盛り塩について調べてみた!
みなさん、こんにちは!
風水やオカルトが大好きな主婦、ヤマダです!
さて、本日のテーマは・・・・。
「盛り塩!」
盛り塩って結構ポピュラーですよね。このワードを聞いたことがないという方も少ないのではと思います。
お引越しの際、引っ越し先にて盛り塩をすることも珍しくないですしね。
特に賃貸物件や、中古物件購入の場合には盛り塩をする方は多いと聞きます。
まあ、塩と言えば、悪い気を払う聖なる存在として映画や漫画などでもたびたび扱われていますし、実際、盛り塩が置かれているのを飲食店などで見かけることもありますしね。
そしてそして、私自身、盛り塩を試していた時期もあります。
ただ、現在はしておりません。
旦那さんがまったくその手のことを信じないタイプであるばかりか、盛り塩を見ると嫌な顔をするからです。
悪いものが入ってこないように、と願ってしているのに、そんな嫌そうな顔をされると家の中から負の気が沸いてきそうで置きにくい!
けれど、私としては盛り塩を置いてみたい。
そのためには私も盛り塩についてもっとちゃんと知っておく必要があるのではないか。
旦那さんにプレゼンできるくらいに。
そう思い、今回この記事を書くことにいたしました。
ということで本日は盛り塩!
盛り塩とはなにか、また、盛り塩の用意の仕方や盛り塩におけるタブーなどを調べていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!
1. そもそも盛り塩とは?
盛り塩と聞いて、最初に私が思い浮かんだ言葉は、「悪霊退散」。
悪い霊といえば苦手なものは塩。なんといってもお葬式に参列した後、自宅に戻ったら玄関先でお清めの塩を肩に降りかけたりしますものね。
事実、私も悪霊退散の意味から、一人暮らしをしていたときは盛り塩を家の四隅に置いたりしていました。
いや、その、なにか出たというわけではないのです。
ただやけに家賃が安く、またなんとなく陰な空気を感じたこと、また金縛りなんてほとんどかかったことのない私が、その部屋に引っ越してきたとたん、金縛りにあったことなどなどから「ここにはなにかやばいものがいるのでは!」と思い、盛り塩をすることを思いつきました。
自称霊の見える友人に聞いたら「それは、いるね」とか言われたし!
さすがに戦いて、自己流ながら盛り塩を用意。
使っていない小皿に食塩を山盛り。それを部屋の四角へ。
しかし!まったく改善されない!
相変わらず家は陰気だし、金縛りにもときどきあうし・・・。
しかもです!窓の傍に置いておいた盛り塩と玄関先の盛り塩のお皿になぜか水が溜まる始末・・・。
もしかして逆効果なのか?と思い、そのときは盛り塩を撤去してしまいました。
ちなみにお塩の皿に水がたまったのは霊現象ではなく、窓や戸口の近くで結露が発生し、その水が器にたまっただけのようですけどね(笑)
ただ、今思うと私は盛り塩というものをそもそもわかっていなかったのではないかと。
そう思いたち、ひとまず辞書にて盛り塩ってどんなものなのか、調べてみることにしました。
盛り塩とは
“〘名〙 料理屋、待合、寄席などの客商売で、縁起を祝って門口に塩を小さく盛ること。また、その塩。もりばな。
引用:精選版 日本国語大辞典「盛塩」の解説
https://kotobank.jp/word/%E7%9B%9B%E5%A1%A9-646866
んん?
縁起をかついで?
つまり商売繁盛、お客様たくさん来てね、ということ? 招き猫的な?
悪霊退散の意味じゃないの?!
そりゃあ、効かないはずだ・・・。
と、がっくりしたのですが、どうも盛り塩にはそれだけではない意味があるようです。
着目したいのは、盛るのがなぜ塩なのか、というところ。
砂糖じゃないのはなぜか。あ、砂糖じゃ蟻が寄って来て大変か・・・。
なんてあほみたいなことを言ってしまいましたが、塩であることには大きな意味があるよう。
調べてみると塩には浄化作用がある、と古くから考えられていたようなのです。
その根拠とも言うべきなのが、「しおごり」という言葉。これは漢字で「潮垢離・塩垢離」と書くのですが、海水で禊をすることを意味します。
禊、つまり穢れを払う行為ですね。
禊については古く古事記にもこんな一文があります。
「吾はいなしこめしこめき穢き国に到りてありけり。故、吾は御身の禊せむ」。
イザナギノミコトがイザナミノミコトを追いかけて黄泉の国へ行き、変わり果てたイザナミノミコトを見て帰ってきたときの話ですね。
穢れた国へ行ったので禊で身を清める、と書かれています。イザナギノミコトが禊をした所在地は明らかではないものの、古くから神事において塩をお清めで使うこと、海水で身を清めるしおごりという言葉があることなどから、海で身を清められたのかもしれませんね。
塩は今でこそスーパーですぐ手に入りますが、昔は貴重なものであり、神事においても神様への捧げ物と考えられていました。
そうしたことからも、神様に近い清浄なものである塩を用い穢れや悪いものを払うという考え方が現代にまで伝えられたのですね。
となると、盛り塩とは、ただ塩を盛るという行為というよりはやはり儀式の意味合いが強いように思います。
整理すると、盛り塩には、
・お客様が来ますようにと縁起を担ぐ意味
・悪いもの、淀んだものの気を払い、気を清浄にする意味
の二つの意味があることがわかりました。
飲食店に盛り塩が置かれる理由は、「お客様が来ますように」の商売繁盛の意味。
賃貸住宅や中古マンション購入時は「前の住人の気を払い、新しい気に入れ替える」という意味で行うわけですね。
ただまあ、お店においても悪いものは来てほしくありませんし、そう考えるとどちらの意味で、と明確に分けられない、境界の曖昧な意味が盛り塩にはあるともいえそうです。
ちなみに、新築マンションは前の住人がいないし盛り塩はいらないのか?とも思いましたが、「たくさんの人が訪れる楽しい家になるように」という意味で盛り塩をするのが望ましいと言われています。
商売繁盛の方の意味での盛り塩ですね。
闇雲に「悪霊退散!」と思っていた自分が恥ずかしくなってきました(笑)
2. 盛り塩はどう準備するのか
さてさて、盛り塩の効果がわかってきたところでそもそも盛り塩ってどうやって準備するものなのか。作法があるのか。
調べてみました。
盛り塩として使える塩の種類
・神社でお清めされた塩
・海水由来の天然素材のもの 粗塩
一番良いのはやはり神社で購入できるお清めの塩のようです。
調べてみたら神社のサイトで盛り塩セットなるものが売っていました!知らなかった!
ですが、これはベストではありつつもマストではないようで、スーパーでお塩を買って盛り塩を準備しても良いよう。
とはいえ塩なら何でも良いということではなく、「海水由来の天然素材のもの」を選ぶことが大事なんだとか。
前章で盛り塩とはなにかを調べた後なのでこれは納得です。
実際にしおごりをするわけではないけれど、海水で身を清める禊のように、家の中を清めるわけですからそりゃあ、海水由来のお塩の方が良いですよね。
なので、普段料理で使っているもの、食事時に使用する食卓塩のような精製されたものではない、自然のままのお塩を用いることがポイントとなります。
なお、とある神社のサイトを見ていたら、ピンク色の可愛いお清めの塩が販売されていました!色つきの塩でも大丈夫のようです。ピンク色だと恋愛運がアップするそうな。
ピンクの塩なら見るだけで気分が上がって確かに恋愛運アップしそうですね!
さてさて、次に気になるのは盛り塩を盛る皿について。
これも調べてみました。これじゃなければいけない!ということではなかったのですが、以下のような皿が望ましいとされていました。
形
・八角形
・円形
色
・白が一般的
素材
・特に規定はないが陶器が一般的
なるほど〜!
形については、八角形が一番良いようです。意味としては八方から運を呼び込めるからだとか。商売繁盛の意味合いが強いようですね。必ずではないにせよ八方から福が来ると言われるとやっぱり八角形を選びたくなる。
皿の色については風水の考え方が色濃いようです。特に白は浄化作用がある色であるため、空気を浄化する目的なら白が良いでしょうね。
浄化よりも金運を上げたい!のなら金色が、恋愛運を上げたい!のならピンクが、仕事運なら赤が良いそう。
前章でお話した盛り塩の効果においてなにを求めるかで皿の色は決定すると良さそうですね。
我が家だと・・・うーん。まあ、なんとか生活もできているし、悪いことが起こらないよう浄化力が見込める白いお皿を選ぼうかな!
さらに素材について。
特にこれじゃなければいけない!というものでもないのですが、塩同様自然に近いもの、素焼きのものが良いようです。
ただ用意できない場合は皿ではなく、紙を敷いてその上に盛り塩をするのでも良いそう。
しまったあ。私プラスチックでやってましたよ・・・。盛り塩は神聖なものと考えたらやっぱりプラスチックより陶器の方が良いですよね。
じゃああとは盛るだけ〜♪
と思ったのですが!
ただ盛ればいいというものではなく、ちゃんと盛り方にも作法があるようです。
すなわち、盛られたときの形が重要!
塩の形
・八角錐
・円錐
これもお皿と同様に八角錐が良いと言われています。
そんなんどうやって作るんや?!と思ったら、いまやすごいですね!
望んだ盛り塩の形にお塩を簡単に固められる、固め器なるものが販売されていました!
しかもしかも、通販だけではなく、100円ショップにもある!
固め器にも形があって、八角錐の盛り塩を作る場合は八角錐の、円錐の盛り塩を作るなら円錐の固め器を選びます。
ここに塩を少しずつ入れ、指で固め、また塩を足し、器いっぱいに塩が満たされたところで、再度指で押さえます。
その後、盛り塩を置くために用意した皿を固め器にあてがい、固め器をひっくり返します。その状態で固め器を外せば盛り塩の完成です!
私ってば、ただ山盛りに塩を盛ればいいのかと思っておりました。
そりゃあ、効果が出ないわけだと納得です。
3. 盛り塩を置く場所について
続いて考えたいのは盛り塩をどこに置くか!です。
住まいのどこに置けば盛り塩の力がもっとも発揮されるのか、これまた調べてみたところダントツでここ!という場所がありました。
それは・・・・。
玄関!!!
うん、なんかわかります!
商売繁盛も気を変えるにおいても玄関は外せない気がします。
置き方は、本来は玄関の外、ドアの両側に置くのが望ましいようです。もともと外から入ってくる悪い気を払ったり、外からやってくる良い気を招いたりを行う盛り塩ですから、できれば外に設置が良いというのもわかります。
しかしなかなかハードルが高い(笑)
なぜなら、集合住宅において盛り塩をしている家が近所にあると、
「おっと・・・なんかそのちょっと怖い・・・」と思ってしまいます。
自分も興味はあるくせに、です。これが盛り塩に興味のない方が見たら一層そうかもしれません。
けど大丈夫です。玄関の内側においても効果はあるようです。その際、いくつか注意すべきポイントがあります。
・置く場所が清潔であること
・蹴とばしたり踏んづけたりしない場所であること
だそうです。また、ドアを挟んで両側に置く、というのが難しい場合も当然ありますよね。両側に置いたら片方、蹴とばしそうな場所に置かざるを得ない、みたいな。我が家がまさにそうです。
その場合は片方だけでも問題ないとのこと。
また、以下の場所に盛り塩をするのも効果があるようです。
・キッチン
・トイレ
・お風呂
・リビング
キッチン、トイレ、お風呂に関しては水をよく使う場所ですよね。水を使う場所はしばしば悪い気がたまることも。だからこそ、盛り塩で浄化が必要なのです。
また、リビングは住人がもっとも長くいる場所であるため、気を常に清浄にしておく必要があり、盛り塩設置をすると住む人の気が安定すると考えられています。
うーん。しかしこの通りにすると家じゅう盛り塩だらけになりそうな(笑)
とりあえず我が家は玄関から置こうかな!
4. 盛り塩っていつ処分するもの?
さて、設置するのはいいですが半永久的に置いておけるものでもありません。
ちゃんと盛り塩にも期限があります。
調べてみたところ、盛り塩の交換時期は、1か月に2〜3度程度とのこと。
10日にいっぺんくらい換えればいいかな、という感じですね。
また塩が崩れてきた場合や、汚れていたら期限に関係なく換えた方がいいらしいです。
なお、盛り塩を交換した後、絶対やっちゃダメなことがあります。
それは・・・。
使い終わった盛り塩を食用にすること!!!
これは使用済みの盛り塩には悪い気が溜まっていて、それを食用に使うことで食事と共に悪い気を体内に取りこんじゃうから、なのだとか。
納得です!考えたらぞぞっとしました。
盛り塩における最大のタブーと言ってもよさそうですね!
では、古い盛り塩はどうするかというと、きちんと処分することが大切だとか。
処分する方法は二通りあります。
・ゴミとして廃棄する
・水道に溶かしながら流す
昔なら河川に流すのが一般的だったそうですが、さすがに今それをやると不法投棄になってしまいます。なので、ゴミとして廃棄でも問題ないそう。それを聞いて、ほっといたしました。
5.終わりに
今回は住まいにも関連の深い盛り塩についてお話しましたがいかがでしたでしょうか?
実際のところ目に見えて効果があるのか、それはわかりません。
しかし、古くから伝わるものにはやはりそれなりの意味や力があるのでは、などと私は考えています。
盛り塩を置くというか、盛り塩を準備するために塩に触れることで願いが伝わるのかもしれませんね。
ということで!いろいろ考えましたが、我が家も盛り塩してみようと思います!
まずはこの記事を旦那さんに読ませて納得させなくちゃ!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
今後も住まいに関連するなぜやどうなってるの?どういうこと?などなどを調査していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!