模様替えで離婚危機?!

皆さん、こんにちは!
俺流こだわりがすごい旦那さんと、同じく自分ルールを持つおじいさんチワワに挟まれて暮らす主婦、ヤマダです!

突然ですが、我が家は引っ越しが多いです。
元来、私も旦那さんともに引っ越しが好きなこともあるし、旦那さんの仕事の関係で引っ越しを余儀なくされることも多いためです。

というわけで、引っ越しには慣れていて住まいに関しては変化に富んだ暮らしをしているはずの私たち二人ともが、どういうわけか一年に数回襲われる症状があります。

それは・・・・。

リセットしたい病!!

生活が落ち着き、住まいにも馴染んできたころ、なぜかこんな会話が飛び出すようになるのです。

旦那さん
「なあ。やっぱり本棚、あっちの壁に置いた方が良くなかった?ソファーもさあ、ここだと西日が厳しくて・・・・」

「え〜!本棚はあそこで問題ないでしょ。ソファーに関しては確かに同意だけど、テレビの位置考えたらあそこがベストだよ。それより問題はベッドの位置じゃない?やっぱり反対の壁側に寄せた方が・・・」

・・・・そう、私たち二人は慣れてくると模様替えしたい欲に撮りつかれてしまう、厄介な性質を持っているのです!

しかしご存知の通り、模様替えというのは生半可な覚悟でやれるような労働ではない!

そこには実にたくさんの障害が待ち受けています。
ときには離婚の危機にも繋がってしまいそうな・・・。

というわけで今日は、模様替えするなら当然押さえておくべき注意点をお話していきたいと思います!

模様替え



1. 模様替えに絶対必要なもの!

さてさて、いざ模様替えをしたい!と考えたとき、絶対必要なことが三つあります。

それはなにか。

ずばりこちらです!!

① 人手
② 家族の同意
③ 論理に基づいた明確なビジョン

では一つずつ見てみましょう!

① 人手

こちらについては言うに及ばずかもしれません。
引越しのときに屈強な引っ越し業者さんがほいほい運んでいくのを見てわかる通り、ベッドやソファーの位置をチェンジするような大掛かりな模様替えを実現させようとするなら、彼らと同等かそれ以上の筋肉が必要になってきます。

が、そんな簡単に上腕二頭筋が鍛えられたら苦労はありません。

ただ、そうはいっても運べるんじゃないかな? ちょっと押したらこのベッド動くし、などと気軽に考えてしまうこともあるかもしれませんが、忠告します。やめておいた方がいいです(笑)

以前、一人暮らしをしていたとき、今同様模様替えが大好きだった私は、一人でありながら模様替えを強行したことがあるのです。

模様替え前は窓側にあったベッドを動かして壁側に移動する計画でした。一角を起点に90度移動させるレベルの移動ですし、一人でだってできそう!と考えたのですが・・・。
甘かった!!
思った以上にベッドが重く、気がついたら壁とベッドの間に自分自身の体が挟まれ、にっちもさっちもいかない状態に!
何度もベッドを押し引きしているうちに隙間ができて、なんとか脱出できたから良かったものの、あのまま挟まっていたらどうなっていたことか・・・。

「ヤマダさん会社ずっと休んでるよね?」
と、ふと気づいた同僚が部屋まで見に来てくれた結果、壁とベッドに挟まれてえらいことになった私を発見・・・。

考えるだけで恐ろしい!!!

この話を妹にしたら、

「姉ちゃんってさあ、ネコみたいだよね。お!入れそう!って言って隙間に体入れたはいいものの、あれ?抜けない、助けて〜!!みたいなやつ。近所にいたじゃん。あれ思いだすわ〜」

と爆笑されました。

まあ、爆笑レベルで済んだので良かったですが、安易な気持ちで家具を動かすと思わぬ事故が起こる可能性もあります。
本棚を動かそうとして下敷きに、なんてことも冗談ではありませんから、大掛かりな模様替えをしたいのなら、人手は確保して臨むべきでしょうね。

② 家族の同意

家族で住んでいる家の模様替えにおいて重要なのがこれです。
特に共有部分を模様替えしよう!という場合、家族の同意なしに行ってしまったがために、家庭内の空気が悪くなる、なんてこともないとはいえません。
いや、我が家ではよくあります(笑)

どちらかというと私ではなく、旦那さんが強行することが実に多いのです。

たとえばある日のこと。

外出して戻ってきた私は衝撃を受けました。

リビングに繋がるドアが開かない?!

仕方なく別のドアから入ってみると、そこには思いもよらぬ光景が広がっていました。

なんと、先ほど開けようとしたドアの前にソファーが置かれ、ソファーがあったはずの場所にはテーブルもなく、ラグがドーンッと敷かれた状態になっていたのです。


「な、なんでこんなことになっているの?」
旦那さん
「おー帰ったか!決まってるだろう!VRをいつでもできるようにリビングを模様替えしたんだよ!」

VR?!
知らない間にそんなものを買っていたのか・・・・と猛然と殺意、もとい、怒りを感じたものの、買ってしまったものは仕方ありません。中央だけ閑散とし、壁際にテーブルやらソファーやらが豪快に寄せられた部屋を見回した私は、恐る恐る尋ねました。


「これ、すぐ戻してくれるのよね?」
旦那さん
「え?戻さないよ?」

「なんで?!」
旦那さん
「今言ったじゃん。VRいつでもできるように模様替えしたんだって。模様替えって一回やったらしばらくはやらないものだろ〜」

「(お前、まじでなめてんのか(# ゚Д゚))」

その後はもう大喧嘩です(笑)

確かに体を動かして楽しむゲームの場合、周りの家具で怪我をするケースも珍しくありませんし、自由に動けるスペースを確保するのは大切なことでしょう。

だがしかし!

だがしかしです!このままではリビングではなく、VR部屋になってしまう!
私だってワンコだって使うスペースなのに、なぜに相談一つなくVR部屋にチェンジしようとするのか!
家具を動かすし危ないから、とケージに避難させられていたワンコも、お気に入りのぬいぐるみをくわえながら不審そうな顔をしています(私の主観ですが)。

結局、この模様替えによりドアが一つ潰されてしまうこと、来客時どうするのか、など、今回の模様替えのデメリットを懇々と語ったところ、しぶしぶではありますが元に戻してくれることになりました。

家族もいる家にとって部屋は自分だけのものではありません。
自分がよくても家族が使いにくいとなると我が家のように喧嘩に発展してしまったり、家庭不和の原因になってしまうことも。
ですので、模様替えを思い立ったら、決行前に必ず家族の同意を得ていたけたらと思います。

模様替え2

③ 論理に基づいた明確なビジョン

前項で旦那さんの突飛な発想で模様替えされてしまい、頭が痛い思いをした私ですが、実は私も旦那さんとあまり変わらない、単細胞なところがあります。
おそらく、彼と私はとても似ているのでしょう。
模様替えをしたい!と考えたときの彼の脳内の気持ちが、私には手に取るようにわかるからです。

それは、

「なんかわかんないけど今の状態はぱっとしない!変えた方が絶対いい感じになるよね!気分も上がるし!」

みたいな気持ちです!

この発想が悪いわけではありません。
気分が落ち込んだとき、模様替えをしたことでモチベーションが上がるというのはよくある話ですしね。

ただこの思考の問題点は、具体性がまったくないところです。

とにかく変えたい!その思いしかない!

どこになにを置くと便利になるか、この模様替えによって部屋をどう生まれ変わらせたいのか、目的があまりにもおぼろげなのです。

この状態で模様替えを強行すると、

「あれ?なんか前より部屋狭くなってない・・・?モチベーションアップどころかダウンしそう・・・」
「部屋の中がなんだかかえってがちゃがちゃしたような・・・」

というように、思ったよりすっきりしない模様替えになってしまいます。

ですので、模様替えをするときは、

・なぜ変えたいのか
・どう変えたいのか
・変えようと思った原因をきちんと解決できる模様替えになるか
・変えたことによって弊害はないか

などをあらかじめ考えてから行動することをお勧めします。

間違っても私たち夫婦みたいに、とりあえずやってみよう!はしないように(笑)
とりあえずやってみよう!で、必ず失敗するとまでは言い切れないけれど、大体、

「なんか疲れた。もうソファーはここでいいんじゃない?ここしか置けないし」

などと妥協する心に毒されてしまいます。そうなると結果、動線を無視した場所に家具を置いてしまい、後々苦労する羽目に・・・。

たかが模様替え。されど模様替え。
家具の立場からしたらお引越しといっても良いわけですから、自分達が引っ越すときと同じくらいのテンションで臨むべきかもしれませんね。

ちなみに、リモートワークが定着してきたこのごろ。
お部屋の模様替えをめぐって思わぬ事態が起こることも・・・。
次章にてお話させていただきます!



2. 離婚危機になりがち。リモートワークと模様替え

リモートワークが導入されてきて、リビングの一角にワークスペースを設けるご家庭も多いかと思います。実際、ワークスペース増設に伴い、家庭用デスクの売上も伸びているようですね。
ただ、在宅ワークが肯定的に捉えられている一方で、ワークスペースの増設、家具購入が思わぬ家庭内トラブルを招く場合も。

模様替え3

本日は、ワークスペース確保によってあわや離婚、を経験した友人、Yちゃんについてお話します。

Yちゃんの家は子どもがおらず、夫婦それぞれに外で正社員として働く共働き世帯です。
しかし、このコロナ禍において二人ともが在宅勤務になったそうです。
2LDKではあるけれど、それほど余分なスペースが多いというわけでもなかったというYちゃんの自宅ですが、お互い仕事をしないわけにもいかず、リビングにワークデスクを置こうということで話がまとまりました。
とはいえ、入れられる机はせいぜい1台。仕方なく1台の机を時間差で使おうということになりました。

そして、問題が発生しました。

リビングに置くワークデスクについて、意見が分かれてしまったのです。
Yちゃんはリビングにおいても雰囲気が壊れない木の素材のデスクを導入したい、と言ったのに、夫は会社と同じような環境で仕事をしないとだれてしまうから、スチール製の事務机がほしい、と一歩も譲らなかったのです。

話し合いは平行線をたどり、結局、1台の机を二人で共有すること自体諦め、Yちゃんは木のワークデスクを、旦那さんはスチール製のデスクを購入しました。
が、もちろんリビングには2台も置けません。ここでももめましたが、そのときは旦那さんが折れ、リビングにはYちゃんの机を、寝室に旦那さんのスチールデスクを入れることで一応の決着はみました。

けれどこの一件から、二人の間に隙間風が吹き始めます。

Yちゃん
「旦那が折れてくれたことには感謝はしてるよ。けど、旦那の机が寝室にあると、夜遅くまでパソコンに向かってる旦那を横目にベッドに入って寝ることになるじゃない?落ち着かないやら、眠れないやら・・・。正直、夫婦しんどいって思ってきた」。

対する旦那さんも、折れたものの、リビングを譲り、寝室にデスクを入れたことにやっぱり不満はあったようで、折に触れてYちゃんに愚痴を言ってくるとか。

そんな状態が続いているせいか、ここ数か月あんまり会話らしい会話もなくなってきたと悩んでいたYちゃんですが、緊急事態宣言が解除され、元通り旦那さんが会社に通うようになったおかげで、適度な距離感が戻り、離婚まではしなくて済んだ、と笑って報告してくれました。

どんなきっかけで夫婦や家族が壊れるのか。それは一概には言えないものの、模様替えというちょっとした変化がそのスイッチになる場合もあります。
今回でいうなら、リモートワークという慣れない状況を二人で乗り越えることを第一に考えるべきだったでしょう。自分と相手、双方の仕事のしやすさを念頭に、デスク選び、配置を検討していれば、居心地の悪い数か月間を過ごさずに済んでいたかもしれません。

Yちゃん自身、
「あんなに意地を張らず、旦那さんの意見もちゃんと聞いてあげてれば良かったかもしれない。リビングにスチールデスクが合わないから反対していたけど、リビングの一画をパーテーションでセパレートして使えば、違和感なく置けたものね」
と反省していました。

この話はどちらが悪い、という話ではありません。

ただ、自分が思うやり方が一番と考えず、相手と話し合い、着地点を探すことが家族でする模様替えにおいてはやっぱり重要なんだな、と感じさせるエピソードでした。



3. 実はいろいろ。模様替え手法

と、前章まで模様替えの心構え的なお話をしてまいりました。
確かに理想的な模様替えには思いやりや心構えは大事!
でも、そんな張り切ってやらなきゃ模様替えはできないのか、というと、模様替えのすべてが体力気力を使うものばかりではありません。

部屋の雰囲気をチェンジしてみたい。

そんなちょっとした思いから起こす行動もまた、模様替えといえるはずです。

というわけで、家具の大移動がなくても部屋の雰囲気を変えられる模様替え手法を探してみました!

① カーテンやラグの色をチェンジする
② ウォールシールで部屋をデコレーションしてみる
③ 照明器具を変えてみる

では一つずつみてみましょう!

①  カーテンやラグ、ベッドカバーの色をチェンジする

実は一番手っ取り早い部屋の模様替えがこれ!
これまで白やベージュなどのナチュラルカラーがベースだった部屋にチェック柄やボタニカル柄など柄物を取り入れる、といったチャレンジをするだけで部屋の雰囲気が一気に変わります。
しかも部屋の床や窓を覆う布は面積も広いので、部屋全体の雰囲気を変えるのに実に効果的。
家具はまったくそのままなのに、変える前とは明らかに部屋の空気が変わります。
家具を動かす模様替えよりも断然手軽なのも嬉しいところですね!

模様替え4

②  ウォールシールで部屋をデコレーションしてみる

カーテンやラグよりも安価でさらに手軽なのがこの方法です。
ウォールシールは100円ショップやホームセンター、ネット通販で簡単に入手できるし、壁に貼っても剥がしやすいのが実に嬉しいところ!
賃貸でもこれなら安心です。
実際、我が家も取り入れていて、玄関には季節ごとのお花のウォールシールを、書斎にはリーフ柄のシールを、寝室には星の形のシールを、というように部屋ごとにウォールシールで飾り付けをして楽しんでいます。
ちなみに、時計の文字盤がシールになっていて、針を貼りつけることで時計になるウォールクロックステッカーというものもあります。壁掛け時計をかけるのではなく、壁掛け時計を作る感覚が味わえて楽しいですよ♪

模様替え 5

③  照明器具を変えてみる

光のマジック、なんて言葉がありますが、これは実にその通りで、白い壁に白熱灯の光を投げかけるとなんだかオレンジっぽく見えたり、逆によく使われる蛍光灯の明かりを当てると白が際立って見えたりしますよね。

また、明かりが上から注げば部屋全体が明るく見えるし、関節照明で下から照らせばどことなく懐かしいようなしっとりした空気が作れます。

模様替え 6

十年ほど前に住んでいた部屋での話ですが、私の前に住んでいた人がイタリアの方だったとかで、強い日本への憧れがあったからなのか、部屋の照明の傘が紙でできた行灯風のものになっていました。

私が持っていた家具はほとんど洋風の家具だったのに、その照明が一つあるだけで、なんだか和風の雰囲気が部屋全体に広がっていたことを今でも覚えています。
それくらい、照明もまた存在感が強い家具なのです。

大きな家具を動かしたり、家具を買い替えたりの模様替えはなかなか体力を使いますが、存在感の強い家具や設備をチェンジするだけなら、体力はそれほど必要ありません。お部屋の雰囲気作りの手段として、こうしたプチ模様替えを試してみるのはいかがでしょうか?



4. 終わりに

最後に、私が考える模様替えのメリットについてお話します。

・大掃除ができる
・悩み事があっても忘れられる

家具の移動が伴う模様替えをすると、驚くほど埃が出ます。それこそ我が家のワンコ、3匹分くらいの埃がわんさか出ます(笑)
なかなかこんな大掛かりな掃除はできませんから、模様替えの機会は貴重です。
また、大規模にせよ小規模にせよ、模様替えは案外頭を使う活動です。
なので、仕事や人間関係でパンクしそうに悩んでいるときほど、模様替えは挑戦すべきかもしれません。模様替えをするという一つの目標に向かってシンプルに頭を使うことで、悩みに割いていた脳の領域が一度リセットできますからね。

私自身、もしかしたらこれらのメリットゆえに模様替えを求めて求めてやまないのかも。

特に新型コロナウィルスのために先行きが不透明なこんなとき、ふと気がつくと暗いことを考えてしまいます。
考えてもどうにもならないことをぐるぐると悩んでしまいます。

でも、結局は悩んだところでどうにかならないことがほとんどです。
だとしたら、悩むために使っていた頭を自分がより良く暮らすためにどうしたら良いかを考えるために使ってみる方が有意義ですよね。

「この机、ここに置くと、外が見えて気持ちよくリモートワークできそうだな」
「もうすぐ冬だし、部屋全体の体感温度がちょっと上がってみえるような色にカーテン変えてみようかな」
というように♪

面倒なことも多いけれど、モチベーションアップの起爆剤にもなる模様替えを、皆さまも楽しく生活に取り入れていただけたら幸いです。

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