未来を予測するということ
私は本を良く読みますが、読んで価値のあると思った本は、捨てずにとっておきます。
そして思い付くままに久しぶりに再度読むことが結構あります。
読むと、その時その時に新たな発見があるものです。
今読んでいるのは、日本マクドナルドの創設者である藤田田氏の書いた
『DenFujitaの商法』という本です。
この人の本は最近『ユダヤの商法』の復刻版がでたが、
これは一時中古市場でもかなりの高値が付いた名著で何度読んでも面白い。
DenFujitaの商法は新書版で4冊あるのですが、
本を読むとすぐに眠くなってしまう私が
水曜から読んで既に3冊目の半分以上を読み終わっている。
この本は発行は2000年ですが、
元は1985年に発行されたものに加筆したものなので、
36年前に書かれた本ということになる。
しかし今読んでも、書かれていることは参考になることが盛りだくさんの内容だ。
最近のビジネス書やノウハウ本のような中身の薄い本とは明らかにモノが違う。
特にすごいと思ったのは、著者の時代の先を読む能力だ。
今でこそ当たり前だが、水をお金を出して買うことが普通に行われる時代になることや、
健康を売りにした食品が商売になることを30年以上前に予想していたのだ。
それ以外にも時短や健康をテーマにした商品が流行るということなど、
今となっては、当たり前に受け入れられていることを予想していた。
今の私達に10年先が読めるかといえば、2年先すら読めないだろう。
もちろん、藤田田のような頭の良い人は現代にもいるのだろう。
未来の予想は自分にはとても出来ないと思うが、
まずは予想を立ててみることから初めて見るかと通勤の電車の中で考えた。
そして、1年、2年先を読む前に3ヶ月先を読むことなら自分でも出来るかもしれないと思った。
3ヶ月前に今の状況が読めていただろうか?
ひとつずつ予想出来たこと、出来なかったことを書いてみるのも面白いかもしれない。