転勤族の妻が語る引っ越しハプニング

皆さん、こんにちは!
転勤族の旦那さんとおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

ここのところ転勤もなくてほっとしていたのですが、再び旦那さんの転勤が来てしまいましたよ・・・。
部屋探しに、現在の部屋の解約、役所への転入転居手続き・・・。
悪夢のようなあの日々がまたやってきます・・・。

そしてそして、最大の難所!引っ越し!!!

引っ越しにまつわるもろもろの作業の煩雑さにめまいがしそうです。
何度か経験しましたが、引っ越しは思わぬハプニングがつきもの。
ということで本日は私が経験した引っ越しハプニングを通し、引っ越しをする上で注意したいことをお話ししたいと思います!

引っ越しハプニング


1. 引っ越し見積もりには危険がいっぱい!

引っ越しをする上で一番気になるものはなんでしょうか?

ずばり!費用だと思います。

引っ越しハプニング   2

家族が増えればそれだけ荷物も増え、それに伴い費用もかさみますから、主婦としては一円でも安い引っ越し業者を頼みたいと思いますよね。
というわけで、できるだけ費用が安い業者を選択しようとネット検索に精を出します。
しかし、このネット検索にも注意しないといろいろ面倒なことが・・・・。

① 一括検索サービスを使うと引っ越し屋さんの圧がヤバイ

一口に引っ越し屋さんといっても、大手から中堅、地元密着型と様々な企業があります。
どこに頼めばいいかわからないとき、一括で複数の企業に見積もり依頼ができるサービスがネットにはあります。
住所、氏名、電話番号、メールアドレス、大体の荷物の量、新居の住所や形態、エレベーターの有無など、引っ越しに関する項目を登録するだけで複数の引っ越し屋さんと簡単にアポイントが取れるので便利ではあるのですが・・・。

いや~・・・。
電話が!電話がひっきりなしにかかってくる!!

メール連絡をしてくれるところもありますが、引っ越し業者さんはまずは電話!と思われているのでしょうか・・・。電話でのアポイントの圧が半端ない(-_-;)
しかも、一度断った会社でも社内の連携ができていないのか、別の営業担当が掛けてくる、なんてことも・・・・。

特に引っ越しオフシーズン、5~8月や11月は引っ越し業者さんの熱意が違います。
まー、恐ろしいほど全然、電話が鳴りやまない(笑)
たくさんの電話がかかってくると戦いてしまうような方は、一括見積もりは使わない方がいいかもしれません。

② ウェブサイト上の金額はあくまで目安と考えないと絶望する

一括見積もりサービスを使わなくても、地道に自分で引っ越し業者さんのウェブサイトを検索する方法もあります。
各企業、お得な引っ越しプランをウェブサイト上で掲載してくれているので安心・・・と言いたいところですが、私の経験上、引っ越し業者の費用ってウェブページに記載がある金額通りにはいかないことがほとんどです。
なぜなら、ウェブページ上の金額はあくまで目安であり、実際の金額は以下の条件の元で各企業の基準で算定されているからです。

・移動距離。所要時間
距離が長ければ長いほど、作業員の拘束時間も増えますので、距離の長さは見積もりに大きく影響します。

・荷物の量
料金プランを使って契約をしても、当日想定以上の量であれば料金が加算されます。

・実費料金
高速道路を使う場合の高速道路代、車を停める場所がない場合の駐車場代など、引っ越し作業によって当日かかった料金は利用者の負担となります。

・季節料金
1~4月の引っ越しが盛んな時期は、人も車両も足りないので、通常料金にプラス料金が加わるのが普通です。加算額は各企業の裁量によります。

・オプションサービスの有無
各企業によって差が出てきますが、代表的なところでは以下があります。
 ・エアコンの設置
 ・洗濯機の取り付け
 ・ハウスクリーニング
 ・自家用車の運搬
 ・ペット運搬
 ・不用品処分

このほかにも、盗聴器がついていないかどうかの確認を行ってくれる業者もあります。新居が中古マンションや賃貸物件の場合にはそうしたトラブルもあるそうで、女性の一人暮らしなどでは利用する方も多いそう。

各家庭によって荷物の量もライフスタイルもさまざまです。
それゆえ、ウェブにある金額はあくまで目安レベルと考えていた方がいいな、とは何度か引っ越しを経験した私の感想です。

以前、お二人様で40,000円!とウェブ上でうたっていた引っ越し業者さんに見積もりをお願いしたところ、こんなことを言われました。

引っ越し業者Aさん
「申し訳ありません。想定以上のお荷物がありますので、40,000円では・・・。距離もありますし110,000円でしたらお請けできるんですが・・・」

「ええ?!でも40,000円って・・・」
引っ越し業者Aさん
「確かに一般的なお荷物の量であればもう少し勉強させていただけるんですが、何分お荷物が多いですから・・・」

Σ(゚д゚lll)ガーン

引っ越しハプニング   3

まあ、しかし引っ越し会社も慈善事業じゃないので、仕方なかったんでしょうね・・・。
むしろこうやってはっきり言ってくれる営業の方は誠実だと思います。

見積もりを取りにきた営業さんが「大丈夫です!」と請け合ってくれたものの、当日作業に来られた方から、
「これは無理!」
と運んでもらえなかったという苦い経験も実はありますので・・・・。
あのときは仕方なくレンタカーを借りて自分で運びましたが、死ぬかと思いました(笑)
なので、かなり安価なときは、本当に大丈夫なのか、相見積もりを複数業者に取り、何トントラック相当の荷物になるか合わせて確認した方が良いと思います。
他社の見積もり上で同じサイズのトラックで見積もられていれば安心ですからね。

③ 電話見積もりとネット上の見積もりは信用してはいけない

よく電話見積OK!とか、サイト上で荷物の量を登録するだけ!なんて感じで引っ越し見積もりを請け負ってくれる業者さんがありますが、私は電話やネットだけでの見積もりは否定派です。
なぜなら、電話やネットはあくまで自己申告となり、客観性がありません。自分の荷物を自分の感覚で申告するとどうしても抜けが出て、結果、認識していたよりも荷物が多くて運べない、ということになりませんからね。

実際、私も電話だけで見積もりをしてもらったことがあります。
この量なら2トントラックで十分ですね~、なんて電話口の担当者さんが言ってくれていたのですが、当日荷物を載せてみると、十分どころかパンパン!
作業に来てくれた方が優秀で、積み方を工夫してくれたからなんとか載りましたが、もしもそうじゃなかったら危ないところでした・・・。
このケースは認識していた以上の荷物が実際にはあったことを、私自身が把握できていなかったために起こっています。
どんな仕事でもそうですが、自分だけではなく第三者の目が入る方が安心ですから、見積もりを取る際は訪問見積もりをお勧めします!


2. 新居に荷物が入らない!

見積もりをクリアしていよいよ引っ越しとなったとき・・・。
えらいこっちゃ!と思ったのが、これ。

引っ越し先に荷物が入らない!!!

部屋の縦横の長さも測り、家具のサイズも配置も確認はしていたのです。が、まさかのドアを通らない!!!

日本の住宅のドアの横幅は78cm以上が標準規格です。けどこれはドア枠まで入れてのサイズで実際の幅は70cm切る場合もあります。
この幅が結構まずい!
ベッドがどうしても入らない・・・。

幸いにも新居が3階だったので、上からつるして引き上げる方法でなんとか入れてもらえましたが、これ以上の高層階だった場合、人力でつるす方法も使えず、クレーン車で入れるしかないとのこと・・・。

ちなみに私の経験で通らなかったのは玄関ドアだけですが、意外とヤバイのが共有廊下、階段です。
自宅の中の寸法は測っていても、共有廊下や階段、エントランスの幅って案外盲点ですよね。
でも引っ越しって共有廊下や階段を行き来して行うので、当然その幅が家具以下のサイズだと玄関ドアのときと同じように窓から入れるしかありません。

人力でつるして入れられるならまだしも、クレーン車となると料金もその分かさみますし、一日で引っ越しが終わらない可能性も出てきます。
そうならないよう、お引越し前にお部屋のドア、廊下、共有廊下、共有階段など、荷物が通りそうな場所のサイズは把握しておきましょう♪

引っ越しハプニング   4

3. 「引っ越しで壊れた」と証明するのが大変!

これは私が会社に勤めていたときの話です。ある日、勤めていた会社が移転することになりました。
会社の移転・・・・非常に面倒です(笑)

準備だけでてんてこ舞いでぐったりだったのですが、準備した甲斐もあり、搬出は無事に終了しました。
残すは新事務所への搬入です。先回りして新しい事務所へ向かったものの、荷物を載せたトラックがなかなかやって来ません。

「道に迷ったのかねえ?」
「いやいや、それはないでしょ」
「まさか事故?」
「まさかあ」

などという会話をしていたら、まさかまさか・・・。
本当に引っ越し業者のトラックが事故に遭ったという連絡が!

幸いガードレールを擦っただけで、誰かを巻き込んだわけでもなく、引っ越し業者の方に怪我はなかったのですが、ラックや机などが破損してしまう結果になりました。

これに専務が大激怒・・・・。
結局、無事な分だけを搬入し、残りは後日保険で補償されることに・・・、
ただその机が本当にそのときの事故で壊れたものなのか、という点で引っ越し業者ともめて、補償されるまでに一か月以上かかりました。

引っ越しでは交通事故リスクだけではなく、運搬時にものを落とす、住居を傷つける、なんて事故は起こり得る事態です。
一度、引っ越し中の業者が窓から箪笥を入れようとしてスムーズに入れられず、建物下に置いてあった車の屋根にバーン!!と落ちて、車の屋根がへこむという現場を目撃したこともあります・・・。
そんなことが普通に起こり得るのです。

もちろん、「落としちゃった、てへ!」ではすみません。
てへ!で済まさないよう、通常、引っ越し業者に見積もりをお願いすると、「標準引越運送約款」なるものを提示してくれます。
これは国土交通省により定められたもので、ここに書かれた内容を引っ越し業者は遵守しなければなりません。
ここには万一の事故の際は速やかに報告することや、引っ越し業者が注意を怠らなかったと証明しない限り、荷物の破損や紛失が起こった際は速やかに補償する、などが細かに記載されています。

参考:近畿運輸局ホームページ
http://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/butsuryu/riku/24_4.htm#JUMP9


ただ、引っ越し業者が「これは引っ越し時の破損ではない」「こちらは問題なく作業を行った」と利用者側の意見と食い違う主張をした場合、補償がされないケースもあります。
そうならないよう破損を発見したら写真や動画にて証拠を撮っておき、明らかに引っ越し時の破損であると言えるよう証拠を残しましょう。
また、リスクヘッジの意味も込め、契約時に引っ越し業者に申し出て「引越荷物運送保険」の有無を確認したうえで加入できそうならしておくことをお勧めします。保険料は1,000円から2,000円程度ですからかけておいて損はないかな、と思います。
ちなみに、「運送業者貨物賠償責任保険」という保険がありますが、これは引っ越し業者が加入している保険で、利用者が保険料を払うものではなく、有事の際は引っ越し業者が保険会社への保険申請を行うものです。
''「引越荷物運送保険」とは別物になりますから、
「保険入ってるから大丈夫ですよ♪」と言われたら、保険名は確認してみてくださいね。''

引っ越しハプニング5

4.終わりに

ヤドカリではないので、人間のお引越しはいろいろと準備やら、人手やらがかかります。
それゆえ、イライラもします。
日程調整とか荷造りとか、役所の手続きとか・・・。
そしてこの多忙な時期を乗り越えたとたん、体調を崩したりします・・・。
ようは引っ越しに力を入れ過ぎて、くたびれてしまうんでしょうね。
引っ越し後にうつになるなんて話もあるくらいですから、それくらい引っ越しは気力も体力も使うものと言えるでしょう。

実際、私も胃が痛いです・・・・。
しかし、引っ越しとは本来楽しい行事のはずです。新しい家での新しい生活を迎えるための心躍る行事のはずです。
なので、あまり考えすぎず、焦らずに一つ一つ片付けることをお勧めします。焦っていろいろ決定しても、結局良いことはありませんからね。

さてさて!今回は私の失敗談から、引っ越し時の見積もりや事前の部屋確認、ものが壊れたときどうなる?などなどをお話ししてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
私の経験がこれからお引越しされる方の参考に、少しでもなればこの上なく幸いです。

引っ越しハプニング6

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