収納の少ない部屋にメリットはないのか探してみた!

皆さん、こんにちは!
お片付けが苦手主婦、ヤマダです!

主婦としてお片付けが苦手って実はかなり致命的(笑)
けど大丈夫!そんな私にも強い味方がいます!

そう、それは「収納」!!!

広い収納さえあれば、多少片付けができなくたって大丈夫。
不要な物をぽいぽいっと入れておけばあら不思議!お部屋がすっきり・・・・。

家族その1 
旦那さん
 「おい~!俺の髭剃りどこしまった?ここで充電してなかったっけ?ってかお前、俺の髭剃りで脇剃ったりしてないだろうな!」

 「(するか!(# ゚Д゚) ・・・けどどこしまったっけ?記憶が喪失している・・・)」

家族その2 
おじいさんチワワ
 「(わしのおもちゃはどこかいのう・・・・。ずっと探してるんだがのう・・・。探し過ぎてくたびれてしまったわい。ちと撫でてくれるかの?)」

 「(知らんわ!けど可愛いから撫でるわヾ(・ω・`))」

・・・・うん。広々収納があっても私では使いこなせない。
じゃあ、私みたいなのが収納のない家に住んだら・・・。考えるまでもありませんね。家がカオスになる。
そもそも収納が少ない家なんて論外!!!
良いお部屋と広い収納はセットです!

と、考えていた私ですが最近、友人からこんな話を聞きました。

「今はあえて収納の少ない家に住む人もいるらしいよ」。
なぬ?!

あえて収納の少ない家に住む?!

意味がわからない・・・・。

しかし調べてみると収納の少なさに魅力を感じている人も実際にいて・・・。

というわけで本日は、収納が少ない部屋のメリットを探してみたいと思います!

収納の少ない部屋



1. そもそも作り付け収納にはデメリットがある

収納にデメリットなんてあるのか?
と思いますよね。
けれど、考えてみると意外とあったりして・・・。

・作り付けの収納は移動ができない
・作り付けの収納のせいで部屋が狭くなる
・収納はカビに弱い

では一つずつ見てみましょう~!

① 作り付けの収納は移動ができない

そう!これは大きいかもしれません。
作り付けの収納があると、どうしたって模様替えがしにくい!
たとえばですが、家中の本を置けるような巨大な作り付けの本棚をリビングに設置していたとします。
この場合新しく書斎を作りたいと考えようにも、本棚をリビングに作り付けしてしまったがゆえに、新しい部屋に本棚を作ってそちらへ本を大移動、とはなかなか考えにくくなります。
可能性が減る、といってもよいでしょう。

ちなみに、私も収納があるがゆえに模様替えの可能性を最近諦めたばかりです。

引っ越した家で初めて作った書斎での話なのですが、右利きの私は当初、左から窓の光が入るような位置に机を置けたらな、と思っていました。旦那さんも自分の机を書斎に置きたいと言っていたので、左利きの旦那さんは右側から光が入るように、背中合わせに机を置いたら合理的だよね、と考えていたのです。
しかし、その願いは叶えることはできませんでした。引っ越した家では、窓に向かって右側の壁に収納の扉があったからです。私がそこに机を置いたら、クローゼットがまるっとふさがってしまうので・・・。
結局、光のことは諦めて窓に面した位置と壁に面した位置それぞれに机を置くことになりました。

このように収納があることで希望のレイアウトを諦めなければならないケースがる、というのは収納の一つのデメリットといえるでしょう。

② 作り付けの収納のせいで部屋が狭くなる

これもあるあるです。
実は昔一人暮らしをしていたころ、ちょっと思ったことがあります。
六畳の部屋に大容量の押入れがついている部屋で、まずまず満足はしていた私。
しかし、友達が遊びに来たとき、母が上京してきたときなど、複数人が部屋に入ると、まー狭い!
収納のところまで部屋だったらもう少しゆとりをもって泊まってもらえるのに、と思ったものです。
ドラえもんみたいに押し入れで寝てやろうかな、とか(笑)
まあ、ワンルームでまったく収納がないのはさすがに困るので、これはちょっと極端な例ではありますが、収納によって狭さを感じてしまうケースは意外と多いです。

2収納の少ない部屋

③ 収納はカビに弱い

以前、「主婦VSカビ」でもお話しましたが、カビは狭くて暗くて風通しの悪いところが大好きですよね。
収納、特にクローゼットや押入れはその条件にぴたりと合致します。
閉め切った状態で長く置いたままにしておくと、カビ臭くなったり、実際にカビが生えたり・・・。
虫に衣類をやられたり・・・・(ノД`)・゜・。
密閉空間になりやすいがために、空気の流動が少なくじめじめ大好きなカビに好かれちゃうんですよね。
もっとも除湿剤を入れたり、防湿用マットを敷いたりで随分押さえられはしますが、湿気がたまりやすい場所として収納が上位にランクインしてしまうのは間違いないでしょう。



2. 収納が少ないことによるメリット

収納が少ないことによるメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

実際に収納が少ない部屋を買った友達がいたのでリサーチしてみたところ、以下の利点を挙げてくれました。

・部屋が広く見える
・可動式の収納で部屋をカスタマイズしやすい

一つずつ見てみましょう♪

① 部屋が広く見える
新しいお宅ではリビング収納をあえて撤廃した友人のAちゃんに言わせてみると、

「リビングに本来収納なんていらないと思う」。

らしい(笑)
なかなか過激な意見ですね。

しかし、聞いてみるとなるほどとも思いました。

Aちゃん
「リビングみたいな人の出入りの激しいところに収納があると、収納の中の物も雑多になるし、そもそも自分の物を自分で管理するという気持ちがあんまり育たなくなる気がするの」

「Aちゃん家、お子さん小学生だったよね」
Aちゃん
「そうなの!子どもがいるとお片付けは永遠のテーマなんだけど、手近なところに収納があるとどうしてもぽいぽい入れちゃって・・・。それを子どもたちも真似しがちでね。
これはいかん!と思って今の家ではあえてリビングに収納は作らなかったの。各自の物は各自の部屋に片付けなさい、入れられるところはそこしかないでしょ!って物理的な根拠で言えるように。
で、収納がなくなった分リビングかなり広くなってね。お客さんもたくさん呼べるようになったの」

なるほどな~!!

確かにここ数年、リビングとダイニングをくっつけ、リビングダイニングとするのが主流となるなど、広々とした空間を大事にしたお部屋が流行しています。
家族の憩いの場は広くしたいという、購入者のニーズを受けてのことでしょう。
また、一軒家のモデルルームを見ていて感じたのは、最近の住宅には廊下が少ない、ということ。
廊下が削られ、リビングの中に階段を配し、二階へ行けるようにする住宅が増えているんです。そうすると気になるのが一般的によくみられる階段下の収納です。もちろん階段下収納がある家もありますが、中にはあえて収納を作らず、階段下も見通せるようになっている物件があります。
階下を容易に覗き込めるようなタイプの階段を作ることで、お部屋の広さを視覚的に演出しているんですね。

収納がまったくないのはさすがに困りますが、広くしたい部屋を限定して収納を削ることで広さを手に入れる、という方法には確かな効果があると思います。

収納の少ない部屋  3

② 可動式の収納で部屋をカスタマイズしやすい

デメリットで申し上げた通り、作り付けの収納は移動できません。
そしてまた、ちょっとドアの色を変えたいな~と思っても簡単には変えられません。
そういう意味では住んだ家のカラーに合わせて部屋をレイアウトするしかない・・・・。

昔、とある物件にて、部屋の壁紙は白、床は薄いブラウンのフローリングへリノベーションされていたのに、なぜか収納だけは昔ながらの押入れで、しかものび太君の家みたいな大きな水玉柄の襖だったことがありました。
あのときはさすがにこう思いましたね。

「なんでやねん!壁も床も洋風にしてくれていて、なんでここだけ昭和やねん!」

と。

この襖のせいで部屋の調度を昭和に寄せるしかなく、なんともちぐはぐなインテリアになってしまった苦い記憶は今も消えていません。
ちなみに先ほど出てきたAちゃんがこんなことも言っていました。

Aちゃん
「収納なんて、最近はインテリアでなんとでもなるしね」。

そうなんです!
最近のインテリアは実にすごい。
㎝単位で選べるほどサイズが豊富だし、クローゼットや本棚でありながら圧迫感のないデザインやカラーで部屋の間仕切りに使えたり。
元から住宅に備え付けられている押し入れやクローゼットのような収納だと、棚板の高さを変えられなくて不便さも生まれるけれど、棚板の高さを自由自在に変えられる家具は今や珍しくありません。

そういう意味では最初から収納を作りつけておくよりも、面積を広く取っておいて自分のライフスタイルを見て家具でカスタマイズする方が、お部屋の可能性は広がるといえるのではないでしょうか。

収納の少ない部屋 4

3. 家に物を置かないという選択肢もある

先日情報番組で見たのですが、ここ数年、物を持たない人が増えている、とか。
物をたくさん持っていなくても良い、生活できるだけ物があれば良い、という考え方ですね。
確かに人間は物を持ち過ぎかもしれないなあ、と物にあふれた部屋を見てしみじみ感じます。
我が家はドン・キホーテばりに物がありますからね(大げさ?)

物どころか家すらも持たず、自由にあちこちを飛び回って生活する人だっている現代において、物を詰め込むための収納がはたして必要なのか。
ちょっと考えさせられます。

そもそも今家の中にある物はすべて常に身近に置いておかなければならないものなのか?
そう問いかけてみると、「いや~、全部はいらないかな?」という私のような方もいらっしゃるのでは?
そんな現代の風を受けてなのか、ここ数年、トランクルームの利用が増えているようです。
結婚を機にトランクルームを契約する、とか、子どもの教科書や図工の作品などをしまっておく、など用途はさまざまのよう。
そういわれてみればトランクルームをよく見かけるようになったな、とも感じます。

収納の少ない部屋 5

また、以前、お部屋探しをしているとき、集合住宅でありながら家の中ではなく外に物置がある物件をいくつか紹介されました。
「普段使わないバーベキューセットとか入れておくのにも便利ですよ~」
と、仲介業者さんがおっしゃったのを聞いて思いました。
必要な物だけを家の中へ不要な物は外部に預ける、というように物を選別すれば、収納はもしかしたらそこまでたくさんは必要ないのかもしれないと。

4.終わりに

「大は小を兼ねる」
「ないよりはあったほうが良い」

この考え方、私は好きです。
ちゃんと使えるならどんな物でもたくさんあって良いって思います。
けれど、たくさんあることに安心、慢心してしまう危険も実はこの言葉ははらんでいます。

たとえば、お菓子が安売りしていてたくさん買ってきてしまったとき、
「まだまだたくさんあるし、たくさん食べて良いよね」
とついつい食べ過ぎてしまい、体重がえらいことになった、なんて惨状を招いてしまうのと同じように、
「大きな収納があるから安心」
と物を増やし続けてしまい、いつしか物が入らなくなる、なんてこともないとはいえません。
だったら、最初から少ない収納で、物を管理して生活する、という生き方もありなんじゃないかな、と思ったりするわけです。
かなり極端な例ですけれども(笑)

「収納が少ないからこの物件いまいち」
というように、収納は物件の善し悪しを大きく左右します。
しかし、今一度考えてみてください。本当に収納が少ないことでその物件はいまいちな物件なのか。
収納が少なくても、それを超える魅力が本当はあるんじゃないのか。
もしかしたら自分らしく暮らせる要素を持った素晴らしい物件じゃないのか。

お部屋探しの際は、収納に縛られて可能性を見逃されませんようご注意いただければと思います♪

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