引っ越し族の主婦がこれはあかん、と思った部屋

皆さん、こんにちは!
転勤族の夫とおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

さてさて、今日は私がこれまで住んできた、あるいは部屋探しの過程で出会った部屋の中で、「これはちょっとあかんやろ」と思ったお部屋についてお話したいと思います。

「ダメな話聞いたって仕方ない」と思われるかもしれません。
けど、マイナス部分を知っていれば、プラスへ近づくきっかけにもなりますし、もしお部屋を売りたいと思われている方であれば、購入者の目線から弱点を知るきっかけにもなりますので、ぜひお付き合いいただければと思います。

では、いってみましょう!

あかんと思った部屋

1. トイレの位置があかん部屋

これね・・・・実は今、住んでいる部屋がまさにこれなんです(笑)
いや~、これだけいろいろ引っ越しをしているのに、なんで気づかなかったのか・・・。
本当に反省したい。

私の住んでいる部屋は玄関を入ってすぐダイニングキッチンがあります。そしてそのキッチンの左手に洗面所とトイレがあるのです。
ダイニングキッチンと洗面所とトイレを区切るための、簡単なカーテンがつけられるようになっているので問題ないかな、と思って住み始めたのですが・・・。いや、結構駄目でした(笑)

問題点が浮き彫りになったのは、友人が引っ越し祝いにやってきてくれたときのことです。
近くに大きな商業施設もあって、美味しいものがたくさん売られていたので、みんなで商業施設をぶらついて我が家で調理して食べよう!という話になっていました。

さて、調理開始!
みんなでわいわい言いながら、キッチンの大きなテーブルで食材を切ったり、オーブントースターで焼き色をつけたりしている最中、友人の一人Aちゃんが言いました。

「トイレ借りていい?」
「いいよ~。トイレはそこのドアね」

とトイレに案内し数分後・・・。聞こえてはいけない音が聞こえてしまい、なんとも気まずい空気に・・・。

そうなんです。トイレと居室があまりに近かったり、トイレ前にもう一枚扉がなかったりすると、音がダイレクトに聞こえてしまいやすい!
もちろん、Aちゃんが出てきたときは素知らぬふりをしましたが、このトイレの位置はあかんやろ!と強く感じました。

皆さんもお部屋探しの際は、トイレがなるべく居室やキッチンから隔絶された場所、あるいはトイレ自身のドア以外にもう一枚、トイレと居室を分ける扉が設置されたお部屋を選ばれることをお勧めします。

あかんと思った部屋 2

2. 脱衣場が狭すぎてあかん部屋

二番目はこれ。
お風呂の傍に洗面台があるタイプってわりと多い間取りですよね。で、そんな洗面所スペースを脱衣所として使うケースが一般的ではないでしょうか。
洗面所の片隅に脱衣籠を置いたりなんかしてね。

しかし・・・。私が以前住んでいた部屋は実にそのスペースが狭かった・・・・。
それ以外のキッチンや居室、お風呂やトイレは広いんです。
が、お風呂と向かい合わせに作られた洗面所スペースがなんとも狭い。1メートル四方程度しかない。
まあ、なんとかなるか?と思って住み始めたものの、脱衣籠を置くスペースがないので、
(試しに置いてみたら、脱衣箱の傍でつま先立ちで服を脱ぎ着しなきゃいけない程度のスペースしか確保できなかった(-_-;))、折り畳み式の脱衣籠を用意して、使うときだけ広げて、それ以外のときは畳んで洗面台の横の隙間に仕舞うという生活を送りました。
脱衣所に置きたい体重計も当然狭すぎて置けないので、キッチンの片隅に置くことになり、風呂上がりの旦那さんが、肥満気味のお腹をぷるぷるさせながらキッチンの片隅で計量しているという異様な光景が日常に・・・。

狭いかな、という思いはあったものの、脱衣所スペースに置くものがどれだけあるのか、このスペースでそれらすべてを置けるのか、もうちょっと事前に想定していれば良かったな、と感じた物件でした。

あかんと思った部屋3

3. 洗濯機置き場があかん部屋

今時の住宅は、洗濯機置き場が中にある物件が多くなってきましたよね。
外置きだと音の面で隣近所に迷惑がかかりそうだし、なにより洗濯機の劣化が中置きの数倍のスピードで進みますから。
実際、独身時代住んでいたアパートの洗濯機置き場はベランダだったのですが、太陽がよく当たる場所に置いていたせいか、洗濯機のプラスチックの蓋の劣化が進んでしまい、一番プラスチックが薄かった部分が割れて、蓋に穴が開いた状態になってしまったこともあります。
洗濯機カバーというものもあるので、外置きでも私のようにならない対策は可能でしょうが、外置きが中置きよりも面倒なのは確かです。
(洗濯物を即座にベランダに干せる、というのはかなりのメリットですけどね)

とはいえ、中置きだからって万事問題なしかというとそうでもなくて、一人暮らし用のアパートやマンションでよくある、玄関に置くタイプだと、極端に玄関が狭くなり、圧迫感に苛まれることもよくあります。
が、もちろん他にも問題だな、と思う洗濯機置き場はあって、私がここに洗濯機はどうなんだ?と思った場所は、ずばり、キッチンの真向かいです。

最近の住宅は家事の効率化を考えて、洗濯機置き場とキッチンが近いという間取りも多いです。
確かに、料理の手がひと段落ついたところで、洗濯物を洗濯機から出して干しに行く、というのは無駄がなくていいな、とは思います。
だがしかし!洗濯機がキッチンの真向かいってことは、洗濯をしているときの洗剤の香りが、料理をしている私の鼻先をくすぐるわけで・・・。
正直、料理に集中できない・・・。
また、洗濯機置き場がキッチンの真向かいの場合、油汚れが洗濯機にも及んでしまいます。
さすがに洗濯機をそのまま油汚れの脅威に晒してもおけまい、と思って、簡易的なカーテンを洗濯機置き場に取り付けたのですが、そのカーテンが汚れる速度が実に速く、洗濯機がむき出しだったらどんなことに・・・と憂鬱になりました。

家事の動線は良いにこしたことはありません。が、洗濯機とキッチンのようにあくまで別の家事であるものが近くにある場合、間仕切りがしっかりしていないと余計な家事が増えないとも限りませんから、お部屋選びの際は注意が必要だと思います。

あかんと思った部屋 4

4. 直線が過ぎる間取りがあかん部屋

次に私が、この部屋あかんな、と思った物件は縦繋ぎにお部屋が配置されたものです。
図面で見たとき、部屋と部屋が上下に連なっていて、横の移動が少ないお部屋ですね。
こうしたお部屋に実際に住んでみたことがありますが、ちょっときっつい(笑)

なにがきついって、縦繋ぎのおうちって、どこに行くにも全部の部屋を通らねばならず、プライバシーなんてあったものじゃなくなっちゃいますからね。
じゃあ一人暮らしならそれほど不便はないってこと?と思われるかもしれませんが、配置次第では一人暮らしでもどうだろう、と思ったりします。

私が縦繋ぎの部屋に住んでいたのは、本当に若いころ。お金もなくてできるだけ安い部屋を、と思って探していて、巡り合ったのがその部屋でした。

この部屋、玄関入ってすぐがキッチン、奥に進むと四畳半の洋室、さらに進むと六畳の和室と連なっていて、最奥の六畳のお部屋がもっとも日当たりが良かったので、そこをリビングダイニングのように使い、手前の四畳半を寝室にして使っていました。

が、キッチンが一番手前なので、作ったご飯を持って毎回寝室を通らないといけなくなるという難点が・・・・。
まあ、一人用のご飯なので別にそれほど、と思っていたのですが、問題は友人たちと鍋をしたときです。
大きな土鍋を持って寝室を通らなきゃいけないし、そもそも、寝室を通らないと居間にも案内できない。これは当時のうら若き女子だった私としては、結構恥ずかしかった。
ベッドが寝乱れていたり、脱いだ服を放置したりできない!!(しなきゃいいのかもしれないけど・・・そんなに気を張ってばっかりいられませんがね!)

あかんと思った部屋5

もちろん、縦繋ぎのお部屋でも間取りに工夫があれば問題ないと思います。
たとえば、真ん中部分に玄関があって、その両サイドにお部屋が配置されている、縦繋ぎならぬ横繋ぎタイプなら、友達を寝室経由で居間に案内せずに済みますしね・・・。
あるいは、縦繋ぎではあるけれど、部屋の横に廊下も配置されていて、廊下を通っての部屋の移動も可能にしてあるとか。

なので、縦繋ぎのお部屋を選ばれる際は、お部屋の配置にぜひ注視してくださいね!

5. 玄関ドアがあかん部屋

玄関ドアって大事ですよね。なんといっても家の顔ですから。
ってことで、お洒落な玄関ドアが気に入って住んだ家があります。
白が基調になっていて、ドアの中央部にステンドグラスみたいな模様の入った大きなガラスが入った実に素敵なドアでした。

しかし、これ、あんまり良くなかった・・・・。
なぜなら、居留守が一切使えない(笑)(←居留守前提か!)

ガラスのこちらから漏れた光が外にも丸見えで、今日は誰にも会わないぞ!と心に決めたのに、表から、

「山田さ~ん、回覧板~! 寝てるの~?」

とご近所さんに呼ばれたり、訪問セールスがやってきて、どんな人だろう、と覗き穴を確認しようとすると、ガラス越しにこちらのシルエットが見えてしまい、

「大丈夫ですよ~、怪しくないです。少しお話よろしいでしょうか?」

とドア越しに優しく言われてしまったり・・・。
(怪しくない、と言われてかえって警戒しちゃいましたけどね(-_-;))

そういうことがあってから、ドアにガラスが施されている玄関は敬遠している私です。

もっとも、この悩みはモニターインターフォンがあれば解消しますし、むしろ玄関は暗くなりがちなのでガラスを入れた方が、光が入って明るくなるというメリットもあります。

防犯上不安も感じますが、モニターインターフォンの有無、および、玄関ドアのガラスの種類が防犯ガラスかどうかの確認をされた上で選ばれると良いと思います。

あかんと思った部屋 6

6. エアコンがつけられないあかん部屋

これは住んではいないのですが、お部屋探しのときに出会った物件の話です。
旦那さんの転勤の関係で急いで部屋探しをしていたとき内見したお部屋で、築はちょっと古いけれど、とにかく広いし、お部屋数も多いし、バルコニーも広い!見晴らしも良く、浴室乾燥機もオートロックもモニターインターフォンもある!
申し分ない部屋でした。
ここに決めたいな~、と思ってふと気が付きました。
おそらく寝室や子供部屋に充てるだろうお部屋が二つあったのですが、どちらにもエアコンの設置がないことに。
まあ、賃貸だったらエアコン一台しかついていないなんてことはざらですし、リビングにはちゃんとついていたので取り立てておかしいわけじゃないのですが・・・・。
この部屋、北向きとはいえ、窓は出窓だけ。
夏、どうなんだろ。後からエアコンつけられるのかな?と、部屋の中を見回してみたものの、エアコンのホースを通す穴も、エアコン用の電源も見当たりません。

恐る恐る不動産屋さんに聞いたところ・・・

「あー。ここと隣の二部屋は、エアコンつけられないですね。ほら、室外機置けないし。こっち側にはバルコニーないですしね。あははは」

あははは、じゃないだろう!
ここ数年、酷暑だぞ?!無理だろ!

仮にこの物件に住んだら、夏はマットレスをリビングに運んでそこで寝ることになる未来がぱあっと見え、ものすごく惜しいと思いましたが、その部屋は諦めました。
実際のところ、バルコニーがなくても室外機を壁づけできるケースもあるので、相談してみると良かったかもしれませんが、賃貸だとなかなか難しいですよね・・・。

内見時期が春や秋だと、エアコンについてついつい軽視しがちになるけれど、酷暑や極寒のときこの部屋がどうなるか、推測するのってとっても大事!と教えてくれた部屋でした。

あかんと思った部屋 7

7. 共有部分が雨ざらしであかん部屋

実はこれ、今住んでいる部屋です(笑)
なんだかちょっと変わった形をした建物で、玄関出てすぐは屋根があるので濡れないのですが、そこから階下に伸びた階段の上には屋根がなく、まさに雨ざらしに。
なので、雨の日に家に帰ってきても、一階のお部屋の前には屋根があるにもかかわらず、傘を差したまま屋根の下を通り過ぎ、階段を上って玄関前にたどり着いたところでやっと傘を閉じられるという・・・。
こういった物件のなにが大変かって雨の日に大量の買い物をしたときですね。
腕はもげそうに痛いし、傘は邪魔臭いし・・・。
内見に来たときは晴れていて全然気にしていなかったのですが、雨の日、この建物がどんな状態になるのか考えるのも大切かもしれませんね。

ちなみに、以前住んでいた物件では、共有部分がしっかりと屋内になっていて、風雨の吹き込みもないタイプだったのですが、あるとき水浸しになってしまったことがあります。
水の浸入経路は上。消防や貯水タンクの清掃管理で業者さんが通るハッチが、大風によって開放されてしまい、そこから雨が大量に入ってしまったためでした。
ただ、まさかそんなところが開くなんて住人は思いもよらず、放置が続いてしまったこともあって水は吹き込み続けました。
結果、共有廊下には水たまりが大量にでき、晴れた日が数日続いてもなかなか水がはけませんでした。
このように、一見すると水浸しとは縁遠そうな物件でも、思わぬところから水の浸入を許してしまうケースもあるのでご注意を!

あかんと思った部屋  8

8. 終わりに

いかがでしたでしょうか?
私はどうも不動産運がそれほど良くないのか、あかん物件に当たる確率が高い気がします。
が、この記事を読んでいただいた方に私の体験が少しでも役に立ってくれれば、私の運の悪さにも意味があるというもの!

うーん、私ポジティブ!

「君の場合はポジティブというよりは、問題から目を背けたがっている現実逃避に見えるがね」

とは、旦那さんの言です。
腹の立つ夫です(# ゚Д゚)

とりあえず、次にお引越しを余儀なくされたときは、旦那さんにぎゃふんと言わせられるような素敵なお部屋を見つけてみせたいと思います!

お部屋探しを検討されている皆様、お部屋を売りたいとお考えのオーナー様。
お互い頑張りましょうね♪

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