ゴミ箱、なくちゃダメですか?

皆さん、こんにちは!
俺流のこだわり強めの旦那さんとおじいさんなのに悪戯大好きチワワと暮らす主婦、ヤマダです。

今日のテーマはゴミ箱。
ということで一つ質問です!

皆さんのお宅にはゴミ箱、ありますか?

・・・ありますよね!
なんやその質問!と突っ込まれそうです。

そう、家庭内においてゴミ箱は必需品。
ない家なんてほぼない。

うちもそうです。
でもね、この間友人と話していて、こんな会話が飛び出したんです。


「うちさあ、旦那さんがゴミ箱をとにかく自分の傍に置いておきたいタイプの人でね。この間ついに一部屋に二つ置きたい、って言いだして・・・」
Aちゃん
「二つもいらんやろ(笑)」

「だよね~!一つすでに部屋の中にあるんだから、ちょこっと歩くとかさあ・・・・」
Aちゃん
「っていうか、部屋にゴミ箱なんていらなくない?」

「え?!」
Aちゃん
「うちには各部屋にゴミ箱なんてないよ? あるのは台所に一か所だけ」

なんですと?!
え、これ普通?もしかしてうちが遅れてる?!


「そ、それで事足りるの?」
Aちゃん
「足りる足りる(笑)。そもそもゴミ箱がなかった、なんて時代もあるくらいだし」

「そんな時代あったの?
・・・いやそれも気になるけども!部屋にゴミ箱ないと不便じゃない?」
Aちゃん
「もちろん部屋数が両手の指超えるレベルであるような巨大な家ならゴミ箱をもう少し増やさないと絶対不便だけど、うちみたいな親子三人、3DKの家にゴミ箱はそんないらないでしょ。むしろ、ゴミ箱はない方が良いこともいっぱいあるよ?」

ゴミ箱がなくて良い理由?!

というわけで!今日はゴミ箱の存在にかかわる記事になりそうな「ゴミ箱、なくちゃだめなのか?」についてお話していきたいと思います!

ゴミ箱



1. そもそもゴミ箱はなぜ生まれたのか

Aちゃんと会話をしていて気になる部分が実にたくさん出てきました!

まずはここ!

「ゴミ箱がなかった時代があったらしい」発言について

そんな時代があったのか?!

気になったのでそもそもゴミ箱っていつから生まれたのか調べてみたところ、ゴミ箱の歴史が思ったより浅いことが判明しました。

日本初のゴミ箱が生まれたとされる年はなんと明治33年。西暦だと1900年。

この年に制定された「汚物掃除法」により土地建物の所有者が清掃管理することが義務付けられたのが始まりとされています。当時はゴミ箱という名称ではなく、塵芥箱(じんかいばこ)と名付けられていたとか。
もっとも明治初期には政府ではなく、自治体が中心となってお触れを出し、衛生管理に従事していたとされる文献もあるので、もしかしたらもうちょっと早くゴミ箱というものは存在していたのかもしれません。
いずれにしても、現代のようにきちんとゴミを各家庭でまとめ行政が回収するという流れが生まれたのが明治時代であったという事実に、かなり驚かされました。

いやそれにしても、きちんと法で定められる以前ってゴミはどうなってたんだ?と気になったので調べてみると、明治より前はそもそもあんまりゴミを出さない生活ぶりであったことがわかりました。使えるものは限界まで使うようにしていたんですね。
それでもどうしても出てしまうリサイクルできないものは河川や空き地に捨てる、野焼きするスタイルだったため、衛生状態はかなり悪かったようです。
実際、明治時代に汚物の処理や清掃について法律を定めるようになった原因は、コレラなどの伝染病がはびこってしまい、衛生管理を早急にする必要があったためとのこと。

こうして考えてみると、ゴミ箱とは単に不要なものを捨てる、という意味合いだけではなく、不潔なものを隔絶する、衛生管理の意味合いも強いものだったのだと改めて思い知らされます。

そんな意義あるゴミ箱なのにどうしていらないという意見が出て来るのか。
次章で考えてみたいと思います!



2. ゴミ箱を分散しないメリット

ゴミ箱を各部屋に分散しないタイプの友人Aちゃんによると、ゴミ箱を少なくするメリットにはこんなものがありました。

① 小さなゴミ箱を集めて大きなゴミ箱に捨てるのは手間がかかる
② 回収漏れが発生することも
③ ペットや子どもの悪戯を減らせる
④ 部屋に閉じこもらず、リビングで団らんを楽しむ空気が作りやすい

一つずつ見てみましょう!

① 小さなゴミ箱を集めて大きなゴミ箱に捨てるのは手間がかかる

この意見が出てきたのはAちゃんが主婦だからこそかもしれません。
ゴミをまとめて指定のゴミ捨て場に出す一連の動作をする人間からすると、ゴミ箱が多ければ多いほどたくさん室内を歩き回らなければならず、時間も手間もかかるからです。

これはAちゃんならずとも私も同意見です!うちは前述の通り、旦那さんがゴミ箱を手元に置きたがるタイプのため、回収するゴミ箱が実に多いのです。3DKなのに7か所ある。これは確かに多いかも。

しかも、ただ小さなゴミ箱を大きなゴミ箱に移せば終わりかというと、案外そうでもないんですよね。
なぜなら、

部屋に備え付けられているタイプのゴミ箱では分別ができないため、なんでも一緒くたに入っていることがあるから!

まあ、これもその家に住む人間同士の取り決めで回避はできますが、本来燃やせるゴミだけを捨てる用の小さなゴミ箱にペットボトルが捨てられていたり、一口サイズのチーズをくるんでいたアルミ箔が捨てられていたり、なんてことが我が家では普通にあります。

分類にミスがないか確認しなきゃいけないから、手間も衛生面もちょっと疑問。
そう考えたら部屋のゴミ箱はなしにして、各自で分別をさせる方が効率的かもしれません。
掃除習慣も家族各自の身に付きそうですしね♪

ゴミ箱 2



② 回収漏れが発生することも

これは私がよくやっちゃいます・・・。
なにせ家に7か所もゴミ箱があるんですもの。忘れることもありますよね。
でも一回忘れると当然ゴミは溜まります。ゴミの中には目に見えない菌が付着している可能性があり、そうしたものが空気中に漂う原因にもなりかねません。
明治時代に行政によるゴミ回収について定め始めたのだって、長時間放置されたゴミが元で、人体に有害な菌が繁殖し、空気や土壌を汚染した上、さらなる疫病の拡大へと繋がり始めたことを問題視したためです。つまり、ゴミ箱とは本来、ゴミを処理するまで一時的に保管するためだけに存在する箱、ともいえます。
うっかりして起きた回収漏れによるものとはいえ、汚物が長時間放置されるかもしれない状態は望ましくありませんものね。

③ ペットや子どもの悪戯が減らせる

これは・・・Aちゃんに聞いて確かに確かに!!と何度も頷いてしまいました。
うちのおじいさんチワワがまさにこれなのです・・・・。
あの子はもう老犬で、成犬のときよりは悪戯の回数も減ってきてはいるのですが、昔も今もなぜか使用済みのテッシュをぼろぼろにするのが大好きみたいで、ゴミ箱の中を漁る悪い癖があるのです。

それもこれも台所に設置されているものと違い、リビングや寝室にあるタイプのゴミ箱は背丈も低く、蓋も開けやすいものが多いことが問題なのでしょう。

いや、そもそもAちゃんの言う通り、ゴミをすぐ捨てられる場所にゴミ箱を設置しなければ、悪戯もされなくて済むはずです。

以前、ワンコがまだ子犬の時分に獣医の先生から一緒に暮らすなら知っておくべき心得としてこんなことを言われました。

フライドチキンの骨は絶対にワンコが漁れるようなところに捨ててはならない、と。
鶏肉の骨は特にささくれていてワンコの喉を傷つけてしまう、ひどいときには穴が開いてしまうこともあるから、と先生は厳しくおっしゃっていました。

さすがにそうした生ごみは居室内のゴミ箱には捨てませんが、無意識のうちに捨てているものがペットや子どもを傷つけてしまう原因にならないとも言えません。
危険を回避する意味で、ゴミ箱を置かない、というのも抜本的解決になって良いのではないかと思いました。

ゴミ箱3



④ 部屋に閉じこもらず、リビングで団らんを楽しむ空気が作りやすい

そんなことあるかな?と考えていて、試しに読書や書き物に使っている部屋からゴミ箱を外に出して過ごしてみました。

それで実によくわかりました(笑)

自室に一人でいてもゴミはやっぱり出るわけですが、出てしまったゴミをすぐ捨てられる場所がない場合、ゴミを処分したくて処分できる場所、うちだったら一番近い台所へ出てくるものなんだな、と。

人にもよるかもしれませんが、ゴミ箱でもない場所にゴミを放置するのはやっぱり嫌なものなのですよね。なので、ゴミが出たらすぐ捨てに出てきます。
で、出てきたついでの旦那さんとの会話も増えたような。

Aちゃん曰く、
「子どもも大きくなってくると部屋にこもりたくなるものなんだけど、ゴミ箱のことがあるからちょいちょい出て来るの。そうするとそこで会話も生まれる。
うちはそこまで狙ってゴミ箱を部屋から撤去したわけじゃないとはいえ、今の子どもの様子を見るとゴミ箱なくして良かったなと満足してるよ」

家族間のコミュニケーションの一つとしてゴミ箱をあえて減らす、というのも面白いかもしれませんね。

ゴミ箱4



3. 風水ではゴミ箱は空気清浄機的存在?!

ゴミ箱はゴミを入れるもの。つまり不浄のもの、だからなくてもいい!

という結論に達しそうですが、風水だと意外とそうでもないようです。
なぜならゴミ箱とは衛生的な生活を保つために存在するから。
風水的にいえば、不浄を封じ込め、気を浄化するために存在しているから。
気を浄化・・・・。まるで空気清浄機のようです。

そう考えてみると、分散まではしなくても散らかりやすい部屋にピンポイントでゴミ箱を設置しておくのは重要かもしれません。

ちなみに風水で考えたとき、ゴミ箱は「蓋つきのもの」「大きすぎないもの」が良い、という考え方があるようです。
蓋がないと不浄の気が漏れてしまうから蓋つきが良く、不浄の気をあまりにため込んでおくのも気が淀んで良くないので、こまめに捨てざるを得ない小さなタイプが良い、ということのよう。

ゴミ箱 5



不浄の気も確かに問題ですが、衛生面から言っても蓋つき・コンパクトタイプのゴミ箱には賛成です。
そもそもゴミ箱は不要、不潔となったものを入れる箱なのですから、オープンになったままでは臭いや菌などが空気中に漏れ出る危険もありますからね。

風水はつかみどころがない占いのように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その考え方をみると普段の生活によりそったものがとても多いです。
清潔な生活空間を確保する手段としてゴミ箱を設置し始めた、という歴史の流れを見ても風水の考え方に合致していますものね。

4. 終わりに

今回、ゴミ箱について考えていて思いだしたことがあります。
会社勤めをしていた当時、自席にゴミ箱を置かないという方針に変わり、ゴミを出さない努力をするよう求められていたことを。

ここ最近は会社だけではなく、家庭でもゴミ箱を置かない、あるいは置いても最小限にする、というようにゴミをできる限りコンパクトにする動きが多く見られます。
レジ袋有料化も始まっていますし、ゴミ箱にレジ袋をかけて使用するのも経済的ではなくなってきた今、ゴミ箱を思い切って撤去していくのも有効かもしれません。

ちなみに、家の中にゴミを置きたくない、という思いを叶えてくれる住宅も存在します。

それは、24時間ゴミ出し可能と謳うマンションです。
こうしたサービスがあるマンションであれば、思い立ったときにすぐ捨てられるのでゴミ箱が少なくても安心ですよ♪
中でも各階にダストシュートを設けたタイプのマンションなら階下まで下りる必要すらなくなり、ゴミにまつわるストレスはかなり軽減されます。
これからお部屋を探される方はぜひ、参考になさってくださいね!

また、マンションをお持ちのオーナー様も、24時間ゴミが出せるというのは入居者にとってかなりのメリットですので、入居者獲得の一つの手段として設備の検討をされてみてはいかがでしょうか?

ゴミ箱 6



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