主婦だって書斎がほしい2 

~狭い家にて書斎を作った話~

皆さん、こんにちは!
転勤族の旦那さんとおっとりおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

さてさて、以前「主婦だって書斎がほしい!」という記事で、主婦にだってゆっくりくつろげる空間があってもいいよね、なんてお話をしたのですが・・・・。

なんと!!なんと!!!!
今回旦那さんの転勤により引っ越した先で書斎が持てることになりました!

ひゃっほ~!!!!らりほ~!!!アミーゴ!いえ~い!!!!!!

しかし・・・飛び上がったのも束の間・・・・。

旦那さん
「喜んでいるところ悪いけど、俺と共用だから。二人で使うから」

「(Σ(゚д゚lll)ガーン)」
お前と一緒?!
なんでだ!なんでそうなるんだ!書斎ってそういうものじゃないだろ!!

と憤慨したものの・・・。

旦那さん
「だってこの家は狭い。二人分の書斎は当然作れない。けど、一部屋ならなんとか可能だ。それに君は平日の昼間に家で仕事をしている。俺は昼は会社、夜帰ってくる。時間帯ずらして使えば一部屋でも問題ないだろ」

「・・・・」

まあ、確かに・・・。
お引越しした家の間取りは3DK。旦那さんと私、それぞれ一室ずつ持つのは間取り的にも無理があります。書斎を作るなら当然一部屋になりますが、どちらがそこを占有するかでもめるのも敗れたもう一人に負の感情を植え付けるだけのつまらない争いにしかなりません。
それに、時間差で部屋を利用するという案も無駄がなくて十分検討に値する内容です。
というか!普段支離滅裂なのに今回はやけに理路整然としている!あいつなにか悪いものでも食べたのか?!

と、それはさておき、部屋自体は共用で良いにしても、できれば机くらいは自分とあいつで分けたいところ!

友人A
「あんた・・・そんなに旦那毛嫌いするなら別れたら?」

この話をしたときの友人Aからの助言ですが、だって!あいつポテチ食べながら漫画読むんだもん!同じ机は断じて嫌!!!

というわけで、新居では二人で一室の書斎を作ることになりました。
今日は二人で一つの書斎を作るにあたり、私なりに思ったことをお話していきたいと思います。

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1. 子供部屋を見習って書斎を作ってみた

「二人で一つの書斎を使うとなるため、できれば机は二つ入れたい」

との希望を旦那さんに出したところ、驚くことに即座にOKがもらえました!

理由は簡単。

旦那さん
「君、散らかすし、俺のもの勝手に触られても困るし」

「(こっちの台詞じゃ!(# ゚Д゚))」

と、まあ、書斎を作る以上、机は自身のプライベート空間。
お互いが不可侵の領域を持つということで決着がつきました。

ただ、同じ部屋に机が二つ。さらに私の本たちが入る本棚と旦那さんの漫画たちやフィギュアたちの入る棚も入れなければなりません。

正直、個性の違う二人が書斎を作ったら、統一感のない空間になることは間違いないでしょう。
せっかくの書斎がごちゃごちゃのぐちゃぐちゃに見えるのは避けたいところ。
どうすればそんなカオスな状況から脱することができるのか。
と悩んでいて気が付きました。

「一部屋を二人で使う」

これ、昔やってたじゃん!と。

私には妹がいて、実家が狭かったため高校生くらいまで二人で一部屋を使わされていたのです。あのときの経験を活かしつつ、二人でも一部屋を上手に使える方法を考えてみました。

① 間仕切りを利用して部屋を区切る

一番手っ取り早い方法がこれです。
仕切り方としては以下が考えられます。

・壁、ドアを作る
いわゆる改築により、壁やドアの新設を行う方法ですね。
持ち家であればこれも可能でしょう。ただ、作りたい壁の厚さが厚い場合、天井や床の強度が心配ですので、専門業者によくよく確認をする必要があります。
費用については厚さ、面積、素材などで大きく変わりますが、5万円~20万円程度は見ておくことをお勧めします。
また、一度作ってしまうと撤去するのにも費用がかかるので、今後の部屋の使い方を熟考したうえで新設した方がよいですね。

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・パーテーションをつける
よくオフィスで使われるパーテーションですが、素材やデザイン性にバリエーションがあるので、書斎の間仕切りに使うのにも便利そう。壁の新設よりも簡易な工事で取り付けが可能ですし、衝立のような可動式のものであれば工事も不要。
曇りガラスタイプの物だと光の透過が望めるため、間仕切りにより部屋が暗くなる、などの心配も少なくて済みます。
また、天井一杯まで覆うタイプや、天井から数センチ隙間が空いているタイプ、立ち上がると間仕切りの向こうが確認できるタイプなど、高さも選べるのがパーテーションの最大の利点です。書斎の使い方に合わせたものをチョイスしましょう。

・アコーディオンカーテン、ロールスクリーンをつける
パーテーションよりもさらに手軽に取り付けができるのがこのタイプです。
通販サイトでも取り扱いが多く、数時間もかからず取り付けができます。業者の方に頼まず取り入れられるのがやはり嬉しいですね。
また、壁やパーテーションだと迂回しないと部屋を突き抜けられませんが、アコーディオンカーテンやロールスクリーンなら迂回も必要ありません。壁やパーテーションより音の防御力は低いので、プライバシー保護ではやや落ちるのが難点。

・家具を利用して部屋を区切る
工事や取り付けが一切必要ないのがこのタイプ。
本棚や、コート掛け、姿見などを利用して部屋を物理的に分ける方法です。
最近はこのタイプの間仕切りが多く見られ、間仕切りをしても部屋が狭く見えないようなパイプ式のラックなどが人気です。

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私と妹のときは二段ベッドを真ん中に置いて、二段ベッドの右と左で部屋を区切って使っていました。
確か映画「耳をすませば」の主人公、雫の家もそんな使い方をしていましたね。

ただ、壁をつけるとか、家具で仕切るには部屋が狭すぎる・・・という場合もありますよね。
そんなときどうしたら良いかも考えてみました!

② 色彩を工夫して統一感を演出する

部屋の中ががちゃがちゃ見える最大の原因は「色彩」です。
系統づけられていない色の乱立が目立つ部屋は整理整頓がなされていない部屋に見えがち。
しかし、部屋の中を占める家具の色彩に規則性を持たせることで、ごちゃごちゃ感が解消します。

・室内の家具のベースカラーを決める

すべての家具がまったく同じ色でなければならないというわけではありませんが、基本カラーを決め、それに近い色合いで室内を統一すれば、小物の形態や色彩にばらつきがあったとしても調和が取りやすくなります。
その際、壁や天井の色とそれほど差がない色を選ぶと空間に広がりが出ますので、二人分の荷物がごちゃごちゃと収まった我が家の書斎のようなお部屋に最適でしょう。

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・色の対比を利用して規則性を表す

先ほどは同じ系統の色で統一することで室内の調和を演出する、とお伝えしましたが、二人で書斎を使う場合、使う人それぞれにベースカラーを決め、その色の対比でもって室内の規則性を演出する方法もあります。

たとえば、片方の人の使用する本棚、机などのベースカラーを黒とします。
対してもう片方の方の使用する本棚、机などのベースカラーを白にします。

こうすることで、間仕切りを使わなくてもお互いの領域が明白になります。
補色でまとめると対比が際立って効果的です。

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ちなみに、我が家は補色ではありませんが、家具の色で書斎の統一化を図りました。
旦那さんが茶色。
私が白です!

我が家のおじいさんチワワと同じ配色です(笑)

もともと壁が白いので、思ったよりしっくりなじんでいて使い勝手は上々です♪

2. 書斎の顔、机はどこへ置くのがベストか

実は結構もめたのがここ。
お互いの家具の色で陣地を決めたまでは良いのですが、二人とも机は窓際に置きたいと譲らず(笑)
特に書斎にと考えた我が家のお部屋は狭く、二人の希望通りに窓側に机を並べて置くのはどう考えても無理。どちらかの机は壁側に寄せるしかなかったのです。

それにしてもなんでそんなに窓側が良いのか。
お互いに主張し合いました。

旦那さん
「紺詰めてプラモ作った後に、ふっと窓の外を見たら気持ちが和らぐ」
「風が気持ちいい」
「手暗がりにならない」

・・・君がプラモを作るのは金曜日の夜だろう。夜に窓の外見ても真っ暗やんけ!
と、突っこみたいのを堪えながらこちらも窓側がいかに良いかアピールです!

「背中側が窓だとパソコンの画面が光って見にくい」
「仕事の合間に窓の外を見られれば気分転換になって仕事がはかどる」
「手暗がりにならない」

旦那さんの意見と大差ないことしか言えませんでした・・・。
直感的に窓側に惹かれる我ら夫婦ですが、もしかしてなんらかの理由があるのではないかと思い、風水で調べてみました。

すると、風水では「窓側を向いて座るのが吉」との結果が出ました。
しかも窓の方を向いて座る方が、出世しやすいとか。
理由は机で作業をしているとき、後ろが窓やドアだと、背後の気配が気になって集中ができず、仕事に差し障りが出やすいからだそうです。

野生の勘が働いて二人とも窓側を熱望したのかとも思いましたが、理由を聞くとなるほどという感じです。確かにドアの近くで仕事をしていると、外の気配が漂ってきて気が散ることが度々あります。

この場合、旦那さんは机で漫画読むかプラモ作るだけだし、私が窓側もらってもいいよね?!

と思いつつ・・・なんちゃって亭主関白な我が家は旦那さんに窓側を譲ることに・・・。気になっていた手暗がり問題もデスク用のライトを導入して解決したのでよしとしますが、せっかく譲ったんだし、旦那さんには出世してほしいものです(笑)

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3. 終わりに

二人で書斎を共有して使うケースは少ないかもしれません。
が、男女平等の今の時代、ご主人だけではなく妻だって書斎がほしいな、と考えるのはごく普通のことです。そんなとき、広いとは言い難い日本の住宅事情においては、書斎のシェアも決して突飛な考えではないと思います。
事実、子供部屋は兄弟姉妹でシェアさせていますものね。

書斎のシェアを旦那さんと始めて数日。今のところ順調です。
時間差で使用する場合が多いですが、ときには同じ時間帯に書斎を使うときもあります。この場合、かなりもめるかな、と思いましたが、案外そうでもありませんでした。
確かに一人で閉じこもるわけではないので、多少の気遣いは必要になります。しかし、書斎は本来各々の好きなことを黙々とする場所。干渉せずそれぞれの机で作業できる空間は適度な距離感が保たれていてむしろ快適です。
リビングだとなんか一緒になにかしなきゃ~みたいな空気になるけど、書斎にはそれがない、みたいな。

それぞれのご家庭の状況にもよると思いますが、家庭円満のツールの一つとして、書斎を考えてみるのも面白いかもしれませんよ♪

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