ゴミ収集所トラブルと戦ってみました

皆さん、こんにちは!
ときどき名言を発する旦那さんとおっとりおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

実は私、昨年お引越しをしました。
新しいところに越してきて、10か月ほどになります。

住み心地は上々。
駅からも徒歩十分で行けるし、CMでやっているような巨大ショッピングモールにも歩いて行けちゃうし、ご近所さんも顔を合わせば笑顔で挨拶をかわしてくれる人ばかりだし。

ぶっちゃけ、全然問題はなかったんです。
そう、つい先日までは。

今日お話したいのは、順風満帆だった生活を密かに脅かし始めた脅威と、それに対抗するために私が取った処置についてです。

ゴミ収集所トラブル



1. 事件の始まり

ことの発端はある日の朝。
燃やせるゴミを手にゴミ出しのためにゴミ収集所へ向かったときでした

私の住んでいる集合住宅のゴミ収集スペースは、建物の敷地の端にコンクリートで簡単に囲う形で設置されており、決められた時間に入居者が各々捨てに行くタイプの収集所でした。(↓このイメージ写真みたいな感じの収集所です)

ゴミ収集所トラブル 2



緑が豊かで鳥も多いことを皆知っているので、時間外に出す人はまずいない、優良な環境だと思います。

しかし、その朝は違いました。

今日は燃やせるゴミの日のはずなのに、蛍光灯がごっそり捨ててある!!!!
丸いタイプのものが3個!

こんなことはこれまでなかったのに!

なんてこった!と思いつつ、私は手にしたゴミを収集所に置き、自宅に戻ると、出勤前の髭剃りにいそしむ旦那さんにまくしたてました!


「ねえねえ!ちょっと聞いてよ。ゴミ捨て場に蛍光灯が捨ててある!今日燃やせるゴミの日なのに!」
旦那さん
「・・・・・へーえ」

・・・リアクションが薄い!


「おかしいじゃん!今日はも・や・せ・る!ゴミの日なんだよ?」
旦那さん
「うん。で?」

「で?じゃないよ!しかも1個じゃないんだよ?3個だよ?
これまでうちのマンションの人、みんなちゃんとしてるって感じだったのに、ついに反逆者が!」
旦那さん
「反逆者って・・・。ゴミ出しの日、間違えただけだろ。そういうの正義の押し売りって言うんだよ。大方、あれじゃない?2階に引っ越してきた人いたじゃん。あの人、まだ曜日がわかってないんだろ、きっと」

・・・なるほど。
普段、あきらかに道理が通らないことを言う旦那さんにしてはまさかの正論です。
私ってば、自分だってゴミ出しを間違えることがないとは言えないのに、反逆者扱いとは。反省です。

旦那さん
「まあ、多分、気が付いたら持って帰ってちゃんと蛍光灯の日に改めて出すさ。ここの収集所はみんなで綺麗に使ってるし、さすがに気が付くだろ」

「それもそうか・・・。髭剃りの邪魔してごめんね」
旦那さん
「ほんとだよ。あんまりでかい声出すから、もみあげそり落としちゃうかと思ったよ」

そいつはいけない。
ただでさえ少ない毛が私のせいでますます少なくなるところでした・・・。

と、いうわけで、その日はそれで収まったのですが、旦那さんの予想に反し蛍光灯は引っ込められることはなく、結局、蛍光灯回収の日に回収されていくまで雨ざらしで放置されることとなりました。

正直、ものすごくもやもやしたのですが、まあ、引っ込めるのが面倒だったとかそういうことかな~、と思っていたのです。
けれど、その日から私たちのマンションのゴミ収集所が少しずつ荒れていったのです。

ゴミ収集所トラブル 3



2. 連鎖が始まる

蛍光灯のことがあってしばらく経ったある日。
この日も燃やせるゴミの日だったのですが、そこで気が付きました。

今度は指定のゴミ袋ではなく、近所のスーパーの袋に入れたゴミが出ている!!
しかも今日回収されないプラゴミと生ゴミが混在した状態が透けてみえる!

私の住まう地域は、指定のゴミ袋に入れてゴミを出さないと、収集車が回収をしてくれません。持っていかれないゴミ袋には「指定のゴミ袋に入っていないので回収できません」という内容の紙が貼られ、放置されます。

こいつは困ったことになった、と私は再び、髭剃りにいそしんでいる旦那さんのところに走りました。


「大変だ!今度は指定袋に入れていない生ゴミが出ている!不届き者がおるぞ!」
旦那さん
「・・・・」

だから不届き者とか人のこと言うなって。曜日の間違いだろう、と今度も叱られるかな?と思いましたが、なぜか今度は違いました。

旦那さん
「なんだと?!それは許せん・・・」

「こ、今度はさすがに問題よね?」
旦那さん
「当たり前だろう!俺たちだって買いたくもないのに高いゴミ袋買って出してるんだぞ?!そんな俺たちを差し置いて、無料で出させてたまるか!」

・・・・なんか、違う。
怒りのポイントがせこいです。

ただ、旦那さんの言うことも一理あります。
実際、私たちの住まう地域では生ゴミや再生不可能な紙ゴミなんかを出すときは市の決めた有料のゴミ袋に出して出すように定められているのです。
引っ越してきた当初、それがどうにも慣れなくて、

「今までの地域では無料で出せてたのに・・・」

と、住み始めて2、3か月くらいはもやもやしていました(;’∀’)

まあ、こうして有料の袋を使うことによってゴミの排出量が減り、環境に役立っているらしいことを市発行の広報を見てからは、これも大事なことよね、と納得したものですが。

ただ、今回のゴミ捨ての状況を見て、私は妙な違和感を覚えたのです。
仮に前回旦那さんが言っていた通り、引っ越して来たばかりの方が間違えて出しているのだとしたら、今回の生ゴミのような出し方が彼らが引っ越してきてすぐの段階で目についていたのではないだろうか、と。

真相はわかりませんが、私たちがここに住み始めて10か月、こんなことは一度もなかっただけに、なぜこうなったのかがとにかく気にかかりました。

とはいえ、当面の問題は捨てられてしまっているあのゴミ袋です。おそらく回収されないだろうけれど、それを見て捨てた人が持ち帰ってくれればまあ、一件落着です。
旦那さんは憤っていましたが、とりあえず静観することにしました。

しかし・・・ゴミ袋は何日経っても、次の回収日にも、持ち帰られることはなく、また、私たちの住むマンションの管理会社は月2回程度の清掃にしか訪れなかったこともあって、ゴミは放置され続けてしまいました。

そしてそれが、連鎖を呼んでしまうことになったのです。

問題のゴミが投棄されてから2週間後、再びゴミ収集所に訪れた私は唖然としました。

今度はペットボトルが無造作に投げ入れられている・・・。
しかもキャップもラベルも剥がされない状態で・・・。

三たび、私は旦那さんのところに駆け戻りました。


「大変だ!今度はペットボトルが投げ込まれている!1本だけど」
旦那さん
「・・・・ついに来たか」

ん?
ついに来たって?

旦那さん
「一度荒れると真似して捨てる人って出て来るんだよ。ただ、今度の件で少し見えてきた。やはり俺たち住人の中に犯人はいない。外部の通りすがりのやつが捨てている!」

「・・・・」

・・・名探偵が旦那さんに降臨したようです。
まあ、名探偵の言う通りなのかもしれません。住人がペットボトル1本だけを投げ込むなんてことは、ないとはいえないけれど、あまりしないように思います。

そして、その日を境に、空き缶、煙草の空き箱、食べ終わったおにぎりのフィルムなどが投棄されるようになってしまったのです。

ことここに至って、さすがに放置はできません。私は動き出すことにしました。

ゴミ収集所トラブル  4



3. とりあえず管理会社に連絡してみた

まあ、動き出すと言っても、犯人を突き止めお灸をすえるなんてことはさすがにできそうにないので、地味に管理会社に電話をしてこれまでの経緯と、今後同じことが起こらないようにするためにお願いしたいことを伝えてみることにしました。

電話でお願いしたいな、と思ったのは次の二つです。

・入居者以外がゴミを捨てにくいように張り紙をしてほしい
・従来のゴミ収集所はコンクリートで三方を囲ってカラス避けネットがあるだけ。これでは投げ込まれやすいので、天井に屋根かネットを張るか、コンテナにしてほしい。

ゴミ収集所トラブル  5



電話口に出たのは初老と思しき男性でしたが、私の話を聞いた後、おもむろにこう言われました。

男性
「とりあえず、掃除しにいきますわ~。現状を見てそれからってことで」

「は、はあ・・・・」

確かに電話だけでどうにかしてくれるとも思ってなかったし、まあいいか、と思ったのですが、そこから先が長かった。

ちっとも掃除に来る気配がない!!

管理会社も忙しいのだろうから仕方ない、とは思っていたものの、さすがに徐々''''に荒れていくゴミ収集所に耐え切れなくなり、私は諦めて掃除をすることにしました。


「考えてみれば自分たちの住んでるとこだもんね・・・。掃除を待つのも変な話だわ」
旦那さん
「待て待て待て!管理費払ってるのにその考えはおかしいだろ。どうしても掃除するというなら、現状を写真に収めてから掃除しろ!掃除した後に管理会社が来て、『全然、綺麗じゃないですか~』とか言われたら腹立つだろうが!」

なるほど!確かにその通りですね。
とりあえず旦那さんの言う通り写真を撮ってから掃除をすることにしました。悲しかったけど。
自分で買った有料のゴミ袋を人のために使うのが悔しかったけど!(←けちな私)

しかし、掃除したのも束の間、再びおにぎりのフィルムが捨てられているのを目撃したとたん、さすがに私も切れてしまいました。


「ダメだ!また捨てられてる!もう24時間見張るしかないのか・・・」
旦那さん
「いくらなんでもそれは無理だろ。それよりは管理会社にもう一度連絡してせっついた方がいいだろう。捨ててるのが一人とは限らないんだから」

「でもこの間電話したけど、なんかのらりくらりで・・・」
旦那さん
「うちだけが文句言ってるからいけないのかもしれない。ご近所さんにそれとなく相談してみろよ。みんなで訴えればなんとかなるかもしれないぞ」

確かにそれもそうか!
挨拶程度しかしないからどきどきだけど、とりあえずみんながどう思っているのかは聞いてみるのもいいかもしれない。

というわけで、私の家の下の部屋に住んでいるAさんと顔を合わせたとき、思い切って聞いてみました。


「最近、ゴミ捨て場、荒れてるなって感じしません?」
Aさん
「あ、確かに!なんか汚れてるな~って気になってました。あれ、どうしたらいいんでしょうね」

「一度管理会社に電話したんですけど、あんまり動いてくれる感じじゃなくて。コンテナにしてほしいな~って言ってみたんですけど」
Aさん
「コンテナ!いいですね!そうなったらいいだろうなあ」

と、思ったより好感触。Aさんも管理会社に連絡してみる、とまで言ってくれました。

そしてこの行動が功をなしたのか、数日後、管理会社から電話がかかってきました。

「現状確認しまして、張り紙とコンテナを、あと防犯カメラも設置することにしますので」。

防犯カメラまで?!

ゴミ収集所トラブル  6



驚いている私に、前回連絡したときに電話に出た男性とは違う、柔らかな声の女性は言いました。

「はい。実は他の入居者様からも何件かご連絡いただいて。写真を残しておられた方もいらっしゃって。さすがに放置しておける状態ではないと判断しました。長らくご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」。

後で聞いた話ですが、あの後Aさんが他の入居者の方とも話をして、みんなで管理会社にかわるがわる電話をしてくれたようなのです。
中にはメールで写真の提出までしてくれたお宅があったとか。

ここに引っ越してきてよかった!と心の底から思いました。

そして数日後、コンテナと「入居者以外使用禁止」の張り紙、そしてカメラが設置されました。

そうなってからは不法投棄はされていません。



4. 終わりに

取りに足らないような小さな事件ではありますが、今回のような収集所がらみのトラブルは地味にストレスになりますよね。
しかも暑い時期にこうしたトラブルがあると害虫の心配もありますし、些細なことでは片付けられないな、と改めて思いました。

しかし、今回の一件で以下を学びました。

・誰が捨ててるんだ!を推理し過ぎると逆にストレスになるので、捨てられないようにするにはどうしたら良いかを考えた方が建設的
・一度荒れると連鎖的に荒れやすいから普段から気を使ってゴミ捨ては行うべき
・管理会社に連絡する際は、言葉だけではなく根拠となる画像があると対応が早い
・住人同志、協力しあって解決方法を考えるのって大事
ここに住んで、一人じゃないんだな、と思えたことがとにかく大きかったな、と感じます。

ゴミ収集所トラブル   7



とはいえ、しなくて良い苦労と言えばそうなので、次に物件を探す際は以下もポイントとして探してみたいと考えています。

・害獣、害虫防止策が徹底している(コンテナが設置されている)
・ルールを破りにくい環境作りができている(防犯カメラ、注意喚起の張り紙などが設置されている)
・人通りが多い通りに面した場所にゴミ収集所がない(通りすがりに捨てられるのを防止する対策を講じている)

というわけで、今回はヤマダ家を襲ったちょっとした事件についてお話させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
これからお部屋を探される方、お引越しされたばかりの方、はたまた物件をお持ちのオーナー様など、同じような悩みをお持ちの方にとって、我が家の体験が少しでも参考になれば幸いです。

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