目指せ!生活感のない家!

みなさん、こんにちは!
ハムスターのように狭いところや物に囲まれている方が落ち着くタイプの主婦、ヤマダです!

ハムスターヤマダが生活感のない家に住むなんて無理。
頑張れば1日くらいはなんとか状態キープが可能でしょうが、1日が限度。すぐにまたハムスターハウスに逆戻りのはずです。

じゃあなんで今日このテーマを?というと、私と旦那さん共通の友人、Kくんが家を建てたことがきっかけです。

Kくんは私たちよりかなり年下ながらとてもしっかりした青年。

人生設計をきちんと考え着実に歩みを続けており、20代後半で家を建てるようなそんな人。

その彼が家を建てる前、こう語っていたのです。

「俺、家を建てるなら生活感のない家に絶対します!」と。

Kくん自身、見た目もすんなりとスタイリッシュで、趣味がドラム演奏なんていう趣味までもがお洒落さん。そんな彼からは確かに生活感がほとんど感じられません。

けれどそれも生活感があまり出ないようにきちんとしようとしているKくんの努力のたまものなのではないか。彼を見ているとそう思います。

生活感のすべてが悪いと言うわけではありません。特に家においては生活感がプラスに働くことだってあります。なんといっても家とはゆったりのんびり自分の元気をチャージする場所なのですから。

しかし一方で家とは、外へ戦いに出る前の自分を作るための場所でもあります。よくいいますよね。心の乱れは家に出る、と。逆の言い方をすれば、きちんとした家に住むことは心の状態をきちんと保つことにも繋がるといえるのではないでしょうか。

そう考えてみると生活感のない家、すなわち、外へすんなりと戦いに出られるような家に住むべきなのかもしれない。
ハムスターハウスに甘んじてないで!

ということで、今回は生活感のない家を目指す場合、なにをどうしたらいいのか、考えていきたいと思います!

生活感のない家



1. 生活感とはそもそもなにか

冒頭から生活感のない家を目指そうぜ!いえい!と気合を入れておりますが・・・。

そもそも「生活感」とはなんぞや?なにか定義があるのか?といつものごとく気になりました(笑)

早速調べてみました!

生活感とは。

“喜怒哀楽の感情を持ち、学び、働くなどの活動を行う、人らしい雰囲気。また、住まいについて、いかにも人が暮らす所という感じ。”
引用:コトバンクデジタル大辞泉「生活感」の解説
https://kotobank.jp/word/%E7%94%9F%E6%B4%BB%E6%84%9F-544668

深読みするに、「この人、多分こんな人なんだろうな〜」とその人を見ただけでいろいろ透けて見えちゃうこと、または家を見ただけで「ああ、ここでこうやって住んでるんだろうな」がわかっちゃう感じと受け取りました(笑)

この「ああ、こうやって住んでそう」を払拭していくのはなかなか大変かもしれませんね。

その点、前述の友人Kくんからは生活感がすっぽり抜けて見えます。

いつもきっちりアイロンがかかったシャツを着ていて。
当然、彼の衣服などから家の匂いなんて一切しなくて。
外の世界と家の間に隔たりがなく繋がっていると言っていいくらいに。

そこまで考えていて気づきました。

そう、生活感のない家に欠かせないものがなにかを。

家の中と外。その最大の違いこそ、生活感のない家の鍵。

それは、他者の視線、だったのです。

生活感のない家2



2. 生活感をなくすために必要なこととは

生活感のない家にするための鍵が他者の視線だとして。
じゃあ具体的にどうしていけば、生活感のない家が出来上がるのかを考えるべくKくんの家と我が家を比べてみました。

ありました。決定的な違いが。

来客の数が圧倒的にKくんの家は多い!

え、そこ?と思われるかもしれません。
けれど、人とは見られてこそきちんとしようと思うもの。
誰も来ないし、と気が緩めば緩むほど、誰かから家に遊びに来たいと言われてもちょっと億劫に感じてしまうもの。

しかしもともと見られても困らないような状態になっていればこの心のハードルはかなり低くなります。

生活感がある、ということはそのまま自分自身をさらけ出すことと同じ。それを見られるから億劫で恥ずかしいわけです。
が、生活感がなければ、その心配はありません。家の状態から自分の生活を、自分を読み取られることもないわけですものね。

「いつでもウェルカム!」

そう言えるくらいの秩序と心の余裕があること、それがKくんのおうちと我が家の最大の違いだったのです。

じゃあ、どうすればこの我が家にあふれる生活感をなくし、ウェルカムになることができるのか。
それを考えていて、先日拝見したKくんの自宅を思い出しました。

そこから我が家とKくんの家の決定的な違いをリストアップしてみました!

① 不要な小物が出しっぱなしではない
② 家具の色に統一感がある
③ 収納が動線を考えて設けられている
④ 見せる、隠す、を意識して収納がなされている

一つずつ、私なりの見解を述べさせていただければと思います!

① 不要な小物が出しっぱなしではない

もう、我が家の恥をさらすようでむちゃくちゃ恥ずかしいのですが、多分これが生活感あるなしを左右する最大の要因なんじゃないのか!?と私は感じております。

はい、ようするに、物をあるべき場所にちゃんと戻せているかどうかという話ですね!

たとえばKくんの家の場合、テレビやレコーダー関係、エアコンのリモコンですら見えるところにない!テーブルの上に出しっぱなしになっていないのです!

いや、君、リモコン使いたいときどうするんや?!とものすごく興味津々だったのですが、テレビ関係のリモコンはリビングのテーブルにくっついた引き出しに、エアコンのリモコンは目立たない棚の影の壁際にという具合にパッと見てわからないところに格納されていたのです!

どれも不便ではない場所にさりげなく。
いや、びっくりしました。

ですから当然のごとく、我が家のようにリビングの机の下に、耳かきとか常備薬とかすぐ使いそうなものがごった煮のように入った籠が置いてあったりはしない!

そもそも床にものを直置きなんてしないのです!
すべてがしかるべく場所にしかるべく収納されている。
生活をどうやってしているのか、気取らせない部屋は、我が家のようにあちこちに物が置かれてでこぼこしていなくて、つるっとしています。

我が家だとヘンゼルとグレーテルみたいに物を辿って行動が読めてしまうのに(笑)

これを全部真似することは難しいですが、とりあえずごった煮になった籠だけは撤去しようと心に決めました(笑)

② 家具の色に統一感がある

そう!これもKくんの家と我が家の大きな違いです。
我が家は私の趣味が反映され、わりとポップな色の家具が多いです。テレビ台など白地にピンクの差し色が入っています。一応壁が白いので収納棚は白が多いのですがなぜか時折黒やグレーも混ざっています。テーブルは濃い茶色・・・。

うーん、ここもごった煮(笑)

しかしKくんの家は、壁や床が白系だからかやはり収納棚やテーブルも白系です。差し色で黒いサイドテーブルがあったのですがそれがまた良いアクセントで!

おしゃれ過ぎるわ!と唸りました。

考えてみればモデルルームも家具類は基本的に壁や床の色まで含めて統一感のある色にそろえられていますよね。

Kくんの家のように白系の壁や床に合わせて同色にするパターン。白系の壁にブラウンの床であれば、家具類は床の色に近い色にするパターン。反対にあえて壁や床との反対の色を選んでシャープな印象を与える調度にするパターン。

壁や床の色までトータルに見て家具をコーディネートすることで、がちゃがちゃした生活感は随分なくなるということなのですね。

生活感のない家3

③ 収納が動線を考えて設けられている

物が出しっぱなしではないことが最重要、と前述しておりますが、それができないのが人間。なぜできないのか。理由はしまいにくい場所に収納があるからなのではないか!

Kくんの家を見ていてそう感じました。

彼の家では、
「使いたい場所に物を仕舞っていた!」からです。

リモコンもそう。常備薬もそう。常備薬についてはリビングではなくダイニングキッチンのカウンターテーブルの引き出しに入れているとのこと。

どこでなにをするのかきちんと計画を立て、それに沿った形で収納をしている。
だから物を戻す手間が少なく、出しっぱなしになりにくいのですね。

④ 見せる、隠す、を意識して収納がなされている

ここ!
ブログ内でも何度かお話したことがありますがこれが上手にできるかできないかで生活感は劇的に変わるようです。

たとえばいちいち恥ずかしいですが我が家の場合。

見せるものと隠すものの選別が恐ろしくへたくそなのです。

そもそも美しく見せようという意識が希薄。生活感ありありの薄汚れたアイロンがなぜかむっちゃ見えるところに置かれていたり。
これまた生活感ありありな小型クリーナーがリビングの片隅にでん、と居座っていたり。(小型なのに、こうしてみるとリビングの中でふんぞり返って見える存在感(笑))

Kくんの家は違うんですよね。
ちゃんと見せるものと隠すものの選別がされている。
しゅっとしたフォルムが素敵なエスプレッソマシーン、白い家具の中、色が映える赤いトースター、リビングに備え付けられた本棚にさりげなく並ぶ推理小説のシリーズ本。

決して我が家のように家事の途中でなんとなく置かれたり、置き場所を間違えて出しっぱなしになっているという空気ではない!

もちろん、いくら生活感がないとはいえ、Kくんだってそこで生活しているわけですから、耳かきも爪切りもアイロンも小型クリーナーも使わないなんてことはありません。
けれどそれは人の目に触れるところに置かなくてもよいものであり、むしろ目に触れることで嫌な思いをさせてしまうものでもあります。

耳かきが机の上に転がっている、なんてやっぱりあまり気持ちの良いものでもありませんものね(笑)

パッと見たとき、お客様がどう思うのか。そうした外からの視点を大事にした家作り、部屋作りをすることこそが脱生活感の最大の近道のようです!



3. 生活感がない家にするためのプチテクニック

前章で人の目を、とお話しましたが、実はここを押さえると意外と生活感隠せる!というテクニックがKくんの家には施されていたので、その一部をご紹介します!

① コード類は徹底的に隠す
② ゴミ箱、掃除機などは専用スペースを設ける
③ 複数あるものは大きさ、形をそろえる
④ 空白をあえて作る

一つずつみてみましょう!

① コード類は徹底的に隠す

実は生活感を醸し出す大きな原因はコード類だったりします。
テレビやオーディオ類の配線、ネット関係のLANケーブル。
家の中にはたくさんのコード類がひしめきあっていますよね。それだけ電気に頼った生活をしているのかと思うと別の意味で、大丈夫かな、なんて思ってしまいますが、まあその感覚は置いておいて。
多くの電化製品を使う以上、それらを動かすための電気供給に必須のコード類が発生するのもやむをえないことです。けれど出しっぱなしのコード類はとっても見た目がむさくるしく感じます。
それこそ生活感の塊みたいに。
また、見た目の問題だけではなく、床を這うコード類は放置しておくと危険でもあります。
特に小さなお子さんやお年を召した方、ペットにとって出しっぱなしのコードは思わぬ事故に繋がりかねない危険なものです。
そういった意味でもコード類をきちんとまとめ、家具の裏に格納することはとても大切です。
ちなみにKくんの家では、冷蔵庫のコードが見えないよう、冷蔵庫用の収納スペースを設け、冷蔵庫の上、天井が簡単に覗けないようカバーがつけられていました。
そのカバーは取り外しもでき、清掃には問題ないのだとか。
いや〜、恐れ入りました!

生活感のない家4

② ゴミ箱、掃除機などは専用スペースにこだわる

これに関してはモデルルーム巡りをしていても思ったのですが、まず見える位置にゴミ箱がないんですよね。どこにあるのかな〜と見回すと、壁の一角や、家具の一部にゴミ箱を格納するスペースが設けられているのです。
掃除機も同様。以前、別の記事でも書かせていただきましたが、お掃除ロボットは高さ10㎝そこそこの円盤系が多く流通しています。そのお掃除ロボットの充電スポットが家具の一角に人目につかないように作られています。
また、ゴミ箱も中が見えない蓋つき、なおかつ外からビニール袋が見えないようなタイプのゴミ箱をKくんの家では使っていました。
ゴミ袋くらい見えても、と一瞬思ったのですが、ちょっと想像してみて、ゴミ袋がどれくらい生活感を醸し出すものであるのか、すぐに思い至りました。
これだけつるんとした内装の中に、急にわしゃわしゃするゴミ袋素材が飛び込んで来たら・・・やっぱりちょっと生活感出ちゃいますものね。
まずはゴミ袋が見えないゴミ箱から始めよう!と心に決めました(笑)

③ 複数あるものは大きさ、形をそろえる

Kくんの家にはリビングに本棚がありました。Kくんはもともと読書好きなのでリビングでもゆったり本を読みたい、ということだったようなのですが、その本棚を見ていて気づきました。
本の背の高さがきちんとそろっているんですよね!見事に!
あと、ブックカバーはかけないで統一。我が家のようにブックカバーがかかっているものとかかっていないものが混ざった状態になっていない。確かにこの方が見た目もスマートだし、なにより「あの本、どこいった?」がない。非常に実用的です。
他にも飾り棚に小物がいくつか飾られていましたが、どれもサイズを考えて配置されていて、とてもすっきりしていました。
とりあえず、本棚については真似できそうなので、本棚から考えてみようと思います!

④ 空白をあえて作る
  
空白。つまりなにも置かない空間ですね。
Kくんの家では飾り棚があちこちにあったのですが、物がぎっしり押し込まれているということはありませんでした。
物と物の間に一定の間隔を設け、場合によってはなにも置かないスペースさえ存在している。
また、子どもたちの遊び場にできれば、とリビングの片隅に畳敷きのスペースが作られていたのですが、そこには家具も小物もなにも置かれていませんでした。
そこで気がつきました。
生活感が出てしまう原因は、物の多さであるのだと。
物が多い=物を置くスペースが必要である。スペースが必要である=目に触れるところに物が出る・・・つまり生活感が出る!
Kくんに聞いてみると、物を減らそうという気持ちよりは、遊んでいる空間を増やそうと思って部屋作りをしていたとのこと。

つまり、Kくんは物を減らすことよりも空間を増やすことに価値を置いてお家作りをされていた、ということなのですね。

同じことのように聞こえるかもしれませんが、価値をどこに置くかを重視するってとっても大事!

物を減らすことばかり考えて物を減らすと、できた空間になにを置くか考えたくなってしまいますからね・・・。

  我が家の問題は多分ここにあるのだと思いました。

生活感のない家5



4. 終わりに

今回は生活感のない素敵な家に住むためにはどうしたら良いのかについて考えてみました。

とはいえ、生活感が悪い、という意味ではもちろんありません。
生活感から出てくる温かみや人柄みたいなものも大切だと私は思っています。
けれど生活感がない家に人を招くことも、おもてなしの心として忘れてはいけないと感じています。
お客様が目にして困るようなものが転がる家は、せっかく訪問してもらっても気を使わせてしまいますからね(笑)

なので、やり過ぎない程度に私も生活感のない家、スペース作りに挑戦してみようと思っています。

よろしければぜひ、皆さまもチャレンジしていただけたらと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお目にかかりましょう。

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