瓦について

瓦についてのニュースで、来年2022年1月1日施行されるルールとして、新築については、屋根瓦の一つ一つを全て固定する事を義務付けされるという事が既に国交省より発表されている。
 
瓦といえば、小さい頃古い家の屋根瓦の上に上がり、いつもと違う風景を見て、非日常のスリルを楽しんだりした思い出がある。屋根瓦が、痛んでいたり、ちょっと危うい所もあるので、足でその感覚をつかみ取り、危なさを乗り越えるスリルを楽しんでいたと思う。
今の子供はまずしないし、田舎ならではと思う。今回の取り決めは、台風被害を考慮してのことであるが、確かに劣化で瓦がちょっとはみ出て、その軒下に駐車車両がある風景など、どきっとする。
 

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 さて、日本人になじみ深い「瓦」の話となりますが、
瓦は、人類の発明したものの傑作のひとつですが、以外と普段は誰も認識してない地味な存在である。
 
家の雨漏りの経験があれば、その有り難さがよく分かる。
瓦にひびが入れば、たちまち雨水が侵入してくるそのスピードは、古い木造住宅では、2階の雨漏りは、簡単に1階へ侵入し、家具も傷めてしまう。
瓦の良さは、トラブルの経験なしには到底判らない。
 

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 瓦製造の歴史は古く、古代ギリシアや古代中国でも、粘土を焼いてつくる製法は、今日まであまり変わらない。
日本では、大陸から伝わり、その装飾性は、独特のアートというべきレベルに達していた。

昔は、瓦は高価なので、寺社のみに使われ、それから武士屋敷や富裕な商家などに使われだした。瓦を奨励したのは、徳川吉宗であり、実践したのは、北町奉行の大岡越前忠相である。江戸に多く起きた火事を防ぐ為だった。
 当時の江戸は、藁と木の屋根で作られた建物で、しかも密集しているので、ひとたび火事となれば、あっという間に燃え広がるのである。焼き固めた瓦を敷き詰めて防火対策に効果を上げたたわけである。瓦は、火も水も防ぐ重要な道具だったのだ。
 
 日本における瓦技術は、室町時代に最高の位置を占め、その後、段々、粗製乱造の様相になってくる。本来、上等な瓦を製造するには、職人が粘土を足で踏んで練る。この作業は非常に労力を必要とするので、土打ちと称し、職人として親方に次ぐ最高地位だった。

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 また、古代の瓦は平瓦(女瓦)と丸瓦(男瓦)がセットになっていた。平瓦を敷き詰め、その上へ丸瓦を乗せるのだが、これだと手間も入り、重みもよりかかる。

そこで今日あるような桟瓦の形が発明された。更に、昔は瓦を焼くのに1000度以上で1週間掛けて焼いていた。このおかげで、500年の時間に耐えれる瓦が、できたわけである。粘土を練って形を整える時に、乾燥したわらびの茎を使う。金属よりも、スパッと切れる。
また屋根に留める釘も、油で煎じた木の釘を使う。金属より丈夫で、錆びない。
更に古代の瓦葺きは、瓦同士で微妙に隙間がある。この方が空気の流れを促し、500年もの時を経ても、朽ちない堅牢さの元なのである。
 

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 しかし、これらの技術は、機械の出現とともに、段々無くなり、美術工芸としての学問的世界にのみとなっている。
ただ、実用性は、水、火ときて、次は、風対策の固定化というオプションを足し、ヒトを守る道具として、これからもお付き合いしていく大事な存在です。

特に、神社仏閣の瓦を見る時は、今度から、ちょっと思考してみようと思います。



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