にあり各企業は人材確保が大きな課題となっています。
このような状況で人件費が上昇している点も今回の価格高騰に後押ししていると言えます。

4.「建築資材・土地不足」
海外経済の正常化や円安などの影響に伴い輸入している「建築資材」が値上がりしている。セメントや鋼材など、ビル・マンション用の建築資材の価格が高い水準で推移しており、この背景としては、震災の復興需要が本格化していることに加え、2020年に東京五輪開催が決定しオリンピックに向けた大型施設の建設、インフラの整備などの需要が一気に増加した影響が建築資材の値上がりに拍車をかけた要因である。
また、首都圏では都市開発が一周し終えたことにより建設用地が限られ新築マンションを建てる土地仕入れの価格が上昇していることも一つの理由として言えます。

これら4つの要因が大部分を占め新築マンションの価格は上昇している。
さて、中古マンションはと言うとどうなのだろうか?
コーラルでは、中古マンションの取引推移を『東日本不動産流通機構』がまとめたデータを基に解析しミエルカしています。

下記よりそれぞれご確認いただけますのであなたの地域の市場をご確認ください。

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